hirax.net::WEBページは会社の鏡::(1999.04.24)

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WEBページのカラーを考える 1

  今回は、WEBサイトのトップページから会社の雰囲気を考えたい。まずは、WEBのレイアウトを手がかりに考えてみたい。というわけで、以下に出てくる各企業に対する記述は全てWEBのレイアウトから考えていることであって、現実とは関係がない。誤解のないように。
 まずは、以下の一覧を眺めてほしい。いずれも、デザイン、色について考えているであろうと思われる企業である。

Xeroxと富士Xerox
Kodak
Canon
FUJIFILM
RICOH
Apple
sgi

 それぞれ、2つづつ並べたが、左がアメリカ版、右が日本版である。同じ企業でも結構違うものである(Xeroxと富士Xeroxは同じ会社ではないが)。こうしていくつか並べてみると、アメリカ版と日本版の雰囲気の違いが見えてくる。
また、他にも思いつくことがある。例えば、こんな感じである。

  1. アメリカ版と日本版は結構違う。
    • アメリカ版と日本版にはそれぞれ共通の雰囲気がある。
    • アメリカ版より日本版の方が密度が高い。高すぎると言っても良いくらいだ。
    • 日本版はどの企業も雰囲気が似ている。
  2. アメリカ本社と日本支社という関係の会社はアメリカ版と日本版が「うりふたつ」である。


 以上の考えを基に、もう一度個別に眺めてみる。

 まずは、Xeroxと富士Xeroxである。

Xeroxと富士Xerox
 この会社の場合には同じ企業とは言えない部分もあるが、アメリカ版と日本版の違いを顕著に表している。富士Xeroxの「せせこましさ」は日本版の大きな特徴である。それに大してアメリカ版の「大雑把さ」は見事である。
 しかし、ここまで雰囲気が違うということは、Xerox本社と富士Xeroxの独立性を物語っているのかもしれない。

 次は、Kodakである。

Kodak
 Kodakはトップ・サブメニューの配置、写真の配置などを見るに、レイアウトとしてよく似ている。これは、Kodak本社に対するKodak日本支社の従属的な関係を示しているのだろう。

 次は、Canonだ。

Canon
 Canonもやはり、アメリカ版と日本版の間で同様の違いがある。ただし、Canonの場合はアメリカ版の中に少し日本版っぽさがある。これは、Kodakとは逆にアメリカ本社の独立性が低いのではないだろうか?アメリカにおいての土着度、つまり、グローバル化が足りないと思われる。

次は、FUJIFILMである。

FUJIFILM
 FujiFilmの場合も、アメリカ版と日本版の間で同様の違いは少し感じられる。しかし、なかなかバランスがとれているように思う。日本版にありがちな狭いWEBでもないようだ。今回の日本選手の中では一番の優良選手である。

 次は、ROCOHである。

RICOH
 RICOHもXEROXと同様にアメリカ版と日本版の違いを顕著に表している。見事なくらいだ。日本版のセンスの無さは絶妙である。ボタンのデザインセンスのなさには脱帽ものだ。それに対して、アメリカ版はとても垢抜けている。もしかしたら、日本語版は素人が作っているのかもしれない。いや、絶対そうに決まっている。
 ただし、RICOHのWEBの内容は素晴らしいとフォローしておこう(例えば、英語技術文献の日本語要約などだ→参考:小人閑居して...- 情報をポケットに入れて持ち歩きたい - (1999.01.19) )。

次は、Appleである。

Apple
 いやぁ、そっくりだ。アップルジャパンに独立性は全く無いと見た。それでも、アメリカ版の方が夢があって好きだ。
Apple大好き。いいマシンが最近無いけど。

 そして、sgi。シリコングラフィックスは会社名が変わったようだ。

sgi
 これも、そっくり。うりふたつ。これは日本語版のほうに軍配があがる。

 というわけで、今回はレイアウトから企業を考えてみた。

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