hirax.net::inside out::02月23日

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2001-02-23[n年前へ]

Inside Out 

 某社内で始まった「できるかな?」は、社内公開版は長らく更新が停止していた。そこで、別サーバーでパワーアップし、再スタートすることにした。「できるかな?」というタイトルはhirax.net版に譲り、タイトルはInsideOutだ。ちなみに、ページトップの画像はこんな感じ。(リンク

猫の日は… 

 昨日が猫の日だなんて全然知らなかった。偶然ってあるものなんだなぁ…

2002-02-23[n年前へ]

今日の海辺の景色 

 今日の水平線と、今日見た「今日の一休み」。(リンク)(リンク

2003-02-23[n年前へ]

「言葉」をあやつる魔法使い 

 今日の「わきめも」はとてもお勧め。わきさんの文章の中には、しばしば「日常生活」の中にある「不思議な異世界への入り口」が姿を現すのである。このリンクから「わきめも」に飛ばない人がいたら、それはとてももったいないので、まずはこんな一節を読んでみて欲しい。

 電車に乗っていると、女子高生達がなにやら盛り上がっている。友人やら、誰それのカレシやら、先生やらをこけおろし、最後に  「ありえなーい」の大合唱で締めくくっている。  「...ちゃんの化粧ってさあ、...」  「ありえないよね」  「ありえなーい(合唱)」 ...なんとも恐ろしい会話である。すべてが却下されるのである。私は突然、彼女達に指を指され、「ありえなーい」という合唱を浴びる光景を想像した。 しかしもちろん、そんなことは起こらなかったが、ターゲットは意外なものに向けられた。電車が東小金井駅に近づくと、誰かが言った。  「東小金井ってありえないよね。」  「ありえなーい!(合唱)」何の理由もなく東小金井は彼女達に却下された。 電車はゆっくりとスピードを落とし、有り得ない東小金井駅に到着した。何人かの乗客が否定された街に降りていった。
  わきさんが、いきなり理由も無く却下され存在自体を否定されなくて本当に良かったとしか言いようがないのである。そして、恐ろしい会話なのだけれど、何故かその女子高生達はとてもイキイキと色鮮やかに響いてしまうのである。さらには、否定された街に降りていく人々がまるで実体を失った影に見えてしまうから不思議なのである。


 まるで、その女子高生達が不思議な魔力を持つ魔女達で、街や人やあらゆるものから実体を抜き取り、それらのものや人をこの世から消しゴムで消していくような不思議なミステリなのである。

ブラジャー・カップ解体新書 - オッパイ星人のJIS規格 -  

 ブラジャー・カップ解体新書です。ブラジャーのサイズ合わせって大変そうだなぁ…。机上の想像で計算するのも大変なんだけどね。いや、ホントに。

CHOYA梅酒のCM 

 CHOYA梅酒の、少しやすらぐ心地のテレビコマーシャル。おばあちゃん役の素人さんは、撮影場所となった家に住んでいるおばあちゃん。

ノーコメントということにしておこう 

 うむむ、オソロシや…。from 今日のなんでやねん

2004-02-23[n年前へ]

今日見た空 

 バスが走る道の向こうに海が見える。海の向こうは大瀬崎。その向こうは青い空。歩きながら下を向いて足下の水たまりを眺めていると、その向こうにもやっぱり同じ青い空が見える。

 カメラ付き携帯、というより、携帯付きのカメラで眺めた今日見た景色。これが今日見た青い空。海の向こうや水たまりの向こうの青空の写真。

今日見た空今日見た空今日見た空






そのおカネで何が買えるか。 

 国内外の出張が続いて、気づけば未精算の出張費が三桁近くになっている、そんな人が何処かにいるらしい。何でも出張費精算の「オンライン入力がシンドイです」と言って、領収書を貯めているという。

 その人が今日PCに向かっていると、周りでこんな会話が始まった。

「その領収書の束を精算すれば百万円近く返ってくるんだからさ」「何か欲しいモノとか想像したらいいんじゃないの?」「百万円が手に入れば何が買えるか、とかさ」「何か欲しいモノってないの」「百万円なら結構色んなものが買えるんじゃないの?」「何か欲しいモノってないの」「…幸せ」「…幸せのカケラが欲しいです」「そう言われてもなぁ。」「それはちょっとカネでは買えない…かもなぁ」
 そして、その出張費を溜めた人は周りから逃避するかのようにカッチンカッチン「幸せ」をグーグルで検索しはじめた。

 その人が最初の「幸せ」の検索結果をクリックすると、PCの画面には「このURLには犯罪・ドラッグ・娯楽など業務に関係の無い情報が含まれていますので、表示できません」というような内容の無機質なメッセージが出ただけだった。

 そして、無言のまま彼が次に検索した「幸せのカケラ」もブロックされてしまい、結局表示されることはなかった。
「幸せ」だけじゃなくて、その「カケラ」さえ見つけることはできないんだ…
と画面にぼそっとつぶやいた。もちろん、そんな人を「いいじゃないの百万円でもさ。きっと色んなものが買えるよ」と周りはただ笑うだけだったのである。いや、そうであったらしい、と日記には書いておこう。

2005-02-23[n年前へ]

「リンダリンダ」DVD 

 「栄光に向って走る あの列車に乗って行こう。はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう。ここは天国じゃないんだ かと言って地獄でもない。いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない」
 「愛じゃなくても恋じゃなくても、決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ」

「リンダリンダ」DVD「リンダリンダ」DVD「リンダリンダ」DVD「リンダリンダ」DVD






左と右のどっちに立って喋るのが良いの? 

http://www.suffolkmkt.org/nupton/index.htm Dr. Nancy M. Upton (Puccinelli)による、何かを語るときに、右と左のどちらに立つかがどんな違いがあるでしょう?という"Stage Left, Stage Right? Position Effects on Perception of a Spokesperson" 引用しちゃだめよ、のドラフト版。
 完成版は"EFFECT OF TARGET POSITION AND TARGET TASK ON JUDGE SENSITIVITY TO FELT RAPPORT"ちなみに立ち位置に関しては、仕事などの状況下では(見ている人の視点から)左側に立った方が良い効果を与えることができる、だけど仲の良い関係下では右に立った方が良い、という結果。その理由は「左右の脳の役割の違い」というありがちな推定・説明がされている。もっと大きな原因が他にあるような気も。

2006-02-23[n年前へ]

「幸せの検索」と「ありえない私」 

 fromn年前へ.

 最初の「幸せ」の検索結果をクリックすると、PC画面には「このURLには犯罪・ドラッグ・娯楽など業務に関係の無い情報が含まれていますので、表示できません」というような内容の無機質なメッセージが出ただけだった。
...なんとも恐ろしい会話である。すべてが却下されるのである。私は突然、彼女達に指を指され、「ありえなーい」という合唱を浴びる光景を想像した。
CAT

ポンキッキのガチャピン&ムック刻印のiPod nano 

バンダイネットワークス株式会社 / BANDAI NETWORKS CO.,LTD. / 企業情報ガチャピン&ムックの刻印入りiPod nanoホワイト・ガチャピンぬいぐるみケース・液晶保護シート&ホイールフィルム - バンダイネットワークス ララビットマーケット ポンキッキーズ(ポンキッキ)のガチャピンとムックが刻印されたiPod nanoと、チャピンカラー(黄緑色)のフエルト素材で作られた「ガチャピン」の姿をしたぬいぐるみ型ケース、が発売。「背中の背びれはアップリケという可愛らしさ。特製ガチャピン型の化粧箱入り!だなんて、一つ買ってみようか…。

WEBカメラを応用した楽しいソフトウェア 

Developping Application with CameraTech総研:WEBカメラを応用した楽しい楽しいソフトウェア Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女 に「WEBカメラを応用した楽しい楽しいソフトウェア」を書きました。五十嵐 健夫 東京大学院助教授の「メディア情報学」という講義で出されていた課題への学生が提出した作品集の話です。

「教官(上司)対策ソフトウェア」はWEBカメラに標準添付しても良いかも?と思うくらいの傑作品です。

LEGOで懐かしゲームの画面を再現 

LEGOd Video Games - a photoset on Flickr 塊魂やメタルギアなどのゲーム画面をLEGOで再現したLEGOd Video Games. ファミコン世代の人なら、LEGOを自分用に買って、色々トライしてみたくなるかも。

2008-02-23[n年前へ]

「波天奈(はてな)の茶碗」と「ギャラリーフェイク」 

 NHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」が、あと一月で終わる。その一月の間に、「はてなの茶碗」が演目に上がるようだ。「はてな」という言葉、「?」という記号から連想するものといえば、その「連想物」の一番目は、地域性・場所柄・生き生きとした人の姿、そういったものが、とても鮮やかに浮かび上がる「波天奈(はてな)の茶碗」であると思う。そうであるといい、と思う。

わいも茶金さん知ってんねん。
茶金さんがひねくりまわしてる、値打もんに違いないぞ…

 芸術品の真贋を題材にしたマンガ、「ギャラリーフェイク」の中に「波天奈(はてな)の茶碗」という回がある。ギャラリーフェイクの「ニセモノ骨董品の茶碗」を題材にしたこの回「波天奈(はてな)の茶碗」は、こんな言葉・伝言で終わる。「ギャラリーフェイク」の中にあるいくつかの言葉の中でも、この言葉は、いつも心に刻み直さなければと思う一節の一つだ。

美を知るものは孤独なり。
徒党を組めば、やがて馴れ合い腐りゆくまで。
今の日本人はもう少し、胸のうちに己だけの美を
持つべきじゃないですか。

地蔵さんへの伝言さ。フジタからのな。

はてなの茶碗






2009-02-23[n年前へ]

小型・液晶タブレットのMacintosh ノート 

 小型で高解像度、そして、液晶タブレット画面を備えたノート型Macが開発・出荷されて欲しい、と以前から願っているのですが、そういった製品は未だに登場していません。

 といっても、非公式ということになると、他社製タブレットPCにApple Mac OSXをインストールしている人たちがいます。たとえば、下の動画のような具合です。




 こんな動画を眺めていると、 Lenovo ThinkPad X61Tablet(できれば12 インチSXGA+モデル)のようなハードウェアでAppleがノートを出してくれないだろうか、と切望してしまいます。B5サイズ以下で、1500x1100ピクセルくらいの解像度で、そして、しっかりとしたキーボードと(キーボード上で手を動かさずに済む)トラックポイントを備えたMacintoshノートブックが出てくれないだろうか、と思います。

 タブレットというと「お絵かき」専用と思われるかもしれませんが、たとえば、WEBブラウジングなどをしていると、意外なほどにタブレット画面というのは自然に使うことができることに気づかされるものです。変なたとえですが、ワープロより小さなホワイトボードの方が自然に使うことができる、のと少し似ています。

 色々調べてみると、Dellや、hp、あるいは、Lenovoなど多くのタブレットPCでMac OS Xを動かしている人がいます。液晶ディスプレイのデジタイザも、WACOMドライバを使う者であれば、特に問題なく動作させることができるようです。小型・液晶タブレットのMacintosh ノートをAppleが発売してくれる日は、いつなのでしょうか……。

2010-02-23[n年前へ]

「学術論文」と「特許」の間に流れる深くて暗い河 (初出:2006年04月30日) 

 asahi.com: 実験データ捏造、過去の論文も調査へ 神戸大が記者会見 asahi.com: 神戸大教授、実験データを捏造 特許出願取り下げ神戸大教授、実験データを捏造 特許出願取り下げ 」「 実験データ捏造、過去の論文も調査へ 神戸大が記者会見 」という朝日新聞の記事を読みました。「特許の出願書類に、実際は実験していないデータを記載していた」ということが記事になっているものです。

 関連ニュースを読みながら、「深くて暗い河」を感じました。特許に長く関わったことがある人たちと、そうでない人たちとの間に流れる「深くて暗い河」です。

 前者の「特許に長く関わっている人たち」としては、たとえば、企業の中で特許を書いたりする技術者たちや知的財産関連業務の方々、あるいは、特許事務所の弁理士の方々、はたまた、特許庁の方々などです。そして、後者の人たちは、「学術論文」と「特許」を同列に扱っているような記事を書いた新聞記者の方などです。

 日本特許取得企業ランキング米国特許取得企業ランキングを見ると、多くの企業がそれぞれ多くの特許を取得しています。ここに挙げられているのは「登録された特許」なので*1、この影にはさらに膨大な「登録されていない出願特許」があるわけです。登録されていない出願特許は「特許庁に認められなかった」というものもありますが、企業(出願者)側が「特許庁に特許をチェックしてくださいね、という依頼(=審査請求)をしていない、というものもあります。つまり、(現時点では)特許を出願して一般に公開しただけ、というものもあります。これら膨大な特許申請はおそらく特許書きノルマのせいでしょう。

 実際、特許庁の方の報告会中で、会社ごとの社員数を横軸にとり、縦軸に(各会社の1年あたり)特許申請数をとった散布図を眺めたことがあります。その散布図グラフは、見事なほどに一本の直線状に乗っていたのです。そして、その傾きはほぼ3程度でした。

 つまり、その関係を式にするとこういう具合です。

特許申請数=3×社員数
 この比例定数「3」は、あくまで「予想」ですが、間違いなく、1年辺りの「特許書きノルマ件数」(より実際にはきっと少し小さな値)に違いありません。それが、とても単純に現象を説明できる「自然な考え方」だと思います。

 こうした膨大な特許申請が、きちんと検証された後に書かれたものだと信じている人はおそらくいないと思います。少なくとも、特許を毎年量産し続ける人たちなら、「特許中のデータがすべて検証されている」なんていうことを信じているような人はほとんどいない」と言って良いと思います。

 「学術論文」と「特許」は少なくとも現状は全く違う、のです。

 今回の一連の記事・対応からは、そういった「特許と学術論文は少なくとも現状は全く違う質のものとなっている」という背景がまったく見えてきません。

 そろそろ、そうした「特許という世界の背景」や「特許と学術論文の違い」といったことについて、きちんと解説した記事が出てきても良い頃ではないでしょうか。

*1   ちなみに、特許が仮に登録されたとしても、その特許が「万能の剣」になるわけでもありません。その登録特許に文句がある人や企業が、「おいおい、この特許は○×の理由でダメじゃないの?」と特許をツブす無効審判をかけてくることだって普通によくあることです。特許は申請すればそのまま有効になるわけでもなければ、登録されれば絶対的なものになるわけでもない、ということも「知っている人には当たり前」の話ですが、知らない人だと意外に感じることもあるかもしれません。

2013-02-23[n年前へ]

「国会議事堂の向き」のヒミツ!? 

 「国会議事堂の向き」のヒミツ!?を書きました。

 国会議事堂を地図上でよくよく眺めてみると、南北東西の方角から少しズレていることがわかります。国会議事堂の入り口は真東ではなく少し北寄りを向いていますし、参議院も北側というより北北西に位置しています。…ということは、玉座は完全には南面(南を向く)していないということになります。一体なぜなのでしょう?

「国会議事堂の向き」のナゾ!?