2001-02-28[n年前へ]
■ぼくらの気持ち
昨日の夜、ある選択をするためにぼくらはテーブルを囲んでいた。良くも悪くも、いやはっきり言えば、どの選択肢もどれも頭を抱えたくなるくらい良くないのだが、ともかくその中から一つを選ばなくてはならなかった。
そこで、「せぇーの!で自分がいいと思うものを指差してみません?」と言ってみた。その「せぇーの!」の結果、ある一つの材料の上でみんなの指が重なっていた。
その深夜、「あれ、まるで試合前にみんなで掌を重ねるアレみたいでしたね。」と話していた。こんな最高のチームはもう絶対ないだろうな…
2002-02-28[n年前へ]
■Microsoft Producer for PowerPoint 2002
W3Cによる同期マルチメディアコンテンツ規格「SMIL」(Synchronized Multimedia Integration Language)ライクなコンテンツを制作するためのツール、とのこと。Powerpoint2002持ってないけど、どうなのだろう。使えるのかなぁ?(リンク)
■Tecra 9000 and Thinkpad T23
2.2kgと2.45kg。これじゃぁ、持ち運びできないよなぁ。それはともかく、BIOSバージョンアップで3490のHDアクセスがずいぶんと高速化した。元が遅かったのだけれど、とりあえず快適。(リンク)(リンク)
2003-02-28[n年前へ]
■アリとキリギリス
今日は職場の送別会。同じ場所にいる人もいるし、違う場所に行く人もいる。
私はアリとキリギリスならキリギリスになりたい、と今は思う。アリの方がいいと思う人もいるだろうけれど、私はキリギリスになりたい。それで、激昂する人もいるかもしれないけれど、人はそれぞれ違うものを信じているのだから歩いていく方角も違う、ということだけだと思う。アリは幸せに老後を過ごせば良いし、私は冬が越せなくてもキリギリスになりたいと切望したりする。ただそれだけ。
■「ビデオスターの悲劇」
Yoshiさんから教えて頂いた"Video Killed the Radio Star"(ラジオスターの悲劇)のパロディ、"The Broad Band"(ザ・ブロード・バンド)が演奏する"Internet killed the video star"と「ビデオスターの悲劇」日本語版。
ビデオがラジオを衰退させ、インターネットがビデオを衰退させる…。私は全然知らなかったけれど、とても面白いですね。オリジナルと同様に何故か最後にホロリとさせるところもとても良いパロディ。ホロホロくるなぁ。
Forget all about who you really are.
2004-02-28[n年前へ]
■妙高杉の原
最高に素晴らしかった新穂高ロープウェイスキー場がなくなってしまったので、もう日本に面白いスキー場はどこにもない。と、言ってみてもしょうがないわけで、比較的人が少なくて、景色が単調でないこと、滑っていて多少は面白いコース、というわけで妙高杉の原へ。
山の上の方の白樺の皮がずいぶんと剥がれている。白樺に付いた雪が凍って白樺の皮にくっついて、強風が吹いたときにその雪が皮ごと剥がれてしまう、という。
今年はずいぶんと風が強かったようで、上に行くとほとんどの白樺がツルツルになっていて、それはまるでサルスベリ。
■月刊「化学」
月刊「化学」のメールインタビューに(書くスタンスに迷いつつも)返事を書いてみる。いくつかの質問の中から一つだけ質問事項を紹介すると、
一番意外な答えが導き出されたネタはどれですか?さて、それはどのネタでしょうか?どんな返事を書いたでしょうか?化学が好きで月刊「化学」を手にする、なんていう人は本屋でちょっと読んでみると、面白いかも。もちろん、ボツにならなければ、ですけれどね。
2005-02-28[n年前へ]
■「モノ」の思い出(18〜29歳 独身女性 高卒以上)
記憶に関する研究で共同論文制作にあたってデータを集めています。アンケートに答えたら謝礼5000円。紹介者は1人につき謝礼1000円。締め切り:3月3日 謝礼:5000円対象:18〜29歳 日本国籍を有する独身女性(高卒以上)趣旨:人は「モノ」からどのような思い出を、どれくらいの思い出を、思い出すのか美崎薫氏によるアンケート詳細はhttp://homepage3.nifty.com/misaki_kaoru/tmp/enquete.txtを参照のこと、ですって。
2006-02-28[n年前へ]
■「書く・表現する」こと
何かを人に知らせるために書くとか、何かを感じさせるために書こうと意識すると、そこでもうお説教になっちゃうような気がします。書く側っていうのは、これが届いてほしいとか、誰のためだとかは考えず、ただ書くために書いたほうがいいと思うんです。 川上弘美
できるだけの暗部と限りない自問自答の数が、表現力の目安となると信じてやまない私は、表現を生業にしている人と呑む時、つい、その人を観察してしまう癖がある。 この人の闇は、どれほどの闇なのか、この人の自問自答はどれほど激しいのか、と。 阪本順治
web日記書きってのも自問自答凄そうな人達だよなー。闇を抱えているから人はwebで日記なんて書くんだ。 fujiko
2008-02-28[n年前へ]
■風呂場の話題、ふたつ
久しぶりに、近くの銭湯に行く。一時間くらい浴槽に漬かっていると、浴場に響くエコーに乗って二つの話題が繰り返されていた。
繰り返されていた話題の一つは、イージス艦と漁船の衝突事故の話題だった。浴場に来ている人の半分近くが、漁船に何十年も乗っている人たちだった。だから、暗礁ばかりの湾を「大きな船」とすれ違う時の話、そんな時にどちらが避けることが多いのか、といった日常の話題がされていた。あるいは、遭難者を探すときの、東西南北というだけでなく「下へ、上へ、そして、下へ」といった潮の流れの話、やはりこれも悲しいことに日常の話がされていた。実経験に基づいた、聞いていて重みのある井戸端話を聞いていた。
そして、もう一つの話題はロス疑惑リバイバルの話だった。この話題では、熱い湯に漬かりつつ刺青と金のネックレスと共に聞くと、「向こうとこっちの拘置所の待遇の違いなど」やはり妙にリアルに響く。そんな井戸端会議を何だか面白く聞いていた。
2009-02-28[n年前へ]
■Matlab/Simulinkの試用版
Matlabや「Simulink」のブログのように、Matlab/Simulinkを使った記事を書くことがあります。Simulinkでモデルを作り、検証シミュレーションやハードウェア制御プログラムを組んでみて、その結果について紹介してみたりすることがあります。
そんな時、実際にMatlab/Simulinkを使ってみたり、Simulinkモデルを使ってみたりしたい、と思う人もいるかもしれません。そんな時、一番手っ取り早いのは、Mathworks社から15日限定の試用版をダウンロードして使ってみる、ことです。あるいは、学生さんなら迷わずわずか$99の学生版を購入することです。
それでわからないことがあったら、サイバネットシステム社などの無料紹介・体験セミナなどを受講してみると良い、と思います。
というわけで、これからは各種言語ソースやMathematicaノートブックと同じように、何かSimulinkモデルを作ったら、そのモデルをhirax.net内に置いていこうと思います。そのために、試用版の入手先などを今日は書いてみました。
2010-02-28[n年前へ]
■「ブラジャー大戦争」と「日本人と中国人の体型の違い」 (初出:2005年09月10日)
「ブラジャー戦争」が世界で勃発しているという。「ブラジャー戦争」という、何とも奇妙な名称の「戦争」は、中国製繊維・衣料品の米国や欧州諸国への輸出に関する貿易問題のことだという。
中国が輸出する低価格繊維・衣料品を「(人の目を惹く)ブラジャーに代表させ、それらの貿易摩擦を「ブラジャー戦争」と呼んでいるらしい。
9月1日には、米国も中国製ブラジャーに対して、緊急輸入制限(セーフガード)を発動したし、EU(欧州連合)も該当製品を税関で足止めさせていた。
そういうわけで、「ブラジャー戦争」「Bカップ騒動」などという言葉が、連日のように新聞紙面を飾っている。
中国工場で格安安定生産をを実現したことにより躍進したユニクロの衣料を愛着する人も多いだろうから、この「ブラジャー戦争」の行方に興味を持つ人も多いかもしれない。
「中国」と「ブラジャー」と言えば、「日本人と中国人とではバストの形が違う」という一節で始まる「中国・北京ワコール」の記事も面白い。
男性の私には今ひとつよくわからないのだが、「日本人はバージスライン(バスト下部のまるい弧のラインで、カップのカーブにフィットする部分)が狭く、前に飛び出た形。これに対し、中国人はバージスラインが広く、お椀のような丸い形」らしい。
そんな「日本人と中国人の体型の違い」を理解し、中国市場に向いたブラジャーを生産することで、中国・北京ワコールは、中国の下着市場で生き残っていこうとしているという。
「ブラジャー戦争」「Bカップ騒動」という名称は人の目を惹く。そんな、「ブラジャー戦争」「Bカップ騒動」から、世界の貿易問題や製品開発の現在を知ってみるのも面白い!?かもしれない。
2012-02-28[n年前へ]
■自販機には「商品配置の法則・決まり」があった!
雪が関東平野に降り積もる寒い一日に、街中を歩き、自動販売機の写真をたくさん撮ってきました。季節折々、街中で小さな小さな店を開いている「自動販売機」が並べている商品内容や、その配置や、さらにそのたたずまいなどを眺める観察日記をつけてみようと思います。
まずは観察の報告として、学生の可能性を可能にするポータルサイト ワンダーノーツに、『自販機には「商品配置の法則・決まり」があった!』を書いてみました。つまりは、自販機に関する「商品配置の法則・決まり(真冬編)」を整理してみました。
自販機には「商品配置の法則」があります。 たとえば、寒い冬の日に、自販機を眺めてみれば、ほとんどの自販機では、最下段にコーヒー・紅茶などホット飲料が並べられ、その上の段には缶やペットボトルに入ったコールド飲料が並んでいることに気づかされるはずです。
2015-02-28[n年前へ]
■科学が解き明かす「ウォーリーを探せ」の必勝法
「ウォーリーを探せ(原典版7冊)」でウォーリーが出現する場所の分布を調べてみると、面白いことに偏りがあります。そこで、効率的に素早くウォーリーを探すにはどうしたら良いかという探索最適化を、これまでの研究者たちの研究報告を踏まえて(これが結構あるんです)、研究してみたのがWolfram BLOG の Find Waldo Fasterです。ちなみに、これまで報告されている研究結果においては、上限端と(上下の)中央を除いた2箇所で横方向に対してウォーリーを探す、というのが最適解とされていました。たとえば、下のアニメーションは、見開きページのウォーリーが隠れてる場所が、上限端と(上下の)中央を除いた2箇所辺りに集中している…ということを示した例になります。
今回の最新最適解は、ページ上下は探さなくて良くて、左右の見開きページに渡って2.8インチ(7cm)幅の逆V字を描くように探していけばウォーリーを素早く見つけ出すことができる…というものになっています。
ちなみに、左右ページでのウォーリー出現分布、なぜか上下反転した類似形状になっているようにも見えます。描く上での事情なのか、探しにくさを考えたためなのか、あるいは印刷安定性を考えたせいなのか…そんなことを考えてみたりするのも、何だかとても面白いです。
2019-02-28[n年前へ]
■『信長もビックリ!? 科学でツッコむ日本の歴史』第3刷が出ます。
昨年の11月に書店に並んだ『信長もビックリ!? 科学でツッコむ日本の歴史』ですが、今週、第3刷が出ることになりました。(書店で見かけたことはないのですが)お手に取って頂ければ幸いです。
けっして、”正しい教科書的な本ではありませんし、「ツッコむ」本でもありません。自分なりに「理解したい」「考えたい」気持ちが強い「こども」向けの本”です。