hirax.net::inside out::03月04日

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2001-03-04[n年前へ]

田舎生活の不便さ 

 ふらっと中古のレコードを探しに行こうなんて思ったり、ふらっと楽器を買いに行ったりするのが無理だったりするところ。「古井戸の世界」を買いたいな、と。
  大学ノートの裏表紙に さなえちゃんを描いたの
  一日中かかって いっしょうけんめい描いたの
  鉛筆で描いたから いつのまにか消えたの
リンク)(リンク

漫画の時間 いしかわじゅん 

 この本(漫画の時間 )は頻繁に読み直している。何がいいって、いしかわじゅんの漫画に対する気持ちがもう溢れまくっていて、とても気持ちが良いのである。本当に気持ちが良くなるのだ。ここまでくると、これは単なる漫画評論ではないと思う。

今日のBGM 眩暈 

 鬼束ちひろ。(リンク)(リンク)(リンク

2002-03-04[n年前へ]

RIGOrist 

 今日辞書でひいた単語。厳しい人、厳格な人,綿密な人。というわけで、リゴグラムなんていかにも厳密な写真っぽい。おぉ?リゴグラムでGoogleすると2チャンネルでも出てる、と。

2004-03-04[n年前へ]

今日の青空 

今日の青空今日の青空今日の青空






お手軽線数メータ 

 お手軽線数メータは春過ぎくらいに発売になる予定、なのかな。春過ぎの「お茶の水」土産、あるいは夏前の「大阪」みやげにひとつ買って帰るのも良いかも。いや、買いです間違いなく。安いし。

「人に知らせたくなった」こと 

 「気になった」「心惹かれた」「人に知らせたくなった」ことを、Tech総研向けにちょっと書く。書き始めて気づいたのが、「人に知らせたくなったこと」というものがほとんどない、ということ。別に、面白いことが無かったというわけではなくて、「気になった」「心惹かれた」ことをメモする発想はあっても、「人に知らせたくなる」という発想が自分にはほとんどないことに今更ながらに気づく。

2005-03-04[n年前へ]

今日のスライド「名言編」 

 自分用に名言をピックアップしてみた、今日のスライド「名言編」
UntitledUntitledUntitled

裾野 

裾野裾野裾野






「人を認識したり、採点したり」のニュース 

UntitledリクナビNEXT/リクルートの転職サイト Tech総研で「人を認識したり、採点したり」のニュースが公開されています。この時期は、色んな入試試験が行われる時期だったりもするので、人を採点する時期と言えるかもしれません。あるいは、人によっては、年度末の評価をしたり(あるいは)されたりする時期だったりするかもしれません。「人を認識したり、採点したり」というのも、難しそうですねぇ。

 ちなみに、右のスライドは「ひとこと」で言及されている件のメモ資料です。

左大臣とか左遷とか 

 ここへ若干の画像などを書き加えさらに、左大臣とか左遷とか。視点をどこに置いて、どっちを向いたときの、「左」か「右」かを注意して読むべし。

2006-03-04[n年前へ]

「株プチバブル」「ベンチャー」「米国の歴史」繋がり 

平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研:「株プチバブル」「ベンチャー」「米国の歴史」繋がり 「株プチ・バブル」「ネットベンチャー」「米国の歴史」の繋がりを読みやすくフォーマットするために、Tech総研ブログの方に「株プチバブル」「ネットベンチャー」「米国の歴史」繋がりとして(ごく一部変えた上で)書いてみました。小項目を入れると(現在のこのページのデザインでは)「まるでプレゼンスライド」みたいになってしまうので、単にそれを避けるために、Tech総研ブログの方に写してみました。少しヘンな話ですけれど…。

「1984年」の日本の姿 

スミルノフ教授公式ウェッブサイト | NHK YOUYouTube - NHK(Japan) TV Show  「1984年」と言えば、ジョージ・オーウェルの小説1984年が思い浮かぶ。1984年という数字は、長くにわたり、未来の象徴の年号だったはずだ。…しかし、今ではそれはかなり過去の年号になってしまっている。
 新渡戸稲造の五千円札や夏目漱石の千円札が発行され、グリコ・森永事件が起き、写真週刊誌「FRIDAY」が創刊された1984年の日本の姿を、スミルノフ教授経由で眺める。 

「株プチ・バブル」「ネットベンチャー」「米国の歴史」の繋がり 

asahi.com: 景気拡張、最長なるか GDP年率5.5%増 - 経済を読む - ビジネス 最近、雑誌や各種メディアで「(株取引などの)プチ・バブル記事」や「IT業界に関する記事」を見かけるたび、そこに米国指向(趣向と言い換えることもできるかもしれません)を感じ、少し「不思議な感じ」を受けることがありました。その「不思議な感じ」は、「何を私が不思議に感じているのかを、自分ですらよくわからない(何とも言葉にしがたい)疑問」です。あえて言うなら、「プチ・バブル記事」「IT業界に関する記事」「米国指向」がなぜ「似たようなもの」になるのかを少し不思議に感じた、という風だったかもしれません。

inside out 少し前、知人に勧められた「経済ってそういうことだったのか会議(佐藤雅彦・竹中平蔵 共著)」を読んでいて、少しだけその「不思議な感覚」が消えました。「株取引」や「ネットベンチャー」や「米国指向」が繋がる歴史的背景を、少しだけ納得できたという感じがしました。「経済ってそういうことだったのか会議」に出てくる一節から、なぜか「そんな繋がり」を納得してしまった、という具合です。その「実に個人的で感覚的な納得」を書いてみると、以下のようになります。

東証 : 世界で最初の株式会社 まず、私が、なるほど。確かにそうだなぁ」と思った一節や私が連想したことをいくつか短く並べてみると、例えば「米国はベンチャー(冒険・アドベンチャー)の結果としてできあがった国だ」「冒険者たちが株式会社を生み出した」「イギリス人のアメリカへの初渡航は、株式会社の誕生とほぼ同時だ」「19世紀終わりまで続く"開拓"がフロンティア精神(重視)を育てた」という感じです。冒険(=ベンチャー・アドベンチャー)の結果として、(西洋からすれば)未知の大陸が発見された、ということ、それは「米国という場所」の誕生以前の背景としてベンチャー気質に溢れていることを納得させます。そして、そんな海を渡って探検や航海や商売を行っていた人々が、そんなベンチャーの資金を得るために、「株式」会社を生み出したこと(1602年にオランダの東インド会社が世界で初めて「株」を発行した)は、昨今のITベンチャーの行いそのものです。そして、その世界初の「株式会社」が生まれた4年後にGreetings! from Washington D.C. - 誰でもわかるアメリカの歴史最初のイギリス人がアメリカにわたり、それが今の米国へと繋がっていくことは、「株」というものと「米国」の不思議な繋がりを感じさせます。アメリカへ英国人が入植する以前に「株式会社」という経済システムはすでに生まれていて、「米国人」は「株式会社を生み出した人たち」により生み出されて、株式会社の発明以降に生まれた「民族」だということを考えてみると、「米国人はそういうことに自由自在に慣れ親しむ文化を生み出すのだろうなぁ」と自然に納得できるわけです。

Greetings! from Washington D.C. - 誰でもわかるアメリカの歴史NASA Apollo 11 30th Anniversary さらに、ほんの一世紀前まで、米国では(他人のいない)開拓地(フロンティア)へ突き進む移住を続けていた、ということを考えるならば、そういう「民族・文化」であればいつの時代も未開拓地へと突き進むフロンティア精神の虜になるに違いないだろう、と感じざるをえません。そして、だから米国は月というフロンティアへアポロを飛ばし、宇宙の遙か先にあるフロンティアに(スタートレックの)エンタープライズ号を走らせ、そしてネットというフロンティアにも突き進んでいるのか、とふと納得したというわけです。

2008-03-04[n年前へ]

「ルイ・ヴィトンのモノグラム」を見てみよう 

 アクセサリーサイズの計測器を持ち歩いている。10円玉くらいの圧力分布計測器や、非接触温度測定器や…つまりは、小さなサイズのオモチャをいつも持ち歩いている。といっても、それは持ち歩いているだけで、実際に使う機会に恵まれることはあまりない。けれど、そんなものをいつも持ち歩いている。

 メモ書きをしていると、ルイ・ヴィトン(モノグラムの6穴リング手帳を使っている人がいた。ルイ・ヴィトンがそんな文房具まで作っていることに驚き、その手帖の"LOUIS VUITTON"というブランド名"LV"の部分を15倍の小さな顕微鏡で眺めてみた。すると、少し奇妙に感じた。よくある普通の”ビニールへのハーフトーン印刷”にしか見えなかったからだ。こんな風に革に印刷することがあるものだろうか…何か変だ。

 右上の画像は、15倍の小さな顕微鏡をさらにケータイ電話のカメラ機能で写したものである。安紙に印刷した雑誌と同じような印刷がされていることが見て取れる。これでは、まるで子供ようのビニール財布だ…と思ったら、ルイ・ヴィトンのモノグラムの素材は「革」ではないという実は、キャンバス地にビニール加工した素材だということであるらしい。だから、"LOUIS VUITTON"というブランド・ロゴの部分が普通の”ビニールへのハーフトーン印刷に見えるのも当たり前の話だった…というわけである。

 革や木と見分けをしづらいプラスチックが溢れていることはわかっていても、よく聞く有名ブランドのルイ・ヴィトンなどもビニール・コーティングされたものを作り・売っていたのだとは知らなかった。ブランド品に興味ある人であれば常識であることに違いないが、特に興味もなく眺めることも少なかったものなので、「ルイ・ヴィトンのモノグラム」を拡大して眺めた結果は、何だか面白く・意外だった。

2009-03-04[n年前へ]

夜の灯台で繋がる日本列島の姿 

 優れた雑誌を20挙げてください、と言われた時、Graphication は必ずその20誌の中に入る。しかも、無料で送付してくれることも考えてみれば、実にありがたい雑誌である。Graphicationの最新号 2009 No.161 のテーマは、「連」、つまり連なる、ということである。下に引用した文章は、その最新号の冒頭に書かれた言葉である。紹介サイトに書かれている文と比べてみれば、さらに、この号を作らんとした熱意・作っていた際の気持ちが透けて見えてくる。

 人々が分断され、競争に駆り立てられ、揚句の果てにゴミのように切り捨てられる。そんな社会を誰が望んだであろうか。こんな国の施策を助長した経済学者の一人が懺悔の書を書いた。遅すぎる気もするが、いま求められているのは人と人のつながりであり、共に生きるための知恵だろう。

 同じGraphicationの号の中の話だが、日本中の「灯台」の写真とその解説の記事がある。海際にそそり立つ、日本各地の灯台の景色がとてもきれいだ。そこには、こんな文章がある。

  灯台は日没で点灯し、夜明けと同時に消灯する。日本列島の夜の地図を頭に浮かべてみてほしい。日本で最も日没が速い最東端の納沙布岬灯台(北海道)から転倒し、リレー式に最西端の与那国島の西埼灯(沖縄県)に光が灯る頃、日本列島の輪郭が光のリングで結ばれる。これは、140年変わっていないし、永遠に変わらぬ光景だろう。

山崎 猛
 この詩的な言葉を読んでいると、「繋がっていた双生児」をめぐる物語、灯台に引き寄せられていくものたちを扱った、野田秀樹(萩尾望都 原作)の「半神 」を思い出す。
 あらゆる海、あらゆる時間、あらゆる霧の中を押し分けて、剥き出しのまま届きぼくのなかに響く声、…引き剥がすことのできない声を発する装置。(灯台が発する声である)「霧笛」だ。
 萩尾望都・野田秀樹の戯曲「半神」には、「霧笛」のある一部分が引用されていて、交錯するこのふたつのテクストは、まるで「霧笛」のなかの灯台とそれに相対する怪物の声のように、それぞれぼくの霧の中で深い孤独のうちに呼応しあっている。
 「半神」は孤独、決定的なひとつの不在を生きること、について描き、「霧笛」はその孤独な他者へ呼びかける声の乗り越えられなさを描いていると言っていいかもしれない。ともかくどちらも、深い愛についての話だ。

2010-03-04[n年前へ]

「過去」と「現在」と「未来」の景色 (初出:2005年09月03日) 

 昨日、ニューオーリンズで以前撮影した写真を眺めてみました。ハリケーン"Katrina"「カトリーナ」に襲われたニューオーリンズで、「カトリーナ」に襲われる前の過去に眺めた綺麗な景色を見てみました。

 「カトリーナ」の傷跡が復興するまでの長い間、ニューオーリンズの「現在の景色」と「過去の景色」を、Google Mapで眺めることができました。眺めるための機能がつけられていました。

 過去の上空から撮影されたニューオーリンズのスーパードームや、あるいは、("Katrina"という赤い部分を押すことで眺められる)崩れ落ちかけたスーパードームのようすを見ることができました。

 天井が剥がれおち、ずいぶんと荒れてしまった街が見え、そして、そこからさらに離れた地域は、それよりもっと大変な状態であることもわかりました。

 この地図を提供していたGoogleの開発者たちは、被災したニューオーリンズの状況を、その地にいる人たちのことを考え心配している人たちに(あるいはそれ以外の人たちにも)知らせたくて、こんな機能追加を(驚くべき速さで)急遽行ったのでしょう。

 「過去の景色」と「現在の景色」を、眺めいていると、色々なことが見えてくるに違いありません。赤字を背景にした"Katrina"「カトリーナ」という文字から、そんな時間を追って変化する景色が見えてくるような気がします。

 もちろん、そこからは、過去や現在の先にある復興した未来の姿も見えてくるはずです。

2011-03-04[n年前へ]

Mac OSX Firefoxで動く「はてなスタイルシートを使えるJSLocalWiki」 

 JavaScriptで書かれたWikiシステム、ブラウザさえあれば(ローカル・コンピュータの上で)何も考えずに動いてくれる"JSLocalWiki"を「はてなスタイルシート」を使うことができるようにしたものを愛用しています。何も難しいことを考える必要もなく、Wiki が入っているフォルダを「コピーして持ち歩く」だけで、どこでもWikiを読み書きすることができるので、とても重宝しています。

 今日は、「はてなスタイルシートを使えるJSLocalWiki」をMac OSXのFirefox上でも動作するようにしてみました(Safariでは動きません)。Windowsマシンでも、OSXが動くMacintoshでも、多分Linuxマシンでも…JSLocalWikiフォルダを持ち歩くだけで、いつでもどこでも、Wikiを使ってメモをとることができるのです。

 作成した「はてなスタイルシートを使えるJSLocalWikiセット」は、JSLocalWiki_0_1_2_h_20110304.zipとして置いておきます。右上の画像が、OS X上のFirefoxで撮ったはてなスタイルシートを使えるJSLocalWikiのスクリーンショットです。

 ちなみに、スタイルシートを変える時には、htmlファイルやhtaファイル中にある、下記の

<link href=”css/hatena/hatena_ryukyu-black/hatena_ryukyu-black.css” type=”text/css” rel=”stylesheet”>
”hatena_ryukyu-black”という部分を、好みのスタイルシートの名前に合わせて書き換えてみて下さい。すると、こんな風に奇麗なデザインのWikiシステムを使うことができるのです。

 USBメモリにでも(システム設定不要の)Wikiデータを入れておけば、いつでもどこでも自分用のメモをとることができる、というのは実に便利です。

Mac OSX Firefoxで動く「はてなスタイルシートを使えるJSLocalWiki」






2014-03-04[n年前へ]

「炭酸温泉で血圧低下と血流7倍アップと心臓負担低減ができる!」というのは本当か!? 

 炭酸温泉を売りにする日帰り温泉に行き、湯船につかりつつ天井を眺めていると、天井横の壁に「炭酸が血管を拡げるため、血流が約7倍になるとの報告があります。そのため血圧を下げ、心臓の負担を軽減します」と書いてありました。何でも、高濃度の炭酸ガスが含有されたお湯に浸かると、体内に侵入してきた炭酸ガスが、血管の収縮力を弱めるという話のようです。しかし、血流を7倍も上げても心臓の負担が低減したりすることがあるものでしょうか?

 湯船から眺めつつ考えます。もしも血管断面積が7倍よりも大きく拡張するのであれば、確かに血圧が低下しつつも血流が7倍に増えることもあるでしょう。しかし、心臓がいつもよりたくさんの血流を(いつもより心拍数を早め・一回の心拍あたりに送り出す血流も増やしつつ)送り出すというのは、何だか心臓の負担がとても高そうに思えます。「流量が7倍に高まりつつも圧力は下がることは(血管断面積が大幅に拡がることで)可能だったとしても、それと同時に、心臓の負担も軽減する!」だなんて、何だか生じ得ない現象に思えてしまいます。

 …そんな何の役に立つわけでもない計算をしながら、けれど、こんなことも考えます。「温泉って色んなことから開放されて、何だかとても気持ち良いなぁ」と、何だか心地良く感じたりもするのです。