2001-04-04[n年前へ]
■漱石という名前の由来
漱石は26才の時に、分家し北海道岩内村浅岡方へ「送籍」し、徴兵免除のために北海道市民になった。また、「吾輩は猫である」中には「送籍」という名の作家のことを自虐的に書いている。
丸谷才一は「徴兵忌避者としての夏目漱石」に「日清戦争下にあたって、漱石がその送籍に対する自責の念から、精神的に不安定になってそれを執筆活動で癒そうとした」と書いた。確かに、前線に行く兵士がいる中で自分が「送籍」によって残っているということは耐え難いことに違いない。
この話が真実であるかは誰にもわからないだろう。しかし、少なくともそれが部分的にでも真実でない、ということもやはり誰にもできないだろう。
2002-04-04[n年前へ]
■双子のパラドクスと石のお金
某南の島にはでっかい石の貨幣がある。ギャートルズのに出てきそうな巨大な石の貨幣だ。で、その石はあまりに巨大なので、ほとんど不動産なのだ。しかし、恐ろしいことにその石は実はその島では産出されないというのだ。つまりいかだやなんかでその巨大な貨幣を運んでくるのである。恐るべし。
そして、その石のお金を運ぶのに費やされた人の命やなんかが全てその石の貨幣の価値として算入されるらしい。
で、話の内容はまだまだ続くのだけれど、ひとまずこの後はいつかまた、なのだ。
2003-04-04[n年前へ]
2004-04-04[n年前へ]
■萌え論
「超萌え代数」を支える理論、それが「萌え論」だ。この理論によるならば、全ての人を数平面上に散らばらせてみたときに、「第1象限にたたずむ奴らそれがヲタクである」らしい。すると、「他の各象限はどうなのか」という疑問は当然湧き上がるに違いない。その疑問に答えるのはこれを読んだ人の誰かかもしれない。
算数は実生活で役に立つが数学は役に立たないという人もいる。しかし、数学が経済学や工学を支えることも多い。経済学や工学であれば、実生活に近いと感じられるだろうから、数学も実生活で役に立つと納得もしてもらえるものかもしれない。こんな萌え学だって、社会の何かを支えることも多いかも? それが、どんな社会であるかはさておき。
■人魚の世界でも豊胸ブーム
元気のある微乳さんならブツブツ文句を言いそうな「ポーランドの人魚を豊胸し、引き締まったボディーにすることを考えている」というこのニュース. from 今日の○と×
そう言えば、「なぜ日本人女性は小さなお尻になりたいと思うのか」の続きです。
女性は,男性が一般的に“峰不二子”体型を求めていると思っておりますので,好きな人に「キレイ」と思われるために,胸は大きくオシリは小さく…と願うのではないでしょうか?以前新聞に,「余った脂肪で乳房再生(東大病院)」という記事がありました.乳ガンを切除した患者さんなどへの施術なのですが,とうぜん豊胸にも使えますよね?すこし期待しております.女性からみるとおそらく意外に思えるくらいに、「お尻星人」の男性は多いです(多分)。小さなお尻に憧れる女性は多いですが、それと同じように大きなお尻に憧れる男性も多いような気がします。ですから、“峰不二子”体型の女性が増えてしまうと悲しくなる男性も多いと思います(私だけかもしれませんが)。
そういえば、以前「未来ってどんなだろう?」という話を女性編集者の方と話していたときに、やはりこの「余った脂肪で豊胸手術」の話になりました。「豊胸手術が盛んに行われた後の未来は巨乳が満ちあふれてしまい、逆に微乳さんが憧れの対象になる…?」なんて話になったのですが、さてさて未来はどうなるんでしょうね?
■○×を志す人の性格条件/プログラミングと体力
数学者でもあり、多くのエッセイも書く藤原正彦の「数学者の言葉では 」の中の「学問を志す人へ」の中には学問で一人前になるための必要条件として、次の四つが挙げられている。
1. 知的好奇心が強いこのうちの3番目の「執拗である」ためには、「体力・精神力ともに強くなければ、長い作業の中で消耗してしまい頂(いただき)に辿り着くことはできない」から、「執拗である」ためにはそれを支える「体力と精神力があること」が必要だという。そんなことをふと連想させる「プログラミングと体力(2004/03/26 00:02:25)」
2. 野心的である
3. 執拗である
4. 楽観的である
多くの宗教で、悟りを開くための修行は数限りない肉体鍛錬に満ちている。なるほど、それも納得か。とはいえ、よくありがちな肉体鍛錬にはもれなく精神鍛錬もついてきて、「赤フンドシで浜辺を走る」「ランニングをするのに何故か袴に竹刀を持つ」というようなコスプレ・プレイもついてきてしまったりもするのが個人的には難アリだ。
■「不可能」なんて、ありえない。
「それには少しばかり?マークが頭に浮かぶ」と思う側でも、あるいは「その違う判断をしていく」側も、もしかしたらどちらにも面白いかもしれない「「不可能」なんて、ありえない」 色んな-強い-アスリート達のインタビューも面白いし、スクリーンセーバーもあるし、なかなか良いかも。from すがメモ/SUGAMEMO
2005-04-04[n年前へ]
■GIMPshop for Windows
メニューの構造や名前やショート・カット・キーなどをPhotoshopっぽくした、GIMPshopのWindows版 "GIMPshop for Windows"
■スキーヤー用の立体地図
「折りたたまれた小さな地図を引き出すと、実際の地形の高低を再現した立体地図ができあがる」という「スキーヤー用の立体地図」のMountMaps. from 古今東西製品情報
■テキストをグラフ化するPerlスクリプト
GraphVizを利用して、テキストをグラフ化するPerlスクリプトの話。
■大リーグ養成ギブス for ペニス
男のアレを伸ばして大きくする、というExtension device. 座っているときも、立っているときも、歩いているときも、いつでもコレを装着すれば、大きくなることは間違いなし、って言うけれど…、ねぇ? 5.5インチから8.5インチ(14cm から21.5cm だぁ…)になるっていうけれど…、ねぇ?
アレを伸ばすためにかける力は、なんと「600から1500グラム」相当ですよ…。1.5kgの力で強制的に伸ばされてしまうなんて…、恐ろしい。まさにこれは、大リーグ養成ギブス for ペニス。
■金田バイクにする装着キット
ホンダのビックスクーター「FUSION」を「AKIRAの金田モデル」にしてしまうという外装キット。標準カラーの「ファイティングレッド」は63万円で、「金田チック」な塗装を施した「金田レッド仕様」は147万円ナリ。
■「コンドームの避妊率はなぜ100%じゃないのか」
「完璧に見える推論」が、(成り立つのが当然と考えられていた)前提条件が間違っていて、非の打ち所がない「完璧に見える推論」が単なる「完璧な空論」になってしまうことがよくある。そんなことを強く思い起こさせる、しかも笑いとともに思い起こさせる、谷口さんのこんな言葉。
「コンドームの避妊率はなぜ100%じゃないのか」という話をしていたら、先輩いわく「彼女が浮気をするからだ」
2006-04-04[n年前へ]
■今日以前の4月4日に書かれた記事
今日以前の4月4日に書かれた記事は、「大リーグ養成ギブス for ペニス」「○×を志す人の性格条件/プログラミングと体力」「双子のパラドクスと石のお金」「夏目漱石のトラウマ」 from n年前へ.
多くの宗教で、悟りを開くための修行は数限りない肉体鍛錬に満ちている。なるほど、それも納得か。とはいえ、よくありがちな肉体鍛錬にはもれなく精神鍛錬もついてきて、「赤フンドシで浜辺を走る」「ランニングをするのに何故か袴に竹刀を持つ」というようなコスプレ・プレイもついてきてしまったりもするのが個人的には難アリだ。
2008-04-04[n年前へ]
■「カード型磁石」の着磁状態を見てみよう
比較的平らな磁石、たとえば、「カード型磁石」の着磁状態を見てみると、意外な「丸い磁石」の「着磁」分布と同じように、N極とS極が何層にも(厚み方向とは直交した方向に)重ねられたバームクーヘンのような具合に着磁されているものが多い。たとえば、右の写真のような(広告を兼ねた)カード型磁石の着磁状態を見てみると、やはり、幾重にも重ねられたバームクーヘンのような具合に着磁されている。
まるで切り株の年輪をように、5mmおきくらいにN極とS極が交互に並んでいる。もちろん、N極S極N極S極…と並んでいるものが、いきなりN極N極N極N極N極…と並ぶはずもないのだけれど、何だか少し意外で面白い。
2009-04-04[n年前へ]
■赤外線で見る「桜景色」
桜の花が満開で、時折、散る花びらが見える。そんな風景を違う目で見たら、たとえば赤外線で眺めてみたらどうなるだろうと思い、花散る景色を赤外線写真を撮ってみた。
すると、桜の花も若葉も、どちらも同じように白く輝く、不思議な景色が液晶画面に映った。桜景色を赤外線で眺めてみると、違う景色が見えて、面白い。
ことならば咲かずやはあらぬ桜花
見る我さへしづ心なし
紀貫之 「古今和歌集」
2010-04-04[n年前へ]
■「過去の卒業アルバム」と「未来の2010年」
先日、部屋の掃除をした。その時、高校の「卒業アルバム」が出てきた。サイズがとても大きくてかさばるので、捨てるかどうか悩みながら、「あの頃の景色」が映っている頁を、少し、眺めた。そして、捨てるのも変なような気がして、本棚に戻した。
「生ビール」のポスターを背景に(高校生だから残念なことにビールを飲めるはずはないけれど)、みんなでお好み焼を何かの打ち上げで食べている写真や、学園祭の写真や、四季の校舎を映した景色、つまりは、毎日毎日過ごした風景がそこには写っている。
その中には、たくさんの同窓生たちがそこにはいる。3年A組から順に頁をめくっていくと、若かりしGaucheの作者もそこに居た。そして、とても不思議な気持ちに襲われた。時が流れるというのは、自然だけれど、とても切なく神々しい。
「2010年」と聞くと、遥かに先の未来に思える。私たちはそんな世代だ。…いや、違う。そんな世代だったような気がする。けれど、確かに「2010年」という、そんな時代に立っていることが、今でも不思議でしょうがない。
2011-04-04[n年前へ]
■「応力集中」を利用した「サントリーの非対称プルタブ」
何かに力を掛けた時、その形状が鋭く変化している部分には強い力がかかります。それは、「形状が鋭く変化している部分」では「受けた力を周りとともに受け止めることができなくなる」からです。そういった現象は「応力集中」と呼ばれます。そんな「応力集中」を利用しているのが、サントリーの「非対称プルタブ」です。
プルタブが奇妙にねじ曲がっていますが、そのおかげで「プルタブに掛けた力を効率的に集中させて、アルミ缶の口を開けることができる」というわけです。「当たり前の現象を、当たり前のように使う」ということは一見当たり前のように思われるかもしれませんが、実はそれは最高にセンスが良いデザイン(設計)であるように思えます。
世の中で使われている「モノ」は全て(経済原理が許す限りにおいて)力の限り工夫されて作り上げられているものばかりです。私たちの身の回りにあるものたちを眺めてみれば、一見不思議に感じられる「非対称形状のプルタブ」のようなモノが溢れています。自然の原理に人間の知恵の数々が注ぎ込まれている「道具のパズル」を色々眺めてみると、とても面白いかもしれません。
2013-04-04[n年前へ]
■100円凧とWifiカメラで「走る自分」を映画「ロッキー」風に特種空撮してみよう!?
映画「ロッキー」の有名なシーンのひとつが、シルベスター・スタローン演じるロッキーが街中を走り抜け、フィラデルフィア美術館の階段を駆け上がり・腕を上げるシーンです。"ロッキー・ステップ”と呼ばれる、ロッキーを色々な方向から・しかも滑らかに(当時としてはありえない映像を)撮影したことで有名になったこのシーンはステディカムという(当時の)最新機器で撮影されました。
走るロッキーをステディカムが撮影したように、今日は、走る自分を特殊撮影してみました。(100円ショップで買った)小型ゲイラカイトを持ちつつ、川沿いの道を走ると、凧にぶら下げたWifi カメラが、上空から「空撮」してくれます。走るのを止めたりすると凧が落ちたりしまするから力一杯(ゼェゼェ息を切らしつつ)走ると、そして、映画「ロッキー」のテーマ曲を頭の中でパワープレイすれば、気分(だけ)はロッキーステップです。
100円凧とWifiカメラがあれば、そんなものを持ち歩けば、「走る自分」を特種空撮することができたりします。何だかとても新鮮で、とても面白いですよ。