2001-04-09[n年前へ]
■今日届いたメールから 「でりんじゃらす No.1」
風になびくスカートですが、開くのは、「フレアスカート」or「プリーツスカート」くらいだと思います。もちろん、軽い素材のものが一番です。冬の重いフレアスカートでは、経験上なびきません。
そのわりに、一番でりんじゃらすだったのは、中学の学生服(冬服)でしたけれども(笑)この学生服は、5cmくらいのプリーツで、ロング(ひざ下20cmほどはあったかしら?)でした。軽い・・・わけではなかったのですが、どーしてあんなに開くのか、とずっと思っていたので、原因を追求していただけると、うれしく思います。
■今日届いたメールから 「デジタルデータの著作権」
デジタルデータって最低何ビットから著作権とか主張できるのかなとか思いました。数字に著作権って無いのでしょうか。
そういえば、音楽のパクリは二小節以上から、というのは俗説なんでしょうか、やっぱり。
■今日の大笑い
某協会から講演の依頼が来たが、内容を見て大笑い。その講演内容で私に二時間弱も喋れるわけがないぞ、と。それどころか、こっちが教えて欲しいくらいだ。いや、むしろ苦手すぎて教えて欲しくないくらいだ。「トナー・帯電・挙動」などのキーワードは確かに良いのだけれどなぁ。くそ〜、このおかしさは絶対に伝わらないだろうなぁ。
2002-04-09[n年前へ]
2004-04-09[n年前へ]
■ATOK用perl機能追加プラグイン
ATOKの変換機能を使ってperlのコマンドを使うことができる「ATOK用perl機能追加プラグイン」を作ってみました。これは、以前作ったATOK用コマンドライン機能追加プラグインを機能縮小・変更したものです。動作するためには、ATOKとperlがWindowsにインストールされている必要があります。
このソフトウェアを使うと、ATOK上で半角英数で入力中に、例えば
print sin(3)/5と入力して、「AMET変換」をすると、
0.0282240016119734と出力されますし、
system(calc)なんて入力・変換すると計算機が起動します。ちなみに、クリップボードにテキスト形式のデータが入っていれば、その内容に対して処理をすることができます。つまり、テキストデータの羅列がクリップボードにコピーされている状態で、
while(<>){print $_;}なんて入力・変換すると、クリップボードの中身がそのまま出力されるわけです。もちろん、その内容に何かの処理をするのも当然アリでしょう。例えば、エディタで作業中に「全選択」「コピー」して、perlのコマンドで全体に処理をかける、なんていうことも朝飯前です。
ちなみに、出力結果が長く(200文字程度以上に)なるときには末尾に"&"を付けて下さい。また、ATOK数式処理プラグインと同じように、末尾に"="をつけると入力内容も表示されます。その場合、
print sin(3)/5=と入力すると、
print sin(3)/5 = 0.0282240016119734と変換・出力されます。
というわけで、これからATOKとperlとこのプラグインさえあれば、どんなソフトもperlの機能が利用できるわけです。正規表現を利用した処理でも数値計算でもなんでもござれ、というわけです。AMETを使ったことがない人は、AMET変換をワンアクションでできるようにしておくようにした方が良いでしょう。
ちなみに、これは、一言で言ってしまうとperlのワンライナーが使えるようにする機能拡張ということになりますが、もしかしたら今後、履歴保存もできるようにするかもしれません。詳しくは、日曜日にでも書くと思います。とりあえず、ATOKユーザーでperl好きな人には便利かも。周りの人をちょっとビックリさせ自慢してみるためダケにでも、いかがでしょうか?
■電網“Tech人”ニュースウォッチ Googleも自分も変わる 編
今日公開のこれまた勝手に名付けるなら「Googleも自分も変わる編」
2005-04-09[n年前へ]
■裾野 / 三島 / 沼津
電話がかかってこない、そして何より、「自分のために時間を割ける」ことが素晴らしい休日の職場。 桜やクローバや送電線や芝生。
夜は、三島→沼津でビールと美少年。居酒屋の100円ビールを前にして、誰かのケイタイにスコットランドからメールが入る。片手でケイタイのキーを押して、メールの返事を返している。あぁ、そんな時代になっているんだよなぁ。
2006-04-09[n年前へ]
■「春の海」と「春の京都」
京都駅で、JR東海・京都キャンペーンポスター10年分を一冊の本にした「そうだ 京都、行こう。」を買う。「『そうだ 京都、行こう。』のこの10年は、20世紀から21世紀への移行の時と重なっています。…嘆いたり、憤慨したり、笑いたかったり、力づけてもらいたかったり、といろいろな人の思いがありました」といった一節を新幹線の中で眺め、その後、春の海を眺める。
「がんばれ」「元気出せ」なんていうよりも……いま、励ましを必要とする人がいたら私なら、ここに連れてきてあげたい、と思います。
太田恵美 '00
■「ATOK用perl機能追加プラグイン」
「n年前の今日」は「ATOK用perl機能追加プラグイン」「Googleも自分も変わる 編」などです。
2008-04-09[n年前へ]
■「透明下敷きボード」と「原始的"Mixed Reality"」
「ホワイトボード」に「ラクガキ」をするで書いたように、小さなホワイトボードと色ペンをいつも持ち歩いています。大きなかばんには大きなホワイトボード、小さなバックパックには小さなホワイトボードが入れているのです。また、(もしも「白い板」だけをホワイトボードと言うのなら)さらにホワイトボードではないものも持ち歩いています。その一つが、透明なボード(透明下敷きに特殊加工シートを貼ったもの)です。
僕は考える。
そしてペンを持つ。
思いついたままノートに、
らくがきしてみる。
ウルフルズ「大丈夫」
といっても、実際のところ、この「透明なボード」はあまり役に立ちません。数少ない「役に立つ」場合のまず一つ目は「デッサン力がない人が、目の前の景色をスケッチしたい」という状況です。透明なボードを目の前の景色に重ねて、目に映る景色をボードに上にトレーシングするだけで、誰でも簡単に遠近・透視法ばっちりのスケッチを1・2分で描くことができるわけです。「どんな感じ」かは、下に張り付けた動画を眺めてみれば、きっとわかることでしょう。
左の上の動画は、現実の景色に「スケッチをした透明プラスチックボードを重ねてみたもの」ですから。”現実に人工の描画を重ねた”一種の「MR=Mixed Reality(複合現実)」と言うこともできるかもしれません。以前作った、「マンガの「吹き出し」型ホワイトボード」(他人や自分の心の中にあるイメージ・言葉を描き出すことだってできる優れものです)も、人力複合現実を使ったマンガ的コミュニケーション・システムです。
人力複合現実(MR)を描きながら、最先端技術を超原始的手作業で実現してみたり、超原始的作業を高度な技術を使ってマネしてみたりするのも楽しいのかな、とふと思ったのです。
誰もが胸にしあわせな世界の
イメージを描いて暮らす。
うまくはいかなくても、
まずは一歩ずつ。
答えはひとつじゃないから
ウルフルズ「大丈夫」
2009-04-09[n年前へ]
■BLUE BACKS「制御工学の考え方」
「制御工学の考え方―産業革命は「制御」からはじまった (ブルーバックス) 」は、わかりやすく面白く読めて満足感が得られる本だと思う。とんなことに興味を持っている人かによらず、どんな人が読んだとしても、きっとその人の興味対象と重なる「面白さ・新鮮さ」を感じそうな気がする。言い換えると、この本のあとがきに書かれている「普遍性」、そんな普遍性がある面白さが詰まっている。
制御の普遍性は二つの意味がある。
一つは工学の中での普遍性で、ほとんどあらゆる工学分野で制御は使われている…ある対象をうまく制御することに成功した場合、その成果は比較的容易に他の対象に展開できる。
そしてもう一つは「まえがき」でも触れたように、工学を超えた普遍性である。
経済学については、その本質がダイナミックスにあるにもかかわらず、経済学の教育がそれに目をつぶる傾向にあることを敢えて指摘したい。変化の激しい現代社会では、経済現象の静的な捉え方は、もはや近似としても成り立たないのではないか、と思うのは素人の見当はずれだろうか。
わが国のもの作りが世界で長く優位を保ってきたのは、現場での経験を尊重する経験主義のおかげであった。しかし、経験主義が行き過ぎると、「理屈をこねる」ことを毛嫌いし、「えいやあっとやってみろ」という体当たり主義となる。
制御工学は、理屈を嫌う体当たり主義に対抗する「理論派」の砦である。
2010-04-09[n年前へ]
■桜咲く季節の中を「限りない可能性の缶詰」たちが歩いてる
早稲田近くに、色んなビールを美味しく安く飲めて、ガラス張りの窓から外をずっと眺めることができる…という3拍子揃った安い店があった。今週、久しぶりにその店に行くと、決して安くはない店になっていた。
けれど、窓際の席から見える通りはそのままで、料理も美味しかったので、ビールをずいぶん飲んでしまった。「2010年の今だからこそのFortran講座」とか「懐かしきAVSの歴史」といったことを話しながら、ガラスの向こうにある通りを歩く早稲田の新入生たちを眺める。日暮れも過ぎ、照明に照らされた通りを、歩く「可能性の塊」たちを羨望ととも眺める。
早稲田大学 理工学部の隣、戸山公園の桜は、とても綺麗で、風が吹くと花びらが吹雪のように舞っている。新学期が始まるキャンパスというのは、いつの時も、どこの場所でも、限りない新鮮さが詰まっている。
2011-04-09[n年前へ]
■京都の街で「非ユークリッド幾何学」を体感しよう!?
京都市街は、基本的に道は東西に走るか、南北に走るかのいずれかです。たとえば、東西に走る「通り」は、丸太町通り・御池通り・三条通り・四条通り…といったものになりますし、南北に走る「通り」なら東大路・西大路・烏丸通り・堀川通り・河原町通り…といった具合になります。
周辺部以外では、曲がりくねった道はなくて、道はすべて真っ直ぐ東<->西か南<->北方向に走っている。だから、どこに向かうにもただ、目的の方向に進み・曲がればいいだけだ。
「マンハッタン距離」と「続 理系風デート」
マンハッタン距離を使うことができる街といえば、京都もそういう街のひとつです。東西南北方向に向けて、碁盤の目状に道が作られています。だから、太陽が真西に沈む春分と秋分の日近辺では、何本もの東西に走る道の向こうから夕日の光が差し込んでくる、ということになります。
春分と秋分の日には京都に行こう!?
だから、「南北という方向軸(=道は東西に走る)」をX軸として、「東西という方向軸(=道は南北に走る)」をY軸とすれば、すべての交差点はXY座標で示すことができることになります。だから、京都の交差点は「四条河原町(X=四条,Y=河原町)」とか「四条烏丸(X=四条,Y=烏丸)」とか「烏丸御池(X=御池,Y=烏丸)という具合に直行する2軸の座標値、すなわち通りの名前で表すことができ、その通りの名前を聞けば、どの場所に位置する交差点であるかが簡単にわかる、というわけです。XY座標で示される京都市街は、まさに「理系の散歩道」のために作られたような街、なのです。
京都の街の凄いところは、小さな街なのに理系風散歩をすると、地球の曲率すら感じさせるところです。たとえば、烏丸御池から御池通りを「ひたすら真っ直ぐ」と西へ西へと進んでいくと、時代劇の撮影スタジオがあることでも有名な太秦近くに至ります。その太秦に辿り着く直前にある交差点が「三条御池」です。すなわち、東西に走る御池通りと三条通りが交差する交差点です。…何か「おかしくない?」「同じ方向に走るはずの”御池通りと三条通り”が交わることなんか不可能だよね?」と一瞬驚くわけです。
けれど、理系の調味料がまぶされた頭の人ならば、こんな風に考えたりもするはずです。「そうか、オレは地球の上を移動していたんだよな。で、地球は丸いからは丸いんだから、そんな地表上の座標軸は2次元リーマン空間なんだから、その上では任意の2直線は実は必ず交わるわけだったな」「地球の丸さを考えれば、京都市街から離れれば、同じように東西に走る道同士が交差してしまうのもしょうがないな」「地球の曲率を意識してしまうくらい、太秦は京都中心からは遠い辺境の地だったんだな」…エトセトラエトセトラ。
…もちろん、地球の曲率を感じさせるほどに京都の街が大きいわけでも、太秦が遠く離れた場所にあるわけではありません。いわゆる三条通りは、西大路通りのさら西を南北に走る「天神川通り(葛野中通り)」と交差した後に、道が進む方向を真西から西北方向へと変えてしまうのです。だから、三条通りの隣を平行に走り続けるはずの御池通りと交差することになり、「三条御池」という「本来ありえない名称を持つ交差点」が誕生してしまったというわけです。XY座標で示されるはずの空間の一部に、なぜかXX座標で表される場所が生じてしまったわけです。
「理系の散歩道」を楽しむことができる人ならば、京都「三条御池」の交差点に行ってみると良いかもしれません。そこは小さな街のはずなのに地球の曲率をなぜか体感できるという、驚異のサイエンス・パワースポットなのです。
2013-04-09[n年前へ]
■「左右の順位にまつわる歴史的理由」と「右の頬を打たれたら左の…の本当の意味」
「左右の順位にまつわる歴史的理由」と「右の頬を打たれたら左の…の本当の意味」を書きました。(参考:「右の頬を打たれたら、左の頬を…」に隠された意外な秘密 (初出:2006年08月01日頃))
あたりまえのような言葉や作法も、それらが生まれた理由や経緯を知ると、そして、それらの意味を深掘りしてみると、とても面白く・興味深い内容だったりします。今回は、「左右の順位にまつわる歴史的理由」を振り返り、「右の頬を打たれたら左の…の本当の意味」を考えてみました。
2014-04-09[n年前へ]
■恵比寿駅近くでなら聞きたい!?「”テクニカル・プレゼン”の授業」
来月中旬の週末の夜、恵比寿駅近くでテクニカルプレゼンテーションの講義をすることにしました(飲み代が出れば何処にだって出張する!が基本原則の信条だ)。…というわけで、「講演概要」を走り書きした内容がこんな感じです。
技術開発に携わる技術者は、「わかりにくい・新しいことを、わかりやすく伝える」という矛盾に満ちたテクニカル・プレゼンテーションを、毎日24時間行っています。 科学技術が「数少ない基本法則」にもとづいて作られているように、無理難題を抱えているように見えるテクニカル・プレゼンも、自然で単純な基本原理と法則を知りさえすれば、実はとても単純です。
2016-04-09[n年前へ]
■「こどもごころに計算技術をトッピング」「計算世界をインタラクティブ/没入体験」
第56回オープンCAE勉強会@関東(流体など)の発表で使用したスライド(の一部)をここに置きました。発表した演目は、題して「こどもごころに計算技術をトッピング」「計算世界をインタラクティブ/没入体験」のチープ2本立て、です。
新宿のビルに囲まれた桜咲く公園のベンチに座り、周囲のビルの周りに吹く風を想像しながらパワポスライドを作り、ビルの中で話をして、ビル風の専門家からのアドバイスを受けるという面白い体験をする…のが、2016年の4月9日でした。