2001-05-13[n年前へ]
2003-05-13[n年前へ]
■歩いて、コンビニへ行ってみよう。
以前、そんなフレーズを聴いた溶けないアイスクリーム、ドンドルマ。最近では日本のコンビニでもトルコ風アイスが売られていたりする。もちろん、私は食べてみた。ともかく、一回は食べてみると良いかもね。
2004-05-13[n年前へ]
2005-05-13[n年前へ]
■「天空を見つめる数多の瞳」
電磁波の「波長」「色温度」「どんな現象が見えるか」「どんな観測システムなら見えるか」などを一枚のチャートにまとめた「天空を見つめる数多の瞳」
2008-05-13[n年前へ]
■「レアメタル(希少金属)」と「(森下)仁丹」
レアメタル(希少金属)の記事をよく見かけるようになった。「希少」な金属、言い換えれば「需要に対して供給量が足りない」金属があることを説明する記事や、使われなくなった携帯電話や電子基板からレアメタルをリサイクルしようとする企業がいること、希少金属の産出箇所が限られていることなど語るニュースをよく見かけるようになった。
レアメタルにまつわるニュースを見ながら不思議に思い出すのは、どの駅にも欠かさず置いてある希少金属だ。駅の構内を行きかう人たちが持ち歩く携帯電話に載せられているレアメタルではなく。つまり、コスト(値段)と性能(できること)を考えたバランスの上で使われている希少金属ではなく、何だかよくわからないけれど希少なはずの「銀」が使われている森下「仁丹」、小さな粒の生薬が銀箔に包まれている森下「仁丹」、強く生薬独特の匂いを撒き散らすあの「仁丹」だ。
箪笥(たんす)の奥には「おばあちゃんの匂い」が詰まっているという人は多い。そして、森下「仁丹」は「おじいちゃんの匂い」がだという人も多い。そんな「おじいちゃんの匂い」が詰まっている「仁丹」は必ず駅のキオスク(KIOSK)に置いてある。20世紀初頭に生まれ銀箔に包まれた「仁丹」が、21世紀の現在のキオスクに常備してあるのは不思議だけれど、何だか素敵だと思う。
「仁丹」が22世紀にも残っているとは思えない。そして、銀箔に包まれた「仁丹」は、きっともうじき消えそうに思う。需要が遥かに供給量を上回り、その状態を反映し銀の価格が上昇していくならば、いつか銀箔に包まれた小粒の仁丹は消えてしまうことだろう。
けれど、まだ駅の売店ではおじいちゃんの匂いが詰まった森下「仁丹」を売っている。レアメタルが詰まった携帯電話を持った人が行き来する駅のホームには、まだ、懐かしいおじいちゃんの匂いが置いてある。
2009-05-13[n年前へ]
■「美的曲線」と「包茎手術」
「美しい曲線」とはどんなものだろう?とふと思い、ネット検索してみると「美的曲線」というものが見つかった。
「美しさ」をアピールできることは,工業製品がマーケットで成功するために非常に重要です.例えば,自動車のボディの特徴線は,その車の美しさに対する印象を大きく左右します.本研究では,曲率対数分布図が直線で表される曲率変化の単調な平面曲線を美的曲線と呼びます.
和歌山大学の原田利宣先生が,「自然界や人工物におけるさまざまな美的曲線の多くは,曲率対数分布図が直線で近似できるということ」を指摘さまれました.原田先生が調べた美的曲線には,蝶の羽や自動車のボディのキーラインなどが含まれています.美的曲線の特別な場合として,曲率対数分布図における直線の傾きα=-1の場合にはクロソイド曲線,α=1の場合には対数螺旋となることが指摘されています.
なるほど、確かに「美的曲線」の例を眺めていると、その曲がり方の変化が気持ちの良い感覚にさせてくれるような気がしてくる。単調なカーブを描くのではなくて、曲率がほどよい速さで変化し、不思議な新鮮さを感じさせてくれる
・・・で、さらに「美的曲線」を調べていると、「美しい仕上がりの理由」というページを見つけた。「ひとつウエノ男になる上野クリニック」提供の「包茎治療を説明するページ」である。
上野クリニックでは「複合曲線作図法」という高度な技術を駆使した手術法を採用しています。これは、切除ラインが亀頭の傘の下に隠れるよう作図する美的曲線と、男性自身の裏スジの包皮小帯というひじょうに重要な部分を残す機能的曲線を組み合わせて作図する方法です。
患者様一人ひとりの皮の余り具合に合わせ、切除線を亀頭から3~5mmの箇所に設定します。傷跡がきれいに隠れ、手術したことが目立たない自然な仕上がりです。
上野クリニックの「美的曲線」が「曲率対数分布図が直線で表される曲率変化の単調な美的曲線」になっているかどうかはわからないが、「自動車のボディの特徴線」を語る言葉と、「男性自身の特徴線」を語る言葉が同じだったりすることが、何だか少し可笑しい。
2010-05-13[n年前へ]
■続 オブジェクト指向のRubyに、数式処理ソフトウェアMathematicaの機能を自然な形で取り入れてみよう!?
「オブジェクト指向のRubyに、数式処理ソフトウェアMathematicaの機能を自然な形で取り入れてみよう!?」で書いたコードに、Mathematicaの「リスト」をRubyの配列に変換するメソッドTo_aを追加しておきました。たとえば、
pp ('i'.Table '{i,1,3}').To_a.join('-')というようなコードを書くと、
"1-2-3"という結果が出力されます。'i'.Table '{i,1,3}'という部分はMathematicaのコードで、Table[i,{i,1,3}]に相当します。その結果をTo_aで、RubyのArrayに変換した上で、RubyのArrayのメソッドjoinで要素を結合している、という具合です。(To_aを明示的に書かずに、暗黙的に変換を行ってしまっても良いのですが、今は明示的にTo_aを書くようにしています)
MathematicaのリストからRubyの配列に変換する部分は、下のようなコードになっています(全体像は先日の記事を参照ください)。
def Mathematica.to_a str require "JSONParser" jsonParser=JSONParser.new s=str.gsub(/, ([^{]{1})/,',"\1') s=s.gsub(/([^}]{1}),/,'\1",') s.gsub!(/\{([^{]{1})/,'["\1') s.gsub!(/([^}]{1})\}/,'\1"]') jsonParser.parse s endrequire "JSONParser" という記述があることでわかるように、Mathematicaのリスト(を文字列にしたもの)がJSON(JavaScript Object Notation)の配列と同じ構造になっていることから、JSONをIronRubyで使うライブラリ、JSONParserを利用して「Mathematicaリスト→Ruby配列」の変換を行っています(なお、このJSONParserを使うには、require 'strscan'の追加、および、IronRubyのbinディレクトリ内にあるMicrosoft.Scripting.dllを使うことができるようにパスを追加する必要がありました)。
こんなことをしてみると、MathematicaとRubyを繋ぐために、JavaScriptで使うJSONを利用してみたりすると…何だか言語間が繋がってくるような気がして、何だか少し楽しいですね。
なお、今回使用したJSONParserが文字列内にカッコ([])があるときに、JSON配列のパースを行えないため、今回のコードでは、Mathematicaの出力結果リスト中に[]があるときには、たとえばSin[x]といったものがある場合には、このTo_aメソッドは利用できません。それが、暗黙に自動で型変換を行わせていない理由です。
2011-05-13[n年前へ]
■ネオジム磁石を片手に「静磁気」で物体検出をしてみる!?
iPadやiPhoneから特定物体がどの方向にあるかを検知したいと考えました。まず思いつくのは液晶側に配置されたカメラ画像で(対象物体に適当な色マーカーを取り付けたり顔検出などで)物体の検出を行って、カメラ座標から空間座標に変換するという方法です。…けれど、この方法ではカメラが搭載されていない初代iPadでは実現できないという問題や、計算量が多いというデメリットがあります。
そこで、次はこんなアイデアを思いつきました。まずは、検出したい物体に磁石を貼り付けます。そして、iPadやiPhoneに搭載された「方向検知のための磁気センサー」の値を頼りに磁石ならぬ検出対象物体の方向を見つけ出す、というわけです。(発想の手順は「計算量削減のために検出物体にカラーマーカを取り付ける?→それなら可視光という名前の電磁波でなく静磁界的に強力磁石で代用してもいいかもよ?、という流れです)
さっそくガラクタ箱をあさり、強力極まりないネオジム磁石を見つけ出し、開発用のiPhone4の周りで色々な方向から近づけ・遠ざけ、実験にいそしんでみました(ソースはここに置いておきます)。実験をしながら、ふと6年ほど前のことを思い出しました。
6年前の今頃、デバイスを持つユーザの位置を検出するために、Thinkpadに搭載された(ハードディスク保護のための)加速度センサをハックするアプリケーションを書き、Thinkpadをひたすらシェイク(揺らしまくり)しつつデバッグ/テストをしていました。ハードディスク保護設定をアクティブにしてしまうと、シェイク(揺ら)している時にハードディスクにアクセスできなくなってしまうので、ハードディスク保護のオプションを切り、そんなテストを続けていた結果、…私のThinkpadのハードディスクは不良セクタだらけになりました。
iPhone4に強力一番ネオジム磁石をこすりつけ・テストデータを取りながら、不良セクタだらけになったThinkpadを思いだし、「このiPhoneは壊れないと良いな。壊れないでいて欲しいな。お願いだから、壊れないでね」と願いつつ半泣き状態でテストを行っています。(以前、同じように願いながらテストを行ったThinkpadのハードディスクは不良セクタだらけになったわけですが…)
「下らないアイデア」は「軽く笑いながら」「賢く上手くやり抜く」ものだと奥田民生の歌から教えられました。…けれど、愚かに・泣き笑い状態で実験することが多い自分を振り返ると、頭を抱えたくなります。…その一方で、「崇高な考え」を遂行している気になるよりは「下らないアイデア」を実現している方がずっといい、と思ったりもするのです。
2012-05-13[n年前へ]
■高速道路を突っ走る(定員4人の)三輪車が実在する!?
学生の可能性を可能にするポータルサイト ワンダーノーツに『 高速道路を突っ走る(定員4人の)三輪車が実在する!?』を書きました。
高速道路を突っ走る(定員4人の)三輪車は実在します。 タイの街を縦横無尽に(しかも結構高速に)走り回るトゥクトゥクに乗り、オープンエアーな風を受けつつ、日本の街を走ってみるのはいかがでしょう?