hirax.net::inside out::05月23日

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2002-05-23[n年前へ]

ImageTool Final 

 去年の新人君(金の卵)に計測画像処理の話を聞かれたので、とりあえずいつものようにImageToolとScion Image PC辺りを簡単に説明。で、つい前に3.0Finalバージョンになってた。粒子解析のまずは超入門編としては超おすすめです。
 あともちろんNIH ImageのPC版のScion Image PCはStack機能を使いまくるのがコツ、と。もちろんどちらもフリー。(リンク)(リンク

2003-05-23[n年前へ]

空に溶ける樹木 

空に溶ける樹木






山崎まさよし・ニアリー・イコール・和田アキ子 

 何を今さらに決まっているのだが、山崎まさよしの歌(ちなみにこれは「僕はここにいる」)は和田アキ子が歌っているように聞こえてならないのである。「むくふわれなひぃ〜 束ぁの間の夢ならばぁはぁ〜、せめてへぇ 偶ふぅ然のほぉ時だけへぇでもほぉ〜」とナニワのゴッドねぇちゃん風に聞こえて仕方ないのだった。もう、目をつぶると和田アキ子が…。

2004-05-23[n年前へ]

Win95,98がPocketPCで動く 

 PCエミュレータBochsを使ってPocketPC上でWin95,98が動く。うーん、楽しそうだ。全然使っていないPocketPCをもう一回引っ張り出してこようか。

Palm用インラインPOBox 

 PocketPCを使っていたときは私ももちろんPOBoxを愛用していた。そのオリジナル版の作者である増井さん(このリンク先は何回か読み込み直してみると面白い)から、Palm用インラインPOBoxはPalm用のモジュール(アプリケーション)を辞書に登録して、POBoxから呼び出すことができると先週教えて頂いた。つまり、Palm用POBoxは辞書単語登録プログラミングができる、ということである。うーん、楽しそうだ。Palmに転んでみようか。

技術者・研究者のためのプレゼンテーション講座 

 7月6日の午後に開催の「技術者・研究者のためのプレゼンテーション講座 」です。これを聴きに来る人ってどんな人でしょか。後学のために?知りたいです。って、オマエが言うな、でしょうか。いえいえ、だからこそ知りたいのです。ここに書いてもダメでしょうけれど。

最適な日本語入力環境を発掘せよ 

 UNIX USER 2004 5月号に掲載された特集「最適な日本語入力環境を発掘せよ」を、編集部の許可を得てHTML化した、という「最適な日本語入力環境を発掘せよ

ビル・アトキンソン氏講演 

 5月14日に大阪・扇町のMebic扇町で開催されたmACademia(まかでみあ)でのビル・アトキンソンの講演のようす。コンピュータ好きな人であれば、必読。

 「ダイアログの選択肢は当初"Cancel""Do It"だったが、"Do It"では"Dolt"(ドルト=まぬけ)と間違われて、ユーザが怒ってしまうので"OK"になった」なんていう話も。

2006-05-23[n年前へ]

便器の中の角氷の秘密 

平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研:便器の中の角氷の秘密 Tech総研ブログ平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女便器の中の角氷の秘密〜「やんちゃな男」の飛沫をクールに冷やす〜を書きました。


男性がトイレに行った後、「手をちゃんと洗ったの?」と気にする女性がいますが、それは実に甘い考えです。「やんちゃな男」の硝煙反応は「男性の前面部分に広く残っている」ハズなのです。

理想を描き、眺めてみる 

 「私はたびたび、理想を描く。理想がない状態が嫌だ

そして、歩み寄る。考える。考えたことを吐き出し、またそれを咀嚼する。何度も何度もためらいながら試し書きされる自分と向き合う。

2008-05-23[n年前へ]

『理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 』 

 「個性溢れる11人の経済学者の方々に話を聞く」という趣旨の本、『理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 』が発売されました。大竹文雄・玄田有史・友野典男・松原隆一郎・小島寛之・奥村宏・西村和雄・森永卓郎・中島隆信・栗田啓子・中村達也という、11人の経済に関わる方々が、ものわかりの悪い生徒に実に丁寧に教えてくれたこと、その内容が本になりました。

 本書には、一般の方々や経済学者の方々のアンケートから、「経済学者」「一般のひと」がそっくりだけれど、ほんの少しだけ違う姿が浮かび上がり、「豊かになるために必要なもの」をクラスタ分析した結果から、「希望とか自由とか愛」といった見えないものの繋がりを眺めたりすることができるオマケもついています。また、産業・科学や芸術・宗教といった歴史背景と、経済学の世界地図の上に時系列で並べた「歴史年表」もついています。

 豊かになるために、小島先生はたくさんのものを選び、(「若い頃は時間があるけれど金がなかった。今は時間だけが必要…つまりは年をとったということです」といった言葉とともに)大竹先生と友野先生は時間だけを必要とし、森永先生は「愛」だけを選びました……

 一般の方々や経済学者の方々へのアンケート結果、そこに記された言葉を眺めていると、不思議なほど私たち自身(そして私たちの分身のような経済学者の方々)の姿が見えてきます。そんな私たち自身の姿・私たち自身が望むことを眺めつつ、経済学者の先生方が話すこと読むのも、一興かと思います。

理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く!






2009-05-23[n年前へ]

登山の下着の科学を「システム」として考えてみたい・・・!? 

  「新しい衣服衛生 」を読んでいると、こんな一節がありました。

 水は1g当たり、たとえば25℃で583calと大量の気化熱を奪う。よく登山のときには羊毛の肌着を着ると良いといわれる。この理由は、濡れた時の熱伝導率がほかに比して小さい*ということと縮れ構造のかさ高性による保温効果もあり、さらに湿感も少ないが、もっとも重要なことは、繊維中最大の吸湿性(20℃,相対湿度65%で16%)があるため、汗をよく吸いとってくれるということ、そして同時にその吸湿時に発生する多大の湿潤熱により加温されるということがある。
この説明には図が付けられていて、布の水分率(%)が上昇すると通常有効熱伝導率(W/m・K)は上昇するが、他の布に比べて羊毛は、全水分率にわたってかなり低い有効熱伝導率であることが示されています。

 ちなみに、湿潤熱というのは、熱測定学会の説明をひいてみると、「浸漬熱(現在では"しんせきねつ"とも読むが"しんしねつ"が正しい読み方)あるいは湿潤熱=DHimmは、固体が液体に浸漬した際の固体表面エンタルピーの消失と、それと同時に起きる固-液界面の生成に伴う固液界面エンタルピー発生によるエネルギー変化により生じ、固体表面のエンタルピーhSと固液界面のエンタルピーhSLの差に等しい(DHimm=hSL-hS)」とあります。

 登山の下着ひとつを考えるだけで、そこには色々な科学が隠れているものだ、と驚かされます。

 ところで、いちばん最初の「登山のときには羊毛の肌着を着ると良い」という説明を読んで、システム・ダイナミクス的に考えてみると、果たして本当に「羊毛の肌着が良い」のかわからなくなったのです。湿度・汗・熱(温度)などを考えた時、果たして「多大の湿潤熱は果たして良いものなのか」がよくわからなくなりました。

 下着を湿らすのは周りの湿気や、登山者の汗だと思います。湿気が高い時、登山者が汗をかいた時、湿潤熱が発生することが良いか・悪いかは、その時の気温にも依存する話のように思えます。汗をかいた時に、ますます熱くなってしまうと、もっと汗をかいてしまうことになり、何だか困るような気がします。その登山中の全過程における、気化熱や周りの気温とのバランス次第で、「多大の湿潤熱」が良い・悪いは変わるでしょう。

 私は気軽な登山はしますが、本格的な登山というものをしたことがありません。発熱や湿度や発汗の関係、あらゆる作用を考えた動的なシステムとして考えてみると、一体「最適な登山の下着」はどういうようになるのでしょうか?

2010-05-23[n年前へ]

「目の前に飛び出す立体映像」は…老眼にはツラい!? 

 3時間ほど液晶シャッター眼鏡をかけ、スクリーンに映し出された立体画像を見ながら打ち合わせをした。最初は、画面から目の前に飛び出す物体を新鮮に感じていたのだが、ふと恐ろしいことに気がついた。目の前に物体が飛び出してくるたびに、どうも頭を後ろに持っていこうとする自分がいる。飛び出す物体を眺めようとするとき、その物体との距離を、無意識に離そうとしている自分に気がついた。

 近くのものを見ると、目が疲れるように感じる・・・つまり、老眼が入ってきていると感じている。しかし、そんな老眼というものは眼のピントを合わせる筋肉が老化し、近くのものにピント合わせをすることだけがツラいのだと思っていた。だから、立体テレビのような「実際には遠くに映し出されているものを」眺めるのであれば、たとえ老眼が入ってきても全然関係ないと思っていた。しかし、哀しく、恐ろしいことに、「目の前に飛び出す立体映像」も…老眼にはツラいようだ。立体映像は、そんなところは真に迫らなくとも良いのに、悲しいかな、「近くにくると見えづらい」というところまで真に迫っているのである。

 「目の前に飛び出す」けれど、老眼の眼に優しい、眼の筋肉に優しい「立体映像」ができないものだろうか。

2012-05-23[n年前へ]

ジャストシステム「スマート名刺 for iPhone」から(とその逆)の名刺データ移行 

 名刺管理をしようと、ジャストシステムの「スマート名刺 for iPhone」を使ってみました。「おぉ、これは使いやすそうだ!」と感じたのは良いですが、…なんということか、このソフトを使うためには、(Windows専用の名刺管理ソフト)「スマート名刺管理([高速カラースキャナセット)」(希望小売価格:18,800円ナリ)を買わないといけない、ということに気づきました。

 名刺をiPhoneで撮影するだけで、名刺をOCR認識することができたり、認識した内容を「Googleコンタクト」と連係させたりすることができるのはとても便利なのですが、そのソフトを使うために「使わないハードウェアやWindowsソフトを買う」というのは不便な気がします。

 しかし、ジャストシステム「スマート名刺 for iPhone」を試用して、すでに30枚あまりの名刺を撮影&格納してしまっているのに、そのソフトを使い続けることもできない&データ移行もできない…となると、「あの名刺撮影時間は何だったのか…」と頭を抱えたくなります。

 そこで、この「スマート名刺 for iPhone」の中身を調べてみると、このソフトは(名刺管理ソフトの定番である)「World Card mobile」のOEM 品だということがわかりました。…そこで、iPhoneにインストールされたアプリケーション・ディレクトリを覗いてみると、「スマート名刺 for iPhone」の名刺データは、「World Card mobile」の名刺データと全く同じ形式(フィールド)の(SQLiteの形式である)dbファイルとなっています。

 というわけで、iPhoneの「スマート名刺 for iPhone」ディレクトリを(iPhoneの中にあるファイルを操作することができるiExplorerなどで)開き、その中にある”Library”ディレクトリの"wcm-card.db"は"wcm*.jpg"をすべて「World Card Mobile」のLibraryに移動すると、そしてアプリケーションを起動し直すと、ジャストシステム「スマート名刺 for iPhone」から「World Card Mobile」へと、そのままデータを移行することができました。

 ちなみに、この逆のファイルコピーを行えば、「World Card Mobile」から「(ジャストシステム)スマート名刺 for iPhone」へのデータ移行もすることができます。つまり、「World Card Mobile」のデータをGoogle コンタクトへ移行したいと思うなら、「World Card Mobile」のLibraryディレクトリにある"wcm*"ファイルを、「(ジャストシステム)スマート名刺 for iPhone」のLibraryディレクトリにコピーすれば良い、というわけです。

2013-05-23[n年前へ]

「県名と県庁所在地が違う理由」〜宮城県と仙台市編 

 「東京都の県庁所在地は東京!?」のナゾは、「県名と県庁所在地が違う都道府県に関する問題」からスタートした話でした。つまり、たとえば、「鹿児島県の県庁所在地は鹿児島市…それでは山梨県の県庁所在地は?そして東京都の場合なら?」という話です。

 「県名と県庁所在地が違う理由」も、追いかけてみると意外なほどに面白かったりします。…たとえば、「宮城県の県庁所在地が仙台市」である理由も、歴史の裏表を垣間見せ、とても面白いものです。

 明治4年の廃藩置県で、(かつての”新政府軍と争いを行った”仙台藩などを集めて)仙台県ができた後(仙台城が仙台県庁となった)、その翌年に、「人心一新」を目的として(仙台という名前を捨て)宮城県に改称した…という歴史を眺めると、実に新鮮で「なるほど〜」と考えさせられます。

2014-05-23[n年前へ]

「オボった画像」で「自然なレイアウトの基本」を覚えておこう!? 

 「オボった画像」で「自然なレイアウトの基本」を覚えておこう!?を書きました。

 このスライドは、何年も前から使ってきたスライドなのですが、実はこのスライドには、少なくともひとつは明らかな「偽造」が行われています。つまり、「オボった箇所」があるのです。さて、一体どこに「偽造」が行われているかわかるでしょうか?

「オボった画像」で「自然なレイアウト」を覚(おぼ)えてみよう!?「オボった画像」で「自然なレイアウト」を覚(おぼ)えてみよう!?「オボった画像」で「自然なレイアウト」を覚(おぼ)えてみよう!?