2002-05-24[n年前へ]
■風圧による力覚提示方式における力覚表現の検討
NTTサイバースペース研 鈴木由里子ら。電子情報通信学会技術研究報告 Vol.101, NO.421, P.161-166 2001。
HIRAX.NET的には風圧による力覚の単位系としては、CUP = カップを強く推したいのである。もちろん、数字はアルファベットで表記することが望ましいのである。
2003-05-24[n年前へ]
■「オープンソースソフトウェアの課題と今後への期待」
「経産省 久米氏 の基調講演は聴講しました」は非常に参考になるが、感覚的には「立脚点に疑問」に大賛成。
■[OOエンジニアの輪!]〜 第 21 回 川合史朗 さんの巻 〜
うむむ、ビックリ。高校時代の同窓生がこんなところで大活躍中だぁ。行動力があるなぁ。凄いなぁ。そういえば、インラインホッケーをやってるって言っていたような…。
それにしても、WikiWikiWeb for 3Dなんて本当にとても面白そうだなぁ。
2004-05-24[n年前へ]
■ナニ屋さんですか?
「ナニ屋さんですか?」と聞かれたので、こちらでテキトーに答えてみます。勤務先では「物理プロセス屋」と呼ばれる「何でも屋」です。「物理」とか言う割に、ハードもソフトも電気も実に中途半端に関わりつつ、実は化成材料部門で身を粉にして働いています。結局のところ、ほとんど「何もできない屋」です。典型的なデクノボーです。
それにしても、「物理屋じゃなくて、物理プロセス屋って何よ」って聞きたくなりますよね?「プロセス=過程屋って何よ?」って聞きたくなりますよね。答えになっていなくて、申し訳ありませんが、「結果がムダでも、その過程はムダじゃないー」なんて呟いてみたりするのは、そんな職種名に寄るところもあったりするのかもしれません。
■若気の至り+過去の過ち
「ナニ屋さんですか?」を書いていてふと思い出したのが、ずっと昔の配属面接。
配属面接なのだから当然のごとく私はまだ若かった。そんな若かった私は思わず「バブルジェットって原理的に高画質出力は無理そうですよね。熱利用ってなんだか今ひとつダメダメですよね」とインクジェット部門のお偉いさんに言ってしまった。それから何年かした後に、エプソンがPM700を出したことをキッカケに(ただ熱を使ってないので、そういう意味では今でも同じ意見を私は持ち続けているのだが)、高画質インクジェットの時代が訪れた。今では、高画質と言えばインクジェットだ。とんだ大誤算+若気の至りである。
そして同じ頃、違う部門のやはりお偉いさんに「NEXT OSって終わってますよね。あんなとこのしかもハード部門を買う会社の気がしれないですよねー」とやはり若かった私は言ってしまった。すると、そのお偉いさんは「何言ってんだ、NEXTはこれからのOSだー」と言い放った。その時、私は「落ち目のNextをこれからのOSだなんて、こらアカン。この会社は絶対アカン」と思ったのだった。が、最近ふと気づいてみればNEXTはMacOSXとして見事にこれからのOSに変身している。これまた、とんだ大誤算+若気の至りだった。思い出すたび、自分を恥じるハズカシイ思い出話である。
そしてやはり同じ頃…、と言い出すときりがない。考えてみれば、そんな予想外のことがたくさん起こる。世の中には、良くも悪くも予想外のことばかり起こる。私のツマラナイ予想はたいていの場合、幸か不幸か外れ続けている。それが良いのか悪いのか判らないけれど、世の中は「若気の至り」と「とんだ過ち」ばっかりだ。
2005-05-24[n年前へ]
■「数理科学美術館」
「数理科学美術館」 同じ作者の「こびとのせかい」も面白い。少なくとも、「近すぎるものと遠すぎるものを普通の条件下で同時に見ることは不可能なのです。 しかし、私たち人間とジェリーとでは、その『近すぎるもの』の尺度が違います。 私たち人間にとって「近すぎるもの」も、ジェリーにとっては 「ちょっと近いもの」になり、景色と同時に見ることができてしまいます」という作り手の言葉に惹かれる人は眺めてみると、面白いかも。
■「怖さ」を支える「論理性」
昼、「自分の中の映画ランキング」の話になる。その中で「映画『リング』はとても怖かった。映画を見た後もとても怖かった」という人が多かった。そんな話を夜すると、アメリカ人いわく「映画『リング』は全然怖くない。少なくとも、見終わった瞬間には怖さが全然なくなってしまう」と言う。
なぜかというと、「怖さを裏付ける『論理』がないから」だと言う。「貞子が貞子たる論理が提供されていない」から全然怖くない。論理がないから、見終わった瞬間には忘れてしまうのだ、と言う。
2008-05-24[n年前へ]
■続・『理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 』
クールビズ・ウォームビズの効果に関するシミュレーション記事の「原稿料の分け方」を飲み屋で話したことをきっかけとして、『理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 』は生まれました。
私が授業を受けた11人の経済学者の先生たちには、2つの特徴があったように思います。1つは、ものごとを色々な方向から眺め一種冷めた考え方もする、ということでした。そして、もう1つは、多くの人と同じように、先生方の仕事への熱意は「素朴で単純な」暖かな気持から生まれているのかもしれない、と感じたことです。つまり、クールな頭とウォームな心が混じりあっていた、ということです。
「はじめに」
単行本にするにあたり、コラム(今気づきましたが、p.217のフローチャート中の「上がる」「下がる」が逆になっていました)や読んで欲しいと感じた本の「ブックガイド」を書き足しました。インタビューから少し時間を経てから書いたものですが、その分、少し漬かっていて味が深まっていると良いな、と願っています。
何より大変で、なおかつ、何より一番新鮮だったのが「経済学者の先生方に行ったアンケートの集計作業」でした。「好きな経済学者とその理由」「分数もできないみんなの判断でも”正しい”ことが多いと思うか?」「豊かになるために必要なものは何ですか?」という3つの拙い設問に対して書かれた言葉は、本当にどれも新鮮に感じたのです。記事中で先生方が語った言葉をアンケートに書かれた言葉とともに読み直したい。改めてその言葉を聞き返したいと強く感じさせられました。
「経済学の目的はみんなを幸せに豊かにすること」だといいます。それならば、「幸せ・豊かさ」とは一体何なのでしょうか。そんな「豊かさ」というものは、人が自分自身で見つけ出すしかないのかもしれません。そんな「豊かさ」は少し「孤独」と似ています。
最終ページ 中村達也著「豊かさの孤独」に対する紹介文
2009-05-24[n年前へ]
■「ウニの殻」で綺麗なライトを作ってみる
都会から離れた田舎の海にで泳ぐと、海の波の下、光が明るく届く程度の深さの海中の砂上には、綺麗なウニの殻や貝殻が転がっています。もちろん、美しい小さな魚の群れが塊となって、泳ぎ回っていたりします。
泳いでいる時、ウニの殻が見えるのはまだ海底が明るく見える浅い場所です。だから、そんな綺麗な殻を見つけるたびに、いつも潜ってウニの殻を持って帰ってきてしまいます。ウニの殻は色がとても端正で、規則的に針の穴がたくさん空いていて、不思議なくらい魅力ある姿形をしているのです。
そこで、今日は携帯用ライトの前部にウニの殻を付けてみました。携帯用ライトの直径と同じサイズのウニの殻を選び、(下図のように)ライトの前部に張り付けてみたのです。
というわけで、「ウニの殻」で作った綺麗なライトを点滅させたようすを撮影してみたのが、下に張り付けた動画です。淡い白色の部分と、淡いみどり色の部分と、反射光で見る分にはほとんど同じように見えますが、光の透過量を眺めてみた時には全然違うように見えることがわかります。面白いものです。
2010-05-24[n年前へ]
■「注文の多い料理店」を好きな人・苦手な人
食べること・飲むことが好きだ。自分が飲食するのも好きだし、人が美味しそうに食欲大魔神になっているのを見るのも好きだ。…しかし、それはあくまで、食べたいもの・飲みたいものを、自分たちのペースで口に入れている場合である。
秋葉原で、軽く夕飯を食べようと、串揚げの店に入った。最初に、苦手なものを聞かれ、「苦手なものはありません」と答えると、もう食べられなくなったらストップと言ってくださいと言われ、ひたすらにおまかせで色々な「串揚げ」が次々と出てくる。どれもこれも、間違いなくとても美味しいのだけれども、食事の場としては何だかとても良くない。
全席カウンター形式というのも、好きなタイミングで好きなものを注文できる限りは最高だが、「苦手なもの」以外は自分の選択肢がないとなると、いや、唯一頼めるメニューが「ストップ」しかないとなると…何だか自分が人工餌をひたすら食べ続けるブロイラーになったような気持ちになってくる。50cmの眼の前に、ひたすらに具を揚げ続ける人がいると、その人に聞こえないように、「この店、今一つ良くないから、すぐ出て違う店に行きません?」と、連れの人たちにその意思を伝えることも難しい。
また、一緒にいる人たちと話をしていて、串を出されるスピードと食べるスピードが合わないと、揚げた串が食べる前に冷えてしまうこともある(それはとても残念だ)そして、自分の気持ちだけでなく、食べ物にも悪いし、料理を作る人にも悪い。客の回転率を上げ、売上を上げることに関してはとても良いシステムだと思うのだが、それ以外のことを考えると、すべてに悪いシステムであるような気がする。
美味しい串揚げをお腹いっぱい堪能し「ストップ」と言い、満足して店を出た。しかし、こういうシステムの店には二度と入るまい、とも誓ったのである。「料理の食べ方」が指定されているような注文の多い料理店には、これから気をつけようと思う。
2011-05-24[n年前へ]
■「エコな自販機をどこに置くべきか?」というジレンマ
節電ということが気になる日々ですが、住宅街を歩いていると「大きな太陽電池が取り付けられた自動販売機」がありました。横に回ってみると「Ecoる、Coca Cola」と書いてある自動販売機で、筐体の上に取り付けられた太陽電池パネルから電線が伸び、自販機の中へと入っています。
後で調べてみると、「ecoる/ソーラー」自動販売機というのは、ソーラーパネルによる蓄電で“夜間照明の消費電力量ゼロ”を実現するというものでした。
ところで、この「ecoる/ソーラー」自販機は、北向きには設置することができないのでしょうか?太陽の光を太陽電池パネルにあてることができなければ、この自販機も活躍できないような気がします。私が見かけたものは、南西向きに設置されていて、その方向には日差しを遮る高いビルなどはありませんでした。 やはり、日差し強く照る場所に、この自販機は置かれるべきなのでしょうか?
しかし、こうも考えることができます。日差しが強く照る場所に自販機を置いたなら、その強い日差しの中でもキンキンにジュースを冷やすエアコン・パワーも必要になりそうです。…ということは、日差しが差し込まないような場所に自販機を置くと、実はものすごく省エネでエコだったりするかもしれません。
「ecoる/ソーラー」自動販売機を眺めつつ、「エコな自販機のジレンマ」に悩みます。清涼飲料水を売るエコな自動販売機は、エコ的には、日向に置くべきなのか?それとも、そもそも日陰に置くべきか?…それが問題です。
2014-05-24[n年前へ]
■情報理論で「胸」の「CG光源レンダリング」や「陰影の付け方」を学んでみよう!
情報理論で「胸」の「CG光源レンダリング」や「陰影の付け方」を学んでみよう!(上部直交2方向から照らすのが情報量=エントロピー最大のバスト盛り上がり最大条件です!?)を書きました。
実は、情報理論を使うと「バストの魅力を最大限に引き出すための光の当て方・陰影の付け方」を導き出すことができます。「バストの凹凸」も所詮は「情報」に過ぎないので…バストを映し出す・描き出した画像の「情報量(エントロピー)」を最大化する問題として捉えてみるわけです。