2000-08-18[n年前へ]
■今日書いた手紙
私が「できるかな?」でやっていることはどれも、「いっぱいある、私にはできないこと」をどうにか「できるようになりたい」という気持ちの現れだと思ってます。「理学研究科地球物理学」卒という浮世離れした専攻だった私には、得意なものがあるわけでもありませんし、実のところ「できないこと」ばかりなのです。ですから、「できる。」でも「できるかな。」でもなくて、「できるかな?」なのでした。 というわけで、私には全然アドバイスなどできないのですが、よく思っていることを少しだけ書いてみることにします。 どんな分野でも、どんどん新しい技術が入ってきていると思います。「電気系」もそれは同じでしょう。だから、もともと電気専攻の人でも新しい技術の勉強をずっと続けていなければ、ダメだと私は思うのです。電気系を専攻していたか、していないかに関わらず、結局「新しい技術の勉強」は続けなければならないから、「「新しい技術の勉強を続けなければならない」という点においては、大学の専攻なんてあまり関係ないと思うのです。それにたった4-9年ぽっちの大学・大学院よりも、これからの方が年数はずっと多いわけで、これからの年数に比べればこの4-9年なんてのは誤差みたいなもんです。 だから、ゆっくりとでも良いから「技術の勉強を続けていれば」良いのかもしれない、と思ったりします。
2001-08-18[n年前へ]
■リアルなジャバスクリプト
「ダウナーなネタ」と作者は言うが、アッパー系に見えてしまうぞ、と。それはともかく、面白い。(リンク)
2004-08-18[n年前へ]
■PDLS対応のDLLを作成するページ
Photoshop用のプラグインを簡単に作成することができるPDLSは結構便利だと思うが、普通のユーザーが「さて自分で作ろう」と思っても、コンパイラを用意したりするのは結構面倒だと思う。FilterFactoryのように、特にコンパイラなどを用意しなくてもプラグインを作成することができるツールに比べると、少し?面倒だ。
そこで、とりあえずPDLS対応のDLLを作成するページを作ってみた。デフォルトで入力されているのを参考に各種プラグインを作成してみるのも面白いかも。ちゃんと動作確認はしていませんが…。
2005-08-18[n年前へ]
■アインシュタインら著名人が黒板に書いたこと
アインシュタインら、学者や音楽家やアスリートや、そんな色んな著名人たちが黒板に書いたものを集めた Bye bye blackboard. 9/18まで公開中。 下の人たちだけでも、ほら、眺めに行きたくなりますよね?
■「技術者・研究者のための効果的なプレゼンテーション技法と活用法」
8月24日に開催される「技術者・研究者のための効果的なプレゼンテーション技法と活用法」の宣伝です。受講者が少ないので開催が流れるかもと聞いていたので、準備を(少し)かまけていました。しかし、(幸か不幸か)開催が決まってしまったようなので、準備を始めるとともに宣伝をさせて頂きます。「会社のお金で」「業務の一環として」行くことができる人(…)はひとついかがでしょう?
申し込みの際に、「講師名(=私の名前)」と「講師割引」と備考欄に記入して頂くと、講師特別割引で受講できます。1名につき通常47,250円のところが。15,750円割り引かれて割引後価格¥31500(税込)になります。「会社のお金で」「業務の一環として」行くことができないという方は、別途応談ですね。
3日前に届いた論文投稿依頼の(一回目の)締め切りが10月10日で少し驚いてみたりとか、とりあえずはそんなこんなの宿題や間違い直しやメールなど、どれもなかなかこなしきれていませんが、ボチボチとやっていきます…。
■ボディー・サイズ精密計測システム
低出力の電波を送って、ボディーサイズを精密計測する「リーバイス」が10秒採寸測定システムがリーバイスストア池袋店(東京・池袋)に試験導入。
2006-08-18[n年前へ]
■他社製ハードで動くMac OS Xが欲しい。
Tech総研ブログ平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に、「他社製ハードで動くMac OS Xが欲しい。〜YouTubeで眺めるMac OS X on PC〜」を書きました。「Mac miniやMacBookなどのハードウェアでWindowsを使いたい人」と全く逆に「Apple社が開発・販売するハードウェア以外でMac OS Xを使いたい人」たちへのYou Tubeリンク集です。日本製ノートPCでMac OS Xを使いたい人たちは、(多くはないでしょうが)結構生息していたりしそうです…よね?
■「新聞記者は戦争を始めることができる」@「オシムの言葉」
言葉は極めて重要だ。そして銃器のように危険でもある。私は記者を観察している。このメディアは正しい質問をしているのか。…そうでないのか。新聞記者は戦争を始めることができる。意図を持てば世の中を危険な方向に導けるのだから。ユーゴの戦争だってそこから始まった部分がある。
2008-08-18[n年前へ]
■午後に降り注ぐ、一瞬の激しい雨の気持ち良さ
週刊SPA!を読んでいると、福田&坪内の「これでいいのだ!」に、こんな一文が書かれていた。
突然バーと大雨の粒が来て、その中をスーパーカブが5人くらい載せて「バルバル~」と走る。暑さはしんどいけど、あの毎日のスコールの解放感は気持ちいいよ。
スコールには、”カタルシス”があるんだね。突然大雨が来て、「あ、逃げよう!」と雨の中を走ったりしてると、パッと収まって。それだけで心地がよくなるんだね。
京都には春と秋がない、と京都に住んでいたときには思っていた。寒い冬が過ぎると、桜の花咲く心地よい春はほんの1週間ほどで終わり、アイスクリームが欲しくなる暑い夏が始まる。そして、夏が終わるとともに、すぐに寒い冬になる。紅葉は続いていても、その頃の空気は秋というより初冬のような肌寒さになっている。
ある初夏の昼、授業にも出ず SINITTA の TOY BOY か何かをを流しながら、大学のキャンパスでウルトラマンか何かの仮装をして仮装して踊っていた。「気恥ずかしさ」とか「一体自分は何をしているんだろう?」とか感じたりしつつ、中途半端に踊っていた。
その時、空は晴れたまま大雨が降り出した。その一瞬のスコールに打たれた時の気持ちよさ、気持の吹っ切れ具合は今でも覚えている。そして、その時も今もその「感じ」を言葉で表現することも、上手く伝えることもできずにいる。
日本はやはり亜熱帯だ。だから、亜熱帯が持つ気持ち良いスコールは、やはり日本にもある。一瞬のスコールに打たれ、雨やどりをして、雨がやんだ後に動き出す感覚は本当に気持ちが良い。何の根拠もなく、「これでいいのだ!」と感じさせる何かがあるように思う。
He ain't got money.
People think it's funny.
He gives me everything I need.
2009-08-18[n年前へ]
■ワイヤーロック錠をバラす
「鍵を使わずには絶対に開けられない鍵」というのは滅多にない。原理上は開かないはずのカギであっても、おおくの場合、製造上の問題や・運用上の問題が原因で、簡単に開く鍵になってしまうことも多い。たとえば、右上の写真に示したワイヤーロックなどは、その一例である。
たとえば、下の動画はケンジントンのワイヤーロックをばらしてみた例である。このワイヤーロックは右の写真のような形状をしているのだが、一番外側の多いが薄い金属であり、その金属をただラジオペンチやニッパーなどで「めくる」だけで、シリンダー錠の中身をすべて取り出すことができる。つまり、シリンダーを固定しているピンもバネもすべてがバラバラになってしまうのである。ひとことで言えば、簡単に開いてしまうのである。
このワイヤーロックの仕組みは、シリンダーの中に5セットのバネと2本のピンが入っている。そして、その5セットのうち2本ピンのうちの片方の長さが、セットごとに違うのである。だから、そのピンの長さに応じた押し込みをすることで、シリンダーの中の回転部を回すことができるようになる、というわけだ。
もっとも、パズル好きな人で、手先が器用な人なら、精密ドライバーや堅い適当な形状の板などがあれば、わざわざネジをばらさなくても解錠することができる。暇な時間があれば、高いパズルを買わずとも、100円ショップで鍵を買い「その鍵を開ける」というパズルを楽しむのも面白いかもしれない。
2010-08-18[n年前へ]
■「小指の想い出」と「理想のキーボード」
小指が痛い…と書くと、伊東ゆかりが歌う「小指の想い出」という歌を思い出す人も多いかもしれません。「あなたが噛んだ、小指が痛い」という歌詞で有名なあの歌です。けれど、今日の「小指が痛い」はそんなロマンチックな話ではありません。
痛い小指は右手の小指です。PCのキーボードを叩くときに、右手の小指に無理をさせているようなのです。左右の他の指に比べてキーを叩く頻度も高いですし、叩くキーボードも結構離れていて、無意識の内にとても筋肉を酷使しているようなのです。特に、日本語の文章を入力している時には、日本語変換のためにEnterを押すことが多いせいか、右手の小指が大リーグボール3号を投げすぎた星飛雄馬投手の左手のように、壊れそうなほどに痛くなるのです。
いつも使うノートPCはB5サイズの英語キーボードなので、比較的指が動く範囲は狭いはずなのですが、右手の小指をEnterの上に浮かべるクセがあることもあり、また、("H""G""B""キーの中心に位置する)トラックポイントの上にいつも右手の人差し指が置いていることも重なり、右手の小指はいつも広げた状態にしています。そのせいで、結構疲れがたまるのです。
そんなわけで、疲れずに打てるキーボード、そんな理想のキーボードを備えたノートPCを探しています。それとも、キーカスタマイズしてしまえば良いのでしょうか…?
2012-08-18[n年前へ]
■続「ビールの法則」で「白ビールの酵母・小麦タンパクの量」を見極めろ!?
「ビールの法則」で「白ビールの酵母・小麦タンパクの量」を見極めろ!?で、「酵母や小麦蛋白が濾過されずにたくさん残っているヴァイツェンビールの色から、酵母や小麦蛋白の量を見極めるための研究」を始めました。具体的には、「ビールの法則」ならぬ「ランバート・ベアの法則」と「ビールに溶け込んでいる色素の色(分光吸収率)」を使って、ビールグラスを外から眺めた色とビールに溶け込むことなく濁っている成分の量を結びつける式を導き出してみました。
そこで今回は、導き出した「ヴァイツェンビールの濁り成分量と外見色の関係式」から、濁り成分量を変えた時(つまり濾過されずグラス中に残っている酵母や小麦蛋白の量が違う時)、ビールの色がどう違って見えるかを眺めてみることにします。
まず、ビールに溶け込んでいる(光を吸収しても散乱はさせない)成分の分光吸収率が右のような吸収スペクトルだとしてみます。「ビールといえば黄色」ですから、ほぼ黄色以外の波長の光を吸収するような特性です(グラフの黒領域が吸収される量を示しています)。
そんな「黄色いビール」の中に含まれる濁り成分量を「全然入ってない~たくさん入ってる」まで9段階の条件下で、「ヴァイツェンビールの濁り成分量と外見色の関係式」を使って「ビールグラスの外見色(スペクトル)を算出してみると次のようになります。左上が濁り成分が全然入っていない状態で、右下がたくさん濁り成分がグラスの中に入っている状態です。
「濁り成分」が全く入っていない条件では、青色や赤色の波長の光は多く吸収され、黄色近くの波長の光だけをビール外部に放出している=綺麗な黄色に見えていることがわかります。
それに対して、濁り成分が増えてくると「ビール内部で光が散乱され・青色や赤色が吸収されないままビール外部に出ていくために、どの波長の光も結構強く残っている=白色に見える」ことが見てとれます。そして、その濁り成分の量と「ビールの白っぽさ」が対応していることも、(当たり前ですが)確認することができます(参考までにCIE Lab空間での色座標推移も右に貼り付けておきます)。
こんな「ビール研究」を(ビールを飲みながら)していると、スマフォ・カメラでビールグラスを撮影するだけで、ビールの酵母・小麦タンパクの量…ありとあらゆるビールの特性を教えてくれるスマフォ・アプリなんていうものも、きっと近い将来には登場しているに違いない、という気がしてきます。
作成した計算ノートブックはここに置いておきます。このノートブックは、以前作成した「色」を計算するためのMathematica用ライブラリの最新版です。また、このライブラリには三次元構造の中で反射・屈折・散乱を行う「光」のスペクトル変化過程を計算するための機能も入っているので、その機能を使って計算・解析してみるのも面白いかもしれません。
2013-08-18[n年前へ]
■「どこでもOn/Offできる照明スイッチ」と「あみだクジ」
階段などに設置してある「どの階でも照明をワンタッチでON/OFFできるスイッチ」がランドセルを背負っていた頃、不思議でたまりませんでした。「一体、どうしたらこんなスイッチを組み立てることができるんだろう?」とずっと悩んだ記憶があります。
そんな「?マーク」が頭に頭詰まったこどもでも、右のような(たった2本縦線の)あみだクジ=「電源から電球にたどりつけるか、というあみだくじ」を見せ、「このあみだくじの途中3箇所に人がいて、電球のOn/Off=電源から電球に辿り着けるかーを切り替えたいとしたら、どうする?」と尋ねれば、「そんなの簡単だよ!横線を引っ張るか、引っ張らないかで、切り替えることができるよ!」と名探偵コナン風に答えることができそうな気がします。
各階にいる人は、あみだクジの(各階の)横棒の有無を切り替えるだけで、ライトのOn/Off状態(=あみだクジのたどりつく先)を必ず切り替えることができます。…あみだクジなのですから、あまりに当たり前過ぎる話です。
つまりは、「どの階でも照明をワンタッチでON/OFFできるスイッチ」は、結局のところ「たった2本縦線からなる単純 On/Off あみだクジ」に過ぎないわけです。そう思いつけば、たとえば、後は右のような”切り替え”スイッチ(赤線部分が連動して可動することで2本線間を”入れ替える”ことができる)のようなものでも考えつくかもしれません。
「階段の照明スイッチ」という謎のメカが、遊び慣れた「あみだクジ」と同じだ!なんてことを、ランドセル背負った頃の自分に教えたい…とふと考える、夏の終わりの今日この頃です。
2018-08-18[n年前へ]
■スマホで「血管年齢(動脈硬化)」を写し出せ!
今日(8月18日)発売のソフトウェアデザイン 2018年9月号に4ページ記事を書きました。題して『スマホで「血管年齢(動脈硬化)」を写し出せ!』です。前回・前々回に引き続き、実行に必要なPythonコード付きで説明図文も全部含めギュッとまとめた4ページ。水に浮かべようとしても沈むこと間違い無しの高密度です。
自分の体が老化していくようすを、手元にあるスマホとプログラミングで可視化してみたい方は、読んでみて頂ければ少し面白いかも、です。
今号で書いたような人体解析は、別対象に対して色んなパターンで応用してみたいと思います。