2000-09-01[n年前へ]
■あぁ、哀しきCATVインターネット
常時接続のはずなんだけどなぁ。@Nifty経由で繋ぐと速くて、回線が切れないしビックリしたなもう。2ちゃんねるでもスレッドができてるくらいだもんなぁ...(リンク)
2001-09-01[n年前へ]
■思わず見とれるキスシーン
「タイタニック」の終り近くを流している時、THNがいつものように落ちた…。それにしても、船の上のキスについ見とれてしまう自分が…。
2002-09-01[n年前へ]
2003-09-01[n年前へ]
■紙 v.s. ディスプレイの読みやすさ
「PCで文章を読むとき、同じものを紙で読むよりも読みづらく感じます。これは何故なのか、詳しく説明している所はありますか?」というはてなの質問を遠く懐かしく感じて少し書いてみたので、ここにも少し書いておく。
富士ゼロックスの小清水氏らが「人間にとって読み易く、扱い易いドキュメント媒体の形態的特性に関する評価例」ということで報告した実験に次のようなものがあります。 同じ簡単な試験問題を「1.紙に印刷したもの」「2.CRT,液晶ディスプレイで表示したもの」で評価者達に解かせると、2の場合は解く時間は短かったが正答率は低い、一方1.の場合は解く時間は長かったが正答率が高い。つまり、人間は紙はじっくり読んで正しく認識するが、PCで使われるディスプレイに対しては読み飛ばす傾向がありさらに読み間違いも多い、ということです。
もちろん、報告用の実験ということもあるでしょうから、かなり「都合の良い」解釈が入っているかもしれないとは推察されます。とはいえ、それにしても面白い話です。これは、ペーパーレス化を進めようとする動きが盛んになる中で、少し落ち着いて考えてみるべき話だと思います。
「PCで使われるディスプレイに対しては読み飛ばす傾向がありさらに読み間違いも多い」可能性があるのです。
2004-09-01[n年前へ]
■今日の…うむぅ。
デンソーのタイ子会社では組み立て工程の従業員として、あえて身長155㌢前後の女性を採用しているそうです。ほぼ同じ身長の従業員をそろえることで、生産効率の無駄を省こうという考えです。インタビューイ(インタビューを受けている側)は、こんな「考え」をポジティブに話しているんだろう。けれど、インタビューにして記事にしている側はどうなんだろう?果たして、こんな「考え」をポジティブに受け止め、それをポジティブに記事にしているのだろうか?
from 日経産業新聞
■それはちょっと順番が違う?
アクセス禁止サイトは増える一方で、Google.comのキャッシュだけでなく…などと言い出したらきりがない毎日だ。そんな今日この頃、「会社からhirax.netが見れるようになった」という話題。
会社からhirax.netが見れるようになったここがOKなら他もOKか?おや「hard で loxse な 日々」や「gekka blog」も見れる。「ここがOKなら他もOKか?」って…、うぅ。
2005-09-01[n年前へ]
■本当の私はもっと美人…!?
平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女 に本当の私はもっと美人…!?を書きました。もちろん、本当は仲間由紀恵などの誰か女性の写真を使いたいわけですが、自分が自由に使える写真と言うことで、(サンプルには使いたくない)自分の顔写真を使いました…。これからは、SCID画像でも使いましょうか…。
だけど、何か意見を書くためには、自分自身の顔をさらしておくのも必要なことかもしれませんし…。
■着用式乳房検診シミュレータ
「着用式乳房検診シミュレータ」 確かにレビューを読むと楽しめますね。女性はもちろん、男性も経験してみると良いかも知れません。きっかけはヘンな欲望でも、結果的には乳ガン早期発見に役立つかも知れないですしね。
2006-09-01[n年前へ]
■乳房検診シミュレータ etc.
「着用式乳房検診シミュレータ」「本当の私はもっと美人…!?」「チョットイヤ〜なデンソーの考え方」などが今日の「n年前へ」
デンソーのタイ子会社では組み立て工程の従業員として、あえて身長155㌢前後の女性を採用しているそうです。ほぼ同じ身長の従業員をそろえることで、生産効率の無駄を省こうという考えです。
■鉱石「波動エネルギー」の豊胸ブラと男性機能回復リング
台湾発の『鉱石から発生する波動エネルギーで乳腺の発達を促進し、理想のバストラインを手に入れることができる!』というバイオ・ブラ。コハク・メノウ・水晶・ヒスイなどから発される1秒間に29万9千回振動する「波動エネルギー」って…。
これを信じる女性がいるんだろうか?…と思ったけれど、「波動エネルギー」といえば、「驚異の拡散波動エネルギーが産み出される、驚異的パワーの画期的な次世代男性機能回復リング」なんていうものもあった。夜の波動砲という感じなんだろうか。
2008-09-01[n年前へ]
■「流行マップ」と「蝸牛考」
雑誌から流行・ファッションをマッピングするα版ネーム「雑誌流行L!ves」は、地図表示もすることができます。たとえば、トップページで「人気分布地図」表示を選ぶと下のような画面になります。「雑誌流行L!ves」では、アクセスした人がどの地域からアクセスし、どんな雑誌・どんなキーワード・どんなモデル…に興味を持ったかを記録することで、そんな「人気分布地図」を作り出そうとしています。
毎日、300kmくらいの移動をし続け、車窓の外を眺めていると、都会と田舎の生活・流行は違うよなぁと感じます。柳田國男の
文化が中心から周辺へと伝播する過程で、周辺にかえって古い文化が残っているという「蝸牛考」ではないですが、流行にはきっと地域ごとの違い、興味の地域分布があるに違いない、と思うのです。そんなことを考えていた時に、そんな地図・分布を眺めてみることができたら少し面白いな、とふと思ったのです。
そこで、こんな風な表示画面・機能をつけてみました。動かし始めたばかりですからデータは全然蓄積していない状態ですが、現代の流行にもきっと「蝸牛考」で描かれたような波の広がりがあるんだろうな、と思います。300kmくらいの距離の間に波の凹凸が一個くらいあったりしたら面白いな、と想像したりします。飛行機なら数十分で通り過ぎる300kmの空間的な距離を、流行はどのくらいの時間をかけて伝わっていくのだろうか?と疑問に思います。テレビや電話が伝える電磁波のような速度で伝わっていくのか、それとももっと遅い速度で伝わっていくのか、そんなことを眺め知ってみたい、とは思いませんか?
もうひとつ、中心と周辺とどちらが「豊か」なのだろうか?ということをその地図の上で眺めてみたい、ともふと思うのです。そして、どんな場所にいたいか、ということをその地図上で想像してみたい、と考えるのです。
2009-09-01[n年前へ]
■Microsoft C++ 2008 Expressで「OpenMP対応のOpenCV」と「”消しゴム版画風”画像作成ソフト」をビルトする
読めばワクワク楽しくなる「詳解 OpenCV」を読み、何だかOpenCVを使ったプログラミングをしたくなったので、無償で使うことができる開発環境Microsoft Visual C++ 2008 Express Editionで、先日、OpenCVの最新(trunk)版をビルドしてみました。
ちなみに、Windows SDK for Windows Server 2008 and .NET Framework 3.5をインストールすると、Microsoft Visual C++ 2008 Express Editionでも、OpenMP(並列計算ライブラリ)を使う設定でOpenCVをコンパイルすることができますので(上位バージョンなら必要ファイルが最初からインストールされています)、なるべく高速に計算させたいという人は、上記ライブラリをインストール後に、OpenCVライブラリをビルドし直しても良いかもしれません。
ちなみに、そういった作業をしてみると、上記必要なヘッダファイルや、デバッグ版・リリース版のライブラリが、CisualC++のディレクトリにインストールされ使うことができるようになり、それらファイルを読みに行くようしておくことで、Microsoft Visual C++ 2008 Express Editionで「OpenMP対応のOpenCV(trunk版)」をビルドすることができました。
・・・と、これだけではつまらないので、せっかくですからOpenCVを使って書かれている”消しゴム版画風”画像作成ソフト(「ナンシー"小"関 風 パッチもん版画」作成ソフト)を(ソースファイルを修正し)、ビルドしてみることにします。ソースファイル・バイナリはここに置いてありますので、そこから試しに nancyKOseki20060719.cpp をダウンロードします。そして、3行目の
#include "stdafx.h"をコメントアウトし、メイン関数の
int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[])を
int main(int argc, char* argv[])とします。そして、OpenCV trunk版をビルドすることで作成される各種ライブラリ
highgui111.lib cxts111.lib cv111.lib cxcore111.lib ml111.lib cvaux111.lib cvhaartraining.libを「追加の依存ファイル」に追加したプロジェクトを作成し(ここで作成したプロジェクトファイルを使いまわすと、設定が面倒でなくて良いかもしれません)、そこに上記で修正した nancyKOseki20060719.cpp を加え・ビルドすると、Miscrosoft C++ 2008 ExpressでOpenMP使用のOpenCV trunk版を用いてコンパイルした「”消しゴム版画風”画像作成ソフト」ができあがる、というわけです。
今回は、OpenMPを使って書きなおしたわけでなく、単にMiscrosoft C++ 2008 Expressで(OpenMP使用の)OpenCV trunk版を使って、コンパイルを通るようにしてみただけですが、ソースファイルから実行できるアプリケーションを作成したり・自分なりのカスタマイズをしたりし始めると、少しワクワクしてくるかもしれません。
そして、クロス・プラットフォームの便利さを活用し、たとえば、iPhone版、mixiアプリ版、WEBアプリ版・・・といったものと同じように、さまざまな環境下で動くように改造したりしてみるのも面白いかもしれません。
2010-09-01[n年前へ]
■未来的な「オービットウィール(Orbitwheel)」
ウィール(車輪)の中に足を差し入れ道を走る「オービットウィール(Orbitwheel)」に挑戦してみたい。もちろん、ヘルメットやプロテクターを付けた上で、一回遊んでみたいと思う。まるでセグウェイか何かを連想させるような、未来的なデザインがとても魅力的だ。
こういうグッズは、「定番商品」にはならないけれど、もしも街中の景色を忠実に写す「生活ミュージアム」があるのなら、こういうグッズこそ展示して欲しい。そして、単なる展示ではなくて、実際にそのグッズで遊ぶことができるようなミュージアムが欲しい、と思う。
2011-09-01[n年前へ]
■実は凄まじい「光の屈折で水深が浅く見える効果」
「浅いと思った水中に足を差し入れると、思うよりずっと深かった」ということは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?空気と水の間の光の屈折により、水面を上から眺めると、本当の水の深さよりも、水がずっと浅いように見えるのです。
しかし、「(水面の上から眺めると)水の深さが浅く見える」というのを確認する実験は「お椀の仲に五円玉を沈めて眺めてみる」という程度の大きさであることが多いと思います。実は「本当の水の深さよりも、水がずっと浅いように見える」という”(見た目の)空間湾曲効果”は、そんな「スケール」では実感できないほどに実は「強烈」です。
下の写真は、床に格子模様が描かれた「水深5メートルのプール」を水面の上から撮影した写真です。透明度が高いので、足下すら水深が深く見えませんが、少し離れた辺りは水深がとても浅くなっているかのように見えてしまいます。離れた場所になると(まるで)水深が10cmほどもない浅瀬に見えてしまいます。…もちろん、このプールは「どこをとっても水深5メートル」です。
プールを満たしている水の透明度が高く、風もないために水面はただひたすらに平らなので、足下ですら「5メートルという水深」を感じさせないかもしれません。しかし、このプールは正真正銘、足下も5メートル、その先もすべてピッタリ水深5メートルです。
「光の屈折で水深が浅く見える効果」を大きなサイズで眺めてみると、たとえばこういった感じになります。「光の屈折で水深が浅く見える効果」は…異世界を感じさせるほどに実は凄まじいものなのです。
(この動画版が 続:実は凄まじい「光の屈折で水深が浅く見える効果」 にあります)
2012-09-01[n年前へ]
■「38℃の風呂に完全全身入浴時の、人体周り熱収支」を考えよう!?
中学生が行った自然観察コンクール作品「38℃の日は暑いのに38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜか」が面白かった。風呂の中でシュノーケリング全身潜水実験をしたり、服を着たまま風呂に入ったり…という辺りは、探偵ナイトスクープばりのバカバカしさで最高に楽しめる。「それはどうだろう?」と思うデータ解釈や論理もあるけれど、とにかく魅力的だ。
ところで、「38℃風呂の中でシュノーケリング全身潜水実験」を、ある程度長い時間、たとえば10分程度したとしたら、体温そして皮膚温は一体どうなるだろうか? 人間は、70ワット程度の発熱体である。 ということは、毎秒70ジュールの熱を体から排出しなければ、人の体温は刻々上昇してしまう。 もし、人体の比熱が大雑把に水とほぼ同じだとしてしまうなら、たとえば体重50kgの人がいたとすると、1分あたり0.2℃ほど体温の上昇が続く計算になる。
風呂の中に全身が浸っていると汗をかいても体を冷やすことはできないから*、結局のところ、体温は38℃より少し高いところに落ち着いて、その38+アルファ℃の体から、38℃の風呂のお湯に向かって熱が流れていくことになるのだろう。そして、皮膚温は38+アルファ℃よりは低く、けれど38℃の風呂温よりは高い程度で落ち着くことになる。
水の熱伝導度を考えると、1℃弱くらい水温より体温が高い程度で平衡状態になるという具合だろうか。そうだとすれば、もしも「38℃風呂の中でシュノーケリング全身潜水実験」を少し長い時間・キッチリやったなら、38℃の風呂は間違いなく(体より)冷たいと感じることになりそうだ。
38℃の風呂に完全全身入浴時に、一体「人体周り熱収支」はどんな風になるだろう。?計算はしてみることにしても、中学生の彼ら(彼女ら)を見習って、銭湯にでも行ってシュノーケリングしてみることにしようか…。
2013-09-01[n年前へ]
■赤外線で体中の血管を浮かび上がらせてみよう!
コーラや醤油を赤外線で眺めると、あらまビックリ!驚くほど透明な姿に変わります。可視光では真っ黒クログロと見えていたのに、赤外線で眺めると、いきなりドロン!と消えてしまいます(右の写真は、 グラスに透明な水が注がれているように見えますが、実は可視光で眺めると黒く不透明なコーラが入ったグラスです)。
それとは逆に、可視光では見えなかったものが、赤外線で見るとイキナリ浮かび上がってきたりします。たとえば、赤外線カメラを自分に向けてみると、肉眼では全然見えない血管が、そこらかしこに浮かび上がってくるのです。ヘモグロビンが近赤外線を強く吸収するために、赤外線で眺めると、こんな不思議な姿が見えてきたりします。
それにしても、こうして北斗の拳の「秘孔」丸見え状態な血管配置を眺めてみると、血管が描く模様が左右対称でないことに気づかされたりして、新鮮で面白く感じます。
2017-09-01[n年前へ]
■下着マチ部分の「わずかな凹凸」がなぜボトムスの上から視認されるのか?
平日のラッシュ時間、駅のホームから上がる階段は、人がギュウギュウに詰まっている。 その階段を登りながら、こう考えた。
職場や学校に向かうだろ多くの人に挟まれて、密度高く窮屈に階段を昇っていると、ちょうど1メートルくらい先の正面に、階段を上る女性がいる。 私の顔のちょうど正面に彼女のヒップがあるせいか、それとも何か他のユング心理学的な何か深層心理の原因があるせいか、とにかくその球面状のヒップが目に入る。 もしかしたら、そのヒップが気になったのは、下着の線が浮かび上がっていたせいかもしれない。 女性はストレッチ素材のボトムス(ズボン)をはいていて、階段を昇るために足を上げる動作をするせいか、ボトムスに明瞭に下着の線が浮き上がっている。 それは、下着のアウトラインだけでなく、股部分の左右を繋ぐ「マチ」も線となり浮き上がり、それはまさにあだち充が描く「ムフ♡!」的な気持ちを思い起こさせた。
人が何に「ムフ♡!」を感じるかは、それはまさに個性で、その人次第に違いない。 けれど、私の場合は、下股部分の左右を繋ぐ、上を凸とする「マチ」の円弧状の曲線に、「ムフ♡!」を感じるらしい。それはもしかしたら、あだち充ではなくて、桂正和の影響だったのかもしれない。
そこまで考えが漂流してきた時に、こんな疑問が湧いてくる。 「なぜ、下着のマチ部分を、ボトムスの上から見ることができるのだろう?」 「マチ部分には確かに凹凸ができるだろうけど、それほど大きくなさそうな凹凸を、なんで視認することができるのだろう?」 そこで、目の前のヒップを観察しながら階段を登りつつ考えた。
下着のマチ部分は、他の部分に比べて約2ミリメートルくらい厚い。 つまり、女性の丸いお尻が下着をはくと、丸い曲面上に「下着のマチ」という高さ約2ミリメートル程度の山脈ができる。
そんな山を持つ曲面面を、さらにストレッチ素材のボトムスが覆うとき、収縮しようとするストレッチ素材の生地を支配する方程式は、ポテンシャル曲面は可能な限り「滑らか」になるというラプラス方程式である。 つまり、下着のマチ部分を覆うストレッチ素材のボトムスがどう見えるかを考えるときには、ラプラス方程式の解を求めればよい。
自然界の多くの現象がラプラス方程式を使って解くことができるように、下着のマチ厚みが作るボトムス表面形状を、ラプラス方程式で求めることにしよう。…そのために、まずは、下着のマチ部分あたりの女性のヒップを、直径8センチメートルの球面形状だとしてみる。 すると、ラプラス方程式の解を概算すると、下着のマチ部分のストレッチ素材のボトムスは、ざっくり「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」ができることになる。
すると、次の疑問がさらに湧く。
「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」を人は視認することができるものだろうか?
約1メートル離れて、視線方向への2ミリの凹凸となると、両眼視差で形状を捉えるようなスケールではない。 となると、そのオフホワイト単色のボトムスに浮かぶ凹凸を識別する手掛かりは、陰影情報だけだろう。
物体に照明があたるとき、その表面の陰影はコサイン(照明角度)で表される。 ということは、高さ2ミリメートルの下着マチ山脈の陰影は、「両側に約9ミリメートル続くなだらかな斜面」の角度(斜度)を計算し、そのコサインを評価してやれば良いことになる。 ちなみに、下着マチ山脈の斜度を計算してみると、約13度だ。 照明が約45度方向から照らすなら、下着マチ山脈の片側斜面は(他の部分より)約8パーセント明るく、もう片側の斜面はその逆に約8パーセント暗いということになる。
人の視覚が濃淡模様を識別する特性を考えると、約1メートル離れた9ミリメートルピッチつまり角度約1度の濃淡模様は、数十分の1程度でも識別することができる。 つまり、下着マチ部分の濃淡は、その高さがわずか2ミリメートルだとしても、明瞭に視認されることになる。 もちろん、いわゆる視力的にも角度約1度は約0.02に相当するから、全くもって問題は無い。 結局のところ、「下着のマチ部分の凹凸はわずかでも、その陰影は視認するのに十分な濃淡になる」ということになる。
と、考えがさらにここまで漂流してきた瞬間、駅の階段を踏み損なって転びかけた。足の先を強く打ち痛い思いはしたけれど、幸い何ともなかった。 階段を昇る目の前の女性のヒップに浮かぶ「ムフ♡!」を眺めつつ、考えごとをすることは、有意義と言うよりは少し危険なことなのかもしれない。