2000-10-15[n年前へ]
■地平線際の星が見える場所
「地平線近くの月が大きく見えるのが、比較対象物があるせいならば、何故地平線際の星座は大きく見えないのか」というメールに返事を書く。星座だって本当は大きく見えたりしているのだけれど、気にしたことがなかったり、地平線際の星が見えなかったりするだけではないでしょうか、と書いた。月に比べて普通の星はずっと暗いので、街の中のビルなんかの明かりの近くにあるときっとはっきりと見ることはできないだろう。私がかつて住んでいた長野県の野辺山でも今では山際にスキー場がいくつかあるし、ライトアップされた45m電波望遠鏡もある。きっと、もうあそこでも山際で光る星は見えづらいのだろう。
■FinePix4700z
結局、これを買ってしまった。壊れたFinePix700の系統を買ってしまうとは何としたことだ。
2001-10-15[n年前へ]
■今日見た景色 夕暮れのビル街1
どのビルも少づつ違う。(リンク)
■今日見た景色 夕暮れのビル街2
やっぱり、どのビルも少しづつ違う。(リンク)
■瞬間写真の立体写真
今日、瞬間写真プロジェクトに自分の分を送付したのだけれど、ふとこんなことを考えた。
同じ瞬間に、もし本当にすぐ近くで写真を撮った二人が居たとしたら、その二人の写真を同時に眺めてみれば、それは立体写真に見えるのだろう。もちろん、その立体写真が自然に見えるためには二人は顔を寄せ合うくらいの距離でカメラを覗かなけりゃならないかもしれないけれど、それはそれで面白いかもしれないな、と思ったりしたのだった。
■今日見た景色 夜の東京駅
この時間のこだまって少ないんだよなぁ…。(リンク)
2002-10-15[n年前へ]
2003-10-15[n年前へ]
■追記眠れぬ夜には羊を数える
10月12日のdiaryで#2 眠れぬ夜には羊を数える エッシャー風のこんな羊 。眠れぬ夜にはこんな羊たちを数えれば、いつの間にか眠りに落ちるかも。 from あそびをせんとやという記述があるんですが、あの羊は私が描いて私が公開しているものなんです。hhase氏とも 仲良くさせていただいてまして、いちいちこんなことに突っ込むのもどうかと思うんですが それなりに 作るのに苦労しているので、このような紹介の仕方だとすこし悲しい思いをしております。その辺、ご理解のうえ ご訂正いただければとおもいます。当サイトは http://marine.sci.hyogo-u.ac.jp/~hammerで上の羊の画像は現在http://marine.sci.hyogo-u.ac.jp/~hammer/title/73.htmlで公開しています。というメールを頂きましたので、訂正より目に付きやすいであろうここに示しておきます。
■やっぱり、愛がなくちゃね。
結城浩の日記から「Web日記というもの自体が、そうしたあげつらえによって成り立っているようにも思えてくる」という高木浩光@茨城県つくば市 の日記を読む。正確に言えば、高木さんのページは毎日の巡回先に入れているのだけれど、今回は結城さんのポインターからその文章に飛んだのである。
「あげつらえ」という言葉も色んな意味があるけれど、ツッコミには愛を込めて、ね。という言葉にうまく表されているように、そこにはやっぱり愛がなくちゃね、と思う。そういえば、この高木さんの日記だって、鋭い文章ではあるけれど愛があるツッコミに読める。
それはさておき、
日常の中から良いものを見つけ出すのは、とても大きな喜びを産み出し、知的なチャレンジでもある、と私は思っている。というのはとても良い言葉だ。日常の謎ミステリーが大好きな私には思わず膝をうちたくなるような言葉だ。
2004-10-15[n年前へ]
■XPアクティべーション騒動
Windows XPを動かしているノートPCの起動ディスクのドライブレターがふとしたはずみでL:に勝手に変わってしまった。起動ディスクのドライブレターが変わると同時に、Windows XPのアクティべーションが発動し以降はエラーを起こして動かなくなった。しょうがないので、Windows XPをリカバリ再インストールし、起動ディスクのドライブレターをレジストリ変更で修正しなんとか元通りになる…、疲れた…。ドライブレターとアクティべーションが少し前よりキライになる。うぅ。
■誰でも絵が描けるようになる
「誰でも絵が描けるようになる」 そのフレーズが好きかも。
2005-10-15[n年前へ]
■Lu "Lu"
メキシコのデュオ Lu がとても良いので、ここにiTunesのLuのアルバム"Lu"へのリンクを。特に8曲目の"Sera"や"Grita"が良い感じ。アマゾンならここ。あぁ、この音楽の気持ち良さを伝えたい。
■許可制になった「コンピュータ棋士とプロ棋士の対局」
スラッシュドットジャパンの「公の場でのプロ棋士とコンピュータ将棋との対局を禁止」
2006-10-15[n年前へ]
■「ブラジャー肥満」の恐怖!?
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女 に「ブラジャー肥満」の恐怖!? 〜寄せ上げブラで背中に脂肪の塊が…!?〜を書きました。女性たちを襲い始めているという、ブラジャーが引き起こす「ブラジャー肥満」という問題についての話です。体に負担をかけるブラジャーよりは、hirax.net特性「イリュージョン・ブラ」を使った方が良さそうに思えますね…。
大量生産された小胸さんたちは、「大きな胸を作り出す寄せて上げるブラジャー」からみれば、最良の顧客になるわけですし…。
■リリース:「理系のためのプレゼンのアイディア」
「理系のためのプレゼンのアイディア 」を私の手元から「リリース」しました(実はどんなタイトルの本なのか、私自身は知らなかったりするのですが)。先週、2回目の著者校正を終えたので、もう私の手から離れたことになります。本の冒頭は
The most precious gift we can offer others is our presence. Thich Nhat Hanh
私たちが他人に贈ることができる最も尊いもの・力 それは「私たち自身の存在」だ。というような言葉で始まり、『プレゼンテーション "presentation"という単語は、"present" に接尾辞"ation"が付け加えられた抽象名詞です。"present"はラテン語のpre”(前に) + "sun" (存在する"to be"という"esse"の過去分詞)からきている言葉ですから、つまり、「目の前に存在する」ということがプレゼントです。だから、「今・現在」「現在そこにいる」「贈る・与える」ということが、つまりはプレゼント="present"なのです。大教室の教壇に立つ先生の目の前に生徒が出席していたり、誰かに贈り物をその場で見せて渡したり、あるいは、聴衆の目の前で「発表者が話をちゃんと見せる」こと、それがプレゼント(プレゼンテーション)です。どんな場面であっても、相手が「確かに目の前にあると実感できる」のが、本来のプレゼンテーションというものだと思います』というような文章で始まるあとがきで締めくくられる本になりました。
「理系のための」部分もありますが、そうでない部分もきっと多いと思います。もしも、私の手元からリリースされた本をどこかで見かけたなら、手にとって眺めて頂けたら幸いです。
2007-10-15[n年前へ]
■"Challenged"
私たちが他人に贈ることができる最も尊いもの・力それは「私たち自身の存在」だ。Thich Nhat Hanh
「目の前に存在する」ということがプレゼントです。だから、「今・現在」「現在そこにいる」「贈る・与える」ということが、つまりはプレゼント="present"なのです
日常の中から良いものを見つけ出すのは、とても大きな喜びを産み出し、知的なチャレンジでもある、と私は思っている。 結城浩
2008-10-15[n年前へ]
■「鳥の群れ」と「資本主義」
株価の乱高下に関するニュースがメディア上に溢れている。
資本主義はなぜ不安定なのだろうか。それは基本的に投機によって成立しているからだ。投機とか経済というキーワードを聞くと、なぜかBoidsを思い出す。Boidsとは鳥の群れの動きを模すモデルだ。Boidsを眺めていると、その動きは鳥の集団に限らず、まるで人々の・群衆の動きを模すモデルにも見えてくる。
岩井克人
Boidsは大きく分ければ2つのルールで動く。「近くのものから少し離れる」・「けれど、周りの集団に動きを合わせ・その集団に近づこうとする」というルールで動く。投機を動かす鳥たちも、何か経済の言葉で翻訳してみれば、きっとそんなルールで動いているのだろう。
どの馬券を買えばいいかわからない?
ほなら、一番人気を買っておけばええやろ。
俺は違うけどな。
競馬を見に行った時の友人の言葉
競馬を成り立たせているのは、意見の違いだ。
マーク・トウェーン
2009-10-15[n年前へ]
■「身長・体重・スリーサイズ」で「今昔アイドル」をクラスタリングしてみよう
最近、色々挑戦してみた結果、(無料の)Mathematica Playerと(.NET実装の)Iron Rubyを使ってさまざまなことができるようになりました。今回は「体重を公表しているアイドルのスリーサイズ」のデータを使い、「身長(cm)、体重(kg)、B(cm)、W(cm)、H(cm)」を特徴量として、「アイドル」をクラスタリングしてみることにしました。使う関数は、MathematicaのFindClustersです。具体的なコードを、簡単のために(Player版ではない)Mathematicaで書くと、
data = Flatten[ Import["c:\\actress.xls"], 1]; data2 = Drop[data, None, {1}]; FindClusters[data2 -> data, 10]という具合です。これで、「アイドル」が特徴が似ている10グループに分類されます。
ちなみに、結果は、こんな感じです。カッコ{}で囲まれているのが、似ているグループ=クラスタです。
{{{川崎カイヤ,藤原紀香,斎藤陽子,かたせ梨乃,児島明子,山田誉子,}{松島菜々子,高見恭 子,大沢逸美,浅野ゆう子,波乃ひろみ,辺見えみり,青田典子,}{神田うの,松下由樹,吹石一 恵,大石恵,遠藤久美子,内田友紀,田中美里,}{一色紗英,飯島直子,瀬戸朝香,井上晴美,渡 辺満里奈,飯星景子,吉本多香美,高岡早紀,深田恭子,}{水野美紀,伊藤絹子,生田智子,西田 ひかる,松原千明,樹まり子,}{細川ふみえ,駒木なおみ,岩崎ひろみ,加山なつ子,梨花,}{石 田ゆり子,雛形あきこ,三井ゆり,東ちずる,水野真紀,ビビアンスー,}{桜庭あつこ,中條か な子,舞坂ゆい,斎藤由貴,飯島愛,嘉門洋子,有賀美穂,アグネス・ラム,武田久美子,工藤ひ とみ,}{石田ひかり,菅野美穂,井森美幸,沢口靖子,石田ひかり,古手川裕子,河合奈保子,マ ルシア,原日出子,小泉今日子,松本明子,}{桂木真理子,安西ひろこ,奥村チヨ,岩崎良美,柏 原芳恵,石田えり,五月みどり,吉沢京子,島崎和歌子,榊原郁恵,山田まりあ,}}}もちろん、このクラスタリングは、「身長(cm)、体重(kg)、B(cm)、W(cm)、H(cm)」で行ったものですから、体型でのグループ分けにすぎません。けれど、こうして眺めてみると、なんだか特徴が出てくるような気がするようにも思えます。
けれど、そんな体型というものも、アイドルにとってはきっと重要なファクターであるはずです。また同時に、このデータには、さまざまな時代のアイドルが混じっています。しかし、だからこそ、「あぁ、なるほど、この(今の)アイドルとかつてのあのアイドルは立ち位置が似ているんだな」と、「身長(cm)、体重(kg)、B(cm)、W(cm)、H(cm)」だけからも想像できたりするかもしれません。
さて、あなたの好きな「アイドル・クラスタ」は一体どのクラスタでしょうか? もちろん、まだまだ俳優編・声優編などなど、色々試してみようと思います。
2010-10-15[n年前へ]
■iPhone4+b-microSIMをBluetooth経由でモデム代わりに使ってみる
「b-microSIMをSIMフリーiPhone4で使ってみた」ので、次にPCでiPhone4+b-microSIMをモデム代わりに使ってみました。つまり、iPhoneでテザリングをした時の体感速度と使用感を確かめてみることにしました。
Bluetoothを有効にしたPCの近くで、(海外で売っている)iPhone4でBluetoothを有効にして、さらに、テザリングを有効にすると、PCがiPhone4経由でネットワークに接続できるようになります。その時、iPhone4の画面には「テザリング」という文字が表示されます(右上図)。接続手順はとても簡単です。
そんな風にiPhone4経由でPCをネットに繋ぎ、十分ほどネットを使ってみました。その体感速度をひとことで言うと、それは「かなり使える」というものでした。テキスト主体のWEBブラウジングはもちろん、Google Mapsも(高速とは言えないまでも)普通に使うことができました。動画を眺めるというのでもなければ、普通のモバイル環境としては、何の問題もなく使うことができそうです。これなら、PC用のモデム代わりに常用しても良いかもしれない、と思わされます。
…というわけで、テスト使用を経て、Amazon経由でb-microSIMを買ってみることにしたのです。
2011-10-15[n年前へ]
■「原子力防災」著者 松野元さんがテレビ番組で語ること
今年の3月、「知識を得た上でどうすべきかを各人が判断する」というバイアスで「災いを防ぐ=防災」ということを考えるなら、それが「原子力」というものに関してであるのなら「原子力防災―原子力リスクすべてと正しく向き合うために 」という本を、まずは読んでみるのが一番良いように思う、と書きました。
この本が「考える」ために「一番良い」理由は、関連事項について広く・深くデータを示しつつ、データの意味を具体的に定量的にわかりやすく説明しているからです。エネルギーの必要性から、関連事項を理解するのに必要な科学知識や、各種リスク評価…、本のタイトルからは想像できないくらい非常に広い範囲のことが書かれています。
著者(松野元)がこだわり続けているのが、こんな考え方(バイアス)であるように思えます。『(原子力災害が発生した場合)住民は、関係者に十分な情報を要求し、専門家の意見を聞いて、最終的に他人任せでない決断を自らが選択しなければならない』
この本の著者である松野元さんを中心に置いた、「原子力防災」についてのテレビ番組(NHKドキュメンタリーWAVE 伊方原発 問われる“安全神話)を見ました。
(福島原発事故が起こって以来)自問自答を繰り返している。
自分の人生を掛けてやってきたのに、あの福島の事故を抑えるような原子力の体制にできなかったことを、 悔しさというか残念だというか、私のできる範囲で償いというか・・・償えるかどうかわからないけれど、何かお役に立ちたい。50分弱ほどの番組ですが、松野さんがゆっくりと話す言葉に耳を傾けていくうちに、(戦後の日本にはとても重く響く)こんな言葉で終わる最終シーンまで、すぐ辿り着いてしまうと思います。
(エネルギー自給ということが)私の夢だったし、日本の夢でもあった。エネルギーに困らなければ、おそらく、食料にも困らない。
(原子力で手に入れようとする)大きなメリットの後ろには、大きなリスクがある。原子力防災は「(事故になりうることが必ず)起きる」として考えるべきで、そのための備えが必要だということです。
そして、ここから先は、私(松野)の気持ちだけかもしれないが・・・、準備をしておけば事故はないかもしれない。それが本当の願いです。松野さんが技術者として語る言葉を聞きながら、その言葉を出すまでの「(たとえば”安全”という”永遠に辿り着くことができない目標”に対する)考え方*」を理解しようとしてみたくなります。
*この番組中で松野さんが語る言葉には、 柴田 俊一さんがマーフィーの法則「信頼工学版」第3法則 "You can't win-you can't break even- you can't even quit the game."をひきつつ書いた言葉を重ねつつ聞くと、とてもわかりやすく自然に響くかもしれない、と思います。
安全確保はゲームに例えて言えば、勝てない・引き分けもない・棄権もできない、というものである。つまりその仕事に就いた人は、絶えず努力をする必要があり、しかもそれでもなお永久に「絶対」という段階には到達できない。
20111001 伊方原発 問われる“安全神話” 投稿者 PMG5
NHKドキュメンタリーWAVE 伊方原発 問われる“安全神話
“フクシマ”によって崩壊することになった原発の安全神話。その神話が形作られていくきっかけとなったのが、四国電力の伊方原子力発電所の安全性を巡って 30年近く争われた裁判である。当時、四国電力で原発設置を担当したある技術者(松野元)は、裁判後、徐々に社内で蔓延していく「絶対安全」に対して、異論を訴えたが黙殺され続けてきた。裁判資料を読み解くと、地震のリスクなど専門家の調査結果が無視されている部分も多い。第2のフクシマは防ぎたいと、今でも原発の危険性を訴える技術者の思いを軸に、現在でも“安全神話”が続く原子力発電の現場を見つめる。