2000-11-22[n年前へ]
■自動車運転中の携帯電話の使用について
今日来たメール。ずいぶん昔からありそうなメールだけど、なかなか良い感じ。 ……自動車運転中の携帯電話の使用についていよいよ警察当局が厳しい取り締まりに乗り出すとの記事が先日の新聞に掲載されておりました。まったく嫌な世の中です。しかし、私も減点や罰金はいやですのでさっそく電機店に行き、ハンドフリーセットを買い求めようとしましたところなんと1万円以上もするではありませんか!そこで、私、なんとかオフブランドの安い製品を手に入れようとがんばり、留学していたときのつてをたどってそして、ついにとうとうアメリカから、安価で手に入れることに成功しました。そしてこの値段なら皆ほしいのではないかと考え、全部で20個買ってあります。輸送費なども含めて計算すると単価が800円になりますのでそのまま800円でお譲りしようと思います。お代はいつか会ったときで結構です。まだハンドフリーセットをお持ちで無い方はぜひお申し込みください。このセットをいろんな携帯機種で試しましたがどの機種でも100%完全に使えました。安心してお申し込みください。デザインがわかるように添付ファイルをつけましたのでご覧くださいませ。なお、お申し込みは必ずE-mailでお願いします。必ずこのファイルをご覧になってください。(See attached file: hands free set.jpg)(リンク)
2001-11-22[n年前へ]
■悲しいことに
「悲しいことに…(中略)… われわれは他人とまったく同じものを見ることができない。残念だが。」
確かにそうなのだろうなぁ。同じ景色だけど他のものを見る他人の視点は、時に素晴らしく不思議に面白いし、時にとても残念で悲しい。 from お笑いパソコン日誌(リンク)
■リンクが切れたらサヨウナラ
たまに、「このソフトの再配布したいのだけれど」とか、「リンクが切れているソフトもう一度配布して」とかいうメールを頂くことがあります。一体どんな人がろくに動かないソフト群を必要とするのか我ながら不思議に思ったりもするのですが、前者には「hirax.net内のファイル動はしないから、直リンクで勘弁してくださいな」とか、後者には「リンクが切れててもファイル名そのままで残ってたりして…」なんて書いてきました。実際には、後者にはメールの返事を出さないことの方が多いですが…。
が、気分が変わりました。リンクが切れていく可能性多々有り、そのくせ、再配布はイヤよ、です。「リンクが切れたらサヨウナラ」と思ってください。
2002-11-22[n年前へ]
■金正日@Google
金正日(キムジョンイル) ナゾの9%を書いたときに、実は狙いはこの金正日をGoogleで検索の結果の上位に入ることを目指していたのだった。あるいは、キムジョンイルで検索した結果の結果の上位に入ることを目指していたのである。そうでなければ、タイトルにわざわざ金正日(キムジョンイル)なんてルビを振ったりしないのである。「金正日」を探せばすぐに、「ナゾの9%」が明らかになってみて欲しかったのである。計算では、次のクロールではさらに上がるのではないかと思ったりするのだけれど、ひとまず「金正日で一ページ目」「キムジョンイルで2サイト目」になったということで十分満足なのであった。(まだデータベースの更新結果が安定していないみたい)
これも全てGoogleのPageRankが、良くも悪くも、それぞれのキーワード毎に用意されていないせい。なにしろ、ヤング率をGoogleで検索した結果がこんなですからね。うひ。
■夜をぶっとばせ
三島駅近く。銀杏並木を飛ばすと、とても大粒の雪のように銀杏の葉っぱ達が降ってきた。だから、写真の中でまるで雨のように見えている黄色いモノはそれは銀杏の葉っぱなのである。とても綺麗だ。
とにかく、夜をぶっとばすのだ、安全運転で。もちろん、片手運転は無し、で。
2003-11-22[n年前へ]
■hirax@はてなアンテナ
「こんなに巡回してるのかぁ?」とツッコミを受けましたが、もちろん巡回しているわけはなく、あれは基本的に「はてなダイアリ・アンテナ」のコピーになります。つまり、何かの時点のはてなダイアリ全部が単に登録されているされていることになります。
では、何故コピーをしたかというと、はてなダイアリの一覧リストが欲しかったから、ということです。例えば、「はてなダイアリ・サムネイルアンテナ」を作ったりする場合のような、何かの実験をするときに(はてな側に負荷をかける作業のため基本的に遠慮していますが)使ったりしたわけです。
2004-11-22[n年前へ]
■マウス機能付き超音波入力方式電子ペン
「世界初マウス機能付き超音波入力方式電子ペン」という「NAVInote」 これでメモリ内蔵でPC要らずモードも備えていれば完璧かも。使い方を眺めるとマウスモード・タブレットモード・ペンモードと色々使い道がありそうだし。
■腕時計の自動巻き上げ器
「一度に15個の自動巻腕時計を巻き上げ可能!」という業務用「腕時計の自動巻き上げ器」プロワインダー15 。その巻き上げのようすを眺めてみたり、オプションのギミックに感嘆してみたりするのも面白いかも。とりあえず、一見の価値はあると思います。
■110フィルム・サイズのデジカメユニット
110フィルム・サイズのデジカメユニットを使って超小型一眼レフカメラPentax Auto 110で超小型デジカメ一眼レフを作るというアイデア。かつて、私も同じようなプロジェクトを始めたことがあった…。が、そのまま形にできず今に至っている…。うぅ。メカ設計担当が異動してしまったし…。うぅ…。某社開発メンバが他社製品をベースに…というあたりもナンだったが…。うぅ。
■$20のクラシック・デジカメ
$20のクラシック・デジカメPocketCam Classic.この値段ならポケットにアクセサリ代わりに入れておくのも良いかな。かつてのPentax Auto 110みたいなデザインも良い感じだし。
2005-11-22[n年前へ]
2006-11-22[n年前へ]
■タブレットMacはやってくる!?
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「タブレットMacはやってくる!?」を書きました。Mac OS X for intel が動作するタブレットマシンの話再び、です。
2007-11-22[n年前へ]
■「研究者」と「経営者」
東京理科大学の宮原教授の講演を聞いた。それは、とても惹きつけられた講演だった。面白いと感じたポイントは2つあち、その一つめは、講演冒頭に「カルチャーショック」と題したスライドを見せながら話された内容だった。
それは、「研究者」と「経営者」の間の「違い」である。話を聞きながら、走り書きしたメモをタイプしてみると、
- 研究者(理系)
- 誰も知らない新しいことを見つけ、新しいものを作り出す
- 帰納的推論をする
- これしかない
- 経営者(文系)
- 誰でも知ることのできることの関係性から新しい視点を作り出す
- 演繹的推論をする
- 色々あるさ
もしも、研究者と経営者の間に技術者がいるのなら、上に書いた2つの中間になりそうだ。
そして、もう二つ目の面白かった内容は、期せずしてポスターセッションと趣向が重なり、同じように「エイク・フェルメール・モネ・デカルト・ニュートン…」という名前が登場する歴史とスペクトルと絵画に関することだ。多分、こういった内容はある種鏡のようなもので、見る視点の深さに応じて内容の深さが変わるものだと思う。深く眺めようとすれば、どこまでも深い内容が隠されているし、浅く眺めようとすれば浅い内容しか目に入らない。そういったものだと思う。
2008-11-22[n年前へ]
■「探偵ナイトスクープ」と「地表の重力」と「電子天秤の体重計」
「探偵ナイトスクープ」を観ていると、北緯45度25分に位置する稚内と北緯25度20分に位置する那覇では(もしかしたらこの数字は「度・分」ではなくて、単に「度」だったかもしれない)、地球の自転の遠心力のために、重力加速度がそれぞれ9.8062273m/s^2と9.7909942m/s^2と、0.155341%ほど違っている。だから、40キログラムの人が稚内から那覇に行くと62.136グラム軽くなる・・・という小ネタを扱っていた。体重40キログラムのマネキン人形を稚内から那覇へ移動させ、電子天秤でその体重を計り、マネキン人形の体重が軽くなるさまを見せていた。
実際には、緯度によるの違いを生む過程はそう単純でないと思いながらも(参照)、画面を観ていて何より面白かったのが、撮影に使われていた電子天秤だ。40kgを1g未満の誤差で計っていて、つまり、6桁近くの精度を持っているのである。
その桁数をたとえるなら、「1.6トンの車に、おちょこでお酒を1盃と少しかけた時の重量の違い」がわかるくらい、といことになる。・・・そんな体重計があったら、とても小さな体重の増減に、つまりはとても小さなことに一喜一憂してしまって大変そうだ。体重計に限っては、有効桁数が大きいことが必ずしも良いとは限らないのかもしれない。
2009-11-22[n年前へ]
■NEWS今昔物語 「 科学の楽しみ」編 (初出2004年10月28日)
時間が矢のように過ぎ去る師走が近づいています。というわけで、何かを書くことができなかった日には、ずっと昔に書いた(リンク切れになっている)文章を書き写していくことにします(実際にはWikiで書いた文章を整形するスクレイピング用Rubyコードを書いただけです)。
過去に書いたものは、今から振り返って見ると的外れなものも多いとは思いますが、意外に今から眺め返してみても新鮮なこと(不思議に現在や未来がわかりやすく見えてくること)もあるかもしれない、と思います。というわけで、シリーズ「今昔物語」を始めてみます。古い文章なので、リンク先は「リンク切れ」になっているものばかりだとは思いますが、ご容赦ください。
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
今は、今井功の直筆書き込みがされた本を、お借りして読んでいます。この記事を書いてから、今井功が病の中、病院で点滴されながら、点滴の落ち具合を観察して考察していた話など聞きました。毎日が、「物理の散歩道」だったのだろうかと、感じます。
(記事を書いた時の)ひとこと
新潟の地震による被害はとても大きく、ネット上でも多くの募金が行われている。気軽に募金ができるのは不幸中の幸いだ。「人助けはまずお金から」、かも。
「ブラジャー・カステラ」と「学研まんが 下着のひみつ」
これまで数々の奇妙奇天烈なブラジャー(プレスリリース)を発表してきたトリンプが先月22日ブラジャー・カステラを顧客に配布したという。横浜文明堂カステラの表面を「天使のブラ」デザインでデコレーションしたというスグレもの?だ。
ブラジャー関連を「顧客に配布」と言えば、今年四月に学習研究社企画制作しワコール全面協力で発売された「まんがでよくわかるシリーズ 下着のひみつ」も、今夏にはワコールジュニア商品取り扱い店舗で限定配布されていたという。一般に女性の乳房は左右あわせて360~640mlの容積で500ml 入りのペットボトルを抱いているようなものなんていう役に立つ?知識も得ることができるようだ。これはちょっと読んでみたいかも…。
「国が育てる?サイエンスライター」と「理科大好きシンポジウム」
先月10日、「国がサイエンスライターを育て、研究の成果を国民に分かりやすく解説し、日本全体の科学のレベルを上げるべき」という文部科学省の科学技術・学術審議会の骨子案がasahi.comの記事を発端として話題になった。
文部科学省は「科学技術離れ」「理科離れ」対策の「科学技術・理科大好きプラン」の一環として、今月6日から大阪・岡山・東京・金沢で理科大好きシンポジウム2004も開催する。「科学技術・理科大好き」な生徒の研究発表もあるというから、興味のある人は(期待を込めて)行ってみると面白いかも?
ロゲルギスト今井功氏が亡くなる
先月24日、流体物理学者の今井功が亡くなった。今井功は覆面グループ・ロゲルギスト(近角聰信、磯部孝、近藤正夫、木下是雄、高橋秀俊、大川章哉、今井功)の一人"I2氏"として、50年代から70年代にかけて科学随筆「物理の散歩道シリーズ」「新物理の散歩道シリーズ」を書き続け、数多くの理科・技術大好き人間を生み出した。
もし、「物理の散歩道 」「新 物理の散歩道 」シリーズを読んだことがない人がいたならば,ぜひ探して読んでみてもらいたいと思う。きっと「科学技術・理科の楽しみ」に浸ることができるはずだ。ロゲルギストは間違いなく、日本の科学のレベルを上げてきたと思う。
2011-11-22[n年前へ]
■法律が決める「トイレの数」は男女不平等だった!?
『法律が決める「トイレの数」は男女不平等だった!?』を書きました。いくつか計算してみたいことがあるので、まずはそのための「入門・基本編」です。
だから、法律、事務所衛生基準規則に決められた最低数に沿った「トイレ設計」をしてしまうと、実は、女性は「(男性より)トイレの数が足りない」ということになってしまいます。 …「事務所のトイレの数」については、法律は、実は男女不平等で「男性に多く・女性に少なく」という決まりだったのです。
この「トイレの数に関する問題」は「かなり面白い問題」だと思います。適当に「トイレに関するニーズ分布関数」や「オシッコ処理時間」を作り、待ち行列を計算したり・(適当な評価関数のもとでの)最適化をしてみると面白いかもしれません。
2012-11-22[n年前へ]
■iPad mini用「究極・至高のノート」キットを作ってみた!
iPad mini用の、(今手に入る限りの道具を使った)「究極・至高のノート」キットを作ってみました。ここで言う「究極・至高のノート」というのは、人の苦手なことを最大限に補い、そして人の得意なことを最大限後押ししてくれる、そんな道具です。
作ったのは「頭に浮かんだことを紙に”手書き”するクリップボードを(利き腕側の)右に配置し、書いたノートや本をすべて格納してあるiPad miniを左に配置した超コンパクトな”ノート”ケース」です。
材料費3000円ナリで作った”ノート”を広げれば、「忘れてしまいがちな過去に自分が思いついたこと」や「覚えようと思っても記憶することができない書籍に書かれている内容」には、(iPad miniが担う)左頁を介して自由にアクセスすることができます。
そして、自分の頭が思いついた曖昧で電子化しづらい限りなくアナログでとりとめもないことは、右頁の紙上に描くことで、何かしらの形にしていくことができます。
つまり、「人の苦手なこと=記憶すること」を最大限に補い(記憶が苦手なのは私だけ…ではないですよね?)、そして「人の得意なこと=何かしらの新しいことを作り出すこと」を最大限後押ししてくれる”ノート”です(新しいことを作り出さず・繰り返すだけなら機械やロボットには勝てないですし…)。
もちろんこの”ノート”は、ひとたび折り畳めば、容積を無駄にすることのない薄型コンパクト・サイズになります。人の苦手を補い・得意を後押する「いつでも寄り添うノートブック」は、今日この瞬間に(安く)手に入るものとしては、まさに究極・至高のノートです。
この”ノート”の便利さが実に素晴らしいので、何十個か複製し・布教に廻りたい今日この頃です。右利きの人なら私が作ったのと同じような配置で作り、左利きの人であれば左右逆に作る、…他の誰でもない自分自身のための「自分の苦手を補って・自分の得意にエールを送る」そんな道具を作ってみるのはいかがでしょうか。
2013-11-22[n年前へ]
■Rasberry Pi に個人・教育用 Mathematica が無料添付
Rasberry Pi に個人・教育用 Mathematica が無料添付されるという話が出ていたので、早速Rasbian(Rasberry Pi) にMathematica をインストールして・動かしてみました。
「バージョン 10.0 for Linux ARM 32 bit」というバージョン表示の Rasbian (Rasberry Pi)向けMathematica を動かしてみると、通常のデスクトップPC(OS)向けと同じように動作します。Wolfram Mathematica の優れた天は、言語としてのMathematica 言語と、思考整理環境としてのMathematicaノートブック、という2面がありますが、そのどちらも(通常のPC向けと同じように)使うことができます。それは、なかなかに魅力的です。
たとえば、Raspberry Pi Type A 256MBであれば、Amazonでも三千円台で買うことができたりしますから、自分専用のMathematica 計算カーネル・サーバや、フロントエンドをWEBアプリとして包み込んだサーバなどを立ち上げてみたりするのも、面白いかもしれませんね。
2014-11-22[n年前へ]
■流体力学シミュレーションによる「インタラクティブ空気砲」
明日・明後日(23日・24日)、「作った色々なもの」を展示するお祭りMaker Faire Tokyo 2014が東京ビッグサイトで 開催されます。そこで、「第3ホール19島の7(理科教育研究フォーラム)」という場所で、流体シミュレーションを活用した「インタラクティブ空気砲」を展示しています(参考:「ビックサイトの第3ホール 19島の7」でお待ちしております)。
ドーナッツ状の煙を大砲のように発射する「空気砲」は、日本では、でんじろう先生ネーミングで大ヒットした(らしい)実験です。空気の動きの不思議を強く感じることができる楽しい道具です。…けれど、そんな空気砲の中で何が起きているかを、その中でどのように流体が動いているのかは、よくわからなかったりします。
そこで、流体力学シミュレーションを活用した「インタラクティブ空気砲」を作ってみました。普段は、思春期の男の子や、思春期をひきずる大人向け科学を日夜追究しています。しかし、今回は、「お子さん連れの家族」をターゲットにしてみました。
というわけで、明日・明後日、東京ビッグサイトでお会いできたら幸いです。