2000-12-08[n年前へ]
2001-12-08[n年前へ]
■今日見た景色 万座スキー場開き
「ス」の文字を持ってるのはクマさんです。(リンク)
■今日見た景色 曇った瞬間
薄暗くなった瞬間。(リンク)
2002-12-08[n年前へ]
■金曜日に見た景色
今日は家でうつらうつらと寝てたので、金曜日に見た景色を。望遠で見ているから、何処か遠くの景色に見えた。大きなデジタル時計の表示板でさえも、どこか遠くの時刻を表示しているように見えます。近くに見えるけれど、何処か遠くの景色です。
■私の視点
今日の朝日新聞の「私の視点」 「北朝鮮報道を考える」特集なのだけれど、つまりは「報道とは何か」という話を四人の人が語っている。四人は筑紫哲也、西岡力、大林宣彦、サム・ジェーソンだ。大林宣彦とサム・ジェーソンの語る話は特に私の興味を惹いた。筑紫哲也が書いていたのは必ず出てくる「戦場で取材中にそばで兵士が傷ついたら取材をするか兵士を救うか」という話だった。鳥越俊太郎もテレビでこれを熱く語っていたのを見たが、短い文字であるいは短い時間で語っているせいなのかあまりに逡巡が無く、あまりに薄っぺらく響くのである。その正しい答えがあるわけじゃいけれど悩みながらもどちらかを選ぶ、という逡巡が伝わってこない。
知人が記者になって「歓迎されない家に話を聞きに行く」というのはやっぱりつらいよ、と話すのを聞きながら、歓迎されない家に話を聞きに行くことを躊躇しない人が一流の記者なのかもしれないけれど、それはちょっと何だかイヤだな、とも思った。先の筑紫哲也の話で言えば、躊躇する気持ちとそれでも取材をする気持ちの両方を語って欲しいと思ったのだった。
大林宣彦は記者と「記事の客観・主観性」「記者・読者の署名性」などについての話を書いていた。それを読んでいて、先の知人から大林宣彦の話や新聞記事の記者の署名についてなどの色んな話をしていたことをぼんやり思い出したのだけれど、書くのはまたいつかにしようかな。
■すばらしい日々
体調が悪いというほどではないのだけれど、昨日・今日はずっと眠ってばかり。こんな時は何もせずに眠るのだ。
2003-12-08[n年前へ]
■史上最強科学のムダ知識
そういえば、amazonで先行発売するって聞いたなぁ、と気づいた「史上最強科学のムダ知識」知ったのはなんと「hardでloxseな日々」経由。
■30ミクロンの壁
思わず「なるほど〜」と言いたくなるような薄さを実感してみようのコーナー(オトナは必見。おこちゃまはダメよ)。とはいえ、この透過率の違いは30ミクロンと40ミクロンの薄さの違いだけじゃないよね。
■Power Mac G4 Cube G5もどき筐体を作ろう
楽しきマイコンの時代をふと思い出した「Power Mac G4 Cube G5もどき筐体を作ろう」Power Mac G4 Cubeが可愛いG5モドキに大変身する。
■John Lennon
色んな写真をただ眺めてみるのもきっと趣があるに違いない、の今日はJohn Lennonが撃たれた日。
2004-12-08[n年前へ]
■DNA Gray codeのペーパークラフト
「近傍のオリゴマーが1塩基のみ置換した関係で全てのオリゴマーを並べるGray codeの中で『1つのオリゴマーあたり3つの近傍を持ち、空間的に見ると四面体の表面を充填するコードであるDNA Tetratree』をペーパークラフト化してみた」というDNA Gray codeのペーパークラフト.
2005-12-08[n年前へ]
2007-12-08[n年前へ]
■「ガソリン代の高騰」と「LPG車のタクシー」
ガソリン代が高騰している。そういえば、タクシーはガソリンで動くのではなく、液化石油ガス(LPG)つまりプロパンガスで動くLPG車(WIKIPEDIA LPG車)だ。事業者でない一般の人がLPGの乗用車(参考PDF)に乗ったとしたら、ガソリン車に乗る場合に比べて、一体どのくらいランニングコストが変わるのだろうか?(「「タクシーの燃料がLPGである理由は経済性だろうと思うのですが、一般乗用車やトラックなどタクシー以外に使用されない理由を教えて下さい」)
2008-12-08[n年前へ]
■「癖のある木」と「不揃いの木」
それにしても、西岡常一と、(西岡常一に唯一師事した)小川三夫の言葉にはもっと早く出会いたかった、と思う。彼らの話をもとに作った本は、本棚からすぐに引き出せる場所に置いておこうと決めた。
どのページを開いても、あぁそうなのかと、とても厳しくも的確に響くことばかりだ。
人間というやつは、褒められると、こんどは褒められたくて仕事をするようになります。・・・ところがそういうふうにして造られた建物にはろくなものがないんです。
西岡常一 「木のいのち木のこころ―天」
だいたい私もそうかもしれませんが、職人というのは頑固ですわ。人のいうことを簡単に聞きません。・・・
西岡常一 「木のいのち木のこころ―天」
俺は器用な子はだめだっていうんだ。器用な子は頭の中も起用なんだから。頭の中が器用というのは怖いで。・・・そういう生き方をしてしまうと自分のためにはならないんだ。
器用な人というのはやはり簡単にしかものを見ない。見られないんだ。すぐわかった気になるからな。それは自分のために損や。
小川三夫 「不揃いの木を組む」
2009-12-08[n年前へ]
■Excel 2007で科学技術計算風の等高線グラフを作る
表計算ソフト(スプレッドシート)でシミュレーション計算をした後には、必ず計算結果を図示したくなります。「離散化された空間がセルで分割された表に似ていること」そして、表上で計算された結果をグラフ化することが簡単なこと、がMicrosoft Excelのような表計算ソフト(スプレッドシート)の好ましい点なわけですから、必ずと言って良いくらい「表計算ソフト(スプレッドシート)でシミュレーション計算」をした後には、グラフ作成の作業がグリコのオマケのように、必ずと言って良いほど、ついてきます。
しかし、残念なことに、Excel 2003以前でも、自分でグラフをカスタマイズしなければ、(たとえば)Excel2007で科学技術計算風の等高線グラフを作ることはできません。Excel 2007になっても、実に残念なことに、いまだに同じなのです。一見陰影がついた綺麗なグラフに見えたとしても、それはまるで、何だか昔ながらのエクセルのグラフをただシュールにリアルな筆致で描いたかのようなグラフになってしまいます。
そこで、今回はExcel 2007用の科学技術計算風の等高線グラフ・テンプレート(右上のチャートがその例になります)を作ってみることにしました。…といっても、私が行ったのは(人から頂いた)カスタマイズされた綺麗なグラフが張り付けられているたExcel 2000形式の.xlsファイルをExcel 2007で開き、その後、新しいエクセルブックを作成した後にグラフも含め全コピーし、グラフをさらに適当にカスタマイズした上で、デザイン-テンプレートとして保存するということだけです。つまりは、ただフォーマット変換作業と、手順解説記述、ということになります。
まずはこのファイル(rainbow3DContor.crtx)を、C:\Users\Administrator\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\Charts
といった自分の(ユーザの)Excel用チャートテンプレートを保持するディレクトリに置きます。すると、
挿入-その他のグラフ-すべての種類のグラフ-テンプレート-作ったテンプレート
という手順で、そのカスタマイズされたグラフを一瞬で作ることができるようになります。
デザイン-グラフの種類変更-テンプレート-作ったテンプレート
で変更する、という手順でも構いません。どちらの手順でも構いませんが、これで自然な虹色の縦軸(値軸)が0~100の等高線鳥瞰図を作ることができるようになります。
私自身はExcelは、今でも「時間泥棒」だと思っています。一見、地道に作業を続けているように見えても、それは単に時間を非効率的に売っている作業をしているように思えてしまいます。だから、あまり、Excelが好きというわけではありません。
とはいえ、エクセルを使わざるを得ない状況というものもやはりあるわけで、そんな場合のために、今日はExcel 2007で科学技術計算風の等高線グラフを作るためのテンプレートファイルを作ってみました。
2012-12-08[n年前へ]
■「ビール・ピッチャー注ぎ」の科学 初等幾何学 偏
年も暮れ、忘年会のシーズンになりました。白い泡をかぶったビールがタップリ入ったピッチャーを持ち、ビールをジョッキに注ごうとピッチャーをグイッと傾けると、ピッチャー上部の泡ばかりがジョッキに注がれてしまいました。ピッチャーの上の方は泡だらけだからしょうがないか…と諦めていると、横からぐいっと手が伸び、ピッチャーを掴みました。
「違うんだ。ビールのピッチャーはゆっくり注げば、(泡じゃなくて)ビールが出てくるものなんだ。可能な限りゆっくり、上腕二頭筋がプルプル悲鳴をあげるくらいユックリ注げばいいんだ」
そう言った方がピッチャーをスローにゆっくり注ぐと、確かに泡でなくピッチャーからはビールがこぼれ落ちていきます。
「そんなバカな…!」と驚きながらピッチャーの中を眺めると、傾けたピッチャーの中で「ビールの上面は水平を保ち、その結果傾けたピッチャーの縁(へり)からこぼれ出している」にも関わらず、白い泡はその上面が全然水平ではなく(泡上面は)まるでピッチャーを傾ける前そのままの形を保っているのでした。「そんなバカな!?」の答は、この泡上面が(ビール上面と事なり)水平になっていない、というところにあったのです。
ピッチャーを速く傾けてしまうと、ビールが水平面を保つと同時に泡も同じように形を変えて、泡の上面も水平になってしまいます。その結果、ピッチャーからは(上部に位置する)泡だけがこぼれ出してきてしまいます(下図の①)。
しかし、上腕二頭筋が辛く叫び出すくらいゆっくりとした速度でピッチャーを傾けていくと、泡の表面(と表面近く)はまるでダイラタンシー流体を連想させるかのように動かず、泡表面は動かず・内部の泡だけが動く結果、ビールが注ぎ口から出てくる…というわけです(下図の②)。
参考:ダイラタンシー(英語:dilatancy)とは、ある種の混合物の示す、小さい剪断応力には液体のように振る舞うのに、大きい剪断応力には固体のように振る舞う性質である。この現象が起こる物体を「ダイラタント流体」あるいは「ダイラタンシー流体」という。
ダイラタンシー
「当たり前だけれど面白いこと」は、下図の「解説図」と書いた部分(右下部分ですね)にあるように、ピッチャーを傾けたとき、ピッチャーが傾くことで泡が(ビールにより)排除されてしまう部分の体積(A部)と、ピッチャーが傾くことで(ビールが移動してしまい)泡を吸い込む体積(B部)は等しい、ということです。
だから、泡の上部表面は粘度が高くなり動きづらい状態にすることさえできれば、(体積変化がないままでいられるので)泡の上部表面形状は変化しないままでも良い、ということになるわけです。
ビール(あるいは発泡酒)種の種類による差とか、注ぐスピードの臨界点とか、あるいは、注ぐ(傾ける)速度変化をさらに微妙に工夫するとか…そうした現象に対する実験や数値解析は面白そうです。粘性体シミュレーション屋さんは、レッツTRY!な例題かもしれませんね。
2013-12-08[n年前へ]
■「月に引かれてる」のに「反対側も盛り上がる」のはなんで?
「月に引かれてる」のに「反対側も盛り上がる」のはなんで? を書きました。「地球と月が共通重心を
地球と月は、(地球と月を合わせた)共通重心を中心として回転(公転)しています。そんな公転を地球上の各位置が行う時には、地表上の各点は同じ等速の円運動を行い、(その等速円運動する状態を基準とすると)どの点も「月がいる方向とは反対側に働く」同じ大きさの遠心力を受けることになります。
そういうわけで、「月に引かれてる」のに「反対側も盛り上がる」わけです。…あるいは、こんな図を描かなくとも、「月に近い場所ほど強く引っ張られるのだから、月に向かう方向に伸び~るのが当たり前だよね」とも思えるかもしれませんね。
…単純に添付図を描いてみたかったという理由で(あと遠心力の差で月反対側の海が盛り上がるという誤解に対するフォローとして)書いた記事です。
5:38 PM - 8 Dec 13