2000-12-19[n年前へ]
2001-12-19[n年前へ]
■ 絵でわかる細胞の世界 黒谷 明美
細胞の世界は不思議に満ちた小さな宇宙。知っているようで実は知らない細胞のしくみ。「生命の基本単位」としての重要な働きからそれを利用した応用面までを、イラストを多用してわかりやすく解説。
イラストレーターデビューしたワタシの父君。(リンク)
2002-12-19[n年前へ]
■MEGUMI Tシャツon忘年会
今日はMEGUMI Tシャツを着ていたので、忘年会で披露。黒い薄手の服をたくし上げてTシャツの胸の見せているとまるで週刊誌の「あなたのオッパイ見せて下さい」状態。とはいえ、私には少し大きいTシャツなので、どうしてもシワシワになってしまう。ということで、周りの感想は「おばぁちゃんみたい」ということだった。
2003-12-19[n年前へ]
■ドラクエIIIと位相幾何学
あぁ、これは面白い「ドラクエIIIと位相幾何学」
■検索結果をグラフィカルに表示するGrokker
検索結果をグラフィカルに表示するGrokker.この画面は"Paul Klee"で検索をした結果の拡大図。KartOOみたいなデザインの方が好きだけれど、これはこれで面白いかな。ちなみに、こっちはgoogleのイメージ検索。やっぱり、イメージ検索は偉大だなぁ。
■CPUを100%
「それはそれとしてこのFlash、CPUを100%食って下さるんだが……」とただのにっきでツッコミが。なんと、CPUを100%とは…。うーむ、オソロシヤ…。
ところで、CPUを100%というのはさておき、実際Flashを使うことはどうかな…?と私も思います。それに加えて、はてな?の良いところはシンプルなところかな、と前は勝手に想像したりしました。
だから、少し前におとなりページMAPでJavaアプレットをそのまま導入したのは、実は少し意外だったりしました。ところが、しばらくしてから、「はてな?=シンプル」って勝手に私が想像していただけなのかなとか、うーんやっぱり若くてパワフルって良いなー羨ましいなー、とか思ったりしたのです(なんのこっちゃい)。
■今日のカミュ
重要なのは病から癒えることではなく、病みつつ生きることだ「単純に前向きな言葉にはまったく心を動かされないけど、こういう、後ろを向いているときに、とんとんと肩をたたかれるような言葉には、つい振り向きたくなってしまう」 by chez sugi.
2004-12-19[n年前へ]
■好きなタイプと言えば
「色っぽい女性の秘密はどこに?」の話題に
たとえばひらばやしさんなら自分をどう分析して、どういうタイプが好きですか?というツッコミが…。自分に対する分析はさておき、単に見た目では「岡江久美子」や「磯野貴理子」みたいなタイプが好きかも…。
ツッコミ返しに反応すると、
自己主張がはっきりできるタイプ、ですかね?というより、「自己主張をしまくるタイプ」じゃないですかね、きっと。
2005-12-19[n年前へ]
2007-12-19[n年前へ]
■GRAPHICATION 「ものづくりと物語」
(無料で定期購読することができる)GRAPHICATION の最新号の特集は「ものづくりと物語」だった。GRAPHICATIONは、一つの特集テーマの下で、色々な人たちの視点から見た記事が描かれている。特集記事だけでなく、連載記事でもその特集テーマに対することが書かれることも多い。GRAPHICATIONは本当に密度が高い。
ものづくりは自然への畏敬の念とともに、人がモノと格闘する物語として語り継がれてきました。それは経済活動であると同時に、人づくりでもあり、文化を育む活動でもあります。ものづくりから生まれる無数の物語に耳を傾けることで人は元気をもらい、先に進む力を得ることができるのではないでしょうか。
ちゃんと仕事もあり、お金ももらっている人たちが、自分の仕事以外のことには目も向けない。
「のりしろ」を出し合う 吉岡 忍
よく建築家にふさわしい資質は何ですかと若い人に聞かれますが、「計画性のないこと、楽天的であること」その二つがなければ、少なくとも独立した建築家にはなれないと言っているんですよ。
「遊び」を思いつく 中村好文
科学とは広い意味での物語である。…客観性や普遍性が売り物である科学には、個人の思惑を一切介入させるべきではないとされてきたのだ。しかし、科学の歴史を通覧してみると、意外にも物語性に富んだ科学が多く試みられてきたことがわかる。
科学と物語の道行き 池内 了
2008-12-19[n年前へ]
■アップルとニュートンとワーズワース
今のApple、かつてのApple Computerの一番最初のロゴは右の中世風スケッチのようなものだった。木陰で人が本を読んでいて、その人の頭上には木が林檎を実らせている。そして、その林檎が地面に向かって落ちようとする瞬間を描いた絵がapple Computerのロゴだった。
つまり、木陰で読書する人は万有引力の法則を見いだしたアイザック・ニュートンであり、ニュートンの目の前で林檎が地面に向かって落ちようとしている瞬間を描いた絵が、Apple Cmputerのロゴだった。自分たちの会社名の"Apple"を、世界を動かす力を見いだすきっかけになったという”伝説”の林檎になぞらえたわけだ。
そして、このロゴの周囲にはこんな文章が刻んである。
NEWTON… "A MIND FOREVER VOYAGING THROUGH STRANGE SEAS OF THOUGHT…ALONE."この文章は、イギリスの詩人ワーズワースの詩 THE PRELUDEからの引用だ。ニュートン像を思い浮かべながら、ワーズワースが綴ったこんな一節(のさらに一部)を抜き出したものになる。
And from my pillow, looking forth by light Of moon or favouring stars, I could behold The antechapel where the statue stood Of Newton with his prism and silent face, The marble index of a mind for ever Voyaging through strange seas of Thought, alone.
このApple Computerの一番最初のロゴは、古くさくて洗練されたデザインではないけれど、このロゴからは「世界を動かす力・それを生み出す力になる」という若い自信が感じられていい。地上に落下した林檎の30年後、つまり現在の世界を眺めてみると、なおさらにそう思う。
2009-12-19[n年前へ]
■名前付きセルのあるエクセルのワークシートをC++言語プログラムに変換してみよう
これまで「続 エクセルの計算ワークシートをRubyでC言語に変換してみよう」や「エクセルの計算ワークシートをRuby計算スクリプトに変換してみよう」で、エクセルの表計算シートを他の言語のプログラムに変換する、なんていうことをしてきました。ここで想定している「エクセルの表計算シート」というのは、「エクセルで作った離散化シミュレーション用.xlsシート」を主眼に置いています。つまり、何らかの方程式を差分化し、エクセルシート上でその差分化された空間を表現し、反復収束計算ことで求めたい結果を得る、そんなためのエクセルシートを主眼に置いています。
ところで、そんな風にエクセルシートを使うときには、セルに名前をつけたくなります。たとえば、真空の透磁率をA1セルに入れたら、そのセルを"A1"セルでなく、"eps"なんていう名前で参照したくなります。そこで、たとえばこんな風にセルに名前をつけます。すると、そのセルの値を、"A1"というようにも参照できるのに加えて、"eps"なんていう名前でもアクセスすることができるようになります。そうすれば、他のセルでは"=eps*4"なんていう風に数式を入力することができるわけです(参考ビデオ)。
そこで、今回は名前付きセルを使ったエクセルのワークシート(簡単のために、一枚目のシートだけを使ったエクセルブックを前提にしています)をC++言語プログラムに変換するRubyスクリプトを書いてみました。変換用のRubyスクリプトや、名前付きセルを使った(ラプラス方程式を解く)エクセルシートや、エクセルシートから変換・作成されたC++言語ソースファイルは、ここに置いておきました。このサンプルのエクセルファイルでは、中心のセルの値を変化させるために入れるセルに"centerVal"という名前を付けています。そのため、変換されたC++ソースには、
C3=centerVal;といった記述が現われています。エクセルでは、「名前」はセルにではなくブックの直下で管理されているので、Ruby変換スクリプトでは、
names={} book.names.each do |name| cell=$1.gsub('$','') if /!([^!]+)$/=~name.RefersTo names[cell]=name.name endといったようなコードにしてあります。
名前付きセルを使ったエクセルシートを使い物理定数や中間変数などをわかりやすく表現した上で、離散化シミュレーションをシート上の「いかにもわかりやすく「差分化された空間で」実感した後に、(その自分自身が作ったスプレッド・シートを元に)変数の名前が(少なくともA1とかD4とかいう名前よりは)わかりやすいシミュレーションプログラムが自動生成されるとしたら、つまり、自分自身がスプレッド・シート上で作ったものが、C++言語の(もちろん他の言語でも)プログラム・ソースとして眺めることができるとしたら、…これって結構面白いと思いません?
2010-12-19[n年前へ]
■微速度動画で眺める「青空と雲群」
「iPhoneで微速度動画を撮影するアプリケーションを作ってみた」ので、空に浮かぶ雲や、雲の切れ間から太陽の光に照らされる街並みを2時間ばかり撮影してみました。小高い場所に、空を見上げるようにiPhoneを固定して、景色が変わって行くさまを撮影してみたのです。カメラの横で空を眺めていても、雲はただ空に張り付いているようにしか見えなかったのに、カメラロールに保存された動画を眺めてみると、頭の上にある雲と青空が駆け足で動いて行くようすが、その理屈をたとえわかっていたとしても、魅力的で不思議に感じられます。
こんなにも速い速度で雲や空、つまり、「天気」は動いていたのです。機械の目で見て初めて、そんなことを実感することができるのです。
日本の空は偏西風に支配されています。西の空から東の空におよそ時速40km程度の風が吹き、雲もそして天気も、空に浮かぶものたちは、その速度で移ろって行くのです。そう、今日眺めた雲も「西から東へ」と動いていました。下に張り付けた映像には、時速40kmくらいで街の上を走り抜けて行く雲と風が写し出されています。時速40kmというのはこんなにも速く、けれど、そんな「私たちの上を駆け抜けて行く空の速さ」を私たちは見ることができない・意識できない、ということを気づかされるのです。
「虹のトンネル」を時速40kmで追いかける。
自分の目で眺めることはできないけれど、「地球は回ってる」そんな景色を、機械や頭を通してようやく私たちは簡単に見ることができるのです。
2011-12-19[n年前へ]
■「問題」を解くための「必要3条件」
先週末、"Mathematica Conference JAPAN 2011(Wolframユーザコンファレンス Japan 2011)"を聴きに行きました。その冒頭の基調講演"Computer Based Math"では、"問題” "Problem"を計算機を使って解決していく「手順」が、こんな風に語られていました。
- Understand the problem(課題・問題理解)
- Set up the problem(問題設定)
- Calculate the problem(計算)
- Utilize result of the problem(計算結果の適用)
「…なるほどなぁ」と思いつつ、それと同時に、少し違和感も感じました。なぜかというと、2〜4の過程は互いに分けることが難しい不可分のことであるのではないかと、そう思えたからです。
「解けること(3)」「(答を)役に立つ形で適用しうること(4)」…そんなことを全て理解するという必要条件のもとに、「解決する”問題”を決める・設定する(2)」ということが可能なのではないか、と思います。さらに、(2)〜(4)にいたる「3つのこと」全てを把握するというこそ、(1)の「課題(問題)を理解する」ということ・そのための必要条件なのではないか、とも思うのです。
…つまり、上に書かれた4点の箇条書きは、実は「分けようがない不可分の”ひとつ”のこと」としか言いようがないのではないか、とも思ったりするのです。
そんなことを考えた次の日、「n年前へ」を眺めてみると、こんな言葉をメモしていました(「トンデモ計算」を生む原因)。
科学的知識はわれわれの周りの世界に起こる出来事を説明し、多くの場合、物事のより良いやり方を予知するために用いられるが、それには問題意識と目標が十分に明確でなくてはならないのである。
ワッツ&ベイヒル 「ベースボールの科学」
ここに登場する「問題意識」「目標」といったことを「十分に明確」にするためには、何が必要とされるのだろうか?と考えます。そんな曖昧な疑問に答えるなら…あなたは、どんな「条件」が必要だとて、そしてどんな「答」を出すでしょうか。