2000-12-28[n年前へ]
■GeoWhois
知らなかったけど面白いアイデアだ。ここ自体は「Host name to Latitude/Longitude」と「Xerox PARC's Map Viewer」を組み合わせて、Delphi用のコンポーネントを作った人のサイトだけど。というわけで、自分用のメモ。(リンク)
2001-12-28[n年前へ]
■メル友診断
面白い。試しに、自分の文
hirax.netに「初めて来た方へ」というページを書き加えようと、たまに
思ったりします。何しろ、トップページの項目数がこれだけ多くなってしまうと、
初めて来た人はなかなかその人好みの話に辿り着かないだろうな、
と思うからです。
だけど、たいてい書こうかなと思って、書き始めるとすぐに、
びっくりするほどその気が失せてしまいます。
ジャンル分けしたりするのもどうなのかな、それは読んだ人が
勝手に判断すればいいかな、と思ったりするわけで…。それに
「いろんなものがただただいっぱいあって、それらが繋がっているようで
離れているようで、だけどやっぱりどれも同じようで、だけど…(以下繰り返し)」
というのが本当のところ一番良い、とも思っているのです。
さてさて、どうしたものでしょね?
でやってみた。文章年齢 21歳、「ややヒネクレ気味な印象を受けますが、…」とのこと。とりあえず、顔は似てない。(リンク)
2003-12-28[n年前へ]
■LEGOで作ったハープシコード
何と、LEGOで作り上げたハープシコード。そのハープシコードで奏でた音楽も聴くことができるし、演奏の様子も見ることができる。冬の荒涼とした景色には、バロックなハープシコードの響きがとても似合うような気も。 from 日日ノ日キ
■Digital Information Graphics
「Digital Information Graphics」という本を買う。色々な情報の表示例がカラフルに示されていて、まるで美術書のように眺めていて楽しくなる本。
2004-12-28[n年前へ]
2005-12-28[n年前へ]
■「自分の居場所とは、どこなのか」
電車に乗る前にはいつも本を買う。電車の中で景色を眺めつつ本を読んで、気に入った一節があればそのページを破りとってポケットに入れて、電車から降りると同時にその本をゴミ箱に捨てる。そして、ポケットに入れたページは後で何度も読み直す。
目が回るほど、けれど首は全然回らないくらいに忙しかったここ数週間の間に、破りとったページが何枚も溜まっていた。その何枚かのページを少し書き写してみることにしよう。まずは、「インターネットではリンクされない方が悲しい、と書くような人たち」をふと思い浮かべた中村うさぎの「オヤジどもよ!」から。
隣にオヤジの二人連れが座り、片方のオヤジがもう一方に説教こいてるのが聞こえてきた。「これからの時代はさー、英語とコンピュータだよ。…できないと、置いてかれちゃうよ〜」「置いてかれる?誰に?そして、どこに?」とこのオヤジたちにツッコミを入れる中村うさぎはさらに書く。
人々は「嫌われる」コトよりも「無視される」コトのほうを恐れるようになった。…(ネガティブな形で存在を認められる「嫌われること」よりも)恐ろしいのは、他人から「そこにいない者」として扱われるコト。時代に取り残され、人々に取り残され、どこにも居場所がなく、誰の目にも映らない。それこそが現代人のもっとも恐れる「自分像」なのである。こういう人たちはきっと「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだりするのだろう、と笑いながら「アホや。アホやがな。時代や社会に取り残されたからって、それが何やねん」と中村うさぎはさらにツッコミを入れる。そして、こう書く。
人を支えるのは、人間関係だ。人間関係の不得手な者は、たとえ英語ができてもコンピュータができても、自分の居場所のない殺伐とした人生を送るハメになる。ところが、我々は「時代や社会におけるポジション」を「自分の居場所」と勘違いして、技能や知識や情報ばかりを追い求めて奔走し……そろそろ、「社会でのポジション」と「自分の居場所」は違うのだ、というコトを、きちんと子どもたちに教えられる大人が現れてもいいはずだ。
2007-12-28[n年前へ]
■和尚さんとWEBショップ
スラッシュドットの「後継難に悩む寺を救う? 全自動鐘つき機が普及中」 という記事中で紹介されていた寺院商品専門WEBショップの広告が面白い。特に、趣味・便利用品が素晴らしい。アルコール検知器ソシアック・賽銭用警報機・頭のアブラを取れる大判あぶらとり紙…、世相を反映した商品の数々が並んでいるのを見ると、袈裟を着る和尚さんたちを身近に感じてしまう。和尚さんたちが、こんなWEBショップのボタンを押し、カートに商品を追加したりしていると思うと、それだけで何だかとても楽しくなる。
■「何か」を作り上げた人はエラい
ある程度の大きさの「何か」を作り上げた人は、掛け値無しにエラいと思う。心の底からそう思う。小さいけれど完成した一つプログラムを作り上げる人、拙いけれど一つの絵を描き上げる人、一つの製品を作り上げた人、あるいは、一つの小説を書き上げた人、私はそんな人たちを本当にエラいと思っている。 プログラムを使うとき、絵を眺めるとき、何かの製品を使うとき、そして物語を読むとき、どんなものであっても、そんな思いを直接言う機会はないけれど、いつもそう思っている。
関西で暮らした学生時代に、一番好きになった言葉・音は「エラい」というコトバだった。「エラい」と発音された音は、状況次第でたくさんの意味になる。たとえば、「えらい早いやんけ」というような用例のように、この音は時に「とても=Very」という意味になる。また、その「エラい」というコトバは時には「疲れる・しんどい」という意味に響くこともある。例を挙げれば、「えらいめにあったわ!」とか「あの単位取るのえろーえらいんやて」という具合だ。もちろん、そのエラいという音が「偉い」という意味に聞こえることもある。同じ発音の「エラい」というコトバが、こんな多くの意味を持つ。
ある程度の大きさの「何か」を作り上げた人、あるいは、そこに伴う作業を私は「エラい」という音が持つあらゆる全ての意味において「エラい」と心から信じる。「エラいエラい作業をエラいこと続け、ちゃんと形にするなんてエラいエラいなぁ」と思う。関西弁って面白い。
2008-12-28[n年前へ]
■「プリンタで偽造したナンバープレート」と「速度取り締まり機の撮影波長」 実験編 Part.1
「プリンタで偽造したナンバープレート」と「速度取り締まり機の撮影波長」で、「赤外光をほとんど吸収しない通常のカラーインクで、ナンバープレートの緑文字を描いたなら、赤外線領域で撮影する速度取り締まり機・オービスからは非常に淡く見えそうだ。一体、プリンタで偽造したナンバープレートを速度取り締まり機で眺めてみたら、一体どのように見えるのだろうか」 と書きました。・・・疑問に思うだけで何もしないのはつまらないですから、実験をしてみることにしました。
まずは、デジカメを改造します。デジタルカメラの撮像素子の前には赤外線を通過させない赤外線カットフィルタ(シート)が張られていますから、その赤外線カットフィルタを取り外してみます。
そして、赤外線を撮影することができるようになったそのデジカメのレンズ前に、今度は赤外線だけを通過させる可視光カットフィルタ(右図)を貼り付けてみます。すると、「赤外線だけを撮影できるデジタルカメラ」ができあがります。このデジカメを使えば、「赤外線で見た車のナンバープレート」を撮影することができるわけです。
とりあえず、今日は、ホワイトボードに黒色ペンと緑色ペンでプリンタで偽造したナンバープレートを模した絵を描いてみました。それが、一番上に貼り付けた写真です。そして、そのナンバープレートの絵を赤外線だけで撮影してみたのが右の写真になります。
右の写真を見てみると、黒色ペンで描いた部分はハッキリ見えますが、緑色ペンで描いた部分はほとんど透明になってしまい、ナンバープレートの数字がほとんど見えなくなってしまうことがわかります。少なくとも、ホワイトボードとホワイトボード用色ペンで描いた「(いかにもバレバレですが)偽造ナンバープレート」は、速度取り締まり機・オービスからは識別することができなさそうです。
2009-12-28[n年前へ]
■VISTAで使うUSB接続シリアルポート+wincom.rb
「TEXCELLのRubyシリアル通信ライブラリ wincom.rb で、(WindowsXP上では受信できるのに)Windows VISTA上では、レガシーなCOM1ではデータ受信できるが、(Prolificのチップ・ドライバーを使った)USB I/F接続シリアルポート接続では受信できなかった」という記事を読んだ。原因は、
Vista環境にて、USB接続シリアルポートでは、(Windows APIの)ReadFileを実行した際、「読み取ったバイト数」として常にゼロが帰ってくるため。ということで、USBシリアルI/Fドライバのバグらしいが、考えてみれば、「VISTAマシンでシリアル接続をしたことがないことに気づいたこと」「ATEN製UC-232A・シグマAPO製URS232GFと同タイプを使う可能性もあること」から、リンク先の記事にあった対処法を自分用に書き写しておく。機会があれば、自分でも確認してみよう、と思う。
対処法:ReadFileの「読み取ったバイト数」は使わず、ClearCommErrorを実行した際に得られたCOMSTAT構造体の「受信バッファにあるデータ・バイト数」を使う(常に0バイトよりはマシだ)。def receive # rcvchar=@wcrecv.unpack("a#{irlen[0]}")[0] rcvchar=@wcrecv.unpack("a#{ilen}")[0]
2010-12-28[n年前へ]
■iPhone4でマーカレス拡張現実のPTAMを動かす
Aaron Wetzlerさんが行った「(カメラに映る画像から空間把握を行うことができる) PTAM(Parallel Tracking and Mapping for Small AR Workspaces) のiPhoneへの移植作業レポートとプロジェクトソース」がGitHubに公開されています。そこで早速ビルドし、iPhone4でPTAMを動かしてみることにしました。
下の動画が「PCのディスプレイにiPhoneを向けて、PTAMで空間認識をスタートさせたようす」を撮影してみたものです。「思った通りには動かない部分が残っている」ということですが、それでも手元のケータイ(スマートフォン)が空間自動認識をしているようすを眺めていると、たとえ動きが不十分であるにしても、なかなかに楽しいものです。(プロジェクト設定やソースコードを眺めた限りでは)高速化する余地がまだまだ多くありそうに見えますから、色々なことをさせる機能を追加したりして、実用的なものへとさらに作り変えるのも面白いかもしれません。
現実にはありえないような不思議なものを映し出してみたり、あるいは、現実の世界をより現実(と思えるもの)に見せてみたり、あるいは目の前の世界を誰か全然別の時(空間)にいる人たちと共有してみたり・・・色々なことができそうな気がします。下に貼付けてみた(PCで動かした)PTAMのデモ動画でも眺めつつ、「あんなこといいな、できたらいいな」と思えることを色々考えてみることにしましょうか。
2012-12-28[n年前へ]
■ゼクシィが「彼 v.s. お父さん 対決」はできても「彼女 v.s.お母さん 対決」はできない理由
結婚情報誌 ゼクシィの「重さ」=(イコール)「愛の重さ」だという方程式があると聞きます。そんなゼクシィの最新号「年に一度のスペシャル号!」は付録合わせて2500ページで体重計に載せるとトータル5.2kgでした。一冊5kg超ということは、たとえば2冊抱えたら自転車1台と同じくらいの重さになるということですから、「愛の重さ」は、なかなかの重いようです。
そのゼクシィ最新号の「新郎(になるだろう彼)と新婦(になるだろうゼクシィ読者)の父」が「新婦への愛がどちらが多いか」を(勝手に)競い合わせる記事を読み、「彼女のお父さん」って切ないな…と思わされました。父の娘への愛は、絶対に彼より勝っているはずにも関わらず、その勝負とは別に娘は彼を選んでいくわけです。
そしてまた、こんなことも考えました。彼・彼女に対して父と母がそれぞれいるのに対し、この記事が扱っているのは「彼と(彼女の父)」だけです。似たようなパターンとして「彼女と(彼の)母」というものもあるけれどそのパターンはなぜないんだろう?と疑問に思ったのです。
そこで尋ねて・得た「答え」はナルホド!と思わされるものでした。
「彼女と(彼の)母の対決だと嫁・姑問題になってしまい、結婚しようとする読者に向けた記事とは、少し違うものになってしまうんです」
確かに、嫁・姑問題ではゼクシィというより週刊女性とか女性自身とか、そういった雑誌の表紙に踊るような問題になってしまいそうで、ゼクシィ読者の結婚に対する意欲(さらにはゼクシィを買おうとする購買意欲)を減退させてしまいそうです。
ところで新婦(しんぷ)を「新夫」と間違えていたという人も少なからずいると言いますが、それと同じように「婿」という文字も意外に読みと意味に悩んでしまうものです。「女」という文字が入っているので、「よめ」と読みたくもなってしまうのです。
そんな悩みを減らすため、「婿・嫁・姑・舅・小姑・小舅」といった言葉について、意味やそれらのキャラクタたちの関係を図示し、さらにや関係する「ことわざ」も書き入れてみました。
「姑の十七見た者ない(私が若かった時はちゃんとやってたよ!と姑は言うけれど…)」「小姑一人は鬼千匹にむかう(小姑は1人いるだけで鬼が千匹いるようなもの…)」「舅の酒で相婿もてなす(妻の父のものでチャッカリ…)」…こうして関連ことわざを眺めてみると、やはり「彼女のお父さん」が一番可愛そうに思えてきますね。
2013-12-28[n年前へ]
■「解けない問題」との付き合い方
Asahi.com に「解けない問題」との付き合い方という記事を書きました。センター試験を間近に控えたこの時期に、センター試験を振り返り考える「Look Back センター試験」という続きもののひとつです。
選択肢をマークシートで選ぶセンター試験を思い出してみたとき、ふと考えたことを書いてみました。私たちは、(正解かもしれない)何人もの容疑者たちを前にいつも悩んだり・迷ったり…戸惑ったりします。そんな自分(たち)に送るエール文を書いてみた…というわけで、試験を受ける年頃の方にも、試験を受けた頃が遙か昔になった方にも、少しだけ眺めてもらえたら嬉しいな…と思います。
センター試験の時期になると「解けない問題ばかりだ……とりあえずマークシートを塗りつぶしておこう!」と運に任せ、マークシートをデタラメに塗りつぶした記憶がよみがえる。「次のうちから正しいものを選べ」という問題文に並べられた選択肢の数が多いと「あまり当たりそうにない」と憂鬱(ゆううつ)になり、その逆に選択肢の数が少なければ「こりゃ当たる確率が高いぜ!」と喜んだものだ。その挙げ句に…
……なんてことを書くと「正攻法で地道に解いた方がいい」と言われそうだ。それは確かにその通りなのだろう。数学知識を活用して選択肢の絞り込みを行うくらいなら、最初から問題を正攻法で解くことに力を費やした方がいいに違いない。たぶん、それがきっと正しいことなのだろう。しかし…
実際のところ、解くことができる問題なんてとても希少な存在で、解けない問題ばかりが行列になって登場するという「やってられない試験」こそ、私たちの毎日なんじゃないかと思う。
そんな時、わからなくても知恵を振り絞って可能性の高い選択肢を選び出す、そして、後は運に任せ進んでいくテクニックは意外に大切なものかもしれない、とも考える。センター試験で「わからない問題に出くわして、それでもあきらめずに未来の運や可能性の存在を信じつつ、自分の選択肢を鉛筆で選んだ」気持ちは、それから後の全ての瞬間にわたって、ずっと有効だったのじゃないか、と思う。
2014-12-28[n年前へ]
■レンブラント・ライトをレンブラント「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)」に当てて3次元的に眺めてみよう!?
Raking light photography(測光線写真)と呼ばれる「側面から光を当て、美術品の凹凸を浮き上がらせるための写真」があります。そういった凹凸情報、あるいは凹凸情報を微分したような画像を使うことで、美術品の修復を行う際の参考情報にしたりします。ちょうど、17世紀の偉大な画家レンブラントが、「側面上方から光を当てる」レンブラント・ライトで被写体を描き出したのと同様に、絵画の微妙な形状や姿を映し出すのがRaking light photography(測光線写真)です。
そうした測光線写真は数多く公開されていて、たとえば、、そのレンブラントの「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)- "The Jewish Bride (Isaac and Rebecca)"」であれば、こんな風に公開されていたりします。
こうしたRaking light photography(測光線写真) を眺めると「私たちは3次元情報を感じる」…ということは、コンピュータにだって測光線写真から絵画の3次元情報を復元できるはず…ということで、2014年の終わり近くの今日…WebGLベースのレンブラントの「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)3次元風…を作ってみました。
2015-12-28[n年前へ]
■ミニチュア試験管の中で電子部品が溶けている…。
「ミニチュア試験管の中で電子部品が溶けている水溶液を育てたら一体どうなるだろう?」…とふと考えて、今日はこんなキーホルダーを作ってみました。
I made a solution of electric parts in a miniture test-tube. It will produce a heart beat in 1 MHz Clock!
Do we have a life form dreaming electric sheep? ...I didn't know how long we had to wait.... Who does?