2004-02-15[n年前へ]
■CASIO A5403CA「暗黒オーラ」除去ソフト
私のカメラ付き携帯電話はカシオのA5403CA。つまり、俗に言う「暗黒オーラ」が発生する機種。これまで、私自身は脳内変換して「暗黒オーラ」を(精神的に)除去していたので全然気にならなかった。けれど、結構不評なようなのでCASIO A5403CA「暗黒オーラ」除去ソフトを仕立てました。もちろん、すでに立派な「暗黒オーラ除去フィルタ」というものもあるわけですが、自分用に使いやすくしたかったので適当に作ってみました。まずは、あまりに単純な変換(脳内変換で満足している私なので)ですけれども、もし使う方がいればご自由に使ってみて下さいな。
参考までに書いておくと、自分用に使いやすくしたかった点、というのは単純に「ドラッグアンドドロップで複数のファイルを勝手に修正して保存させたかった」というだけです。
■井の中の蛙大海を知らず、しかし空の蒼さを知る
井の中の蛙大海を知らず
秋水編 荘子
しかし空の蒼さを知る「新撰組」を観ていると、「井の中の蛙大海を知らず、されど空の高さを知る」というような一節が出ていた。荘子「秋水編」の有名な一節に誰かが「されど空の高さを知る」あるいは「されど天の高さを知る」という一節を付け足したもののようだ。
詠み人知らず
少し検索などをしてみると、「井の中の蛙大海を知らず、しかし空の蒼さを知る」というものもあった。この付け足された部分の原型がどういうものであるのか、あるいはどういう経緯で生まれてきたものなのかは判らないけれど、「井の中の蛙大海を知らず、しかし空の蒼さを知る」なら良いかもしれない。「天の高さ」でなくて、「空の蒼さ」ならもっと良いように思われる。
確かに、井の中の蛙には「天の高さ」は判らないに違いないことだろう。人の遙か上にある「天」の高さは確かに判らないかもしれない。その「天の蒼さ」だってきっと判らないに違いない。
けれど、井戸の「穴」を通じて自分の上に見える「空の青さ」ならよく知ることができることだろう。井戸の中から空を見上げれてみれば、昔なら昼間でも星を見ることができたように、井戸の中からだからこそ「空の蒼さ」を誰よりも知ることだってできるかもしれない。空しか見ることのできない井の中の蛙だからこそ、憧憬とともにその「空の蒼さ」を心に刻むことだってあるかもしれない。