2005-04-01[n年前へ]
■「科学のブラ」が株式会社トリソプから新発売
株式会社トリソプが認知心理学を応用した「科学のブラ」を今日発売。キツく寄せて上げる必要もない「女性に優しい」ブラジャーの誕生です。「科学は人(女性)を助けるために生まれ来た」わけですから、こんなブラジャーだって生まれて当然なのかもしれません。
なにはともあれ、地道に続けられてきた人間工学の研究成果がようやく製品になったようでなによりです。肩がこりがちなあなた、「科学の力」があなたの体を楽にします。試しに、おひとついかがでしょうか?
■レゴや銅像やオッパイの4つのニュース
技術者向けの「リクナビNEXT / リクルートの転職サイト Tech総研」で、先週書いた「レゴや銅像やオッパイの4つのニュース」が公開されています。レゴの世界も、折田先生像(ちなみに、仮装を最初にさせたのはこの方ですね)も、凶器のオッパイも…、どれも「科学と技術と男と女」ではないかも…。うぅ。
■続「変わらないということは、変わるということ」
一つ抜けているファクターがありますよ『人は変われる』ってことを違う世界にいくと、今まで見えなかったものが見えてくるものです。考え方が変わって成長できるんですよもちろん、人との出会いによっても成長できるんですよ…なので、法則どおりには『無能』にはなりません。向上心がある限り…と、「有能」で「変わることができる人」(ちなみに、私は大切にしている「三つの座右の銘」のうちの一つはこの方の言葉だ)からツッコミを受けた。
この言葉を聞いて思い出したのが、「変わらないということは、変わるということ」 『ずっと「変わらない評価」を受け続けるためには、「変わらない努力」が必要だ。「変わらない努力」というのは、結局のところ「変わる努力」だ。人(状況)が変化している限り、自分も変化していかないと、取り残されてしまう』という言葉だ。
…もちろん、「それでも人には(それ以上変わることができなくなる)限界がある」とも私は思うが(「人の能力・可能性」は無限大だが、(その可能性を具現化するために必要とされる)「人の時間」は有限であるのだから)、それでも「向上心がある限り、変わり続けることができる(その結果として、ずっと「変わらない」でいられる)」と信じたいところだ(とはいえ、それは人には老化も寿命もないと考えるような話だが…)。
そういえば、「三つの座右の銘」の内のもう一つは
三十代前半は気をつけないといけない年齢だからという女性ライターの方(ちなみに、「シタッパーズ」という言葉を教えてくれたのはこの方で、さらにこの本の出版もこの方に因る)の言葉だった。その年頃の人って、自分の力を過信するから、会社とか他の何かの力を自分の力と勘違いするとか、(そのせいか)何かガマンができなくなったりしやすい…とか、そんなような意味の言葉だ。ちょうど、その年頃だった私は、この言葉を彫刻刀で消しゴムに刻み、私の座右の銘の一つにした。そして、それから何年か経った。
…ん?そう、気づいたらもう三十代前半でなくなっていた…。大切な「座右の銘」なのに、大切な言葉の使い道がない年齢になっていた…。まさか「座右の銘」が「生もの」の「期間限定」だったとは考えもしなかった…。うぅ。
いっそのこと、「永遠の三十代前半」って名乗ろうか。だけど、「永遠の三十代前半」って何だかとてもヤな感じだなぁ…。「永遠の十代」ならともかく…。
■「自分でない誰か」という言説
「リスナーへの愛が全く感じられません」という「リスナー」を引き合いに出すような言説、あるいは「みんなが困る」という言説、つまりは、自分でないだれかよその人を引き合いに出す言説を見聞きするたびに思い出すのは、この
ポルノ規制を求める人は、だれかよその人がポルノを見ると悪影響を受けると主張する。「俺がポルノを見たら、何をしでかすかわからないぞ」という人はいない。その方が、よほど説得力があるにも関わらず。 正義だの道徳だの倫理だのをめぐる言説は、そうして、つねに「だれかよその人」の問題であり続け(後略)や、この
1人称で語れ、語れなかったことを他人のせいにするな。自分への怒りと憎しみを他人への憎悪と不信にすりかえるな。それさえしなければ、世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい。 かつてすりかえた経験のある1人として、私も同じことを言いたい。という言葉だ。
2005-04-02[n年前へ]
■続「 - 科学のブラ - が株式会社トリソプから新発売」
なんと…、これを「フツーに信じちゃって」ましたか…。それは…、このページではアレが「普通の記事」だっていうことでしょうか?それは、…とてもマズイかも。「科学のブラ」だなんて、とっても他から浮いてませんでしたか…?
さて、その「科学のブラ」をフツーに信じちゃった方から、「幻想のブラ」へ購買者という立場から、こんな意見を頂いています。どういう意見かというと、「自分が納得しないとダメ。貧乳って事実は変わんなくて、見た目だけって言うのはダメ」というものです。 もしかしたら、時代と共にそんな認識も変わっていくかもしれないですよ? だって、ブラの中に入れるパッドだって、十年くらい前なら「着ける側ですら、反則気分」だったりしませんでした…? 「つけまつげ」だって、「何だか反則だぁ」って昔は思いませんでした…?
■オンラインで遊ぶ「ダイヤモンド・デザイン」
昔好きだったマンガが「パタリロ!」だった。このマンガの主人公はダイヤモンド産出国の国王だった。ダイヤモンドと言えば、ダイヤモンドのような宝石が好きな女性は多そうだが、ダイヤモンドのカットをデザインしたことがある女性は少ないかもしれない。
このこのページでは、オンラインで「ダイヤモンドのカット・デザイン」をすることができる。ダイヤモンドのデザインをちょっと変えて、煌めきが失われたり、あるいはより輝いたりするようすを見れば、きっと面白いはず。そして、どの場所でどの色の光が煌めくかを眺めてみるのもきっと面白い。ダイヤモンドを身につけるのは好きだけど、その光学設計?をするのはキライなんていう人はこのページを見ていそうにないし、ね。
■「大御所 金子貴俊」
静岡祭りで大名行列(駿府城があるところだからね)がねり歩いている。ちょっと眺めてみると、金子貴俊が大御所役を演じている。ウォーターボーイズ繋がり(静岡はロケ地だったからね)で金子貴俊なんだろうか? 隣に座っている男の子が何だか…コントみたいで面白い。
何でも、明日の大御所役は加藤茶だそうだ。加藤茶ならとても大御所役にハマりそう。志村けんならバカ殿様になっちゃいそうだけれど。
2005-04-03[n年前へ]
■「話し方バイリンガル」で「異文化コミニュケーション」
仕事場での会話としては、私は「聞き手は話し手の語った内容を「聞き手の言葉で置き換えて話して、聞き手が受け取った内容=話し手が話したつもりの内容、であるかを確認」しなければならない、と思っている。できれば、そんな「確認を伴う」話し方を自然にできるようになりたい、と思っていたりもする。相手の話を「そうなんですよね」なんていう受け方は、話を聞いているうちに入らないとも思っている。つまりは、アンチ「そう」派なのである。
しかし、そんな風な話の聞き方を(仕事ではない場で)女性に対してやったら…、イヤ〜な印象を与えまくりだろうなぁ。ペラペラペラペラと喋られた内容に、「そうだよね」「そうそう」という言葉でなく、他の言葉で返事(相槌)をされたら、(例えそれが同意の内容でも)「なんだコイツ?」と思われるに違いない。「人の話を黙って聞きやがれ!」と、きっと思われることだろう。先のリンク先によれば、「女性は、想像可能なあらゆる話題に関して - 彼女らの - 気持ちを述べるのを好む」らしいし、決して「聞き手の言葉で置き換えて確認」なんかされたくないに違いないのである。というわけで、こんな状況では「そうそう〜」「そうだよね〜」「そうかも〜」と、「何はともあれ、『そう』から言葉をはじめる(それで終えてもいいくらいかも)」べきなのかもしれない。
というわけで、「確認を伴う」話し方を自然にできるようになった場合、そんなしゃべり方だけであると、非常に女性にイヤがられるしゃべり方になる可能性が高い。やはり、「確認を伴う」話し方と、「(そう)で相手の話のジャマをしない」話し方、という二つの「話し方バイリンガル」にならなければきっとダメダメなのだろう。もしかしたら、男と女の世界はもしかしたら「異文化コミニュケーション」の世界なのかも。もしかしたら、NOVAにでも駅前留学したら、良いのかも。
■文字(文章)デザイン
「カナ入力と半角文化」が面白い。「コンピュータ関係の英単語を全角アルファベットって…」というような話から始まるエトセトラ、である。一連の文章を読んで、技術系の人にとって数少ない「文章の書き方」の教育の機会が「論文書き」なんだぁ、とふと感じた。
ところで、現在のところの私自身は、次のような使い方をしている。
アルファベット → 全角は使わない
現在のところ、そういう使い方をすると
読みづらいことが多い。
日本語の中の英単語 → スペースを両端に入れておく
見やすいし、問題も起きづらい
日本語内の"()" → 全角は使わない
"()"を使うと、間隔が広すぎて読みにくい。
日本語内の"?, !" → 全角を使う
"?!"を使うと、日本語文字と組み合わせた時に、
バランスが悪く読みづらい
WEB上の文章では"、「」"を多くする。
WEBの文章を表示するデバイスは読みづらい。
その読みづらさを何らかの作業で補う
判断基準は、「表示されたものを(内部コードの話ではなく)、自分がその文章を読むときの読みやすさ」である。ちなみに、私は「読む側が少しでも読みにくいと感じる=読者にとって(書き手にとっても)支障が大いにある」だと考えている。だから、「大した支障はないよね。どっちでも良いよね」と割り切ることはできずに、こだわりを持つ人が多いのも当然だとも思う。そういう(人によって異なる)こだわりは、人によって異なる)「伝えやすくしようとする意図の現れなのかもしれない。
コメント欄中の
新聞のような縦組だと、全角大文字ローマ字が相性いいですね。には、「なるほどね」と、とても納得。
2005-04-04[n年前へ]
■GIMPshop for Windows
メニューの構造や名前やショート・カット・キーなどをPhotoshopっぽくした、GIMPshopのWindows版 "GIMPshop for Windows"
■スキーヤー用の立体地図
「折りたたまれた小さな地図を引き出すと、実際の地形の高低を再現した立体地図ができあがる」という「スキーヤー用の立体地図」のMountMaps. from 古今東西製品情報
■テキストをグラフ化するPerlスクリプト
GraphVizを利用して、テキストをグラフ化するPerlスクリプトの話。
■大リーグ養成ギブス for ペニス
男のアレを伸ばして大きくする、というExtension device. 座っているときも、立っているときも、歩いているときも、いつでもコレを装着すれば、大きくなることは間違いなし、って言うけれど…、ねぇ? 5.5インチから8.5インチ(14cm から21.5cm だぁ…)になるっていうけれど…、ねぇ?
アレを伸ばすためにかける力は、なんと「600から1500グラム」相当ですよ…。1.5kgの力で強制的に伸ばされてしまうなんて…、恐ろしい。まさにこれは、大リーグ養成ギブス for ペニス。
■金田バイクにする装着キット
ホンダのビックスクーター「FUSION」を「AKIRAの金田モデル」にしてしまうという外装キット。標準カラーの「ファイティングレッド」は63万円で、「金田チック」な塗装を施した「金田レッド仕様」は147万円ナリ。
■「コンドームの避妊率はなぜ100%じゃないのか」
「完璧に見える推論」が、(成り立つのが当然と考えられていた)前提条件が間違っていて、非の打ち所がない「完璧に見える推論」が単なる「完璧な空論」になってしまうことがよくある。そんなことを強く思い起こさせる、しかも笑いとともに思い起こさせる、谷口さんのこんな言葉。
「コンドームの避妊率はなぜ100%じゃないのか」という話をしていたら、先輩いわく「彼女が浮気をするからだ」
2005-04-05[n年前へ]
■GPS携帯電話の位置追跡
GPS携帯電話の位置を追跡し続けるための「テクニック」
■Google MapsにKeyhole合体
Google Maps BETAにKeyholeの機能も装備(Satellite). Mapsでは(ドラクエの世界地図システムのように)どこまで行っても北米だけが表示されるが、Satellite側では丸い地球を東へ西へと旅することもできる。
■はてなウェブサービス
「はてなの機能をWebから利用するためのURL/API群」のはてなウェブサービス from textfile.org.
2005-04-06[n年前へ]
■少女マンガのヒロインメイク
「涙が似合うアイライナー」「天まで届け!マスカラ」「永遠の美眉アイブロウ」というような少女マンガのヒロインメイク風商品。「感動するほど落ちにくい、美しさ続くヒロインメイク」という謳い文句の色んな商品があるけれど、昔の少女マンガみたいに化粧した顔は…ちょっとコワイかも。それじゃぁ、コテコテの油絵のような…。
■高橋メソッド
「巨大な文字で、簡潔な言葉を用いて…」というプレゼンテーション手法の高橋メソッド。さて、それがどういうものかは、高橋メソッド自身で作られた「高橋メソッド」を読むと、笑いつつ納得するハズ。
■立体写真の作り方
色んな物体を四方から写真に撮ってそれを立体的に組み立ててみる、という「立体写真の作り方」 その中で書かれた文を抜き出すと(ちょっと短く変えて)、「三次元の物体を一度二次元に落とし、それを組み立て三次元に戻す。これは、いわば三次元ハードコピーだ。一度二次元化した物体をFAXで実家の両親に送ることだってできる。実家の親父がそれを組み立てれば、物体が僕の手元から親父の手元へ届いたことになる」という。
ビルの三次元コピーに挑戦して、「ダリの絵みたいになってしまった」というその顛末は、とても新鮮で、とても楽しく、ちょっと色んなことを考えさせる。
■指紋認証と顔認証
お昼を食べながら、「指紋認証を突破するために指を切断する事件」の話をする。かつて顔認証技術の開発をしていた方が、顔認証技術のメリットとして「指紋認証と違って、該当部を切り取られる心配がない」ということが謳われていたんです、と言う。
「何で、指は切り取られても、首は切り取られないんですか?」と聞くと、「首を切り取るなんて…、それはスゴイ犯罪じゃないですか」「首を切ったら、人は死んでしまうではないですか」「人間がそんなヒドイことするなんて、そんなわけがないから、絶対首は切り取られたりしないんです」「首を切り取られるなんてこと、ないったらないんです」という…。
アンケートをとってみたいかも、ドロボさんたちに。
2005-04-07[n年前へ]
■絵画の方程式
「歴史的な絵画作品」を「現代のCGアルゴリズムのモデリングやシェイディング技術」と比較しながら眺めてみよう、という「絵画の方程式」 ダビンチの「絵画論(1436)」と反射光に関するランバートの法則を論じたり、ルーベンスの「最後の審判」での環境光マッピング技術を考察してみたり…、とこれは絵画に興味を持つきっかけとしても、結構面白いかも。
■「楽しい作文にする3つの題名のつけ方」
小学生に作文を楽しくさせる二は、「1. 長い題名にする」「2. 副題をつける」「3. 違う二つのことを『と』でつなぐ」だという「楽しい作文にする3つの題名のつけ方」を読む。…それはつまり、「ジャイアント馬場(ババ)と矢口真里(ヤグチ)が暮らす部屋 - 背が伸び縮みする「エイメスの部屋」 -」というような題名ですね。ということは、私は小学生のように題名のおかげで楽しく作文を続けていた、ということだったのか…。なるほど。
というわけで、この「3つの題名のつけ方」を実践した時の注意は、イロモノに走りがち、だということかもしれません。「アルキメデスのパンドチラの式 - 「スカート円錐」の明るさを探れ -」なんていう題名にし始めたら、もうダメです…。
■Thinkpad の伝説
"Dear IBM, here’s an unbelievably true story."で始まるLegends of ThinkPad. Thinkpad ユーザーは必見。
2005-04-08[n年前へ]
■プログラマだった頃のふじいあきら
'67年生まれで'93にプログラマから転職してマジシャンになった、というふじいあきらは会社で仕事中にコインをパームしながらキーボードを叩いていたらしい!?
■マイクロプロセッサの誕生・発展・未来
「世界初のマイクロプロセッサ"4004"を始め、ベストセラーとなった"8080"・"Z80"などの開発を手掛た嶋正利がマイクロプロセッサの誕生・発展・未来について語る」というマイクロプロセッサの誕生・発展・未来。
■搭乗型の武器装備二足ロボット ランドウォーカ
今は大人たちが、まだ子どもだった小さな頃に憧れていたロボット…「いつか、自分が乗り込んで操縦したり戦ったりすることができるロボット」を榊原機械株式会社が作った。それが、リアル体感ロボット『LAND WALKER』 バルカンタイプとショットガンタイプのエアー砲(発射するのはソフトボール)が両腕についているところも完璧だ。 ロボットの移動は「前後左右の四つのペダル」による足操縦。というわけで、空いた両手で、本体左右に取り付いている銃の操作を行う、という風に移動しながら攻撃するようなことも簡単らしい。歩行のようす(WMV)や砲撃のようす(WMV)を眺めてみると、ワクワク楽しくなるハズ。
2005-04-09[n年前へ]
■裾野 / 三島 / 沼津
電話がかかってこない、そして何より、「自分のために時間を割ける」ことが素晴らしい休日の職場。 桜やクローバや送電線や芝生。
夜は、三島→沼津でビールと美少年。居酒屋の100円ビールを前にして、誰かのケイタイにスコットランドからメールが入る。片手でケイタイのキーを押して、メールの返事を返している。あぁ、そんな時代になっているんだよなぁ。
2005-04-10[n年前へ]
2005-04-11[n年前へ]
■「マクルーハンから鴻上尚史」再び
Gutenberg, Xerox, PCs, and the Internetのマクルーハンの言葉に始まる
グーテンベルグ(印刷技術)は全ての人を読者に変えた。ゼロックス(コピー機)は全ての人を出版者に変えた。PCは全ての人を作り手に変えようとし、インターネットは人を「コメントをつける人」にしてしまったというフレーズと、「コメントを書くスペース」を作るということの中の言葉を繋いでみる。
コメントが溢れるのは、…コメントを書く枠(スペース・空間)があるから、としか言いようがないのです。コメント欄が溢れる各種ツールを使っていると、自分がすぐに「コメントをつけるだけの人」になってしまいそう。
■「象にもフィットする方程式」
私の友人のジョニー・フォン・ノイマンはよくこう言ったもんだ『パラメータが4つもあれば象を表す方程式だって作れるし、5つあれば象の鼻を動かすことだってできる』とね
■「受け攻め度チェック」
貴方の受け攻め度を診断☆するという、「受け攻め度チェック」
ちょっとやってみると、「攻寄りのリバ(リバ=リバーシブル。攻・受どちらもできるという意味)」って…、うぅ。
2005-04-12[n年前へ]
■日本画像学会「技術講習会」
7月14日(木)・15日(金)に品川コクヨホールで開催される日本画像学会「技術講習会」で講師をします(担当は15日)。「表計算ソフトを用いた○×計算」なんていうものも面白いとは思いますが、せっかく画像を取り扱う業界なら「Photoshopを用いた○×計算」なんていうのも面白いと思うんですけど…。そんな企画の講師で誰か呼んでくれないでしょうかねぇ?海老名辺りとか…。
■日本画像学会 「Japan Hardcopy 2005」
6月8日(水)〜6月10日(金)に品川コクヨホールで開催される日本画像学会 「Japan Hardcopy 2005」の3日目(=6月10日)で面白い話ができたら良いな、と思っています(ちなみに、私が話すセッションの座長は「物理の散歩道」のロゲルギストI2氏の御子息です)。(学会員には本日届いたであろう冊子中で示されている)タイトルは「光追跡法を用いた電子写真画像の光沢度解析」と実にありがちですが、そこはそれhirax.net風に(仕事なのに?)楽しめるものに仕上げたい(つまり全然今は仕上げていない)と思います。
「デジカメプリントに興味がある人」「凸凹(胸の話じゃなくてね)に興味がある人」「どんなものでも手で触ってナンボだと思う人」「お肌はミズミズしさが重要だと思う人」などなど、色んな人にイロイロ楽しんで頂けたら幸いです。多分、結構楽しめるんじゃないかな、と思います。ハイ。
2005-04-13[n年前へ]
■次期法王候補の教義・思想傾向
朝日新聞の朝刊から「次期法王候補の教義・思想傾向」を示した散布図。最近、こういう「解説用の各種チャート」が紙面に頻出するようになってとても楽しい。楽しいだけじゃなくて、もちろんわかりやすい。
法王になりそうな人たちの「オッズ(賭倍率)」の数値や人気推移グラフなんかも適当に表示してもらえたら、きっともっと楽しいかも。
2005-04-14[n年前へ]
2005-04-15[n年前へ]
■「ボケ画像」の計算方法について
「奥行値(Zバッファ)に従ってボケ量を変化させ被写界深度ブラーを作る場合、0から255の各値に相当するボケ画像(PSF)をFFT→IFFTで作成・合成しようとすると、255枚ものPSF画像とそれぞれを合成するためのマスク画像など、計算コストが掛かりそうですが…」というぐるぐる検索。たいしたことはわかりませんが、ビールを飲みながら適当に書いてみます。あまりに当たり前のことしか書けませんが…。
計算方法は…、ボケ画像のような畳み込み演算でFFTを使うと(N*Nピクセルの画像であれば)計算量が2N*Nから2N*ln(N)に減るわけですから、力任せに汎用に計算しようとするならば、(よほどPSF画像が処理対象画像に比べて小さいのでなければ)何の迷いもなくFFTを使うのが良いんでしょう(多分)。ただし、何らかの性質がPSF画像やZバッファにあるならば、その性質を利用するのが「手」かもしれません。例えば、非常にPSF画像が非常に(本当に非常に)粗であるとか、Zバッファの値は比較的近くの画素間で連続だとか…。
また、「255枚ものPSF画像とそれぞれを合成するためのマスク画像」というのはおそらくそこまで必要ではないと思います。もしも、PSF画像を(1+2n)*(1+2n)の正方領域でnが1〜128まで(つまり256*256)まででも、たかだか全部で1/3(1+n)(1+2n)(3+2n)ピクセル程度のサイズですし…。全部前もって作っておいて、それを保持していても大した容量は必要ないですから…。
■今日の「寂しがりや仲間」
周りの人たちを眺めてみると、ずいぶん忙しそうな人たちがいる。なんだか、仕事もお金と同じで「寂しがりや」のようだ。お金は「お金が少ない貧しいところ」からはすぐに逃げ出して、仲間がたくさんいる「お金がいっぱいあるところ」に集まるし、仕事も「仕事がいっぱいあるところ」に集まっている。(はたから見てると)面白い。
2005-04-16[n年前へ]
■「講座 紙の科学」と「楽しい紙の科学」
ウェイトトレーニングが趣味で、顔も中山きんに君にソックリな先生が贈る「講座 紙の科学」と「楽しい紙の科学」
2005-04-17[n年前へ]
■北千住
忙しさばかりの毎日が続いているので、気分転換に北千住に行く。気分転換…はできたというか、気分が「変わった」と言うより単に気分が「ヘコんだ」というか…。気分はひどくダークブルーだ…。まずは何より練習しないとね。
練習…したいところだけど、それより先にTech総研用原稿を書き始める…。うぅ。 …とりあえず書いたみたから、次はちょっとPhotoshopの面補正プラグインを作成開始…。うぅ。で、次はテスト用のCGIのスケッチを作る…。うぅ。
■紙と仕事や伝言の量
紙が素晴らしい大きな理由の一つは「紙がモノである」ということだと、ふと考えた。電子ペーパーの資料を読みながら、そんなこと考えた。
例えば、かつて「本」は知識という形のないものを「本」というモノに物体化した。あるいは、「(紙のような媒体の上に描かれた)絵画・写真」といったものは「景色や世界という形がありそうで、その姿をなかなか形にすることができないもの」をモノという物体に変えた。
あるいは、例えばポストイットはよく伝言やメモを貼り付けたりすることに使われる。それが素晴らしいのは、伝言やメッセージを「一枚のポストイット」というモノとして姿を現させることである。モノとして伝言やメモが姿を見せていれば、人はそれを把握しやすいに違いない。だから、ポストイットはそういう使われ方をし、そして大ヒット商品となったのだろうと思う。
伝言のポストイットや、紙書類や、写真や絵画といったモノとして姿を現された「何か」が、電子化の流れの中でまたモノとしての姿を消そうとしている。モノの姿をしているからこそ(少なくとも二十世紀までの)人が把握しやすかった何かがまた姿が見えないものになろうとしている。
「しかし、例えば机の上には仕事の紙書類があふれ、ディスプレイはポストイットの伝言で埋まっているじゃないか?」「そんなに世の中に紙が溢れているのだから、やはり紙より電子データにしないとダメなんじゃないの?」と思うこともある。だけど、それは紙が悪いのではなくて、単に世の中の「仕事や伝言」が多くなりすぎていることが原因かもしれない、と思う。それらの「仕事や伝言」が紙というモノとして姿を現しているから、紙が悪者に見えるけれど、それは紙というモノの形をした「何か」が多すぎるからかもしれない、と思う。電子化されたデータベースはえてして単なる「ゴミ箱」になりかねない。電子化 ≒ " > /dev/null"というようになってしまったりもする。それは、「何か」のモノという姿を変えたのではなくて、「何か」というモノの数が単に多いから捨ててしまったというだけだ。
もしかしたら、「私が電子メールにすぐに眼を通したり返事を書いたりできない」ことへの言い訳かもしれないですけれど、ね。電子メールの返事は必ず書くのですが、時間がかかるんですよ…、処理するまでに…。
2005-04-18[n年前へ]
■興味のベン図
昨日はTech総研の原稿を締め切りより早めに書いたわけである。ただ、順番が私の前のたださんと「これは重なるよなぁ…きっと」というものがあったので、ちょっと担当の方にメールを出して訊いてみた。すると…、やっぱり重なっていた。というわけで、原稿チョット書き直し。
ちなみに、質問メールにラクガキのように書いた私の勝手な印象はこんな感じ。
そうえいば、私が興味を惹かれる記事はオリバーさんとかなり重なることがわかりました。ちょっと仕事よりになると、たださんと重なって、わくたまさんとはあまり重ならない…、という感じです。 で、勝手な想像をすると、「私の興味とオリバーさんの興味の重ならない部分」がちょうど「オリバーさんの興味とわくたまさんの興味の重なっている部分」という感じのような…。そして、その返事に書かれていた「これまでに重なり合ってしまった記事」を見ると、「それぞれの興味のベン図」が描けそうで面白いかも。
2005-04-20[n年前へ]
2005-04-21[n年前へ]
■傾斜センサ
PCで傾斜を検知するUI装備のソフトを作るために、数種類の加速度センサをいじってみる。ここ辺りを読んで、コントロールパネル経由でThinkpad内蔵の加速度センサの出力値を得る方法に変えようか。Thinkpad X41ベースのTablet PCというのが出れば、それを入手してみたいところ。
2005-04-22[n年前へ]
■「修正できない」という前向きの感覚
鴻上尚史の「ドン・キホーテのピアス」 ライブを止めてスタジオ録音だけをするようになったことで解散したバンドの例をひきながら、
まさかミスしないだろうと思う所で人間はミスするのです。で、相手を責めているうちに自分もミスをして、結果、お互いはお互いのミスを受け入れ、そして、それはつまり、相手の存在を受け入れることになります。そして、自分を受け入れるのです。「WEB」上の、掲示板やBlogやWEB日記や色んなものを「スタジオ録音 <- -> ライブ」軸に並べてみるのも良いかも。
■元気になれる「おいピータン!!」
主人公(という割にはいつもいるわけでもないのだが)がとても格好いい(見てくれはデブ・ハゲ・メガネだけれど…)、おいピータン!!をコミックで読んでみる。(読んだことがなかった)最初の頃のコミックを読んでみると、少し意外なことに内田春菊っぽい内容だ。で、ほんの少し けらえいこ。本当はもっと けらえいこ なのかもしれないけれど、そういう部分を私が読み飛ばし気味なのかもしれない。
内田春菊のマンガから「主人公の(女性の)強さ」を少し抜き、その代わりに「大森さんの強さ?」でを足すことで、「人生が思うようになってない」と思う登場人物たちの弱った気持ちに元気をつける感じが おいピータン!! ちょっとお勧め。
2005-04-23[n年前へ]
■「歩いて伝わっていくこと」 その1
過去の富士ゼロックスの広報誌GRAPHICATIONを読んでいると、阿部謹也が「歩く文化」をめぐって算額(全国一覧)のことを書いていた。
江戸時代には、算学者というか数学者も日本中を歩き回っていましたね。これは専門の学者ではなくて、アマチュアの数学好きな(道楽)人たちです。そして、各地の神社などに数式を書いた絵馬を奉納してゆく。…誰か解く者はいないかと。そして、絵馬に書かれた問題を解いて廻って腕を磨くわけです。阿部謹也 「歩く文化」をめぐって GRAPHICATION日本全国津々浦々、数学の道場破りをしていくとは。四国一周八十八札所巡りみたいに、算額八十八札所巡りみたいなものもあるのだろうか?
この後に書かれている「江戸時代の農書では、農民がやってはいけないとされていることとして、美田を買うこと・賭け事・酒を飲む、などの中に-算数に凝る-というのがある」という話も面白い。ということは、つまり算数をしたがる農民も多くいた、ということだろうか? 十字架を隠し持っていた隠れキリスタンのように、算数クイズを隠し持つ隠れ算数農民たちがいたのだろうか?【わしらも実はカネゴン】
■青空の"青"
幸田露伴の「音幻論」で言及されているという「"青"は、本来、黒と白との中間の不鮮明な色を広く表した。青、緑、藍だけでなく、灰色までも表したらしい」という一節をGRAPHICATIONの中で読む。
「青春」とか「ブルーな気持ち」とか、色んな「青」に「黒と白との中間の不鮮明な色」を重ねてみるのも、一興か。黒から白までの幅広い色の何処かに、青という言葉を置いてみると、ふと腑に落ちることもあるかも。BGMはもちろん、ザ・ブルー・ハーツの「青空」で。
■ミクロの決死圏@自分の鼻の穴
二ヶ月続いている喉の腫れを見てもらうため、耳鼻咽喉科へ。レントゲンを撮った後に、椅子に座って鼻からファイバー・スコープを喉まで入れられる。ファイバースコープの出し入れが終わったと思ったら、看護婦さんの手で座ってた椅子がクルリンと90度回転させられた。すると、そこには大きなディスプレイ。そして、撮影隊(じゃなかったファイバー経由で撮影された画面)が鼻の穴の中へと侵入していくシーンがイキナリ始まる…。あぁ、自分の鼻の穴でミクロの決死圏を眺めるのは…面白いけれど、いきなりの羞恥プレイだ…。
関係ないけれど、「鼻」って字も「穴」って字も、何だか本当の鼻とよく似ている。「鼻の穴」なんて書くと、なんだかまるで表形文字みたい。
2005-04-24[n年前へ]
■「蒼い月」
昨夜はきれいな月だった。調べると今日が満月だとか。僕はよく月に寝転がって地球を眺める光景を想像する。 「わきめも」「青い地球」はよくあるけれど、「青い月」は滅多にない。青い月、Blue moonは暦の一月の間満月が二回あって、その二回目の満月のことなのだから。29.5日おきにやってくる満月が、30日くらいしかない一月の間に二回あるなんて滅多にない。長い間待たないとやってこない。だから、Blue moon = A relatively long period of time(長い間)という意味になる。
今年の暦を眺めてみても、残念なことにBlue moonは見あたらない。Blue moon calculatorで眺めてみると、次のBlue moonはグリニッジ標準時で 2007 June 1st 01:02だ。それまで、フランク・シナトラが歌うBlue Moonでも聞きながら待ってみることにしましょうか。
Blue moon, now I'm no longer aloneWithout a dream in my heartWithout a love of my own
■「人に何かを話す準備」
(よほど自分と関係ないものでない限り)来るもの拒まず、で講習会の依頼などを受けている。気づくと、去年の年末あたりから、11月 日本テクノセンター、1月 技術情報協会、2月 東大新領域、3月 機械学会分科会、4月 日本テクノセンター、6月 JH2005、7月 画像学会講習会…と、ほぼ毎月何らかの講演がある状態になっていた。その前後の、休日やら睡眠時間が確実に消費されてしまうから、これはシンドイ…。
…しんどいのも確かだけれど、人に何かを話す機会、正確には「話す機会」それ自体というより「人に何かを話すために、頭の中で話をまとめる作業」が非常に貴重で自分のためになる。まとめにくい話をまとめる作業というのは、とても辛い作業なのだけれども、その作業の中で自分にとって得ることがとても大きい。こういう作業をやり続けたなら、やらなかった場合とは雲泥の差が生じそうな気がする。
というわけで、今 25日の早朝もそんな作業の真っ最中。今回、とっても参加者少ないんだけど…。うぅ。
■世界ピンホール写真デー
今日は「世界ピンホール写真デー」
2005-04-25[n年前へ]
■Blue moon @ 30th at 13:48
「2007 June 1st 01:02」というのはBlue moonではなく、その月の終わりの「30th at 13:48」という方がBlue moonになるのではないでしょうか?ありがとうございます、そうですね。というわけで、このご指摘をもって修正代わり、としておきます。
■「アホの遺伝子」
松本修 探偵!ナイトスクープ「アホの遺伝子」から。
一行(一文)で説明できない番組は、ヒットしない。「一文で、説明すべし」原則で、他人の企画案を読むと明察によって書かれたものか、本人もよくわからいままででっち上げられたものなのか、簡単に見分けがつくのである本は「探偵!ナイトスクープ」の企画立ち上げの話に始まり、最後は「(元野球選手が車いすに乗って立ち往生するシーンがあった放置自転車追放キャンペーンCFが避難を浴びて以降)テレビでは理由がどうであれ、健常者が車いすに乗るのがはばかられる世の中になってしまったが、『素晴らしき車椅子の旅』では北野誠探偵が車椅子に乗るべくして乗ることができた」という話。
2005-04-26[n年前へ]
■「悪の定義」
「悪の組織」を「絶対に失敗を許さない組織」とする定義は素晴らしい。
TV番組で見かける「悪の組織」には必ず1つの特徴がある。「失敗を決して許さない」ことである。たいていの場合死をもって償うことになる。悪の組織の目的や編成はそれぞれ異なるが、꒼꒫꒳엀꒪꒤꓆꓀꒱짔믗뗄냬쏗꒹ꓫ躡
LIMG http://www.imd-g.com/puz_04_2_22a.htm r /site_thumbnails/20050427001605s.jpg そういえば、数多くある「悪」自体の定義の中で、私が一番しっくりくるのが「悪は滅びる」という定義である。対偶で言うならば、「滅びなかったとしたら、それは悪ではない」という定義である。だから、「いつまでたっても滅びない必要悪」は悪ではないのである。「悪循環」だって、グルグルと循環しているうちは悪ではないのだ。テレビ番組に出てくる「悪の組織」は、最終回で正義の味方に倒されて滅びたからこそ、「悪の組織」と公式認定されるのである。
一方、「悪は滅びる」の裏命題に一見見える「正義は勝つ」という「正義」というものに対する定義もある。そして、その対偶は「勝たなかったとしたら、それは正義でない」というわけだ。勝ち続けなければ正義ではない、という定義で縛られる組織、つまりは「負け、というものが許されない正義という組織」 …その正義は「失敗を決して許さない」悪の組織とどう違うのだろうか?ベン図を描いて、正義と悪を眺めてみることにでもしようか。
■LOMO The Fisheye Camera
LOMOの魚眼レンズカメラLOMO The Fisheye Camera.
2005-04-27[n年前へ]
■色々な“願望”にまつわるNEWS
今の私の願望は「自分の部屋でぐっすり寝たい」ということ。というわけで、そんな気分で選んでみたのは。「綺麗な景色を眺めたい」「異性にモテたい」……いろいろな“願望”にまつわるニュース。というわけで、Tech総研のニュースウォッチ公開です。ちなみに、今回の(毎回意図的に?入れている?)「これ、ボツになるかもしれないけれど…」の記事は「親指P」の話、ですね。
■「定義できないもの」
なぜ恐ろしいかといえば、定義できないものだからだ。…そこでは、川の両方の岸が交わってしまう、そこではあらゆる矛盾が共存している。そこでは悪魔と神が戦っている、で、その戦場は−人間の心なんだ。 ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」
2005-04-28[n年前へ]
■Thinkpad 加速度センサのデータ取得
Windows\system32にあるsensor.dllの中身を覗いてみると、(Shockproof)GetAccelerometerDataとか、GetShockStatusなんていう関数がある。試しに逆コンパイルしてみる。そんなこんなの結果はこちらに。
C:\WINDOWS\system32>dumpbin.exe /EXPORTS sensor.dll 3 ShockproofGetAccelerometerData (00001610) 4 ShockproofGetAccelerometerDataEx (00001670) 7 ShockproofGetShockStatus (00001540)
■「空を向くアンテナ」と「地面の下の配水管」のニュース
リクルートのTech総研で「空の上に顔を向けるパラボラアンテナ」や「地面の下に張り巡らされている下水道」などの四本のNewsが公開されています。
2005-04-29[n年前へ]
■「ページェント」と「ページ」
時折、WEBページなんていう書き方をする。そんな書き方をすることを振り返りながら、こんな阿部謹也氏の言葉を読むと色々考える。
人に見せるための行列をページェントなんて言いますね。ページェントとは、本などのページという言葉と関係があって、ページをめくるように見る行列のことなんです。…だから、順番は大切なんですね。なるほど、辞書で語源をひいてみると"pageant = Middle English pagin, pagent, moveable stage for a mystery play, alteration of Medieval Latin pagina, probably from Latin, page"なんて書いてある。現代では、「ページェント」は「美人コンテスト」として使われる方が多いのかもしれないけれど…。
■「歩いて伝わっていくこと」 その2
「歩いて伝わっていくこと」 の続きを読んでみる。阿部謹也氏曰く
行列が重視されるのは、たくさんの足が地面を踏んでいくことに意味があるからです。歩くとは、何もない空間を一歩一歩たどっていくことでその空間をだんだん見えるものにしていくことなんですね。「何もない空間」を「見える空間」にしていくということ、「何もない空間」に「見える道」を作っていくということが、たくさんの足が歩くということなのだろうか。まるで、たくさんの蟻が餌と巣穴の間を往復する中で「滑らかで明瞭な道」を生み出していくような話だ。もともと存在するけれど「よく見えない空間」の中に「道」を作ることで、「よく見えない空間」を価値ある(そして見える)空間にしていく、という感じだろうか。
そういえば、たまにReferer RSSを眺めてみると、そんな行列や道を見ることができて面白い。誰かが、何処かのリンクから辿ってくる即席道路が見える。リンク元に張られている一言を見てみると、その人それぞれの「順番」「論理」をうかがい知ることができるようにも思う。「こういう理由・論理でリンクを張る」「リンク先にはこういうことが書いてある」という人それぞれの文を読むのは、なかなか興味深いものだ。人それぞれの引用の仕方で、時事問題に繋げられていたり、その人の勤務先の問題に繋げられていたり、色々あって面白い。
2005-04-30[n年前へ]
■「その日その日主義」
「ジャーナリズムの直訳(journalの語源はラテン語の「毎日」)は日々主義であり、その日その日主義である」で知られる寺田寅彦の言葉をもう一度眺めてみる。
「このようなただ一日を争う競争はまたジャーナリズムの不正確不真実を助長させるに有効であることもよく知られた事実である。他社を出し抜くためにあらゆる犠牲が払われ、結局は肝心の真実そのものまでが犠牲にされて惜しいとも思われないようである。事実の競争から出発して結果がうそ比べになるのは実に興味ある現象と言わなければならない」
■夕暮れの太陽のホクロ
夕暮れ少し前の太陽がずいぶんとはっきりと見える。太陽の真ん中辺りに、黒いホクロのような小さな模様が見える。あれは、(今ちょうど大きいものが発生しているという)黒点だろうか。