2005-10-20[n年前へ]
■「クールビズ・ウォームビズはピラミッド建設に似ている」
クールビズやウォームビズについて、少し考えたことがある。その時に思ったことが、「クールビズ・ウォームビズはピラミッド建設に似ている」ということだ。クールビズやウォームビズが、その目的とする地球温暖化防止の役に立つかは疑問だと私は思っている。「論理は間違っていないけれど、実効性に乏しい」というのではなく、その論理自体に懐疑的なのである。
しかし、その論理が「正しい」か否かとは無関係に、クールビズやウォームビズは何よりビジネスとして成り立っているようである、つまり巡り巡って人の生活維持に役にたっているようだ。それは、よく言われるピラミッド建設の「エジプト国民救済のための公共事業」という効用に似ているように思う。ピラミッド建設の目的がなんであれ、あるいはその目的達成のための論理が正しいのか迷信なのかとは関係なく、ビジネスとしての効用があるということと、クールビズやウォームビズの効用が似ている、という感じだ。
■"We must change to remain the same"
「激動の転機の時代」に、古い時代に生き残った人間が、新しい世代に生きる人々にその場を譲ってゆくというテーマの中、クライマックスの台詞に示唆されるものがあります…「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない。(We must change to remain the same)」まさに逆説的な真理であり、人類の歴史をみても、長期にわたって繁栄した国は、例外なく自己の改革を怠ってはいません。“能力とは CAN ではなく DO である”と申します。できないと投げ出す前に、理想に向かってやってみる行動力つまり意志のある若者達が改革を担ったことも忘れてはなりません。