2005-12-01[n年前へ]
2005-12-02[n年前へ]
■「ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル」
先日、渋谷で「アルファブロガー」というタイトルの本を本棚から抜き、ページをめくってみました。すると、「ネガティブなことは書かないようにしている」という一節が見えたのです。その瞬間、ふとこんなことを考えました。
それは、「アルファブロガーの人たち」と「その他」を分ける境界線というものは、単にその「ネガティブでない = ポジティブ(もしくはニュートラル)」と「ネガティブ」の違いなのかもしれない、ということでした。私は「アルファブロガー」と呼ばれる人たちが、どういうものであるのかを全然知りません。全く知らないので、適当に「アルファブロガー」というものが「何かを生み出す人たち」だと勝手に想像してみたのです。そして、「その他の人たち」というものがその「何か」を受け継いでいくグループなのかな?と想像してみたのです。…だとすると、「アルファブロガーの人たち」というのは「ネガティブ」ではダメなのかもしれない、とふと思ったのです。
なぜかというと、「何かを新たに生み出す」ということは、「ポジティブ(もしくはニュートラル)に書くことが必要条件である」に違いない、とその瞬間には思ったからです。ポジティブの逆、「ネガティブ」というものは、「否定を含むもの」ということです。「何かに対して否定的なもの」ということです。もしかしたら、「ネガティブ」は「何かに対する感想・反応」と言い換えることもできたりするかもしれません。そして、それはさらに副次的・従属的なものだ、と言い換えることができるかもしれません。
「何かを新たに生み出す」ということが、(他のものに連なる)従属的で副次的なものないとしたら、それが「(他の何かに対する)感想」で終わらないためには、「ネガティブ」でなく、ポジティブあるいはニュートラルなスタイルで書かないといけないのだろうか?と想像したのです。…だから、「アルファブロガー」の人たちの条件は、「ネガティブなことは書かない」ことなのかもしれない、とふと思ったのです。
こんな文章も、ほんの何十秒か「アルファブロガー」の本をめくっただけの「感想」に過ぎません。そう考えると、何だか情けない気分になりつつ、仕事の帰りがてらに本屋によって、その本を買ってみたのです。さてさて、何はともあれ、本のページをゆっくりめくってみることにしましょうか。
■「ウェストを素晴らしく細くする」脳内トリック
Tech総研ブログに「ウェストを素晴らしく細くする」脳内トリックを書きました。「貧乏揺すり」ハンドパワーで彼氏の心に魔法をかけろ!? という?内容です。
「(腰回り)81cm の超ポッチャリ体型」が「58cm のスーパーモデル並み体型」に感じられた、ということになります。ビックリ仰天してしまうくらいの、恐ろしい!?錯覚です。
2005-12-03[n年前へ]
■"ピノッキオ効果"で「Aカップ小胸」が「Iカップ巨乳」になる!?
Tech総研ブログに"ピノッキオ効果"で「Aカップ小胸」が「Iカップ巨乳」になる!?を書きました。〜暗闇でもバストが飛び出す「オッパイ星人の脳科学」?〜という内容です。「ブログ」なんてものでは全然ないですね。これは、ほとんど「できるかな?」です。つまりは、「オッパイ星人の科学」です。サブタイトル通り、これは「オッパイ星人の脳科学」です。一体、何を考えて企業のサイトで雑文を書き出しているのでしょうか…。
ピノッキオはウソをついて鼻を伸ばしましたが、この"ピノッキオ"効果を「小胸さん」が使えば、その胸はグングン伸びてH-IIAロケットもびっくりの「宇宙まで飛び出すロケットバスト」に…
2005-12-04[n年前へ]
■『振動の力による「貧乳の巨乳化」は可能かつ実用的か!?』
できるかな?の「大人の科学」のモットーは「机上の空論」です。それは、時には「妄想ですよ、妄想」とも言われます。そんな「机の上」の妄想科学を「ベットの上」で検証実験された『振動の力による「貧乳の巨乳化」は可能かつ実用的か!?』 うぅ…。「ウは宇宙船のウ」「ウはウラヤマシイのウ」うぅ…。
はい。実際に試してみました。 この実験をしたいが為に、本日の夜の営みを決行したと言っても良いくらいです。
■「影響を受けた○×紹介」と「○×バトン」が流行る理由は「ポール・グレアム論法」に似ている!?
北千住でインラインホッケーを眺めつつ、Tech総研ブログの平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「影響を受けた○×紹介」と「○×バトン」が流行る理由は「ポール・グレアム論法」に似ている!?を書きました。ついでに、〜情報収集のための11の質問 オマケ回答〜も付けてみました。…といっても、「11の質問」だったハズが、「私自身が興味ない苦手な辺り(人に何かを勧めるとか、薦めないとか、ちょっとバブル時代に書店にたくさん並んでいた自己啓発本の臭いがする辺り)」を削ったら、半分くらいの質問数に減ってしまいました。
「バブル時代に書店にたくさん並んでいた自己啓発本」って言っても、最近も何だかそんな感じですけれども…。
「それに加えて、影響を受けた○×紹介の場合には、ポール・グレアム論法も使えますから…」
2005-12-05[n年前へ]
■VMware on MacOS X for Intel
Thinkpad 上でMacOS X for Intelが気持ち良い速度で動いている(という) 普通にThinkpad上でWindowsを使いつつ、MacOS Xも使おうと思うとVMware上にMacOS Xを載せることになる。しかし、現状ではMacOS XをVMware上で使うとグラフィック周りが遅くなってしまう。…ネイティブにインストールすると、デュアルブートさせなくてはならないので、使い勝手の点で問題が残る。
そこで、「早く製品として出して欲しい」と思うのが、"VMware on MacOS X for Intel"である。MacOS XをThinkpadにネイティブインストールして、その上でVMware (+VM Tools)を動かせば速度面でも問題は少ないに違いない。
2005-12-06[n年前へ]
2005-12-07[n年前へ]
■あなたの恋人は教育スパルタン?それとも溺愛崇拝ファンタイプ!?
Tech総研ブログにあなたの恋人は教育スパルタン?それとも溺愛崇拝ファンタイプ!? 〜 恋人にクリスマスプレゼントを贈り、贈られるならどんなもの? 〜 を書きました。
恋人へのプレゼントをどう選ぶかで、その人が恋人に対して"教育親タイプ"になりそうか、あるいは"溺愛崇拝タイプ"になりそうかがわかるのではないだろうか、と思ったのです。
2005-12-08[n年前へ]
2005-12-09[n年前へ]
■裾野 / 桜木町 / 新橋
昼過ぎ、桜木町に行く。画像機器展の会場で、ふと気づくとわきさんがぬぼーっと立っている。そして、夜には、自分にはないものを持ってる色んな人たちを眺める。あぁ、みんながんばっているなぁ…。
■「女は生きにくい」
女王様(私)はオヤジと呼ばれる抑圧的な男たちが大嫌いで、ずっと彼らを憎んでいたのだが、彼らを憎むと同時に己の女性性も憎んでおり、これでは敵であるオヤジどもと同類なのであった。女王様が和解すべきは、オヤジどもよりも先に…中村うさぎ 「女は生きにくい」 週刊文春
2005-12-10[n年前へ]
■沼津
早朝から(本当は今日締め切りの)論文を書く。昼前にジムに行った後、自動車を定期点検に出してくる。戻る途中、車中でラジオを聞いていると「沼津の海に鯨が打ち上げられたニュース」が流れていた。体長3mほどメスの子鯨は死んでしまったよう。
今日は良い天気だったけれど、写真は撮らなかった。だから、今日の景色はn年前へ。
■SSE3機能付きモバイルCPU Yonah前提のPowerBook
しばらくThinkpad T42p にMac OS X for Intel を入れて使っている。実に気持ちよくサクサク動いている。Let's Note W4辺りにインストールすれば、軽量・長時間駆動でなかなかに使いやすいPowerBookになりそうだ。今のところ、Thinkpad上のMac OS Xの難点はiTune が使えない、ということくらいだ。
Intel PC 上でPowerPC エミュレーションを行うRosettaはSSE3前提だから、SSE3を搭載していないPentium M 上ではRosettaが動かない。付属のアプリケーションの中では、iTune は珍しくIntelバイナリになっていないようなので、Pentium M を搭載したThinkpad上ではiTuneが残念なことに動かないのである。この時期でIntelバイナリのiTuneが入れられていない、ということはMacintosh for Intel はSSE3機能が付いたCPU前提なんだろうから、Pentium M搭載のMacintoshはないに違いない。
来年頭に出るインテルのモバイルCPU Yonahなら、SSE3が搭載されている。そうすると、問題はほぼなくなる。あとは、SSE3機能付きのYonahが搭載されたPowerBookが出るのが楽しみになってくる。…個人的にはThinkpad T4x系列にYonahが搭載された機種にMac OS X for intelとVMWare for Mac OS X for Intelの組み合わせが良さそうだ。
2005-12-11[n年前へ]
■沼津
昨日締め切りの論文原稿をひたすら書く。夜、ジムの露天風呂に入って帰る途中に夜空に浮かぶ花火をみかかえる。…まだまだ、論文をひたすら書く。…というわけで、今日の景色もn年前から。
とりあえず、今日書いた論文は日本画像学会誌の来年2月号くらいに掲載予定。20ページ弱の(ページ数と図版数だけは)大作かも…。"inside out"も登場?してるあたりが楽しめるかも。
2005-12-12[n年前へ]
2005-12-13[n年前へ]
2005-12-14[n年前へ]
■下丸子/多摩川
ここ何年かの間でも、ここまで締め切りに追われ続けることはなかったような、今日この頃。今日見た景色は、下丸子の多摩川沿い。
そういえば、今日はいくつか面白いことがあった。その面白いことの一つは、fj時代に一世を風靡した人の一人を見かけたことだ。昼過ぎにエレベータに乗りこんで、ふと目の前のいる人の名札を見ていたら…なんと「voidさんか、この人か」という方の名前だった。あぁ、この目の前にいる人があの方だったのか…。もしもこの方のサインがPCを刻むことができたなら、きっと機関銃のような速さと攻撃力で「色んなお言葉」をキータイプすることができそうだ。…ということが、大学時代に見ていたfjを思い出して、何だか感動した今日の出来事の一つ。
2005-12-15[n年前へ]
■iPod with アラン・ケイの言葉
iPodを買った。iPodの背面に刻んだ文字はアラン・ケイの言葉"The best way to predict the future is to invent it." 「未来を予測するなんて戯言を言う前に、そんなものは作っちまえばいいんだよ」という言葉を試しに刻んでみた。そして、とりあえず1950から2000年までの50年分のヒット曲を入れてみた。そうしてみると、50年分の過去の音楽を入れてみれば、50年分くらいの未来の音楽が聞こえてくるような気がしてくる。
そんな音楽を聴いていると、何だかいつでも持ち歩きたくなってくる。…けれど、運動してるときに持ち歩くのはちょっとツライ。…だったら、いつも持ち歩くためのiPod nanoも別に買ってみよう。それには、他の何か違う言葉を刻んでみることにして。
2005-12-16[n年前へ]
■武蔵溝ノ口 / 東京
「溝ノ口でMathematicaを使うとこんなことができる」という内容の講習の講師をやった。「こんなことも簡単にできて」「あんなことも簡単にできて」Mathematicaってスゴイ、使ってみたい、というような感想を聞く。…しかし、そんなことがあるわけはない。やはり道具は単に道具なんだから。
スキーで急なコブ斜面を滑るとき、上手い人の後を滑っていると、スムースに簡単に滑ることができたりする。上手い人が選んだ一番良いコース取りを追いかけてみれば、簡単に見えたりする。けれど、さて自分で滑ろうとすると、何が何だかわからなくなるのが普通だ。
2005-12-17[n年前へ]
■「人に教える準備」は「未踏の岩壁を登る準備」と同じ
Tech総研ブログ「平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女」に「人に教える準備」は「未踏の岩壁を登る準備」と同じ〜「これまで気づかなかった何かを見つける」ということ〜を書きました。今週は木金と講習会の講師が続いたりしたのですが、そういう講師を引き受け続ける理由を書いてみました。
そして、今回の話はもう少し続きます。次回は題して 〜「大山倍達の秘技」と「続 ルートを外れて眺めてみると」 (仮題)〜 です。
どちらも、ほんとんど同じように 1.「難しくて、なかなかできないこと」を 2.「簡単にやれるようにする方法」を見つけ出すことということです。だから、「人に教える準備」と「未踏の岩壁を登る準備」は実はほとんど同じような作業だ、というわけです。
■リリー・フランキーさんからあなたへ
今日の朝日新聞 の「リリー・フランキーさんからあなたへ」
私に語りかけ 締め付ける もう一人の私あなたがいるおかげで、私の一日は、これから一生、一日たりとも、満点になることは一度もない。
2005-12-18[n年前へ]
■退社直前の「解脱」と「悟り」
Tech総研ブログに退社直前の「解脱」と「悟り」を書きました。
そういえば、そのスゴイ人たちが退社する直前、退社することを発表する直前、は何だかみんな仙人みたいな雰囲気になっていたような気がします。何かから解脱したというか、何かを悟ったというか、そんな雰囲気を持っていることが多かったように思います。 それは「どんな解脱でどんな悟り」だったのかを知りたいところですが、それは自分で考えるしかないのかもしれません。
2005-12-19[n年前へ]
2005-12-24[n年前へ]
■TV Music Streaming
CM音楽制作会社サーティースとトゥーユーが作ったテレビCMの音楽をストリーミングで次々と流すTV Music Streaming。 もしも、メドレーで流れる音楽の中から気に入ったものがあれば、それだけを聴くこともできる。
私が何より一番好きなのは、ギターのリフがとても印象的で、 「新鮮な東京の風景の中、改めて考えてみる」という資生堂 マキアージュ「風を感じて」篇。 …というより、この曲を聴くことができるのを夏からずっと待っていて、今ようやくこのサイトに会うことができた、というのが本当のところ。
2005-12-25[n年前へ]
2005-12-27[n年前へ]
2005-12-28[n年前へ]
■「自分の居場所とは、どこなのか」
電車に乗る前にはいつも本を買う。電車の中で景色を眺めつつ本を読んで、気に入った一節があればそのページを破りとってポケットに入れて、電車から降りると同時にその本をゴミ箱に捨てる。そして、ポケットに入れたページは後で何度も読み直す。
目が回るほど、けれど首は全然回らないくらいに忙しかったここ数週間の間に、破りとったページが何枚も溜まっていた。その何枚かのページを少し書き写してみることにしよう。まずは、「インターネットではリンクされない方が悲しい、と書くような人たち」をふと思い浮かべた中村うさぎの「オヤジどもよ!」から。
隣にオヤジの二人連れが座り、片方のオヤジがもう一方に説教こいてるのが聞こえてきた。「これからの時代はさー、英語とコンピュータだよ。…できないと、置いてかれちゃうよ〜」「置いてかれる?誰に?そして、どこに?」とこのオヤジたちにツッコミを入れる中村うさぎはさらに書く。
人々は「嫌われる」コトよりも「無視される」コトのほうを恐れるようになった。…(ネガティブな形で存在を認められる「嫌われること」よりも)恐ろしいのは、他人から「そこにいない者」として扱われるコト。時代に取り残され、人々に取り残され、どこにも居場所がなく、誰の目にも映らない。それこそが現代人のもっとも恐れる「自分像」なのである。こういう人たちはきっと「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだりするのだろう、と笑いながら「アホや。アホやがな。時代や社会に取り残されたからって、それが何やねん」と中村うさぎはさらにツッコミを入れる。そして、こう書く。
人を支えるのは、人間関係だ。人間関係の不得手な者は、たとえ英語ができてもコンピュータができても、自分の居場所のない殺伐とした人生を送るハメになる。ところが、我々は「時代や社会におけるポジション」を「自分の居場所」と勘違いして、技能や知識や情報ばかりを追い求めて奔走し……そろそろ、「社会でのポジション」と「自分の居場所」は違うのだ、というコトを、きちんと子どもたちに教えられる大人が現れてもいいはずだ。
2005-12-29[n年前へ]
■「記録」によって「記憶」をなくした'70年以降生まれ
昨日に続き、破り取ってポケットに入れたページの一つが、坪内祐三と福田和也の「これでいいのだ」
ポストモダン以前の'70年生まれくらいの人たちまでは、まだ「記憶」というものがわかるけど、それ以降に生まれた人たちにはわからない。 本来「記憶」はどんどん書き換えられていくものだけど、過去がビデオに残されていたら、それはいつまでも懐かしい「記憶」にならず、単なる「記録」のままでしょ。今の32〜33歳を境にした上下で、ものの感じ方に断絶があるのは、そのへんも一つの理由だと思うな。
■「狼も王子様もいない」
次の言葉も、少し前に破り取ってポケットに入れたページ。中村うさぎの「オヤジどもよ! (Book of dreams) 」の中の「塔から飛び出たラプンツェル」から。 自分から「狼を食う」も「王子様を救う」ことも、ずっと昔は考えなかったと書く。
当時の私の頭の中の「男」は、大きくふたつのイメージに分裂していたようである。すなわち、隙あらば女の子を頭から食っちまおうと虎視眈々と狙っている「狼タイプ」、そして、そんな女の子を救ってくれる「王子様」タイプ。現実には、どっちもいねぇっつーの
しかし、こうやって考えてみると、相手が「狼」にしろ「王子様」にしろ、肝心の私の立場は常に受動的である。「食われる」か、「救われる」か。
2005-12-30[n年前へ]
■ロマンティックな恋の有効期限は「一年間に限る」!?
Tech総研ブログ、平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女にロマンティックな恋の有効期限は「一年間に限る」!?を書きました。イタリア・ワインで有名なパビアにあるパビア大学の研究者が言うことにゃ…という話です。
そういえば、「恋」と「変」はよく似ています。「恋をすると、少しいつもの自分と変わって、変になって」しまいますし、何より漢字がとても似ているので書き間違えそうになります。昨日の一文を書くときも、やっぱり「恋人」を「変人」と一瞬間違えそうになったくらいです。「恋心は変心してしまう」ものなのでしょうか…?
ロマンティックな恋の有効期限は「一年間に限る」かもしれない、というのです。今、付き合っている恋人たちにはちょっとイヤ〜な未来を予言する研究結果です。
■「個人主義」の前提
まだまだ続く「破り取ってポケットに入れたページ」の一枚が、「名将ファイル 秋山好古・真之」
「個人主義」の前提は、「人間は強く賢明かつ無欲で勇敢」と考えることである。しかし、日本軍は「人間は弱く、はかなく、欲張りで怖がり」との認識のもとに日清・日露戦争の間に戦友システムや将校の原隊制度を定着させた。この考え方は、日本社会に「仲間主義」を植えつけ、国力発展に大きく寄与することになったのだ。
■「他人(ひと)は他人、我は我、されど…」
「"好き"の反対は"嫌い"でなくて"無関心"」という言葉を眺めて、ふとこんなことを思いました。
好きと嫌いは確かによく似ています。「大嫌い」と「愛してる」がそっくりなのとよく似ています。その一方、「良かれ悪しかれ関心を持つ」という「好きや嫌い」ということと「関心を持たない」ということが「反対」だ、という感覚も理解できます。けれど、理解できる一方で、私自身は「好き・嫌い」と「無関心」が大きく違うと思いはしますが、特に「反対」だとも思わないのです。
…もう少し考えてみると、その「好き・嫌い」と「無関心」を結ぶ軸に、とりたてて「反対」というほどの価値を感じていない、というのが正確なのかもしれません。…少し反省を込めつつ振り返って考えてみると、「好き」にせよ「嫌い」にせよ、それは他人の気持ち・考えにもとづいるわけですが、そういうものに今の私はあまり興味も価値も感じていないせいかもしれません。もしかしたら、それは(何だか違う例えに聞こえるかもしれませんが)「モテ・非モテ(実はその意味すらよく知らない)」の話に全く興味を感じない辺りと同じ理由なのかもしれません。
とりあえず、他からの評価で「価値」を決めるのはPageRankくらいで十分かな、と思っています。他人の価値基準に納得すれば、それを自分の価値基準として消化してしまえば良いでしょうし、もしそうでないのなら、つまり他人の価値基準が自分と違って消化できないと感じるのであれば、その他人の価値基準で自分自身をわざわざ計ることもないでしょうから。
2005-12-31[n年前へ]
■今年書いた「12のこと」
今年一年12ヶ月、その中で書いたものを眺め直して、その中から「12のこと」を拾い直してみました。
1.『「四捨五入と五捨五入」』
2.『続「変わらないということは、変わるということ」』
3.『「マクルーハンから鴻上尚史」再び』
何かのための「スペース」を作ること、何かを指した「名前」をつけること、というのは似ています。もちろん、そういった要求があるから、でしょうけれど。
4.『紙と仕事や伝言の量』
5.『「狭い世界(せかい)」と「世間(せけん)が狭い」』
6.『自分の力と自分の個性』
7.『「過去」の長さと同じだけ先の「未来」が見える』
8.『「ルートを外して、色んなものを眺めてみたい」』
9.『「井の中の蛙(かわず)、大海を知らず」、続「井の中の蛙(かわず)」』
10.『「長い文章を書くということ」』
11.『「想像力」と「創造力」』
12.『「WEBコンテンツの変化」と「悪は滅びる」』
■今年作った「12のもの」
今年一年12ヶ月、その間に作ったものの中から「12のもの」を選び、下に並べてみました。
1.『坂村健 + 竹村健一 = 坂村健一』
こうした努力の結果が、"坂村健"のイメージ検索結果 第一位に繋がりました。
2.『キース・ヘリング描く「崩れ落ちる男"orz"」』
3.『(16才の頃)「知っておきたかったこと」』
『16才の頃、同じ高校一年生として 同じ高校 へ通っていた、 つまりは同窓生の Shiroさんなどを見ると、「自分は二十年の間に何もできなかったなぁ」とつくづく思う』という言葉は本当に心からそう思うのです。それは、その年月を経たからこそ、強くそう思うのです。
4.『【おれカネゴン文体】Wikiページ』
そういえば、〜【おれカネゴン】文体誕生とロック音楽史と福音書〜の項を書いたのも私自身でした。
5.『スライド・デザインにおける「上手と下手」』
「上手と下手」は「かみてとしもて」と「じょうずとへた」をかけてあります。
6.『「ピーターの法則」のまとめ資料』
7.『「科学のブラ」が株式会社トリソプから新発売』
こんなエトセトラが、日本テレビの「生着替え」に繋がったわけですね。
8.『「未来の立体ディスプレイ」を作る』
これ、実際に眺めてみても結構面白いです。
9.『「心の中が見える装置」』
くだらないものですけれど、こういう「装置」って素晴らしいんじゃないのかな、と思うのです。
10.『「坂村健」が選挙に出馬!?』
こちらは、"坂村健"のイメージ検索結果 第二位です。
11.『ホルモンバランスで移り変わる女性の平均顔のフラッシュ 』
生理周期で変化する女性の「平均顔」をFlashにしてみました。
12.『「ウォームビズ・カリキュレータ」』
スラッシュドットへ行って、それが記事になってたりすると一瞬びっくりします。
■沼津
たまに、「 - 今日見た景色 - の写真を自分のサイトで使いたいのですが…?」というメールを頂きます。単に画像素材集として再配布するというのでもなければ、いくらでも自由に料理して使って下さって結構です。むしろ、使って頂ければ嬉しいくらいです。
■「胸のドキドキ」がわかるブラジャー
Tech総研ブログ、平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「胸のドキドキ」がわかるブラジャー を書きました。大晦日に、何でこんなことを書いているんでしょうね…。
やはり、デート中のカップルに着用してみてもらいたくなります。隣り合って食事をしたり、二人手をつないでいたり、キスをしたり…