2006-03-01[n年前へ]
■「ネットの広い世界」は「狭い世界」を作る
from n年前へ.
広い世界はえてして狭い世界を作る。似たようなものを集めようとする力がある限りは、母集団が多い場の方が純粋に似たものが数多く集まってしまう。 とはいえ、もちろん狭い世界はやっぱり狭い世界なのである。ただ、さらに狭くなるのは難しい、というだけだ。
つまらん!おまえの話はつまらん!
大滝秀治
独創的な仕事とは、みんなで相談して出来るものではない。
西村 肇
■プルシェンコのエキシビジョン
トリノオリンピックのフィギアスケートで金メダルを獲得したプルシェンコがDream on ice 2005のエキシビジョンで見せた面白く楽しい演技(高画質版, 長時間版)を眺める。
2006-03-02[n年前へ]
■最近のメディア事情 - iPodは世界を変える? -
日本画像学会主催の特別講演会「最近のメディア事情 - iPodは世界を変える? -」画像学会がなぜにiPodを?と沸く疑問の答えは、田中裕子さんの大ファンが画像学会に多く生息しているからに違いない。
(フリーのテクニカルライタ)田中様はキヤノンにてレーザープリンタの開発者として業績を残された後、テクニカルライターに転身され、ご経験を生かされて最新プリンタのテスト記事の執筆等に多方面でご活躍中です。
2006-03-03[n年前へ]
■カラーレーザープリンタにおける…要素技術
「カラーレーザープリンタにおける高速・高画質・高密度化を目的とした要素技術」という講習会が4月26日(水)に東京・王子で行われます。画像出力関連企業で勤務し始めて3〜5年目程度の方などは、幅広く関連技術を学んでみるのはいかがでしょうか。
いつものように、講師陣の中に一人変なのが混じっていますが、ヘンな講師はヘンなりに、少しは役に立つ内容にできれば良いなと思っています。
■誰でも「必ず」巨乳になるブラのヒミツ!?
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に誰でも「必ず」巨乳になるブラのヒミツ!?を書きました。「今日の必ずトクする一言」のヤマモトさんから「寄せて上げるブラ」 v.s.「飛び出すブラ」に寄せられた提案&質問から始まる第一弾、です。…それにしても、最後の一文は自分で書いていても恥ずかしいですね。
さて、ブラジャーのことを書き始めたら長文になってしまいました。というわけで、二番目のご質問については…
2006-03-04[n年前へ]
■「株プチバブル」「ベンチャー」「米国の歴史」繋がり
「株プチ・バブル」「ネットベンチャー」「米国の歴史」の繋がりを読みやすくフォーマットするために、Tech総研ブログの方に「株プチバブル」「ネットベンチャー」「米国の歴史」繋がりとして(ごく一部変えた上で)書いてみました。小項目を入れると(現在のこのページのデザインでは)「まるでプレゼンスライド」みたいになってしまうので、単にそれを避けるために、Tech総研ブログの方に写してみました。少しヘンな話ですけれど…。
■「1984年」の日本の姿
「1984年」と言えば、ジョージ・オーウェルの小説1984年が思い浮かぶ。1984年という数字は、長くにわたり、未来の象徴の年号だったはずだ。…しかし、今ではそれはかなり過去の年号になってしまっている。
新渡戸稲造の五千円札や夏目漱石の千円札が発行され、グリコ・森永事件が起き、写真週刊誌「FRIDAY」が創刊された1984年の日本の姿を、スミルノフ教授経由で眺める。
■「株プチ・バブル」「ネットベンチャー」「米国の歴史」の繋がり
最近、雑誌や各種メディアで「(株取引などの)プチ・バブル記事」や「IT業界に関する記事」を見かけるたび、そこに米国指向(趣向と言い換えることもできるかもしれません)を感じ、少し「不思議な感じ」を受けることがありました。その「不思議な感じ」は、「何を私が不思議に感じているのかを、自分ですらよくわからない(何とも言葉にしがたい)疑問」です。あえて言うなら、「プチ・バブル記事」「IT業界に関する記事」「米国指向」がなぜ「似たようなもの」になるのかを少し不思議に感じた、という風だったかもしれません。
少し前、知人に勧められた「経済ってそういうことだったのか会議(佐藤雅彦・竹中平蔵 共著)」を読んでいて、少しだけその「不思議な感覚」が消えました。「株取引」や「ネットベンチャー」や「米国指向」が繋がる歴史的背景を、少しだけ納得できたという感じがしました。「経済ってそういうことだったのか会議」に出てくる一節から、なぜか「そんな繋がり」を納得してしまった、という具合です。その「実に個人的で感覚的な納得」を書いてみると、以下のようになります。
まず、私が、なるほど。確かにそうだなぁ」と思った一節や私が連想したことをいくつか短く並べてみると、例えば「米国はベンチャー(冒険・アドベンチャー)の結果としてできあがった国だ」「冒険者たちが株式会社を生み出した」「イギリス人のアメリカへの初渡航は、株式会社の誕生とほぼ同時だ」「19世紀終わりまで続く"開拓"がフロンティア精神(重視)を育てた」という感じです。冒険(=ベンチャー・アドベンチャー)の結果として、(西洋からすれば)未知の大陸が発見された、ということ、それは「米国という場所」の誕生以前の背景としてベンチャー気質に溢れていることを納得させます。そして、そんな海を渡って探検や航海や商売を行っていた人々が、そんなベンチャーの資金を得るために、「株式」会社を生み出したこと(1602年にオランダの東インド会社が世界で初めて「株」を発行した)は、昨今のITベンチャーの行いそのものです。そして、その世界初の「株式会社」が生まれた4年後に最初のイギリス人がアメリカにわたり、それが今の米国へと繋がっていくことは、「株」というものと「米国」の不思議な繋がりを感じさせます。アメリカへ英国人が入植する以前に「株式会社」という経済システムはすでに生まれていて、「米国人」は「株式会社を生み出した人たち」により生み出されて、株式会社の発明以降に生まれた「民族」だということを考えてみると、「米国人はそういうことに自由自在に慣れ親しむ文化を生み出すのだろうなぁ」と自然に納得できるわけです。
さらに、ほんの一世紀前まで、米国では(他人のいない)開拓地(フロンティア)へ突き進む移住を続けていた、ということを考えるならば、そういう「民族・文化」であればいつの時代も未開拓地へと突き進むフロンティア精神の虜になるに違いないだろう、と感じざるをえません。そして、だから米国は月というフロンティアへアポロを飛ばし、宇宙の遙か先にあるフロンティアに(スタートレックの)エンタープライズ号を走らせ、そしてネットというフロンティアにも突き進んでいるのか、とふと納得したというわけです。
2006-03-05[n年前へ]
■「一番手」と「日常の歌」
from n年前へ.
魔夜峰央が長く続くのは、最前列(近く)にいたけれど一番手には一度も立ってないからだよね。一番手を続けていたら、なかなか十年は持たないからね。
僕は偉そうに人に意見する人がすごくイヤなんです。…だから、なんかの主張をがなりたてるよりも、普通の人たちの日常を歌にする方がいいと思うようになった。
2006-03-06[n年前へ]
■タブレット&ノートPCに最適なLX Notebook Arm
私はいつでもノートPCを使う。もちろん、そのノートPCを介して他のコンピュータに接続することはあるが、自分のすぐ先にあるのは多くの場合ノートPCだ。とはいえ、そのノートPCには外部ディスプレイが繋がっていたり、Happy Hacking キーボードが繋がっていたりすることも多い。
そんな時、つまり、ノートPCに外部ディスプレイが繋がっていたり、外部キーボードが繋がっているときに不便なのが、ノートPCのキーボードが占める空間だ。その空間があるせいで、液晶ディスプレイの配置などが不自然になってしまうのである。
そんな問題を解決することができそうなのが、このノートPC用アーム。ノートPCのキーボードと外部キーボードが占める空間が干渉せずに、上手く作業ができそうである。それに加えて、複数ディスプレイとの相性も良さそうだ。
■自宅に巨乳の等身大フィギアがいそう…って!?
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に自宅に巨乳の等身大フィギアがいそう…って!?を書きました。ネットで何かを書いている人の「(書き手が)こんな感じの人だと思う」という読み手から見たイメージって、どんな感じなんでしょうね?…ちなみに、私が言われた(書かれた)ことがあるのは、こんな感じです。
「(自宅で)A〜Fカップの等身大フィギアが 前へならえ、していそう」 「メガネをかけていそう (しかもそれが巨乳ビジョン)」
■実写動画でミニチュア・ムービーを作る
以前「普通のカメラで撮影した映像を画像処理によってスローモーションにするサービス」を紹介した会社が「今度は実写動画を(オモチャの世界みたいな)ミニチュアムービーにするサービス」を開始。
実際の風景がミニチュア模型の写真にしか見えない「本城直季・コンテナターミナル」で紹介した、撮影角度と撮影画角の割に浅い被写界深度の(に上か下をアオリでボカすことで見せかける)テクニックも参考になるかも。
2006-03-07[n年前へ]
■「相手の問題は自分にも当てはまる」「自分の価値観」
週に2,3回くらいは出張がある。そんな時には、雑誌などを文庫本を買って、気に入ったページを破ってポケットに入れる。今日、破りとったページは、まずは週刊SPAの勝谷誠彦 「ニュースバカ一代」から、永田議員の話から始まる「高校生意識調査の巻」
…鏡に自分の顔を映してみた方がいい。そこには、彼(永田議員)とそっくりなあなたがいるんじゃないですか。…ところが、いかなる逆境でも、例えば共産党はふて腐れない。宗教政党もそうだ。むしろ、彼らは逆境をバネとする。それは、…確固たる価値観があるからだ。 勝谷誠彦 「高校生意識調査の巻」
2006-03-08[n年前へ]
■探偵!ナイトスクープのDVDが6月2日に発売
ワーナー・ホーム・ビデオから、探偵!ナイトスクープのDVDが6月2日に発売される。6月発売分は、「探偵!ナイトスクープDVD Vol.1 傑作選〜謎の爆発卵編(本編約88分)」「探偵!ナイトスクープDVD Vol.2 傑作選〜マネキンと結婚したい!編(本編約103分)」上岡局長の懐かしいエピソード満載のVol. 3, 4は、7月に発売。オッパイ星人と言えば、「母乳でケーキ作り」も入ってる。
■「Life Hacks PRESS」
3月23日に発売されるLife Hacks PRESS 〜デジタル世代の「カイゼン」術〜に25ページほどの「プレゼンが簡単にうまくなる」という原稿を書きました。書かれている内容は…右のサムネイル画像をクリックしてみると大雑把にわかるかと思います。
「Life Hacksって何ですか?」と編集者の方に訊ねた覚えがあります。「(私にはよくわからない)Life Hacksって、コンピュータを駆使した伊東家の食卓みたいなものでしょうか?」などと訊ねたような気がします。…なるほど、Life Hacksって「デジタル世代のカイゼン術」なんですね。
■クリップ-オン マルチ(1000)&ゲルインク改造
色々アイデアスケッチをしたりする時や他の人に何かを説明する時、多色ボールペンを使う。これまでは、四色ボールペンを使っていた。先日、文房具屋で「四色ボールペン+シャープペンシル(消しゴム付)」というクリップ-オン マルチ (1000)を見かけて思わず買ってしまった。これは便利だ。ただし、シャープペンシルが付いているのも便利ではあるが、(欲を言えば)他の色のボールペンとか修正ボールペンが装着された5色ボールペンなら、私自身の用途としてはさらに便利そうだ。
リンク先は、クリップ-オン マルチを(水性顔料系インクにゲル化剤を添加してインクの粘度を上げた)ゲルインクボールペンに改造するための情報など。(参考: ゲルインクと紙の相性…)
2006-03-09[n年前へ]
■「過去ノ未来」
from n年前へ.
「過去の未来」って、一体、いつなんだろう?と考えます。「過去の未来」は、明日 かも知れないし、今日だったかもしれないし、あるいは、実はずっと昔の昨日だったのかもしれません。
ぼくらは、いつだって、「過去の未来」を歩いているんだ、と…ふと考えます。過去に夢見たことを実現しようとしている未来に、あるいは、かつて考えたことを実現できなくなったのかもしれない、そんな未来にいるんだ、と考えます。
え?過去でなく、未来について知りたい?でも、あなたって、過去に生きる人だったですよね?大昔のできごとにとらわれるあまり、最近起こったことや、現在の状況に気を回す余裕はないのでは? 過去の記憶をさかのぼり、“知恵”という名の真珠を見つけるのは有意義なことです。しかし…
■あなたが若手に与える「価値」は何?
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女にあなたが若手に与える「価値」は何?を書きました。Tech総研ブログの他の方たちが書かれていた「上司に求められるスタンスは何か?」「なぜ、会社に育ててもらおうとするのか」「上司は、なぜ若手を育てられないのか」といった記事を読んだときの、私の感想です。
けれど、そういう(実際のお金を多く支払う権限のない)上司たちであったとしても、やはり何らかの「お金」を与えるべきだろう、と私は思うのです。 例えば「スキル(技術)」という「未来にお金を得ることができる価値(権利)」を、上司たちが若手に与えることができるはず… そして、「未来に生むことができる・得ることができる価値」「(いつか若手が辿り着くはずの)未来が持っているはずの価値」を上司たちは説くことだってできるはずだ、と私は思うのです。
2006-03-10[n年前へ]
■「上司と価値」への感想
先日書いたあなたが若手に与える「価値」は何?は、東京で飲みながら口にしたことがもとになっています。その時、話していた相手の方からの感想はこんな感じです。
> 上司は若手に「未来の価値」=希望・夢を> 与えることが必要。 そのとおりです。でもそれができている上司は少ない。きっと、けっこう難しいことだと思うんです。それに比べて、上司が若手の「希望・夢」を失わせることは、哀しいほど簡単。そして、至るところで行なわれている。まったく、哀しいほどに。
■私の「転職したい企業ランキング」
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に私の「転職したい企業ランキング」〜hirax.netが「お勧め」する企業はどこだ!?〜を書きました。hirax.net (できるかな?)の「私と好みが似てる人」の企業 2006 Spring 編 というわけです。就職活動をする学生さんや、転職しようとするエンジニアなどは参考にしてみると良いかもしれないですね!?
「hirax.netがお勧めする企業ランキング」には入っているけれど、「エンジニア3000人大調査!転職したい企業ランキングBEST10」には入っていない企業は、富士通・日立・富士ゼロックス・日本コンピュータグラフィック・リコー・東芝・富士フイルムです。これらの企業は、(hirax.netアクセス基準では)「割安感!?」がある有望株…なのかもしれません。なお、Fast&Firstの同様な企業ランキングを見てみると、より楽しめそうです。かなり重なりつつも、「ヤマハ」が入っているあたりがFast&Firstらしい、ですね。富士ゼロックスがinside outにもFast & Firstにも中位にランクインしている辺りが少し面白いですね。
2006-03-11[n年前へ]
■Ultra-mobile PC Display Emulator
MicrosoftがコードネームOrigami用ソフトウェア開発のためのUltra-mobile PC (UMPC) Display Emulator Beta提供開始.
■inside out アクセス元ベスト10 大学 編
昨日は、企業からinside outへのアクセスランキング・ベスト10を眺めてみました。そこで、今日は大学編を眺めてみることにしましょう。
まず一位は天下の赤門、東京大学です。inside outに対する大学からのアクセスの(ベスト10の分の)1/4近くが東京大学です。2位の京都大学と合わせると、何と1,2位の2大学で(ベスト10分の)アクセス量の半分近くです。「ac.jp 全体でどのくらいか」を調べなかったので、さてこれが全体の内のどのくらいかはわかりません。
以下、東北大・横国・阪大・北大・早大・名古屋・広島・奈良先端(以下略)です。これでは、まるでこの並び方は予備校の偏差値順位みたいです。偏差値の割に、「hirax.net的には割安感のあるお勧め大学」なんていうのも算出できそうですね。inside out を眺めに来ている高校生なんてあまりいそうにありませんが、参考にしてみるのはいかがでしょうか。
■「ハイスペックな人」と「年収500万円の境界線」
先日、ある人材を扱う会社で打ち合わせをしている時に「ハイスペック」という言葉が飛び出てきました。意味がわからなかったのですが、何回か聞き直してから、ようやく「人」を指す言葉だということがわかりました。「優秀な人」というような意味で、「ハイスペック」という言葉を使うのだというわけです。PCなどの製品を扱う際には、よくスペックという言葉を確かによく使います。「人」を売り買いする会社なので、製品たる人を差して「スペック」という言葉を使うのでしょう。
そこで、私は「ハイスペックでない人はなんて呼ぶのでしょうか?」と聞いてみました。…すると、「そういう人を話題にすることは少ないので、とりたてて(そういう人たちを指す)名前はありません」という答えでした。なるほど、何だかとても「リアル」な話です。「ハイスペックでない人」「優秀でない人」は話題に上らない、というわけです。ハイスペックでなくて、優秀でもない私としては、背筋に汗をタラタラかきつつ、リ・リアルだ…と心の中で呟いていたのです。いえ、もしかしたら、口に出して呟いていたかもしれません。「そういう人を話題にすることは少ないから、呼び名も特に必要ない」というリアルさに、まさにそんな私は「吾輩は猫である。名前はまだ無い…」と呟きながら、ただダラダラと汗をたらしていたのです。
そして、「ハイスペックの基準」はというと、これがまた興味深い基準でした。なぜかというと、ハイスペックか否かは「市場価値が決める」というのです。そして、その市場価値は結局のところ「現在の給料」が大きな基準になる、というわけです。価値が金額を決めるのか、金額が価値を決めるのか…?というようなナゾを私はふと考えてしまいました。…そして、そのハイスペックか否かのボーダーラインは「年収500万円」だということを聞いて、さらにもっと複雑な気持ちになったのです。「年収500万円以上の人たちが"ハイスペック"」という言葉を聞いて、何とも形容しがたい気分になったのです。
どこへ行っても跳ね付けられて相手にしてくれ手がなかった。いかに珍重されなかったかは、今日に至るまで名前さえつけてくれないのでも分る。
夏目漱石 「我が輩は猫である」
2006-03-12[n年前へ]
■「WEB 2.0時代のコンビニ・プリント活用法」
久々に「できるかな?」の更新です。といっても、「役に立たない(ように見える)こと」をしよう、という「できるかな?」の王道とは少しずれてしまった今回の話のタイトルは「WEB 2.0時代のコンビニ・プリント活用法」というものです。ボタンを何回か押すだけで、「自分の今いる場所を中心にした、自分を探している場所や電話番号・住所が記入され、色んな場所アイコンもちゃんと描かれている見やすく大きくカラフルな(紙の)地図」がすぐ手に入る、という(サービス)スクリプトを作ってみた、という話です。ちょこちょこと適当に作ってみたものですが、これ実際とても便利だと思うのです。
さてさて、「こんな面白いアイデアがあるよ」といったコメント・トラックバックなどがあれば、こちらの方にでもして頂けたら、面白く楽しく便利かも!?と思います。「人を(楽にする)幸せにする科学・技術」のアイデアでもささやいて頂けたら、とても嬉しく思います。
例えば、Googleローカルでなく、Googleを使って検索キーワードの高順位のものを組み合わせたページを出力する。あるいはニュース記事やRSSなどを組み合わせたページを作成し、コンビニで出力させ、「あなただけにパーソナライズされたニューズペーパー」を電車の中で読む、そんな面白い可能性が見えてくるはずです。素晴らしく楽しい、そしてあなたの生活を幸せにする「WEB 2.0時代のコンビニ・プリント活用法」が浮かび上がってくるのではないでしょうか?富士ゼロックスさん、セブンイレブンさん、どうでしょう?WEB2.0時代のネットプリント・サービスをやってみたいと思いませんか…?
2006-03-13[n年前へ]
■サイエンス・ウォーカー
「カップルで楽しむ」「デートで使える科学ネタ」を紹介したフリーペーパーというサイエンス・ウォーカー。A4判、十六ページ。百万部作製で、「東京ウォーカー」などにとじ込むほか、首都圏などの駅やコンビニエンスストアなどでも配布。
2006-03-15[n年前へ]
■「お魚天国」なホスト名
Fast and First 情報掲示板で「ホヤ」の話題が出ている。その話題に対する海洋バイオテクノロジー研究所の方の投稿に記載されているホスト名 oyster.mbio.co.jp が面白い。…牡蠣(カキ)だ。海洋バイオテクノロジー研究所のサイト自体も cod.mbio.co.jp だから、鱈(タラ)だ。
■Tech総研3周年お祝いコメント集
「Tech総研3周年お祝いコメント集」を私も送らせて頂きました。よくよく読み直すと、私のコメントはあんまり「お祝いに似合った言葉」ではないような感じだったので、ちょっと後悔しているところです…。
Tech総研は、何だか変わった趣向の記事が多く、マニア層をターゲットにしているのだろうか?と思うこともしばしばです。
2006-03-16[n年前へ]
■前へ
from n年前へ.
> 「懐」かしいという字と、「壊」すという字は> とてもよく似ているのですよね。似ても似つかない> ように思うのに…。 あぁ、そう言われればほんとにそうですね。心(立心偏)と一緒だと心懐かしむもので、土と一緒だと、それは壊していくことなのですね。
2006-03-17[n年前へ]
■新聞の未来と新聞配達屋さん
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に新聞の未来と新聞配達屋さん〜ガッツで配る配信システム〜を書きました。
「デジタル化が進み、紙媒体新聞(の配達)がなくなる」のではなくて、「紙媒体新聞の配達がなくなってしまうから、紙媒体新聞がなくなる」んだ、というその時に聴いた内容を思い出します。そしてまた、高校の頃にした新聞配達のバイトをしていた頃、雨の朝がとてもイヤだったなぁ…と何だかしみじみ思い出すのです。
■戸島 國雄さんと梅田 望夫さんは似てる!?
梅田 望夫さんと戸島 國雄さんは、かなり似てるかもしれない。かなりどころでなく、とても似ている。写真からだけでは区別つかないかも、いや、実際に(雰囲気も含めて)眺めてみると、なおさら似ていたりするのかもしれない。
■自分のボディを「計測器」にしよう
「街中の建築物を眺め、その仰ぎ見る角度を知るにはどうすればよい?」という話題を見かけました。「(高い)建築物の高さを測るには?」という話題から、です。
手ぶらのとき、だけど角度を知りたいときには、自分のボディを「計測器」にする、というのも頻繁に使われる方法のような気もします。例えば、手の分度器〜身体を使った角度の測り方〜のようなものです。よく、「掌を基準にして長さを測る」なんていうことをしますが、あの角度版ですね。
とはいえ、「(高い)建築物の高さを測るには?」くらいの話題なら、90(真上), 60(90度の見た目三等分から), 45(90度の見た目2等分から), 30度(90度の見た目三等分から)くらいの大雑把な角度しか考えなかったりしそうな気もしますよね。そのあと、45,45,90度の三角形か、30,60,90度の三角形で計算しそうですし、ね。
左右の親指と人差し指で「大きな円」を作り、両手を伸ばして眺めてみよう。それが、今回判明したアンドロメダ銀河の大きさだ。夜空に向かって両手を伸ばし、自分の指越しに「大きな銀河」の姿を思い浮かべてみよう。きっと、自然に気持ちがよくなるだろうと思う。
2006-03-18[n年前へ]
■ユングとオウムの物語
はてなグループを使った「オウム/アレフの物語」が始まったようだ。はてなグループを使い「物語」を書く、という目的と道具の選び方に、不思議にとても興味を感じる。私は【絵文録ことのは】や氏の書籍を今のところ読んだことがなく、「河上イチローが松永英明さんであった」という件を知るまでは、松永英明さんの名前もよく知らなかった程度なのだが、それでも興味を惹かれた。
だから、こんなページや、こんなページをはてなブックマーク経由で読み、私は松永英明さんと大学が同窓・同学年だったことに気づいた時には、何だか感慨深い思いに襲われた。大学に入学した頃、何も考えずに京大 吉田寮に「不法占拠者」として入寮した頃、ちょうど昭和の終わりの年の頃が、オウム真理教のチラシが街の電柱や壁に貼られ始めた。麻原彰晃が京大の学園祭に来る3年くらい前だ。
その頃、吉田寮の寮生(=「不法占拠者」)の折衝の相手となる学生部長は、ユング心理学で有名な河合隼雄だった。ユングというと「曼荼羅」な世界観という勝手なイメージがあるのだけれど、曼荼羅(マンダラ)と(オウム関連でよく聞いた)マントラとが音がそっくりだというだけの理由で、私の中ではユングとアサハラショウコウとは同じ引き出しに入っている。そんな理由で、オウムと聞くと、なぜかシンクロニシティ(共時性)なんて言葉が脈絡なく(因果関係もなく)浮かんでくるのだ。なんて、私の引き出しは浅いのだろうか…。
A sleep trance, a dream danceA shared romanceSynchronicity Police "Synchronicity I"
Many miles awaySomething crawls from the slimeAt the bottom of a dark Scottish lake Police "Synchronicity II"
2006-03-19[n年前へ]
■「日本画像学会誌」160号
来月?に出る「日本画像学会誌」160号に論文を書いてみました。全12ページ・フルカラーで、今日、印刷用校正を済ませました。全ページ・フルカラーということでもわかるように、色に関係する内容で、(機械・表現媒体のみならず、人自身も含めた)各種デバイス間にわたる「色」ということを考えてみたい・(できるならば)答えたい、という話の0.5歩目辺り…です。
6年くらい前、私はあるできごとをきっかけにして、hirax.netで「色(覚)」に関する話を書き、その後、自分にできる範囲で「ユニバーサルな色出力」に近づく(もっと具体的な)何かをしてみたい、と思ったわけです。そんな目的へ向けた半歩目辺りです。目的地に辿り着けるかどうかを考えると、悲観的にもなったりしますが、それでも口八丁手八丁を駆使し(何とか仕事に紛れ込ませ)時々進めていこう、と思っています。
この論文の続きは、6月に開催されるImaging Conference JAPAN 2006で話す予定です。そこで、さらに0.5歩くらい目的地へ近づいてみたい、と思っています。…という感じで、宿題は、必ずしようと思ってます( > 二人のTさんへ)。ただ、グズでノロマな私なので、きっと何年もかかるとも思いますけれど…。
■Thinkpad 日替わり・時間限定セール
lenovo Thinkpadの時間限定・台数限定の「5日間連続日替わりセール! 」
2006-03-20[n年前へ]
■沼津千本浜
レンダラーを作り始める。ひとしきり作業した後、一休みして海を見に行く。デジカメで撮った写真が入っていたハードディスクCFカードが(今さっき)使えなくなってしまったので、携帯電話で撮影した写真を貼り付けてみる。
■「物語が作られる理由」と「虚無への供物」
今年1月までアレフ(旧 オウム真理教)の出家信者であったという松永英明氏が書かれたオウム・アレフ(アーレフ)の物語を、少しだけ読んだ。なぜ、「物語」と名付けつつ書くのだろうか、と不思議に思いつつ読んだ。なぜ、そんな風に不思議に感じたかというと、「物語」というのは結局のところ書き手のために書かれるものだ、という感覚が私にはあるからかもしれない。書き手自身、ないしは書き手と重なる何かを持つ人々に「物語」とが書かれて、そして届くことが多い、という単なる(あやふやな)経験則が私の心のどこかにあるからかもしれない。だから、「物語」と名付けられたこの文章が、誰に何のために書かれているかを、私は気にしてしまうのだろう。
この文章を少し読み、さらにまた他の方の感想を少し読んでいるとき、私はどうしても、中井英夫「虚無への供物」をさらっているような気分になってしまう。まるで、「虚無への供物」に登場する青少年たちの台詞を読み直しているような気分に襲われる。理不尽なできごとや物語の作り手や読み手や…、今回、あまりに似通った構図・言葉・文章をさらい直しているような気分になってしまうのは、一体なぜだろうか。
「物語」というのが我々の魂にとってどれほど強い治癒力をもち、また同時にどれほど危険なものであるかということを… 「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」
■「24色肌色クレヨン」と「センのパラドックス」
from n年前へ.
「24色肌色クレヨン」黒・茶色・薄オレンジ・赤色…24色がどれもみんなそれぞれ違う、だけど、「どれもみんな同じ肌色」だと知ることができる肌色クレヨン。
定義域の非限定性(=どんな変なヤツもいるような社会?)であれば、「リベラル」的かつパレート的な(=どいつのわがままも聞きながら、みんなが満足するような?)社会決定はできない。
2006-03-21[n年前へ]
■「私の個人主義」「各種メディア」
from n年前へ.
「西洋人」の方ばかり向いて、尻馬にばかり乗って空騒ぎをしているようでははなはだ心元ない事だから…..
夏目漱石「私の個人主義」
「グーテンベルグ(印刷技術)は全ての人を読者に変えた」「ゼロックス(複写機)は全ての人を出版者に変えた」「PCは全ての人を作り手に変えようとしている」「そして、インターネットは人をコメンテーターにしてしまった」
■仕事仲間との「給料の比率」
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に仕事仲間との「給料の比率」を書きました。「(仕事をした結果としての)ギャラの分け前は、一体どんな感じだったら納得します?」という話です。
「半々でいいんじゃないでしょうか?たいていの場合は、下っ端エンジニアの方が”しきり役”より報酬って安いですから、ね」と私が言えば「いやいや、例えば、選手の方が監督より年俸は高いでしょう?それに、こちらの業界では、筆者の方がしきり役(編集者)よりギャラが安いということはありえないんです…」
■「物語」と「テクノロジー」
昨日分で、村上春樹と河合隼雄が「危険な物語」と言っているのは、「オウムの物語」ですね。
ただ、あの人たちの提示したイメージというか、物語は非常に稚拙なものですね。 ものすごく稚拙ですよ。それはなぜかというと… でもそれと同時に僕はこの事件に関して、やはり「稚拙なものの力」というものをひしひしと感じないわけにはいかないのです。 「人々は根本ではもっと稚拙な物語を求めていたのかもしれない」と言うところは、「稚拙」というより「素朴」と言った方がいいでしょうか。 私は「オウムの物語」の問題点は、素朴な物語に、現代のテクノロジーという、まったく異質のものを組み込んで物語を作ろうとしたことだと思っています。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」
2006-03-22[n年前へ]
■「自分の定義」
from n年前へ.
「何かである自分」がポジティブな提示による自分なら、「何かでない自分」はネガティブな提示による自分なのだろうか。そして、それが「何かになれる自分」や「何かになれない自分」などという提示なら、内容的にもポジティブさやネガティブさがさらに増すに違いない。
【何かになれないおれカネゴン】
そんな自分に少し迷ってしまうなら、いっそ「自分」を「他人でないもの」とネガティブな提示で表してしまうのも良いのだろう。そして、トートロジーの迷路の中で、果たして自分や他人が「語り得るもの」かどうか、右往左往しつつ迷ってみるのも一興かもしれない。
と、考えているうちに、カントもヴィトゲンシュタインもそんな自分を「バカ」と一言で言い表してしまうに違いない、と何故かポジティブに思い至る。
【たった二文字でおれカネゴン】
2006-03-23[n年前へ]
■シャープ『距離画像CMOSセンサ』を開発
シャープが、1つのイメージセンサで、被写体までの"距離"と、その"画像"を同時に計測する『距離画像CMOSセンサ』を開発。原理は赤外光でのTOF方式を使っていて、見た目の画像と距離(位置・形状)情報を同時に動画として撮影することができる。
これで高性能で安価な巨乳ビジョンが登場すれば、地球が平和になる日は近いに違いない。毎秒60フィールドで見た目画像と形状・位置画像を参照し、巨乳と虚乳を見分けることができる科学!?が登場するかも!? from PC Watch.
■「夢と現実」「男と女」
from n年前へ.
「夢」と「現実」の違いを新明解で調べてみれば、「夢」は「睡眠中に生活経験のごとく生起して目覚めると同時にはかなく消える、一種の幻覚」で「現実」が「現在当面していて、それを無視することができない事柄」と書いてある。
なるほど、目を開けると同時にはかなく消えてしまうのが「夢」で、目を開けても消えずに目の前に居座り続けるのが「現実」というわけか。
【目をつぶりたいおれカネゴン】
そんな説明で、夢と現実の「違い」はなんだかわかったような気がするが【何をわかったカネゴン】、「男と女の違い」、というものならば、その違いはいったいどんなものなのだろう?それを新明解にいきなり聞く前に、自分でも少しは考えてみることにしようか。【自習でなにをおれカネゴン】
2006-03-25[n年前へ]
■沼津千本浜
レンダラーを作成しながら、沼津千本浜で海を見ながら一休み。綺麗な景色を撮ってる途中にHD CFカードが読めなくなる。これは、この前、派手に落としたからだろうか?それとも、その時にEOS Kiss Digital N側が壊れたのだろうか?…というわけで、綺麗な景色を眺めたけれど、ここに張れないのが残念。
レンダラー・プログラミング&レンダリングをゴリゴリ続けていると、今度はThinkpadがアッチッチになり始める。そして、(T4xシリーズ特有の持病である)Fanエラーが頻発し、液晶画面にノイズが入り始める。
■「男と女のデート大戦略(アルゴリズム)」をプログラムで語るスレ
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「男と女のデート大戦略(アルゴリズム)」をプログラムで語るスレ 〜 オープン・ソースで「デート」支援 〜を書きました。
「男と女の間のデート戦略アルゴリズム」をプログラム言語で考えてみょう!という、ぽいんつさんをリスペクトしつつ(インスパイアされた)話です。プログラミング言語でデート戦略(シナリオ)を書けば、デートの作戦や考え方や(自分が予想する)相手の対応がすっきりわかりやすくなるでしょうし、何より面白そうです(理系的には)。
「誰もが活用できるデート戦略(アルゴリズム)」をオープン・ソースで開発してみることにしましょう。
float Men::interest(Person *one) { if( type==OPPAI_SEIJIN ) // 胸星人 retrun one->bust; // 興味は相手の胸の大きさが全て… }
float Women::judgeOne(Person *men) { switch (mensInterest)){ if(OPPAI_SEIJIN) return HATE; else if (PERSONALITY) return LIKE; }
double dispatchingで実装した方がいいのでしょうが… あくまで自立オブジェクトとして考えなくてはならないところが難しい
オブジェクト間での、コミュニケーションが上手くいくかどうかの問題にも繋がってきそうな。つまり、相互作用における相互参照に不正確・不確実さが入り込んでくる…という。
でもって、コミュニケーションに不正確・不確実性・確認の困難性が入り込んでくる場合、double dispatch がそもそも可能か…
■「こんな人になりたい」
森山和道 氏の日記を読みに行き、そこで父の名前に出会う。実に親不孝な息子を持ったわけだが、元気にしているのだろうか。ふと、父が書いた「こんな人になりたい」という一節を読んで、考え込んでしまう。
こんな人になりたい。
1. 心が卑しくないこと
2. 優しく広い心を持つこと
3. 日本語がしっかり話せること
4. 他人がいやだと思うことをしないこと
5. 静かであること
6. 自分で考えること
そして楽しくあること
2006-03-26[n年前へ]
2006-03-27[n年前へ]
■裾野
時間と体力と気力がある日は、昼休みに駐車場をスケートで滑るんですよ。箱根の裾野に駐車場はある、割に斜度のある斜面を登ってみたりするわけです。
今日、ふと "Challenged" という言葉を思い出してました。で、私も負けないくらいのチャレンジをしようとして、ゴロゴロゴロゴロ…と転んでしまいました。…うぅ。
こんなものを買っておけば良かったかもしれません。
2006-03-29[n年前へ]
■リクルート雑誌「スカウト」インタビュー
リクルートの雑誌「スカウト」に1ページほどで、インタビュー記事が出ています。「のめり込み仕事人図鑑 日本のビジネスオタク42人」ということで…。一体、私はナンの「オタク」なんでしょうか…。もしかして「オッパイ星人の科学オタク」だったりして…?