2006-03-21[n年前へ]
■「私の個人主義」「各種メディア」
from n年前へ.
「西洋人」の方ばかり向いて、尻馬にばかり乗って空騒ぎをしているようでははなはだ心元ない事だから…..
夏目漱石「私の個人主義」
「グーテンベルグ(印刷技術)は全ての人を読者に変えた」「ゼロックス(複写機)は全ての人を出版者に変えた」「PCは全ての人を作り手に変えようとしている」「そして、インターネットは人をコメンテーターにしてしまった」
■仕事仲間との「給料の比率」
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に仕事仲間との「給料の比率」を書きました。「(仕事をした結果としての)ギャラの分け前は、一体どんな感じだったら納得します?」という話です。
「半々でいいんじゃないでしょうか?たいていの場合は、下っ端エンジニアの方が”しきり役”より報酬って安いですから、ね」と私が言えば「いやいや、例えば、選手の方が監督より年俸は高いでしょう?それに、こちらの業界では、筆者の方がしきり役(編集者)よりギャラが安いということはありえないんです…」
■「物語」と「テクノロジー」
昨日分で、村上春樹と河合隼雄が「危険な物語」と言っているのは、「オウムの物語」ですね。
ただ、あの人たちの提示したイメージというか、物語は非常に稚拙なものですね。 ものすごく稚拙ですよ。それはなぜかというと… でもそれと同時に僕はこの事件に関して、やはり「稚拙なものの力」というものをひしひしと感じないわけにはいかないのです。 「人々は根本ではもっと稚拙な物語を求めていたのかもしれない」と言うところは、「稚拙」というより「素朴」と言った方がいいでしょうか。 私は「オウムの物語」の問題点は、素朴な物語に、現代のテクノロジーという、まったく異質のものを組み込んで物語を作ろうとしたことだと思っています。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」