2006-05-01[n年前へ]
■「メディア・記者」への期待
「学術論文」と「特許」の間に流れる深くて暗い河のコメントを色々考えながら読んで、今、こんなことをコメント欄に書きこみました。これは実に個人的な感想です。
私は、異なる「もの・ひと・世界」などの間を繋ぐことが「メディア」というものが行っていることなのかな、とふと思うことがあります。「知らない人」と「知ってる人」、「遠くの出来事」と「目の前に拡がる近くの世界」、そんなことを繋ぐことが、「メディア」というものなのだろうか?と思うことがあります。メディア(media = medium)という名前は、すなわち、中間・媒介なんていう意味の言葉なのですから、それは実に当たり前の話かもしれません。
そんなことを思いながら、今回の一連の記事に目を走らせるとき、私は記者の方たちが十分に自分の足とペンを走らせているとは感じられないのです。十分に、「離れた二つのもの」の間を繋いでいるとは思えないのです。「学術論文と特許の間に流れる深くて暗い河」や、「特許と学術的業績」や、「工学系研究者と実学」などの間を繋ぐ記事をもっと読みたい、と感じたりするのです。
2006-05-02[n年前へ]
2006-05-03[n年前へ]
■「ブラウザで今読んでるページを取得するC++クラス」
「お笑いパソコン日誌」にブラウザで今眺めているページの情報取得して、関連情報などを表示するツールの話が出てました。そういえば、以前そんなものを作ったことがあったけれど、いつものように放置プレイしてたなぁ、と思い出しました。そこで、InternetExplorer, Sleipnir, Sleipnir2, Opera, Mozilla, Firefox などで「今読んでいるページのタイトルとURL」を取得するために作ったC++クラスを公開(BrowserWindow.cpp, BrowserWindow.h)しておきます。使い方は、BrowserWindowクラスを宣言して、Check()を呼んでやれば良いだけです。すると、URLやタイトルが取得できます。使用サンプルはこんな感じです。
BrowserWindow aBrowser;if ( aBrowserWindow.Check() ){ //ブラウザが最前面?読んでるページは? if ( aBrowserWindow.isChanged == true ) { // 前回check()時と違うページを読んでいれば cout << "URLは" << aBrowser.URL << endl; cout << "Titleは" << aBrowser.Title << endl; cout << "一個前のURLは" << aBrowser.previousURL << endl; // ちなみに、ブラウザのWindowハンドルや位置などは // aBrowser.WindowInfo.Hwnd や // aBrowser.WindowInfo.Top などに入っています }}ブラウザの位置やWindowハンドルもクラス内に格納していますので、「ブラウザくっつき系アプリ」が簡単にできるのではないかな、と思います。
2006-05-04[n年前へ]
■裾野
熱が下がらず、扁桃腺もイタタタになったので、病院へ。診察中のお医者さんの机の上にはノートPCが置いてある。ふと「名無しさん」という文字に見え、画面を良く眺めてみる。すると、「ギコなび」でプロレス板閲覧中だった模様。
■それはホント?「彼女にするなら何カップ?」 アンケート渋谷編
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女にそれはホント?「彼女にするなら何カップ?」 アンケート渋谷編 〜 秋葉原なら…何カップが人気? 〜 を書きました。話の内容がヘンなものになってしまっているのは、きっと扁桃腺が腫れて熱が下がらないせいです…きっと。グラフの拡大図はこんな感じです。
BカップとCカップは、わずか1カップの違いにも関わらず、人気度合いが全然違うのです。その差はなんと20倍!です。
■「情報恐慌」のなかの人間
トイレットペーパー騒動の起きた1974年、「エコノミスト」に掲載された加藤秀俊 著 「情報恐慌」のなかの人間.
日本列島ことごとくが、耳なし芳一のようなもので、べったり情報で塗りこめられているのである。われわれは、もはや実在への反応能力を失い、情報にだけ反応するようになってしまっているのだ。
■「顔文字」や「勝ち・負け」や「地球転がし」
今日の「n年前へ」は「勝ちとか負けという言葉」「Thinkpadで地球転がしアプリ」「顔文字 ぼくんち 2」「あなたの心に残った言葉を教えてください」などです。
彼女の作品世界には、英雄がいない。現れるのは「北斗の拳なんかで、主人公に一撃で倒されるためだけに出てくる雑魚キャラに虐げられる人々」のような人間である。
船からはミカンの花みたいにちいさい手がぴらぴらするのが見えて、みんな自分の一番好きな人と間違えているだろうと思う。 (^_^)/~~ (^-^)/~~~ (/_;)/
2006-05-05[n年前へ]
■オリエンタルラジオ「武勇伝」と「北斎 浮世絵」構図の相似
オリエンタルラジオの「武勇伝」を観ていると、二人が形作る構図が北斎の浮世絵に見えてくる。構図の中にさまざまな「補助線」を引きたくなるような、独特奇妙な遠近感を感じるのは、二人の意図かそれとも熱のせいの妄想か…。
それにしても、真ん中の「一枚目の瞬間」から一番右の「次の瞬間」の立ち位置・構図変化で、左の人物(中田敦彦)が「飛び出して大きく見させる」効果は実に素晴らしい。
■「歴史」や「進歩」や「才能」
今日の「n年前へ」は「何でもやればできる、という言葉」「Thinkpadモーションコントロール動画」「未来予想図の多数決」「頭の中の妄想」と「証拠」「のび太君,百年の歴史を見るには百年かかるんだよ…」などです。「AmetMultiを使ってるところを映した動画」も懐かしく面白いですね。
「(何かを) - やろう - と努力をちゃんとできること」も「才能の一つ」なのかも、と思ったりもする。あるいは、「誰でもみんなやろうと思えばできる」と信じる力こそが、欠かせない才能の一つなのかもしれない、とも思う。
「のび太君、百年の歴史を見るには百年かかるんだよ…」
"Sometimes I wonder how you can stand being just a dog." (人間じゃなくて)犬でいるのって大変じゃない?"You play with the cards you're dealt, whatever that means." 君だって自分に配られたカードで勝負するしかないんだろ?
本当の理科人間は理屈を言い争うディベートを好みません。どんな結論にも理屈はつけられるので、このようなコトバによる議論が、意味ある結論に導くとは思わないからです。
ぼくは、進歩しようとしない人を好きではない。
■Thinkpad加速度センサ取得用C++クラス
(新しいThinkpadにも対応したバージョンが「Thinkpad加速度センサ取得用C++クラスの手直しをしました」にあります)
Thinkpad加速度センサの値をC++でどのように取得するかのサンプル・クラス(および、その使用例)をここに置いておきます。使い方は、Accelerometer クラスを宣言してやって、GetAccelerometerData() を呼べば、あとはX,Y方向加速度(傾斜)が取得できます。使用サンプルは、例えばこんな感じです。Thinkpadユーザなら(ユーザでなくとも)、加速度(傾斜)センサを使った色んな楽しいアプリケーションを作ってみませんか?
Accelerometer Accelerometer; Accelerometer.GetAccelerometerData(); cout << Accelerometer.X << ", "; cout << Accelerometer.Y << "\n";
2006-05-06[n年前へ]
■複数画面+ノートPCでAdobeソフト使用時の問題点
普段ノートPCで作業をしている。大画面液晶ディスプレイと組み合わせて、デュアルディスプレイで作業をすることも多い。また、PCIビデオカードを挿したドックに接続することで、3つのディスプレイを使いながら作業をすることも多い。もちろん、ノートPCだけで作業をするときは、ノートPCの液晶画面だけを使う。
大(複数)画面を使うのは、Adobeのソフトを組み合わせた作業をする時が多い。どうしても作業の際のに表示する必要があるWindowが増えてしまうので、広い画面を使う必要があるからだ。ところが、そんなAdobeのソフトと複数画面を使うノートPCの組み合わせで、「ダイアログ位置」の問題が生じることがある。
Adobeのソフトはダイアログの位置を保存していて、前回と同じように出すことにしているものが多い。マルチディスプレイでダイアログを出すような作業をし(ファイルを開く、ファイルを保存する、など)、次に(ソフトを立ち上げて)作業をした時に、ダイアログが(その瞬間に存在する)画面の外の「どこか」にとんでもないサイズで出現してしまったりすることがあるのだ。そんな時は、しょうがないから、ダイアログの内部配置の記憶を頼りにキーボードだけでブラインド操作をしたり、四苦八苦してダイアログ出現位置を元に戻すことになる。他の人はどう対処しているんだろうか?ノートPCで外部ディスプレイを使ってAdobeソフトを使う他の方はどう対処しているのだろうか?
■2年先の未来
ふと、「ニュース・ウォッチ」と称していた頃の「平林純@hirax.netの科学と技術と男と女」の過去ログを眺めてみました。2004年3月〜2005年7月までの過去記事ですが、その過去記事から、色んな種類の未来が見えてくるような気がします。「みんなが笑顔のベストショット検出技術」「トランプ・カード透視術「“コーヒーでガッツ”の秘密」「一人と一人を繋ぐIP糸電話」…2年前の過去を眺めれば、間違いなく2年くらい先の未来は見えるはず、と思います。
2006-05-07[n年前へ]
■「凡人と冴えた人たち」
「誰もスーパープログラマになんかなれやしない 」と「凡人が冴えた人たちを前に絶望しないために」と「何でもやればできる、という言葉」
思うに、たぶん、誰もスーパープログラマになんかなれやしない。
誰でも「何でもやればできる」わけではないよなぁ、と思ったりもする。
「人気マンガ」を描こうとする時、描き手は普通の人でなければならない
■「色々」
今日の「n年前へ」は「もしあなたが部屋の中で一番賢い人だとしたら」「フルパワーで生きるということ」などです。
絶望がある。しかし捨てない矜持がある。吾妻は、また復活すると思う
もしあなたが部屋の中で一番賢い人だとしたら、あなたは間違った部屋にいる
セーブしたら人並み以下のことしかできないような気がする。それじゃあ、私は誰にも認めてもらえない。
We won't think about something until we know it's right.
■サイト読者の平均像は「東大卒のソニー社員」か!?
「医学都市伝説の1〜4月の企業・大学別アクセス・ランキング 」を眺めて、色んなWEBサイトへのアクセスランキングを眺めたくなった。そこで、勝手にFast&Firstのアクセス分析ページを眺め、企業&大学トップ10を出してみた。このページへの場合も加えて、3つのアクセスTOP10を眺めてみると、やはりソニー・東京大学・富士通・日本電気辺りが目につく。何も考えず、「サイト読者の平均像」を算出したりすると「東大卒のソニー社員」になりかねないか!?
sakuradesign.co.jp 1336sony.co.jp 457u-tokyo.ac.jp 455komatsu.co.jp 244fujitsu.co.jp 173aol.co.jp 169titech.ac.jp 139ricoh.co.jp 124nec.co.jp 89nttdatacs.co.jp 82F&Fの場合「u-tokyo.ac.jpが圧倒的アクセス数を誇るのだが、この中身を見てみるとロボットによるアクセスがかなりの割合で含まれている」という話もある(凡才クロペディアでも)。JavaScriptを持って帰るロボットでなければ、inside outのデータはこのままで良いだろうか。
2006-05-08[n年前へ]
■「本城直季」風ミニチュア写真を作り出すソフト 叩き台バージョン
(このソフトのバージョンアップ版が高速動作版!「本城直季」風ミニチュア写真作成ソフトにあります)「本城直季」風なミニチュア写真を作り出すソフトを作ってみました。つまり、こんな風に実際の写真を「まるでミニチュア模型風にする」処理をするソフトウェアです。
とりあえず、Windows用の叩き台バージョンを ここに置いておきます。マウスで「(グレーの矩形で表示されている)ピントが合ってる領域」を決めるたびにレンダリングしますので、あまり大きい画像は使わない方が良いかと思います(800ピクセル x 600ピクセル くらいの画像であれば特に問題はないでしょう)。手直し版と使い方・遊び方の説明などは、近々ちゃんと書いてみます。
Mac持ってる人の場合は、結構な割合で(こういう機能を手作業ですることができる)Photoshopなどを持っていそう…と考えると、Macintosh用は作っても意味なさそうですね…。
■「組織生態系シミュレーション」「フェルメール」「眼鏡」
今日の「LINK n年前へ」は「生態系ピラミッドシミュレーションを違うピラミッドとして眺める」「現代のフェルメール」と「水彩画のフェルメール」「眼鏡橋を心の中ににかけてみたい」などです。
偉い人が壊れても下っ端が残ることはありますが、下っ端が壊れると必ず偉い人が全部壊れちゃいます。偉い人が偉いのではなく、偉い人は大量の下っ端に支えられてやっと存在しているのだとか
自分と正反対の自分二つの自分によって作られた眼鏡をとおしてもっといろんなモノを見てみたい
2006-05-09[n年前へ]
■「人生は満員電車」
西原理恵子の「毎日かあさん 背脂編」を読む。人生と商いは止まらない列車、という言葉を思い出すこんな一節。
生きていくっていのは、満員電車に乗るようなものでね。その中で自分の席を見つけるということなんですよ。満員でも、まず無理矢理乗っちゃうこと。そして、降りたらダメ。乗ってさえいれば、…何でも、必ず糧になる。…電車を降りさえしなければ、少なくとも終点近くで席は空くもんだ(笑)。 やなせたかし×西原理恵子
2006-05-10[n年前へ]
■「グレアム口調」と「リリースする」
オープンソースマガジンのハッカー養成塾を買った。川合史朗さんが書かれた「パワーハッカーへの道」を読んで、「そうか!(私の勝手なイメージ上の)ポール・グレアム口調は川合史朗さんの口調だったのか!」と今更ながら気づいた。私の中のレイモンド・カーバーは村上春樹の口調で文章を書くのだが(この場合は順序が逆か?)、それと同じパターンだったことにようやく気づいた。
アイデアは生ものであり、早く料理しないと傷んでしまうからだ。… 一つの解決策は「リリースする」ということだ。… リリースとは文字通り、手放すことだ。直したい箇所はたくさんあるし、試したいアイデアもたくさんあるけれど、「現状は現状として認めてひとまず手放してみる」ということが要点だ。 「ハッカーは頭の中を掃除する」 川合史朗
■「新たな道を歩き始める人へ」「日記に書けないこと」
今日の「n年前へ」は「新たな道を歩き始める人へ」「日記に書けないこと」などです。
本当の力は、結構地道な努力によって作られる。 「新たな道を歩き始める人へ」 山口英
皆様は、日記に書けないことが一体いくつありますか。 【虚空に向かっておれカネゴン】
2006-05-12[n年前へ]
■経済学って何ですか?「金で買えないものはない?(仮題)」
東京大学院総合文化研究科の松原隆一郎 教授(社会経済学・相関社会科学専攻)に先日話を伺いに行った。ホワイトボードにたくさんメモを取りながら話を聞いた。今日、その原稿を編集者宛に送付(リリース)した。ホワイトボード4面分のラクガキと、テープから起こした1万5千字ほどの文章をまとめ直して4千字だ。…たくさん内容を削ったが、興味深い内容も多かったので、私のメモ書き分はいずれ出していくことにしたい。特に、原稿にできない「曖昧な内容」こそが興味深かったりすることも多いわけだし。
そういえば、これから何人かの経済学関連の人に話を聞きに行こうと考えた時に、自分の中で決めたことが一つある。それは、「一つの定義・考え方があるという期待・思いこみ・態度」は話を聞き原稿を書く中では一切捨てよう、ということだ。これから色んな話を聞いていく中で、その人ごとに違う意見・違う見方・違う言葉の定義をするだろう。私は単純理系?おバカのせいか、どうしても「シンプルな一つの定義・考え方がある」というように行動してしまいがちだ。しかし、この原稿を書く中では、そういう態度はゴミ箱の中に放り込んでおこう、と決めている。だから、もしかしたら、毎回食い違うことを書くことになるのかもしれない。いや、きっとそうなるに違いない。
■裾野・下丸子・秋葉原
自分の参考にしようと、ノートPC選び&電子工作勉強のため秋葉原に行く、という人について夜秋葉原へ。夜ThinkpadにUSBを繋いだ途端に電源がブシュッと切れた。結局、電源が入るようにはなったけれど、USB周りはお亡くなりになっていた。まさか本当にノートPC選びが自分の参考になるとは…。
2006-05-15[n年前へ]
■「料理も基本的には技術」
「お笑いパソコン日誌」の「料理も基本的には技術」という一節を読みながら、「料理のレシピ」は「科学実験の手順書」だを思い出す。と、書くこの文自体は「文化系的な感覚」な文章だったりして…。
「料理のレシピ」は確かに「理科実験の手順書」ですよね。だって、「料理は理料」、左から読んでも右から読んでも、「りょうりはりか」ですから。
少しの違い(ごまかし)があっても、どちらも同じ「計る」意味ですよね。「人が決めたしきり」で計るか「料 = りょう(量)」を料るかというだけの違いですから。
■「おとなの小論文教室。」
私は「ほぼ日刊イトイ新聞」は読んでいない。単独の記事を、他からのリンクで読みに行くことはあるけれど、「ほぼ日刊イトイ新聞」を読みに行くことはない。レイアウトが読みにくい、ただそれだけの、けれど十分な理由があるからだ。レイアウトが読みにくいから読まないだけだから、書籍として読みやすく作り直されたものは、楽しんでいる。もしかしたら、書き手からしたら不十分な出来なのかもしれないが、それでもWEBサイトの読みにくさと比べれば雲泥の差だ。
昨日、山田ズーニー著「おとなの小論文教室。」を読んだ。これもまた、「いい」という感想は眺めつつも、WEBページ上では読む気にならず、これまで一度も読まなかったものだ。この本は本当に良かった。けれど、タイトルは、本当に良くない。少なくとも、この本のタイトルは、この本の内容の素晴らしさを表していない。私がこの本の中から読み取ったことは、「自分を見つけ出す」ということだ。
年齢によらず、「自分という一人称を主語にして、私は〜だ」と言うことができない人、自分が相手にしている若い人たちの中に「自分という一人称」が見えないと感じる人、そんな人は手に取ってみるといいと思う。本屋で手に取って読んでみるか、それができなければ、Amazonで買った方がいいと思う。この本のタイトルや「ほぼ日コラム」というキャッチフレーズだけで手に取る気を無くす人も多いだろうけれど、手に取った方がきっといいと思う。そうすれば、自分や他人を見つけ出し、それらを手に取ることもできるんだろう、と思う。
2006-05-17[n年前へ]
■エンジニアのための経済学入門講座
Tech総研ブログ 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「エンジニアのための経済学入門講座」を書きました。来月から「経済学入門講座」を受講するので(第一回目の授業はもう受けてきました)、そのためのアイデア募集も兼ねた記事を書いてみたのです。
企画趣旨は「大学・大学院までに経済学を学んだこともなく、社会人になっても経済学の”け”の字も知らないようなエンジニアに、経済学の根本を叩き込む」です…。「叩き込む」です…
■「ドラえもんになりたい人が(潜在的)技術系の人だ」
今日の「n年前へ」は『たくさんの「ドラえもん」と「のび太」たち』「今日見た景色」などです。
もし勝手に今日だけの「オレ定義」をしてしまうなら、(少なくとも一瞬でも)ドラえもんになりたいと思ったことがある人を(潜在的)技術系の人だということにしよう。
2006-05-18[n年前へ]
■新大阪のホテル
去年の今頃、 新大阪に泊まって、「マーシャル・マクルーハンの言葉やアラン・ケイの言葉にまつわる話」を聞いていた。今年も聴きに行きたかったのだけれど、その時間を作ることができず、代わりに後輩に行ってもらうことにした。
「新大阪でいいホテルはないですか?」と後輩に聞かれ、去年泊まったホテルを進めた。一回にはコンビニがあるし、地下は居酒屋だし、安い割に部屋は広くて、高速インターネットもある…という具合で実に最高のホテルだったからだ。私は「絶対、あのホテルに泊まるといいよ。間違いないね」と薦めて仕事に戻った。しばらくすると、後輩が私を呼んで、黙ってPCの画面を指さしている。 ん?と思って眺めてみると、こんなページを眺めていた。…そう、私が泊まったヴィアイン新大阪ウエストは耐震強度偽装物件だったらしい。なるほどねぇ…。安い割に部屋は広くて、便利だったんだけれど…。なるほどねぇ…。うぅ。
■幸せと人生の意味
今日のn年前へは「"幸せ"をはかる定規」なんてどこにも存在しない、「物差し」では計れない、などです。
十一月の晴天の空の下、わたしは自分の指を踏んだ。失くしたのは、左手のクスリ指。そこは、目で見ることができる女のコの"幸せ"が象徴されている場所だ 。 その日から、もうすぐ十年になる。
色んなものを眺めると、色んな「物差し」をあてたくなる。自然と色んな基準で判断したり、色んな値踏みや値付けをしてみたくなる。けれども、ふとこの一節も思い出す。
…幸や不幸はもういいどちらにも等しく価値がある人生には明らかに意味がある
2006-05-19[n年前へ]
■「ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人」
「ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人」を読んだ。面白かった。読み終わった後に、ネット上で感想をつらつら眺めてみると、「説教臭い」「厳しい」という感想が多かったのも、興味深く感じた。「厳しい」というよりは、むしろ「救済」寄りに思えたのだが。
2006-05-20[n年前へ]
■ちょっとお勧め!?Ajax的「平林メソッド」
ちょっとお勧め!?Ajax的「平林メソッド」- プレゼン三重苦に涙した結果… -です。名前などは100%冗談ですが、適当に笑って?頂けたら、そして(何かの間違いで)こんな内容が役に立つことが少しでもあればこれ幸いです。
夏以降はこんな実用的?な内容でお茶を濁すのは止めにして、「できるかな?」は非実用路線まっしぐら、にしたいところです。
■「好かれる異性」「糸を信じる」「集中と多様化」
今日の「n年前へ」は「大学生における好かれる男性及び女性の特性」「糸を信じる、という言葉」「集中化と多様化」などです。
ちなみに、「女性の方が男性よりも重視する特性が多い」という結果。注文付けすぎだー → 女性。
2006-05-21[n年前へ]
■Paul Grahamは「ポール・グレアム」と表記しようキャンペーン
「Paul Grahamはポール・グレアムと表記しようキャンペーン」
ちょっとお勧め!?Ajax的「平林メソッド」_ から。平林さんにも賛同してもらいたいところ。ありがとうございます、助かりました。スライドの方は、直しておきます。(本文中に注釈を入れておきました)
■エンジン内蔵の「自転車用タイヤ」
素晴らしく画期的なアイデアの「RevoPower The Wheel」一体何かというと、エンジン内蔵の「自転車用タイヤ」。外からタイヤを駆動するのではなく、タイヤの中から外の世界を回してしまえ、という逆転の発想が素晴らしい。格好良さ満点の動画も必見。これがたった$399.99なら買うかも。これが合法な国に移住したい、と思うくらいに欲しい一品。
2006-05-23[n年前へ]
■便器の中の角氷の秘密
Tech総研ブログ平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に便器の中の角氷の秘密〜「やんちゃな男」の飛沫をクールに冷やす〜を書きました。
男性がトイレに行った後、「手をちゃんと洗ったの?」と気にする女性がいますが、それは実に甘い考えです。「やんちゃな男」の硝煙反応は「男性の前面部分に広く残っている」ハズなのです。
■理想を描き、眺めてみる
そして、歩み寄る。考える。考えたことを吐き出し、またそれを咀嚼する。何度も何度もためらいながら試し書きされる自分と向き合う。
2006-05-25[n年前へ]
2006-05-27[n年前へ]
■プロジェクトX風プレゼン
疲れて頭が回らなくなってきたので、気分転換に「プロジェクトX風プレゼン・テンプレートファイル」を作ってみる。プレゼン中盤までは比較的ありがちなストーリーだと思うのだが、中盤から後半は普通は無理だろうなぁ。むしろ、序盤よりもっと悲惨なのが一般的だろうなぁ。テレビに出てくる「最後にはちゃんとわかってくれる人たち」ばかりでもないだろうし…。
■「本来のプレゼンテーション」
以下は、ちょっと疲れたので、気晴らしに適当な書いてみた文章です。「さいごに」という小タイトルがつけられた、そんな文章の一部です。
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プレゼンテーション "presentation"という単語は、"present" に接尾辞"ation"が付け加えられた抽象名詞です。"present"はラテン語の”pre”(前に) + "sun" (存在する"to be"という"esse"の過去分詞)からきている言葉ですから、つまり、「目の前に存在する」ということがプレゼントです。だから、「今・現在」「現在そこにいる」「贈る・与える」ということが、つまりはプレゼント="present"なのです。大教室の教壇に立つ先生の目の前に生徒が出席していたり、誰かに贈り物をその場で見せて渡したり、あるいは、聴衆の目の前で「発表者が話をちゃんと見せる」こと、それがプレゼント(プレゼンテーション)です。どんな場面であっても、相手が「確かに目の前にあると実感できる」のが、本来のプレゼンテーションというものだと思います。
どんなことにも、「すぐに簡単にできる」万能な王道なんて存在しないように、…(以下省略)
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2006-05-28[n年前へ]
■「世界の広さ」と「耳を傾ける」
今日の「n年前へ」は「狭い世界(せかい)」と「世間(せけん)が狭い」「そもそも」などです。
「世界が狭い」と「世間が狭い」は180度違う。「狭い世界」を造り出すのは「知り合いが多いハブ的な人の存在」であり、「狭い世間」を造り出すのは、「周囲状況と繋がらず離れてしまっている人」である。自分が考える「世界(というもの)」が、果たしてそれは「(自分の外に広がる広い)世界」なのかそれとも「(自分の周りの狭い)世間」なのかを問い直す作業が必要だと思う。
■原子核になった人 "Juggling in a Cone"
透明な円錐を逆さに立てて、その中に入り込む。つまり、透明な漏斗の中に入り込んで、ボールを転がしジャグリングをする、というビデオ"Conic - Juggling in a Cone (Preview)" なんだか、人間が原子の世界の中に入り込んでしまったような、そんな感覚になるビデオ。
■一生懸命努力している人のビデオ
'94年にワールドカップで優勝したブラジル代表の主将、ドゥンガが集中力・意識を高めるために予選時からビデオを見た、という今朝の朝日新聞に掲載されていた記事から。
私が印象に残っているのは一生懸命努力している人のビデオだ。工事現場で働いている人、10キロの道のりを歩いて学校に通っている少女ら、頑張っている人だ。