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2007-10-01[n年前へ]

「40年前のF-1監督」と「希望がある人、希望がない人」 

 何かを根気強く続けるということは、言い換えれば挫折や失敗に負けないということでもある。
 F-1レースの結果を見ながら、手元にある切り抜きをいくつか整理した。イギリスのレース・エンジン・チューナ"ジョン・ニコルソン"のダイナモ室入り口に貼られているという言葉が、電波新聞社「トイテクノロジー」の114〜115ページに書いてある。
 Bhp(軸馬力)
  60%=perspiration (汗・努力)
  10%=inspiration (ひらめき)
  10%=constipation (壁に突き当たり・行き詰まり)
  20%=manipulation(ごまかしながら・上手く操る)
 "昭和40年代"の元ホンダF-1監督中村良夫が「レーシングエンジンの過去・現在・未来」(グランプリ出版)という本の中で紹介している言葉だという。
 それが、つまりは希望ということになるのではないだろうか。

佐藤 香 「希望がある人、希望がない人」

”○○力を付ける”は子ども向け 

 同じく、電波新聞社「トイテクノロジー」の90〜91ページの切り抜きを読むと、こんなことが書いてある。

 大人のためには、無用の楽しみって結構あるけど、子どものものになると、”○○力を付ける”みたいになってしまうんですね 杉山 亮

2007-10-02[n年前へ]

「これはひどい」「これはすごい」 

 「写真を加工されているので利用規約的に問題がありますが、非常に面白いサイト。誰でも髪型を変える時は不安があるので、流行りの髪型を探し、それを自分の顔でシミュレーションするニーズはあると思います。サービスアイディアだけでなく、顔を抽出して合成するなど技術的にも素晴らしい挑戦がされており素晴らしいです」ということで、Mash up Award 3rd ホットペッパーbeauty賞を受賞しました。

「これはすごい」と「これはひどい」が共存しそうなこのシステムの、αテスターに興味がある方はご連絡下さい。
 来週末にでも、多少の手直しを加えた上で、正式に自サイト内からリンクを張ろうと、つまり、正式に公開しようと思います。また、作ってみたい「(一風変わったW)Wikiシステム」部分と、「画像処理部分」は独立させて、まだまだ作り直すつもりです。
 画像処理技術や(一風変わったW)Wikiシステムを奇妙に組み合わせることで動く「WEBアプリ」です。
 「WEB 2.0時代のコンビニプリント活用法」の先を考えるために、ネットプリントI/Fを使うために、Mash up Awardに参加しました。が、ネットプリントI/Fを使うところまで作ることができずに終えてしまいました。また、作りたい「(一風変わったW)Wikiシステム」は、消化不良のまま、隠し気味にしました。…けれど、いつか。何回もトライし続ければ、いつか、作ることができるかも、と思っています。

「一方通行」と「自由」 

 朝日新聞の夕刊を読んでいると、「9月のオシム」というコラムがある。そこで、こんな言葉が紹介されていた。「しかし、自由を与えられた選手は、自分でいつどこでどのようなプレーをするか、判断しないといけない

 交通標識に向けてたくさんシャッターを切った。ほとんどは一方通行の標識だ。こんなに一方通行があると、下手に迷い込んだりするととても大変なんじゃなかろうか、と思ったりする。
「自由を与えて何かできる選手と、何もできなくなる選手がいる」
 その一方で一方通行に制限されていたりする方が迷わなかったりするもんだろうか、とも思ったりする。さらに、それはなんだか時間の流れと似ているような気もする。
 "School of Rock"中で、こんな言葉があった。
 Form a Band. Rehearse a Lot. Know What to Do. Remember the Past.
 そんな言葉を思い出しながら、さらに、こんな言葉も思い出す。
あぁ、がんばれば、きっと何でも物事は上達するんだなぁ。

2007-10-03[n年前へ]

「努力」を楽しく 

街で見た交通標識は"ANY TIME, NO STOPPING"時折、立ち止まって考えたりもするけれど、「どんな時も立ち止まらない」というフレーズも時にはいいかも。
「航空事故率を半分にするには4倍の努力が必要であり、4分の一にするには8倍の努力が必要になる」
「努力は期待する成果の二乗の努力が必要だ」

2007-10-04[n年前へ]

「過去」と「未来」 

 「過去」と「未来」自分が新しいと思う未来の世界と「理想化」された記憶の中の過去はニアリー・イコールだ、と思うことがあります。
 もし、あなたがそこで一番賢い人だとしたら、あなたは間違った場所にいる。
 これからの自分の前に拡がる未来の世界も、今までの自分の前に横たわっている過去の世界も、どちらも「自分の前」にある世界です。
 そんな風に、未来が過去と同じなら、私たちは過去と未来の「無限ループ」のメビウスの輪の表面にいるのかもしれません。
 やったこと全てが上手くいくなら、十分に挑戦してないってことさ。
 何度でも 何度でも 何度でも 立ち上がり呼ぶよ

2007-10-05[n年前へ]

未来の「大きさ」 

 パンチカードのサイズは、実は当時のドル紙幣のサイズなんです。
 パンチカードを作った設計した人たちは、自分たちが作っているカードが、いずれ未来の紙幣になるはずだって考えたんです。だから、ドル紙幣と同じサイズにしたんですよ。

2007-10-06[n年前へ]

「ジョニーへの伝言」と「五番街のマリーへ」 

ジョニーが来たなら伝えてよ、私は私の道を行く。
It's OK to fail. 「失敗したって構わないさ」 トーマス・エジソン
 一方、「あなた」だけ(に認められたい)という場合は、複雑だし他人には良さがわかりにくくなる。わかりにくいから魔性となる。
 ジョニーが来たなら伝えてよ、二時間待ってたと。
 魔性の男は「詐欺師」なのかもしれません。相手の見たい夢を見させる、というあたりも確かにそんな感じですね。
なぜなら失敗が大きな成功の元となり、成功するための「力」を育てていくんだ、という言葉です。 そういう意識に溢れ、同時に「力」を持ち合わせている人たちを見る機会に恵まれています。
ジョニーが来たなら伝えてよ、わりと元気よく出て行ったよと。

2007-10-07[n年前へ]

WEB API 

 WEB APIを作ってみようか、と考えながら朝のコンビニに行く。

 「自らの欲望の重荷を、これからも背負っていく覚悟はあって?」
  高速なクライントPCが、非力なサーバPCに作業をさせるのは、ちょっと無理がある。「サーバ」とは言っても、多数のクライントPCからの命令を受取り処理するのには、かなり無理があるスペックだ。
「もちろんよ。それが私の選んだ生き方だから」
 だとしたら、やり方を知っているサーバPCが、上手くクライアントPCに処理をさせるような仕組みを作ることはできないのだろうか。
 誰かが未来をつくってくれると思ったら大間違いです。
 ソース&バイナリ配布すれば、いいだけだろうか。けれど、それでは何だか単純で面白くない感じだ。

2007-10-13[n年前へ]

「夢」 

 ディズニーランド中のホストクラブで、ミッキーやドナルドと「夢を売っているんです」とと言いながら接客してますた。
Vespaに乗って海に行こう。日差しはとても強いです。暖かくて、秋のような春のような、不思議な日です。

リンク切れ対策 

 hirax.netを、機能別の複数サーバで動かすようにした上に、スキル不足で適切でない設定で動かしている結果、そこらかしこでリンク切れになっていました。とりあえず、/misc 以下は旧サーバから読むように変更したので、各種ソフトのバイナリ・ソースなどが入っているディレクトリへのリンクは有効になっていると思います。多分、ですけれど…。

2007-10-14[n年前へ]

imageneratorPipe! 

 「テキストを操作するYahoo Pipesの画像版を作ろう!」「 画像処理機能をwebサービスとして公開し、YahooPipesを使ってシーケンシャルにつなげられるようにwebサービスのI/Fを揃えよう!」というImagePipes「画像ジェネレータ"ジェネレータ"」Imagenerator を対応させてみました。といっても、今は動作未確認で「ただコードを書き、サーバに置いただけ状態」です。

 「仕様」上の使い方は、たとえば imagenerator で ComicPolaroid というタイトルで「ジェネレータ」を作った上で、下記のようなJSON

{"items"{"title":"sample","generatortitle":"ComicPolaroid","url":"http://blog.koukokukaigisitsu.info/images/au_1-thumb.jpg"}}
を"/imagenerator/generatorPipe"というというアドレスにPOSTすると、指定「ジェネレータ」の"ComicPolaroid"を使い画像処理をした上で、その結果を
{"items":{"url":"/devart/image/9697/img3174631-processd.jpg"}}
というJSONとして得ることができる、という感じです。「面白ラボ BM11(ブッコミイレブン)」が書くフレーズに感銘を受けたので、ちょっとこんな感じで作ってみました。

作ってみたい、たくさんのもの 

"So many of our dreams at first seem impossible,then they seem improbable, and then when we summon the will,they soon become inevitable."
常に前に進むことしか考えてねぇやつらに、後ろ向きの言葉はいらねぇ!
 And even if they hate me they have to fall to me and that's fine. I don't care what they think of me.
常に作り続けることしか頭にないやつらに、見返りなんて必要ねぇ!
Believe it or not,I'm walking on air.
我々の辞書に「できません」という言葉は載ってません。
We can. We must. We will.

2007-10-15[n年前へ]

"Challenged" 

私たちが他人に贈ることができる最も尊いもの・力それは「私たち自身の存在」だ。Thich Nhat Hanh
「目の前に存在する」ということがプレゼントです。だから、「今・現在」「現在そこにいる」「贈る・与える」ということが、つまりはプレゼント="present"なのです
日常の中から良いものを見つけ出すのは、とても大きな喜びを産み出し、知的なチャレンジでもある、と私は思っている。 結城浩

2007-10-24[n年前へ]

hirax.net on Rails! 

 先週末から、"hirax.net/dekirukana*"と"hirax.net/diaryweb"を統合するRailsアプリを書き始めました。今週末には、プロトタイプを動かし始めることができそうです。HTMLファイル群やTYPOやHNSを一つのアプリ上のコンテンツとして合体・稼働させるつもりです。

 今年の夏はRailsにハマり、「画像処理」「Wikipediaやはてなのキーワードが得意としない女性向けジャンルのWIKI」「コトバでなく曖昧な価値観やイメージ」なんていうおぼろげな感じを形にしてみたいとふと考えて、頭のエクササイズも兼ねて、「Make up Award! "Keywords"」や「Make up Award! on Rails "Image"」なんていうものを作っていました。…というわけで、「コトバやイメージ」がお題のWEBアプリ「Make up Award! "Keywords"」と「Make up Award! on Rails "Image"」をリリースしてみます。そんなガラクタなどで適当に楽しんで頂けたら、うれしいです。

2007-10-25[n年前へ]

「フラクタル」な「リベロ」 

 ブノワ・マンデルブロが描いたフラクタル図形のように、どんなに小さく狭い場所にだって、広い世界の縮図が詰まっているんだ、と感じることがあります。 from 「エンジニアよ! 女子バレーの魅力と科学にハマれ

私は人をうらやましいと思ったことがありません。人をうらやむ時間があったら私は走りたい。        吉原知子
 女子バレーボールのことを調べた時、気になったのは「リベロ」というポジションでした。「自由」を意味するリベロ、他の選手とは違うユニフォームを一人着て、レシーブを続けるリベロ、そんなポジションは、昨今とてもよくある姿です。
 極端に言えば同じタイプの選手は必要ありません。そのために12人がいるのです。       吉原知子
また、ローテーションという「自分の得意でない役割を担わなければいけない期間がある、というルール」、自分の得意なことだけを続けられるわけではない、という、広い世界や長い人生の縮図のようなルール、も興味深く感じました。
 やめることは簡単で、続けることは難しいと思います。また、悪い環境ほどチャンスであって、ここで頑張れるのが強い人だと思うんです。         吉原知子

2007-10-26[n年前へ]

「技術者は楽観的である」法則  

 ふとメモした言葉をオススメ記事として並べてみました。最後の「技術者は楽観的である」法則は一番のオススメです。

『勉強し続ければいつかはすごい人…(中略)になれるという妄想があるんです』
『人生の到達点はそれまでの積分なんだから、同じアドバイスがどの時点でも有効なはずだ』
『私は、技術者は本質的に楽観的であるし、楽観的であることが必要であると強く思います』

2007-10-30[n年前へ]

"Rail is draw" 

 一月くらい前の日曜日、テキトーにRailsでコントローラを一個作って、mongrelプロセスを投げた。当初は、コントローラ名が"rails"だったというくらい、何の考えもなく作った。それが、ラクガキ画像検索&画像処理をする"rails"コントローラだ。

 mongrelプロセスを投げる前に、「いくらなんでも"rails"という名前をテキトーに使うのは上手くないな」と思い、名前を"railis"と変えた。変えたといっても、やはり何の考えもなく、キーボードの"i"を押して"rails"に"i"を挿入しただけだ。虚数の"i"、虚実の「虚」を混ぜ、エイチ・アイ・ジェイ…の「アイ」、その時読んでいたRubyの教科書に従って言うなら、ほんの少しの「愛」を混ぜた。

 mongrelを投げてから、ふとroute.rbを眺めると、"Rail is draw"というURLになっている。それは、まるで"私が進む線路は私が描く"というように見える文字列だ。「描いたイメージに自分がなれる…」というWEBアプリに、何だかとても似合う文字列になっている。偶然というのは、面白く楽しい。

2007-10-31[n年前へ]

「TPO」と「自分が決めた一球」と「わからないこと」 

「わからないこと」を無理してわかろうとしない方が良いんだ。「わからないこと」というのはたいていどこかおかしい
同じ人でも、違う時間にいるのなら、それを違う人と考えた方が良いこともある。同じ人が違う場所にいるのなら、それを違う人と捉えた方が良いこともある。
「最後は自分がどうするかなんだぞ」「自分がどうするか決めた一球は、誰にも文句を言われる筋合いはない」って、そういう話ばっかりするんですよ。