hirax.net::inside out::2009年04月23日

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2009-04-23[n年前へ]

「高コンテキスト文化」と「低コンテキスト文化」の違い「箇条書き」 

 「高コンテキスト文化」と「低コンテキスト文化」が持つ典型的な特徴を並べたリストがなかなかに面白い。「高コンテキスト文化」と「低コンテキスト文化」の違い・特徴をリスト化したものは、派生したものがたくさん生まれている。たとえば、下に画像として貼り付けた箇条書きと、下に文章で箇条書きにしたものは、やはり少し違っている。

Low Context Communication

  1. Absolute values
  2. Need for precision in language - words carry explict meaning
  3. Responsibility based on contract
  4. Agreements written don and records kept
  5. Well-timed interruptions that move the conversation forward accepted
  6. Decision-making ideally logical
  7. Uncomfortable with silence(indicates a breakdown of communication)

High Context Communication

  1. Relative values
  2. Tolerance of verbal ambiguity(non-verbal and coded communication)
  3. Responsibility based on general agreement
  4. Written agreements flexible according to circumstances
  5. Interruptions considered rude, particularly when made by a junior
  6. Decision-making allowing for feelings
  7. Not uncomfortable with silence(can be communicative)
(エドワード・T. ホール著「文化を超えて 」や「沈黙のことば 」参照)

 こんな箇条書きを眺め、「(二つの文化の違いを整理した)各項目のどちらに対応するか」を確認することで、自分自身や自分の周囲の人、あるいは「集団」が、「高コンテキスト文化」と「低コンテキスト文化」のどちらのタイプに属するか、あるいはどちらの傾向が強いか、を比較・自覚してみると面白いと思う。そうすることで、コミュニケーションの中で起こる問題が「あぁ、なるほど。これは必然的に起こることなんだな」と理解できたり、その対策をとることができたりもするかもしれない。

Low and High Context Communication