2012-03-01[n年前へ]
■「おっぱい曲面」で学ぶ「Julia言語の実用テクニック」
「チョー簡単で超上級ハッカーも満足する言語 Julia」をインストールして、2次元の世界で「おっぱい断面方程式」を描いたならば、次は2次元から3次元の世界へと進んでみたくなるものです。
そこで、今日はJulia言語で おっぱい曲面を描いてみることにしました。…といっても、Julia言語は3次元のグラフを(まだ)描くことができません。そこで、Julia言語でおっぱい曲面データを作り・エクセルで読み込み・3次元グラフとして描いてみることにしました。
手順はとても簡単です。Juliaのシェルを立ち上げたら、あとはこんなコードを入力するだけです。つまり、
- おっぱい曲面関数を定義して
- -3から3までのXY領域におっぱい曲面関数を適用し
- 結果をCSVファイルとして書き込む
function bust(x,y)
1/8* (6*exp(-((2/3*abs(x) - 1)^2 + (2/3 *y)^2) - 1/3*(2/3*y + 1/2)^3)+ 2/3 *exp(-2.818^11*((abs(2/3*x) - 1)^2+ (2/3 *y)^2)^2) + 2/3*y - (2/3*x)^4)
end
oppai=[bust(x,y) | x=[-3:0.2:3], y=[-3:0.2:3] ]
csvwrite("oppai.csv",oppai)
そして、作成したCSVファイルをエクセルで開き、グラフにすると、こんな立体的で魅惑的な「おっぱい曲面」が描かれるのです。
科学技術用の言語で処理した結果を、さらにエクセルで加工する…ということも多々あるものです(個人的にはエクセルを使うのは時間の無駄だと思いますが…)。そして、簡単という言葉やハックという言葉は、実用的という言葉との相性は抜群に良いはずのものです。
だから、超簡単で超上級ハッカーも満足するJulia言語を使って計算をした結果を、エクセルでさらに加工する…そんなJulia言語の実用テクニックを「おっぱい曲面」を通じて学んでみるのはいかがでしょうか?
*役立ち情報:丸井綜研 のJulia の行列演算例など
2012-03-02[n年前へ]
■赤外線で「千円札」を眺めてみると…あぁビックリ!?
私たちが目に見ることができる光は「可視光」と呼ばれます。 可視光以外の「光」で世界を眺めれば、普段眺めている世界とはずいぶん違うものが見えてきたりするものです。
右の画像は、千円札の表面を顕微鏡で撮影した写真です。 碧(あお)や朱(あか)そして黒い線を、拡大撮影した写真です。 この写真は可視光で撮影しているので、私たちがふだん眺めている千円札の色ということになります。
それでは、私たちが目にすることができない赤外線で、この千円札を眺めたら、一体どんな風に見えるのでしょうか? そんな「赤外線で眺めた千円札の顕微鏡拡大写真」が、次に示した右の画像です。 意外に思われるかもしれませんが、赤外線で眺めると、碧・朱・黒…いずれの線も、姿を消し・真っ白けの透明な紙になってしまうのです。
ほとんどの色材は、赤外線(可視光より少し波長が長い光)の領域では透明になります。 色材が吸収することができる「光」の波長は限られていますから、特定の色以外の光に対しては、おのずと透明になってしまうのです。 だから、上の千円札では、撮影部分の(可視光では)碧・朱・黒だったはずの印刷線が、赤外線で眺めると透明になり「消えてしまった」というわけです。
ところで、「色材が吸収することができる光の波長は限られている」と書きましたが、そういうものばかりではありません。 たとえば、印刷などで黒の色材として使われることが多いカーボンブラック(炭素微粒子)は、可視光も赤外線も、そのどちらも吸収してしまいます。 だから、カラー印刷された本を赤外線だけが見える目で眺めれば、カラーインクはすべて透明になり消え失せて、黒インクだけが「見える」ことになります。
実際に、カラー印刷を顕微鏡で眺める時、可視光で眺めれば左下のように見える領域を赤外線で眺めてみれば、右下の写真のごとく見えるのです。 まさに、黒インクだけが白い紙の上に浮かび上がって見えるのです。信じられないかもしれませんが、左下の写真と右下の写真は、可視光で眺めるか赤外線で眺めるかという違いだけで、完全に同じ場所を撮影した顕微鏡写真です。(おもしろ実験サイトオールガイドという本の表紙を撮影してみました)
もしも、紙幣を(カーボンブラックを黒インクの色材として使う)印刷機でプリントしたりしたなら、可視光だけで見る人には本物そのものに見えたとしても、赤外線で眺めれば、タヌキやキツネが手に持つ葉っぱのお札のような、お札とは全く違う全く違う真っ白けの模様が浮かび上がってきたりするかもしれません。
眺める光の波長次第で、丸っきり違う模様が見えてきたりする…まるで、手品の世界のようですね。
2012-03-07[n年前へ]
■昔々の「切った貼った」で作った偽造紙幣は…やっぱり矛盾があるのです。
遙か昔に、紙幣切断し、切断した紙幣を貼り合わせることで、なんとn枚の紙幣からn+1枚の紙幣を作り出す…という紙幣偽造事件がありました。それはつまり、たとえば、10センチメートルの大きさの紙幣があったなら、それを9.5センチメートルにして、残った5mmの紙幣のカケラを19枚集めたならば、もう1枚9.5センチメートルの長さの紙幣が生み出される!? というテクニックです。
もしも100枚の1万円から101枚目の1万円を作り出せば、「紙幣」がいつの間にか1パーセントの増大し、もしも、10枚の紙幣から11枚の紙幣を作り出したなら、それはなんと10パーセントの利率マジックです。
しかし、そんな切断マジックって結構大変だよね…という実験をしてみた過程を写したのが、右の写真です。36枚の千円札から37枚を作り出す実験をしていると、おっとビックリ、千円札が百円札になっていたのです。36枚が37枚に増える…では、たった2パーセントの増率です。しかし、そんな微妙な倍率であったとしても(工作が適当なせいもありますが)、紙幣画像デザイン的には…それらの違いを意外なほどに容易に判別できたりするのです。
というわけで、子供銀行券を大人買いして、切った貼ったの工作をしてみた話は、明日にでも書いてみようと思います。
2012-03-08[n年前へ]
■「紙幣を1枚増やしてしまう偽札作り」と「破れた紙幣の交換ルール」
学生の可能性を可能にするポータルサイト ワンダーノーツに、「紙幣を1枚増やしてしまう偽札作り」と「破れた紙幣の交換ルール」を書きました。
さて、ここで復習問題です。 上のような交換基準を踏まえて、冒頭で作った「切断千円札」銀行に持ち込んだとしたら、元は36枚の千円札は一体「何枚」になるでしょうか?
2012-03-09[n年前へ]
■2011年3月1日から1年間の「”原発”記事とブックマーク」
2011年3月1日から今日までの1年間に、私たちみんなの間で「人気記事」となった”原発”記事とコメントを、今一度読み直してみたくなり、はてなブックマークから全て引っ張ってみました。それが、2011年3月1日から1年間の「”原発”記事とブックマーク」です。
今から振り返れば、事故後3月12日に書かれた池田信夫氏やMIT研究者による記事などが、「間違っていた」ことや、ニュー速VIPブログ「放射能から身を守る方法」や元「東芝の原子力技術者が語る福島原発の現状」の「正しさ」が、今一度見えてきます。
あるいは、地震の1週間前に書かれた(四国伊方原子力発電所の実験風景をひきつつ書かれた)いしだ壱成氏記事を読めば、その的確な指摘に考えさせられ、そして同時に、そこにつけられた私たちみんなが付けたブックマークコメントを読めば、「安全神話」を生み出し、今回の災害を生み出した「人の姿」も見えてきます。
「今回の災害で得た多くの科学的データを生かし、こうした災害が起きないようにしたい」というような内容をどこかで読み、「それはそれで大事なのだろうが、それでは、防災のためにはあまり効果的でなさそうだ」と感じました。なぜなら、災害を生み出す量を決める一番のファクターは、科学・技術ではなく、他の何よりも「人」である、と思うからです。金融工学がいかに進もうと、バブルが繰り返し起きるように、科学技術がどれほど進もうと、主人公はやはり「人」なのです(正しい判断をしない「みんな」はいつも「バブル」を繰り返す)。
「分数もできない大学生」のような"みんな"が行う判断は正しいと思いますか?
分数ができても、みんなが正しい判断をするとは言えない。金融工学がいかに進もうと、バブルは繰り返す。
未来に生かすべきは、他の何より「私たち自身つまり”人”がおかしがちな誤り」への振り返りなのではないかと思いつつ、今日眺め直してみたものが2011年3月1日から1年間の「”原発”記事とブックマーク」です。
2012-03-13[n年前へ]
■「潮風とビル風」と「空気を読む」
東京ローカルのテレビ局、東京MX TVの夕方の番組「5時に夢中」を眺めていると、(出演日は違えども)出演者の美保純と岡本夏生が醸し出す”空気”が、何だかとてもいい感じで、彼女たちを眺めているととても心地良く安らがされます。
美保純と岡本夏生…その2人の趣(おもむき)はそれぞれ違うにしても、その2人の心地良さは「空気を読まない」「空気とズレている」ところに起因するような気がします。何の根拠もありませんが、そんな風に思います。
ふと気がつけば…2人とも静岡県の静岡市出身です。何しろ、美保純の「美保」は静岡県の三保(みほ)の松原の「みほ」に由来する…というくらいで、2人とも静岡市で生まれ、海辺にに佇む静岡市で育っているのです。
美保純と岡本夏生も、…太平洋の波とともに海から山に向かって吹く潮風を浴びて生まれ来たのか…と考えていると、都会から少し離れた海辺の静岡市には「(場の)空気」を読まない地域性でも詰まっているのだろうか?とも考えます。
どうせ「風を読む」のであれば、都会で局所的に吹くビル風を読むよりは、…静岡市あたりで吹いているのかもしれない、塩分濃度の高い潮風の向きでも読んでいる方が気持ち良いのかもしれない、と思います。
「自分」の周りを通り抜けていく「風」は、自然の潮風や季節の風なのでしょうか?それとも、ごく局所的に吹くビル風なのでしょうか?
2012-03-14[n年前へ]
■0.5mmボールペン先にある500ミクロンの金属球
パイロットのボールペン「ハイテックCコレト」が、最近のお気に入りです。「(5色用の)好きな色のぼるペンボディ」と「(色々な太さや色の)ボールペン替芯」を選び、それらを組み合わせて自分だけのボールペンを作り出すセットです。
そんなハイテックCコレトの替え芯、0.5mm「ブラック」のペン先を顕微鏡で眺めてみたのが、下の写真です。ボールペンなんて「身の回りに溢れている」とはいえ、その加工精度や加工技術は見ていてとても気持ちが良くなります。書き心地が心地良い0.5mmのボールペンが、直径500ミクロン(μm)の金属球をペン先に抱え持つさまを顕微鏡で拡大して眺めれば…何だか「力強い下町の工場テースト」を感じさせて、実に気持ち良く(同時に)不思議な心地が満ちあふれて来るような気がします。
2012-03-15[n年前へ]
■「下水普及率」と「トイレ水洗化率」を楽しくグラフで眺めてみよう!?
関東近郊の「下水普及率」を地図上に人口密度とともに可視化したグラフを見ました。こういった普段見慣れない形式のグラフは、まるで興味深いミステリーのようで、眺めるだけでも何だか面白く感じます。(データ元:多次元データの視覚化)
人口密度が高いと下水普及率は高いのだなぁ…と思いつつ、似たようなグラフを眺めていくと、トイレに排泄したものをどう処理するかを、
- 公共下水道使用率
- 浄化水槽使用率
- (トイレの)非水洗化率
和歌山や四国あたりは起伏がきつく下水道を作りづらいけれど、そこには人が少なからず住んでいるのだろうか?などと考えて、これまたグラフに描かれたミステリーの答を探したくなります。 (データ元:汚水処理施設)
身の回りにある世界を眺めるとき、そんな世界を「こんな一風変わった図やグラフ」として見せるメガネがあったとしたら、身の回りにある景色や遠くの街の風景はどんな風に見えるのだろう?と思いつつ、今日は「下水や水洗トイレ」のミステリーに思いを馳せていたり…するのです。
2012-03-16[n年前へ]
■エクセル・グラフを綺麗な配色にするアプリでおっぱい曲面を描いてみる!?
以前作った「Excel 2010のチャートを綺麗な色で仕上げるアプリ」を使い、エクセルで描いた「おっぱい・バスト(曲面)方程式」を美しい配色で描き直してみました。エクセルのデフォルト設定の「ビミョーな配色」より、いくぶん高尚な香りがする…ことを期待しつつ、おっぱい・バスト曲面を描いてみました。そんな「綺麗な配色のおっぱい曲面」が、下に貼り付けたグラフです。
そんなくだらない作業をする途中、「エクセルのチャートを綺麗な色で仕上げるアプリ(2010用/2003用)」の使い方を丸っきり忘れていたことに気づきました。そこで、エクセルのチャート配色調整アプリが表示するダイアログ数値の意味も、ついでに書いておくことにします。
- Min:値(縦軸)の最小値
- Max:値(縦軸)の最大値
- Unit:値(縦軸)の(色を分けていく)刻み幅
- 注意:設定時は凡例を表示しておくこと(設定が終われば、凡例は削除してかまわない)
- "Change Colors"ボタンを押すと、エクセル上のチャート配色が変更・調整される
2012-03-18[n年前へ]
■よっちゃんイカのアタリ・ハズレを袋を開けずに見る方法
「カットよっちゃん」三杯酢…30円で買うことができて「(もう一袋さらに食べることができる)当たりくじ」まで付いているのが、いわゆるひとつの「よっちゃんイカ」です。そんな「よっちゃんイカ」の「あたり」は、実は袋を開けずとも見ることができます。
アタリ・ハズレ透視術のやり方は、とても簡単です。アタリ・ハズレが書いてある印刷部分が、あたかもピラミッドの頂点状になるように折り込み、その”よっちゃんイカピラミッド”内部に光が差し込むように照明に向かってかざしてみれば、アタリ・ハズレが浮き出てくる…という具合です。当たり前と言えば当たり前の話過ぎるかもしれませんが、そんな風によっちゃんイカを光にかざしてれみば、たとえば右下の写真のようにアタリ・ハズレが浮かび上がってきます。(浮かび上がっているのはアタリではなく、ハズレですね…)
光が差し込むようにして・差し込む光にかざしてみればアタリ・ハズレが見えてくる…と書くと、それは当たり前当たり前過ぎることに思えることでしょう。…しかし、(アタリ・ハズレ印刷部分を折り込んだ上で)光にかざすなど、少し特殊なやり方をしなければ、実は「よっちゃんイカのアタリ・ハズレのセキュリティを突破することはできません。たとえば、ただ光にかざしてみただけでは、裏に何が書いてあるかを知るのは難しい作りになっています。
つまり、よっちゃんイカのアタリ・ハズレ印刷(袋を開けて眺めたようす)を実際に研究調査してみると、そこには、実は意外に奥深いセキュリティ確保のための仕組みが隠されていたのです。…そこで、明日以降、その「よっちゃんイカのアタリ・ハズレ印刷の秘密」について、じっくり書いてみようと思います。
2012-03-19[n年前へ]
■続 よっちゃんイカ「当たりクジ印刷」の工夫の秘密
よっちゃんイカのアタリ・ハズレを袋を開けずに見る方法 で、「(特殊な配置で)よっちゃんイカの袋を光にかざすと(左の写真のように)アタリ・ハズレが見えてくる」と書きました。つまり、それを逆に言えば、ただ普通に光にかざしてみただけでは、アタリ・ハズレを透かし見ることはできない、ということです。そこには、意外に興味深いアタリ・ハズレを丸見えにしないための工夫が隠されています。
まず、誰しも一番最初に「おやっ?」と思うはずのことは、(右の写真のように)よっちゃんイカの袋を開けて眺めた時には白背景に比べて濃い灰色で描かれているはずのアタリやハズレが、それを光に透かしてみれば、(冒頭左に示した画像のように)なぜか周りより明るく輝いて透明に見える…ということではないでしょうか。
アタリ・ハズレを普通に黒インクで印刷したなら、裏から眺めた時も・透かしてみた時にも、いずれも周りより濃く見えるはずです。…ということは、逆に言うと、よっちゃんイカのアタリ・ハズレは、ただ単純に黒インクで印刷しているというわけではないのです。
よっちゃんイカの(アタらなかったので)ハズレ印刷を顕微鏡で眺めてみると、一見、中間調の黒インクで印刷されているように見えます。しかし、さらによく眺めてみると、アタリ・ハズレを描いているのは、黒インクではありません。よっちゃんイカのビニール包装の上には、まず白インクによる印刷がされた上で、その上に黒インクによる印刷がされていて、アタリ・ハズレを描いているのは実は黒インクではなく白インクの方なのです。
つまり、黒インクは周辺をベタに塗りつぶしているだけで、アタリ・ハズレの文字を(中間調の文字として)抜くように白インクによる印刷がされていてるのです。すると、包装の内側から眺めると、「背景」部分には包装ビニールのすぐ上には白インクがある(白インクの向こうに黒インクがある)のに、アタリ・ハズレの文字部は透明ビニールのすぐ上に(部分的に)黒インクがあり、クジの文字部分が黒く見える、というわけです。
このように白インクでアタリ・ハズレを印刷した上に黒インクによるベタ印刷を行うということをすると、クジ部分を透かし見てみた時には、文字部分の方が明るく輝いて白く見える、という現象が生じます。なぜかというと、透かし見た時には、白インク部分は(白インクがない場合・部分よりも)暗く見えるからです。たとえば、明るい太陽を直接眺めるよりも、白い障子越しに太陽を眺めた時の方が暗く見えることと同じように、あるいは、曇りガラス越しの太陽の方が直接太陽を直視するよりも眩しくないということと同じように、白インク越しで見る部分の方が暗く見えるのです。
アタリ・ハズレが白インクで中間調の抜き文字として描かれていて、その上を黒インクでベタ塗りつぶしがされているので、「袋を開けてみると黒文字でアタリ・ハズレが見えるけれど、透かしてみると明るい白文字として浮かびあがってくる」という現象が生じるのです。
さて、このような特殊な印刷がされているために、よっちゃんイカの袋は特殊な配置で光にかざすのでなければアタリ・ハズレは見えない(ただ普通に光にかざしてみただけでは、アタリ・ハズレを透かし見ることはできない)というクジに関するセキュリティ確保がなされます。…その仕組みについては、また明日にでも書いてみようと思います。
2012-03-20[n年前へ]
■建築基準法とミニスカートの幾何学による「35cm丈のミニスカートは絶対安全」という証明
学生の可能性を可能にするポータルサイト ワンダーノーツに『建築基準法とミニスカートの幾何学による「35cm丈のミニスカートは絶対安全」という証明』を書きました。
建築基準法(第三節 第二十三条)によって、公共の場所においては「階段の一段の高さは18cm以下で幅は26cm以上、そして、階段の高さが3m以上であれば、3m以内ごとに1.2m以上の長さの踊り場を設けなければいけない」と決められているからです。 この建築基準法の規定にしたがうと、日本国内で作ることができる「最も急な階段」は35度となります。 そして、前述の「ミニスカート幾何学」によると、35度の急階段であったとしても(偶然、階段の角度と同じ数値である)35cm丈の長さのスカートであれば、スカート内部の下着を覗かれてしまうことはない、ということが証明されるのです。
2012-03-21[n年前へ]
■女性が知らない「男子トイレ風景」
昼時、都会のラーメン・牛丼屋に入ると、ネクタイを背中に回し、美味しそうに丼(どんぶり)を食べてるスーツマンが多いような気がします。牛丼や親子丼(なか卯がとくに美味しそう)やラーメン(もちろん最高峰は天下一品)を食べている人が多いような気がします。
そんな場では、ネクタイを首から(背中に向けて)後ろに回した人を多くみかけます。ネクタイが丼に入ってしまうことを避けるために、ネクタイをシュッと背中に回している人が多いものです。
…そんな定番の風景の話をしている時、こんな風景も思い出しました。
それと良く似た風景を、男子トイレで見かけませんか?男子トイレで見かける(ような気がする)こんな風景・記憶は(果たして)合ってるのでしょうか。それとも、間違ってるのでしょうか…?
男子トイレで、ネクタイしつつ小便する時、ネクタイを(被害が及ばないように)首の後ろに回す人多いですよね!
食べるにも、小便するにも、やっぱりネクタイって何だか長過ぎじゃないですかっ?
…これって、結構「女性が知らない男子トイレ風景」じゃないですか!?
2012-03-22[n年前へ]
■「”クジが見える”よっちゃんイカ」と「”クジが見えない”チョコバット」の違い
「くじ付 チョコバット」のクジ印刷を調べてみた。チョコレート駄菓子のチョコバットは、ビニール包装の裏の「チョコバット」の「ト」の文字右上部に、クジが印刷されている。そこにホームランとかヒットとかハズレ…と書いてある。
まずは印刷を顕微鏡で眺めてみた。すると、包装外側の最下部にオレンジ色の中間調で「クジ」印刷がなされ、その上が白で塗られ、さらに黒など他色の印刷がされている。内側からは、印刷された「クジ」は何の苦労も無く見えるけれど、外側からは全く見えないという仕組みになっている。
よっちゃんイカのアタリ・ハズレは内側に光が入るようにしてやると外側から見ることができる(参考:(参考:よっちゃんイカのアタリ・ハズレを袋を開けずに見る方法 )。しかし、チョコバットは、包装の内側から光を当ててみても、クジ印刷は全くといって良いほどに見ることができない。
クジを外側から見ることができる「よっちゃんイカ」と、外側から見ることができない「チョコバット」の違いは、クジ印刷の仕方である。よっちゃんイカは白色印刷自体で「クジ」を印刷し、チョコバットは(白色印刷部をクジ印刷には使わず)クジの文字を印刷するためにさらに一色増やしている…という違いが、「”見える”よっちゃんイカ」と「”見えない”チョコバット」という違いを生んでいる。…クジ印刷も、追いかけていくと意外に深く面白いものかもしれない。
2012-03-27[n年前へ]
■iPhone 3GS のバッテリー交換は実質千円ナリ
iPhone 3GS のバッテリー交換をしました。工具セットはAmazonで送料無料の280円ナリで買い、3GS 用バッテリーもAmazonで送料無料の880 円です。つまり、トータル1160円ナリでした。
使う工具は精密ドライバーと吸盤くらいなので、家のどこかを探せばありそうな「吸盤」を使ったり、100円ショップで吸盤を買うなりすれば、iPhone 3GS のバッテリー交換作業に必要なモノは、実質1000でおつりがくる、という具合です。
自分で開けて・いじってみたりすると、「よくわからないもの」から「(少し)自分で直すことができるもの」に思えてくるせいか、何だか愛着が湧いてきます。
2012-03-28[n年前へ]
■パワーポイント2011で作ったスライドを十年以上前のパワポを使って作ってみたら?
2012 年の春の真っ盛り…そんな今日この頃に、パワーポイントでスライドを作りつつ考えました。
「パワーポイントを使い始めた頃、あの時代に使っていたバージョンのパワーポイントで、もしも、このスライドを作ったならどんな風になるだろう?」
そこで、マイクロソフト パワーポイント 2011 (Mac版)で作ったパワーポイントスライドを、十年以上前に使っていた(バージョンの)パワーポイント機能を使って作り直してみました。…それが、下のスライドです。左がMac版のパワポ2011で作ったスライドで、それを(昔の機能・素材で)作り直したのが右のスライドです。
中身を単純化して眺めてみれば「変わっていない」ようにも思えますし、その一方で、黒棒人形たちと比べれば「ずいぶん写実的」になっていたことに気づかされます。
私たちの周りにある道具や技術、たとえば(そんな道具のひとつである)パワーポイントは…気づかないうちに実は大きく進化していたのだな…と、こんな作業をしてみて実感させられた2012年の3月の終わり、です。
2012-03-29[n年前へ]
■"Less"は"More"(豊か)ですか?…それとも、"Bore"(退屈)ですか?
「”Less is more.”(簡潔こそが、豊かだ)」という建築家のミース・ファン・デル・ローエの言葉、そして、その言葉に対して言い換えされた、同じく建築家であるロバート・ヴェンチューリの「"Less is bore."(簡素ばかりじゃ、飽きちまうぜ!)」は、いずれも短く的確で美しい言葉です。
今日は、「簡潔こそが、豊かだ」「簡素なんて退屈さ」という両端の言葉を残した、彼らが作った建築物を並べ眺めてみることにしました。
言葉と建築物を同時に眺めると、それぞれ「簡潔こそが、豊かだ」「簡素なんて退屈さ」という言葉を「目に見える形」としたような建物で、何だかとても納得させられます。
こうした建物を眺めつつ、「住むなら・生活するなら」「非日常の空間としてなら」「散策するなら・デートするなら」、"Less"を選ぶか選ばないか…そんなことを考えてみると面白いかもしれません。
2012-03-30[n年前へ]
■探偵ナイトスクープ「アホ・バカ分布図」をニールス・ボーア研究所がシミュレーション研究してる!?
学生の可能性を可能にするポータルサイト ワンダーノーツに『探偵ナイトスクープ「アホ・バカ分布図」をニールス・ボーア研究所がシミュレーション研究してる!? 』を書きました。
探偵ナイトスクープアホ・バカ分布図をボーア研究所と九州大学研究者がシミュレーションしてる!?なんて…何だかとても面白いと思いませんか?