2016-06-05[n年前へ]
■Ricoh Theta Sに撮影した風景はHMD(Oculus) で眺めた方が「あの時感じた風景」を思い出せるかも!?
昨年(2015年)の11月の満月の時期は、リコーの全天周カメラをタイの古都(スコータイやチェンマイ)やバンコクで持ち歩き、さまざまな条件の撮影を(コード書きつつ)トライしていました。今日は、その時にThetaを中心とする4πステララジアンの全方向風景をヘッドマウントディスプレイのOculus Riftで眺めてみました。…面白いのは、その時に眺めていた「気球上げコンテスト」や、みんなで借りた(チェンマイの安くて美味しい鍋屋さんに向かう途中の)乗り合いタクシーに乗っている時の感覚や、飲んだ後にピン川近くを歩きつつ眺めた空へと流れていく気球灯籠の景色は、妙味に沿った方向に視界を遮られたHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で眺める映像の方が、「的確」かも…と感じたりします。
11月の満月の夜、最近10年くらいはタイのチェンマイに行くことにしています。昔、あの時眺めた景色を、あの時の視点から眺めたならば、一体どんなことを感じるのだろうか…?と考えたりします。
空に灯籠を流す11月の満月の夜、初めてチェンマイ空港に着く前に、飛行機の窓から不思議な星空が見えたことを思い出します。その満点の数限りない星に見えたものが、全て空に流された灯籠だったと気付いたのは、空港に、そして街に着いてからでした。
あの時眺めた風景を、その風景を眺めながら感じたことを、可能な限り伝えるための「道具」を探してみたくなります。
2016-06-12[n年前へ]
■「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料
第57回オープンCAE勉強会@関東(流体など)+門永様特別講演に参加してきました。特別講演の内容は、「ギネスビールの泡下降(ギネスカスケード)について、ピルスナービールとギネスビールにおける泡挙動を編微分ソルバであるOpenFOAMでシミュレーション計算して考察をしてみよう!」「さらに、美味しいビールの注ぎ方を考えてみよう!」というものでした。
今回の勉強会では,門永様をお招きし,OpenFOAMを用いたビールの気泡シミュレーションについて講演を頂くことになりました.ビールの気泡シミュレーションの理論背景や計算結果について幅広く解説頂く予定です.気液混相解析に興味のある人,ビールの好きな人,奮ってのご参加お待ちしています!
何度も一緒にビールを飲みながら、色々な経緯を経てバトンを渡した側として、やはりバックバンド的なサポートプレイヤーとしてサポートしたいよね!と思い、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料を作って、技術発表セッションをしてきました。…ギネスカスケード現象に対して、OpenFOAMを用いて行われた3次元流体・泡連成シミュレーション計算や*、3次元断面的な近赤外線撮影動画を用いたPIV(速度場解析)が行われた…ギネスカスケード現象に対する現象解析としては結構面白い技術報告の場だったのではないか…と勝手に思っていたりします。
* 近日公開されるはずの流体計算プレゼンテーション資料は、とても面白いと思います。(公開されました:続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料)
2016-06-25[n年前へ]
■続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料
「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料でギネスカスケード(ギネスビールの泡下降)に対する近赤外撮影・泡速度分布計測の報告資料を公開しました。そのギネスカスケードの泡がどうなるかをシミュレーション計算してみた結果の紹介・講演スライドが公開されました。オープンCAE勉強会での講演内容は、ギネスカスケード計算と最適な泡のつぎ方…でしたが、今回公開されたのはその前半パートです。
この講演スライドを眺めてから、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料の実験/計測結果を眺めてみると面白いかもと思いましたが、シミュレーション計算でも実験結果でも、動画を一緒に眺めないと面白さが伝わらないかもしれません。とはいえ、微小な泡が動く計測動画などは、Youtubeなどにアップロードすると「見るに堪えない」状態に情報圧縮されてしまいます。…というわけで、画質を損なわない動画ストリーミング・サービスがあれば(さらに欲を言えば、それがパワポスライドなどと連動したストリーミング・サービスがあれば)面白いかも、と思ったりします。