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2017-09-01[n年前へ]

下着マチ部分の「わずかな凹凸」がなぜボトムスの上から視認されるのか? 

 平日のラッシュ時間、駅のホームから上がる階段は、人がギュウギュウに詰まっている。 その階段を登りながら、こう考えた。

 職場や学校に向かうだろ多くの人に挟まれて、密度高く窮屈に階段を昇っていると、ちょうど1メートルくらい先の正面に、階段を上る女性がいる。 私の顔のちょうど正面に彼女のヒップがあるせいか、それとも何か他のユング心理学的な何か深層心理の原因があるせいか、とにかくその球面状のヒップが目に入る。 もしかしたら、そのヒップが気になったのは、下着の線が浮かび上がっていたせいかもしれない。 女性はストレッチ素材のボトムス(ズボン)をはいていて、階段を昇るために足を上げる動作をするせいか、ボトムスに明瞭に下着の線が浮き上がっている。 それは、下着のアウトラインだけでなく、股部分の左右を繋ぐ「マチ」も線となり浮き上がり、それはまさにあだち充が描く「ムフ♡!」的な気持ちを思い起こさせた。

 人が何に「ムフ♡!」を感じるかは、それはまさに個性で、その人次第に違いない。 けれど、私の場合は、下股部分の左右を繋ぐ、上を凸とする「マチ」の円弧状の曲線に、「ムフ♡!」を感じるらしい。それはもしかしたら、あだち充ではなくて、桂正和の影響だったのかもしれない。

 そこまで考えが漂流してきた時に、こんな疑問が湧いてくる。 「なぜ、下着のマチ部分を、ボトムスの上から見ることができるのだろう?」 「マチ部分には確かに凹凸ができるだろうけど、それほど大きくなさそうな凹凸を、なんで視認することができるのだろう?」 そこで、目の前のヒップを観察しながら階段を登りつつ考えた。

 下着のマチ部分は、他の部分に比べて約2ミリメートルくらい厚い。 つまり、女性の丸いお尻が下着をはくと、丸い曲面上に「下着のマチ」という高さ約2ミリメートル程度の山脈ができる。

 そんな山を持つ曲面面を、さらにストレッチ素材のボトムスが覆うとき、収縮しようとするストレッチ素材の生地を支配する方程式は、ポテンシャル曲面は可能な限り「滑らか」になるというラプラス方程式である。 つまり、下着のマチ部分を覆うストレッチ素材のボトムスがどう見えるかを考えるときには、ラプラス方程式の解を求めればよい。

 自然界の多くの現象がラプラス方程式を使って解くことができるように、下着のマチ厚みが作るボトムス表面形状を、ラプラス方程式で求めることにしよう。…そのために、まずは、下着のマチ部分あたりの女性のヒップを、直径8センチメートルの球面形状だとしてみる。 すると、ラプラス方程式の解を概算すると、下着のマチ部分のストレッチ素材のボトムスは、ざっくり「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」ができることになる。

 すると、次の疑問がさらに湧く。
「高さ2ミリメートルで、両側になだらかな斜面が約9ミリメートルほどつづく山(凸形状)」を人は視認することができるものだろうか?

 約1メートル離れて、視線方向への2ミリの凹凸となると、両眼視差で形状を捉えるようなスケールではない。 となると、そのオフホワイト単色のボトムスに浮かぶ凹凸を識別する手掛かりは、陰影情報だけだろう。

 物体に照明があたるとき、その表面の陰影はコサイン(照明角度)で表される。 ということは、高さ2ミリメートルの下着マチ山脈の陰影は、「両側に約9ミリメートル続くなだらかな斜面」の角度(斜度)を計算し、そのコサインを評価してやれば良いことになる。 ちなみに、下着マチ山脈の斜度を計算してみると、約13度だ。 照明が約45度方向から照らすなら、下着マチ山脈の片側斜面は(他の部分より)約8パーセント明るく、もう片側の斜面はその逆に約8パーセント暗いということになる。

 人の視覚が濃淡模様を識別する特性を考えると、約1メートル離れた9ミリメートルピッチつまり角度約1度の濃淡模様は、数十分の1程度でも識別することができる。 つまり、下着マチ部分の濃淡は、その高さがわずか2ミリメートルだとしても、明瞭に視認されることになる。 もちろん、いわゆる視力的にも角度約1度は約0.02に相当するから、全くもって問題は無い。 結局のところ、「下着のマチ部分の凹凸はわずかでも、その陰影は視認するのに十分な濃淡になる」ということになる。

 と、考えがさらにここまで漂流してきた瞬間、駅の階段を踏み損なって転びかけた。足の先を強く打ち痛い思いはしたけれど、幸い何ともなかった。 階段を昇る目の前の女性のヒップに浮かぶ「ムフ♡!」を眺めつつ、考えごとをすることは、有意義と言うよりは少し危険なことなのかもしれない。

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2017-09-23[n年前へ]

続「妄撮カメラソフト」WEBアプリ版(胸限定)を作ってみた。 

 春が終わる頃、京都の街を散歩中に学生時代を思い出し、「男子の夢な(衣服の下を透視する)妄撮カメラ」を作りました。そして、梅雨が終わり夏本番に入る頃、そのコードをもとにして、WEBカメラアプリ「私、脱いだらスゴイんです!ー筋肉自慢 版」を動かしてみました。…ただ、筋肉自慢ソフトというのは、「かつての自分がやりたかったこと」とは違う「画像入れ替え処理」のせいか、心のモチベーションがどうにも上がらないな、とも感じていました。

 そこで、自分で使い倒すソフトにするなら「こうありたい(こういう機能が欲しい)」という初心に戻り、「妄撮ソフト(胸限定)」として、多少のコードを書いてアップデートさせてみました。  

 使い方は簡単で、右のQRコードもしくは、上記のリンクからカメラソフトを立ち上げ、「カメラ撮影/もしくは撮影済みなどの画像を選択」した上で、「妄想する!(Strip it off!)」ボタンを押すと、その妄想が現実のものとして具現化するのです。
 HTML5ベースで動くので、特に環境を選ぶことはないと思いますが、動作テストをしたのはApple iPhone 6s(iOS10/iOS11 Safari)のみです。
 また、試しに使っているようすを撮影したものが、下に貼り付けた動画です。簡単に「現実の世界から妄想が生まれる」さまがわかるかと思います。

続「妄撮カメラソフト」WEBアプリ版(胸限定)






2017-09-26[n年前へ]

「ペットボトル中の水」回転させながら出すのと、底に大穴を開けて出すのとどちらが早いか? 

 「ペットボトル中の水」を早く出そうと思ったら、「回転させて渦を作れば、一瞬で水が出る」という話になる。その理由は、渦の中心に生まれた空気トンネルのおかげで、「ペットボトル中の気圧が下がらず、ペットボトルから出ようとする水の流れを妨げないから」というわけである。

 それなら、「ペットボトル中から、一番早く水を出そうと思ったら、底を切ったペットボトルを逆さにすれば良いんですよね〜」と言うと、「いや、渦を作った方が早く出るんじゃないの?感覚的に。」という、物理無視的な感覚意見が多く出た。

 というわけで、2リットル入りのペットボトル中から、色んなやり方で水を出して結果が下の動画です。ちなみに、一番右のものが、底を切ったペットボトルを逆さにしてみたものです。…渦を作って水を出す(右から2番目の)ものはテクニックはイマイチですが、それにしても、「渦を作った方が早く出るんじゃないの?感覚的に」というー感覚ーが意外なほど多数派だったりするのは、少し面白いかもしれません。