2011-03-06[n年前へ]
■「コンピュータ画像処理」と「輝度値の単位系」
レンズブラーを観察してみると、明るい箇所が強調されてぼかされていることが分かります。言い換えると、輝度の高いピクセルが優先的に混合されている、つまり予めRGBの全ピクセル値を適当な単調増加関数で写像してから畳込み積分を行って、その後対応する逆関数で戻してやればいい。
この手のことをしようとする時には、結局は、「データが指し示す量」をどう定義・解釈するかという話に帰着します。フィルムに撮られたり何らかのデバイスに格納された量は「あるルールに沿って」輝度圧縮された量でしょうし、コンピュータの中で演算処理をする際にはエネルギーを線形に処理することができる単位に揃えられたもので取り扱うのが自然でしょう。どんなデバイスであるか、たとえば、それが入力デバイスであるのか、出力でバイスであるのか、はたまた、計算処理デバイスであるのか次第で「輝度値の単位系」をどのように保持(処理)するべきかは違うことでしょう。
大切なことは、取り扱う「値」がどんな単位であるのかを見失わないことなのか、と思います。
2011-04-15[n年前へ]
■「リスクとチャンスの世界」へ向かうエネルギー
(リスクもチャンスもある-かもしれない-)外へ外へと向かっていくそういうエネルギーがなかったら、人類はいまだに洞窟の中で暮らしてたんだろうか。
イラクと幕末
2011-07-13[n年前へ]
■ビニールプールを買ったら「次亜塩素酸ナトリウム」も買いましょう!?
水を満たしたビニール・プールの心地良さを言葉にするなら、それは「最高の快楽」としか言いようがありません。暑さやさまざまなストレスから感じる「不快」を吹き飛ばし、体の中にある疲れをとり、気持ちを安らがせる「気持ち良さ」をマイ・プールの水は与えてくれます。
しかし、ビニール・プールに水を注ぐには、それなりの水道料金が必要になります。その水道料金を節約しようとするならば、使う水をエコロジー的に最小限に抑えようとするならば、「水入れ替え」をどうすれば防ぐことができるか、ということを考えなければなりません。
「水入れ替え」の回数を減らすには、学校のプールに塩素を入れていたように、プールの水に塩素を溶け込ませる次亜塩素酸ナトリウムを投入し、水を殺菌し続けることが重要です。…というわけで、薬局に行き、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする消毒剤を買ってきました。この消毒剤を定期的に(所要量だけ)ビニールプールに入れておけば、雑菌がプール中で繁殖するのを防ぐことができる、というわけです。
薬局で売っている「次亜塩素酸ナトリウム」にはたくさんの商品(種類)がありますが、私が買ったのは、オーヤラックスの「(殺菌消毒剤)ピューラックス」です。容量1リットルあたりにすると、数百円以下の殺菌剤です(どの”ブランド”もそんな値段ですが)。
ビルの中で閉ざされたスペースで、エアコンの温度を数度下げるエネルギー収支の試算に明け暮れるくらいなら、ビニールプールに水を注ぎ・街中に置き、その水に浸かるためのコストとメリットを考える方がよっぽどわかりやすい効果があるようにも感じます。
ビニールプールを買うと涼しくなります。そして、次亜塩素酸ナトリウムを薬局で買うと、そのビニールプールに注ぐ水の交換量を少なくすることができます。ビニールプールを買ったら、薬局に行き「次亜塩素酸ナトリウム」も買いましょう…ということが、暑い夏を心地良く過ごすための、科学のアドバイスかもしれません。
2011-09-23[n年前へ]
■外へと向かうエネルギー
「9月23日の”n年前へ”」から。
外へ外へと向かっていくそういうエネルギーがなかったら、人類はいまだに洞窟の中で暮らしてたんだろうか。
私たちのDNAは、海水を出て地上に上がり、洞窟を出て長い長い時を経て今に至る。出口に繋がっているかわからない迷路へと、足を進めたDNAが今の私たちを作り出しているのである。
2012-06-02[n年前へ]
■「自転車で使うエネルギー」をパワー(ワット)とエネルギー(カロリー)で眺めてみる!?
自転車で走ると「坂道」が辛く感じます。 上り坂は速度が落ちて、ぜーはぁーぜーはぁーと息が上がり、頭がクラクラしてきます。 それでは、下り坂なら心地良いかというと、その瞬間は楽で良いのですが、その気持ち良い下り坂も、帰り道には結局のところ、地獄の「上り坂」へと変貌することを考えると、登り坂も下り坂のいずれも、つまりは「坂道」が辛く感じるのです。
その坂道の辛さを(体だけでなく)頭でも実感しようと、「道の斜度」と「自転車の時速」から、必要なパワー(ワット=W)を大雑把に計算してみました。その結果が、下のグラフです。
…自分自身が出せるパワーの範囲では(せいぜい200W前後を短時間なら出せる…という程度でしょう)、斜度が付くと途端にスピードを出せなくなるということがわかります。Sin(サイン)と速度の1乗で効いてくる道の斜度や、速度の3乗で効いてくる空気抵抗や、そんな影響がグラフに示されています。
「そうは言っても、坂道は辛いし・スピード出すのもシンドイよね?」「それは仕方ないじゃない?」という風に単純にうなづくわけにいかないなぁ…と感じさせるのが(少なくとも悲しき肥満児ダイエッターには)、次のこんなグラフです。
次のグラフは、縦軸を「道の斜度」と「自転車の時速」から、その斜面・速度を自転車で走る時に消費されるエネルギー(たとえば、そんな条件下で60分走るエネルギー)としてみたものです。そして、「このくらいの量(カロリー)の食事は食べてるよね?」「このくらい高カロリーの食事を食べてるよね?」「このくらいのエネルギーは(ぼくら)摂取してるハズだよね?」「それだけ飲み食いしているのだったら、それだけカロリー(エネルギー)を摂取しているのなら、このくらいの運動はできるはずだよね?」というグラフを描いてみたのです。
ラーメン二郎の普通盛りなら1500kcal越え、あっさり味の「冷やしタヌキうどん」でも500kcal程度…と、(高カロリー食大好きな私たちが)食べているエネルギーからすれば、こんな斜度も・こんな速度もナンボのもんじゃいと…走り回ることができても良いはずなのに、と思ったりもします。
自転車で使うエネルギーに影響するさまざまなパラメータ、それらをすべて「食事」に例えてみると…一体どんな感じになるのだろう?あの食事・この食事は、坂の斜度や自転車の重量に換算すると、一体どんな風に対応するのだろう?と考えて、今日はこんなグラフを作ってみました。