2008-12-02[n年前へ]
■"Win32GuiTest.exe"で自動作成したRubyスクリプト実行動画
"Win32GuiTest.exe"で「Windows操作を再現するRubyスクリプト」を自動で作るの処理例、つまり、"Win32GuiTest.exe"で自動作成したPerlスクリプトをWin32GuiTest by RubyでRubyスクリプトに変換し、そのRubyスクリプトを走らせてみた時の動作画面を下に動画として貼り付けておきます。
まずは、下に貼り付けた動画がpl2rb.rb(変換前のPerlスクリプトはpl.plになります)の実行画面になります。行った作業はテキストを入力して、何回かコピー&ペーストして、その後に削除する、というものです。
そしてこちらがoutput_revised.rb (変換前のPerlスクリプトはoutput.rbです)の実行画面です。行った作業は、日本語入力とアルファベット入力を自動で行ったものです(ちなみに、"Win32GuiTest.exe"は、私の環境では、日本語変換モード切り替えのキーコンビネーションをきちんと記録してくれなかったので、Rubyコードの方に修正を入れてあります)。
2009-09-18[n年前へ]
■「赤外線投光による映画撮影防止技術」と「IRカットフィルタ」
「映画の盗撮を近赤外線LEDで妨害する技術、NIIなど開発」という記事を読んだ。「映画館のスクリーンを撮影することによる、映画のコピー動画作成」を防止するために、スクリーン裏から高輝度赤外線(IR)LEDを転倒させ、LEDの光でビデオ・カメラによる不法撮影の邪魔をしよう、という技術である。
この技術では、映画館のスクリーン背面に波長780nm以上の近赤外線LEDを取り付け、背面側からスクリーン表面の微細な孔を通してスクリーンに投射する。もちろん、それなら、赤外線カットフィルターを用いて撮影を行ったら一体どうなるのだろうか?という興味が湧いてくる。記事中には、
近赤外線を低減するカメラ用フィルターによりノイズ光を回避できるのでは、との懸念については、「そうしたフィルターを装着することで近赤外線によるノイズ光源を目立たなくすることはあり得るだろうが、その場合は盗撮しようとする映画の映像そのものも暗くなってしまう」(越前准教授)として、問題は小さいとの見方を示した。とあるが、この説明だけでは少し疑問が残るところだ。IRカットフィルターの780nm辺りの透過率と、可視光の透過率はどのくらい違うだろうか。コスト優先のIRカット「気味」フィルタでなく、誘電体多層膜を用いたIRカットフィルタで、可視光の透過率が95%以上はあり、赤外光の透過率が0.1%を切るくらいだろうか。この数値からすると、撮影画像中で、「ノイズ光源が見えなくなる」かどうかはわからないが、「盗撮しようとする映画の映像そのものも暗くなってしまう」という辺りは単純には納得しづらいところだ。IRカットフィルタを2セット重ねても、可視光の透過率は90%以上ある。その程度で、映像が暗くなる・・・とは思いにくい。
IRカット・フィルターを使った場合、実際にはどう写るのかを実験してみたくなる。・・・まずはこの「見方」が妥当かどうか、見積もり計算でもしてみようか。
2009-11-13[n年前へ]
■「特急つばめ」と「見えないもの」
「広告批評 最終号(2009/04)」を読んでいると、写真家の藤井保とアートディレクターの副田高行がしていた話が面白かった。話題に上がったのは、コピーライターの仲畑貴志が綴った「愛とか、勇気とか、見えないものも乗せている」という言葉(1992年)と、薄暗闇の空間を突き進む列車の写真とともに有名になったJR九州のシリーズ公告の作成秘話である。
(藤井)僕らが最初に考えたのは、夜汽車って窓の灯りがロマンティックなので、その窓灯りから、乗客のことを想像できる写真が撮れたらいいなと思ってたんですけど、計算値違いだったのは(JR九州から)「特急つばめを撮ってください」と言われたんですよね?その列車は真っ黒の車体でガラスにスモークが貼ってあって、全然光が見えない。だから、「窓の灯り」は広告写真には(わかりやすい姿では)写っていない。そして、列車が乗せているはずの「たくさんの愛とか、勇気とか、見えないもの」も、薄暗い写真から直接見ることはできない、・・・ように見える。
けれど、広告のコピーとして、「愛とか、勇気とか、見えないものも乗せている」という言葉が添えられたなら、目では見えないけれどきっとあるはずのたくさんの乗客の姿を想像することができる。窓の灯りからは見えなくとも、そんな「見えないもの」を、薄暗闇の中を走る列車をなぞる写真の中に想像することができるようになる。たくさん列車が乗せている「目に見えないもの」を、私たちはようやく写真の中に見ることができるようになる。
2010-02-23[n年前へ]
■特許抵触検証のために(CPUの)X線透視や内部コード解析をしてみよう!?
「コピー品」から。
某自動車メーカのT社は某電機メーカのT社にECU用のCPUを作らせた。表向きはオリジナルCPUで、8ビット、同期バスでROMを内蔵していた。私はある自動車メーカの依頼でそのECUを解析する事になった。まずはCPUを調べる。X線で透視してI/O端子の当たりを付け、外部ROMモードがある事をつかむ。
何故解析をするのかというと、一つは特許の問題だ。制御アルゴリズムなどの特許は、実際のコードを見ないとハッキリ解らない場合がある。ギリギリ特許に抵触しないように設計するためには相手のECUの中身を見る必要があるという事だ。
現在でも同様の解析がコスト的に可能かどうかはわからないが、(検証性を問われがちな)制御アルゴリズムの特許を書こうとする人には、とても興味深く・楽しめる話かもしれない。
2010-03-18[n年前へ]
■仕事を聞かれて、会社名で答えるような奴には、負けない。
安田輝男 「あの広告コピーはすごかった!―心に響いた優秀コピー900選 」から。
仕事を聞かれて、会社名で答えるような奴には、負けない。
紫垣樹郎 「リクルート ガテン」@'1997