2005-09-25[n年前へ]
■「ニュースウォッチ」を卒業した時の気持ち
先日、東京駅近くで飲んでいて、あやうく最終の22時46分発三島行きのこだまに乗り遅れそうになった。その時、Tech総研の「ニュースウォッチ」が 「ブログ」に変わった時の話を少しだけした。例えば、形式が変わって(編集担当者からの注文が変わって)書き方をどう変えたか、なんていう話などをしたような気がする。
「ニュースウォッチ」には「(少なくとも書き手にとって)新しいこと」を書くこと、そして、「自分の関連サイトにはリンクを張らないこと」という二つの決まりがあった。「ニュースウォッチ」が「ブログ」に変わった時、その決まりから自由になったのが一番(私にとっては)大きい変化だった。なぜなら、私は「新しいことを書くこと」が苦手であるし、それと同様に「他の人に関することを語ること」も苦手だったからだ。だから、少しスタイルは変えたい、と思っていた。
とはいえ、それは「思っている」だけで、「ニュースウォッチ」が「ブログ」に変わったところで、結局は同じ轍を踏むような気もする…のだけれど。
他人が作ったニュースインデックスは少なくとも、他人のものに違いない。 もっとも、それが新聞社や記者だけのものかと問われれば、そもそも「そのニュースは誰のものか」ということを考えなければならない。「他人の作った人生を流して商売をする」というのはどういうことなのか、と考えなくては…
(私たちのイメージの中の)「テレビニュース」という言葉は「僕ら自身」と全て置き換えられるに違いない。 「テレビニュース」が世の中に与える影響は? -> 悪い 「テレビニュース」は信用できる -> No 「テレビニュース」はあなたの人生にとって なくてはならないものですか? -> Yes
2005-10-05[n年前へ]
■The Computer History Museum
地域の新聞を見ると、GoogleとSunの合意のニュースがトップを飾っている。巨大なアナログシンセサイザのようなアナログコンピュータや、古いコンピュータを修復しているところや、色んなものを眺める。
解説ツアーの説明中で一番面白かったのが、紙のパンチカードのサイズの話。
この紙のパンチカード、サイズの由来について、わかる人はいらっしゃいますか?誰もわかりませんか?これは、実は、当時のドル紙幣のサイズなんです。
これを設計した人たちは、このカードがいずれ未来の紙幣となって、その当時の紙幣の後を継いで、紙幣と入れ替わるものだという思想を込めたんです。だから、ドル紙幣と同じサイズにしたんですよ。
2005-10-29[n年前へ]
■「n 年日記」で見るネット時間の速さ
今日、10月29日の過去を眺めてみると、去年は「去年の今日、何をしていたかがわかる3年対比の日記です」 という感じの3年当用新日記を面白く眺めている。偶然、同じようなものを眺めてたことになる。
そして、同じ昨年の今日眺めたニュースが、「Googleが衛星写真データベース会社Keyholeを買収」というニュースだ。今ではGoogle Local(Map)がずっと前からあるかのように使っているけれど、Google が (Google Earthのオリジナルであり、Google Localの素材でもある)Keyhole を買収したのがほぼ一年前の話ということになる。あぁ、なんてネット時間は速く流れているのだろう。
2005-11-20[n年前へ]
■「WEBコンテンツの変化」と「悪は滅びる」
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「WEBコンテンツの変化」と「悪は滅びる」- 「コメント付きソーシャル・ブックマークの時代」- を書きました。今回は、ずいぶんと長い文章になってしまいました。とはいえ、挿絵?も入れたので、なんとか読みやすくなっていることを祈るばかりです。
参考用に、下に各節の冒頭を書いておきます。興味が出た方は、読んで頂ければ幸いです。
もちろん、(全ての記事に当てはまることですが)今回も「単なる個人としての私」が書いている、そんな記事です。「WEBコンテンツの変化」と「悪は滅びる」というタイトルの、とりとめもない話です。
■「個人の"ホームページ"の時代」 私が「インターネット」を眺めるようになったのは…■「WEB日記の時代」 その直後、おそらく1998年頃から…■「掲示板の時代」 そして、またしばらくして…■「ニュースサイトの時代」 そして、次の時代は…■「ブログの時代」 そして次の時代は…■「コメント付きソーシャル・ブックマークの時代」 ところで、最近は…■「悪は滅びる」 最近、その…
「何かが"悪"かどうかは、それが続くかどうかを眺めていればわかる」と(根拠も無く曖昧に)思っていたり、「何か価値あるものは、滅びずに残っていって欲しい」「何か価値があると思うことであれば、それを続けて欲しい」と期待を込めて…
2005-11-26[n年前へ]
■アクセス数の現実
「はてなブックマークのトップに載るより、カトゆーに載った時のほうがはるかに大量のアクセスが来る」で思い出したのが、「テキストサイト < ニュースサイト < アダルトサイトという現実」だ。この各ジャンルからリンクを張られたとき、そのリンクによるアクセス数の違いは(それぞれ)一桁強違う、という感覚だ。
そしてまた、「大きな個人サイト(はてな)が運営する、集団ニュースサイト」というはてなブックマークのサイトとしての性質を考えれば、それが「テキストサイト」と「ニュースサイト」の中間に位置するのは、とても自然に思える。