2011-03-12[n年前へ]
■コンビニMFPが提供する「緊急情報」や「ハザード・マップ」
地震などで通常の交通手段が動かなくなり、テクテク町中を歩く時、都会のオアシスともなる存在のひとつがコンビニエンス・ストアだろう。トイレもあるし、食べ物も(種類を選ばなければ)あったりする。実に心強い存在だ。
「情報」も張り出されていたりすると、非常時のコンビニエンス・ストアはもっと便利な存在になりそうだ。たとえば、セブンイレブンなどにはネットに接続されたマルチ・ファンクション・プリンタ(MFP)が設置されている。そのシステムを使って、交通機関運行情報や注意情報などをサーバーからの指示で自動印刷し、各コンビニはその「情報が書かれた紙」を店の外に張り出しておけば良いのである。
一度印刷してしまえば、電光掲示板と違い電気も必要ないし、通常の設備を流用するだけだから、必要なコストもほとんどない。コンビニの場所に応じてカスタマイズされた情報を付加しておけば、たとえば、その辺りの地図や「お勧めの代替経路」でも追加してあると、さらに便利そうだ。線路沿いの道が意外にわかりにくい地域も多いから、道や次のコンビニ(オアシス)がわかるとばれば、不安も少しは軽減されるかもしれない。
欲を言えば、A4サイズ1枚程度で良いから、オンデマンドの(その地域周辺にカスタマイズされた)ハザードマップ(ドキュメント)を印刷・配布していたりすると良さそうだ。
2011-03-30[n年前へ]
■「○×△から30km」の広さを実感してみる!?
「○×△から20kmの地域」とか「○×△から30kmの地域」という言葉を聞きます。普段、距離を意識しない生活をしていたりする…とか、「距離」で言われても「面積」としては実感できない、ということもありそうです。そこで、「○×△から30km」の広さを実感してみようと考えて、GoogleMapsで距離円を描くツールを使ってみることにしました。
下の2つの図は、東京湾に浮かぶ羽田空港から半径30kmの円を描いてみたものです。「○×△から30kmの地域」というのは、こんな広さです。自分が暮らす狭いエリアに半径30kmの円を刻んでみれば、それは驚くほど広い面積です。…半径30kmというのは、そんな広さです。
2011-06-27[n年前へ]
■肌の写真から皮膚癌の可能性を判断するiPhoneアプリSkin Scan
肌の写真から皮膚癌の可能性を判断するiPhoneアプリSkin Scan
このアプリはユーザの皮膚のシミの写真を撮り、特殊なアルゴリズムを使って、人間の皮膚にあるフラクタル状の形を探す(よく見ると、健康な肌なら小さな三角形がたくさん見えるはず)。それからアプリは、シミの発達の仕方が正常かどうかを計算する。もしかして、癌の可能性のあるメラノーマが発達中かもしれない。
このアプリはユーザの位置を尋ねて、その地域の皮膚の健康度も地図入りで教えてくれる。このアプリが持つ意味は、なかなか興味深い。究極的には世界の各国各地の、皮膚癌の状況を教えてくれるかもしれないのだ。
2011-10-12[n年前へ]
■「アンダーグラウンド(地下)経済」日本地図を作ってみる!?
データ解析ソフトS-Plusを使いグラフを無料作成するというサービス「かんたんグラフ作成サービス」が立ち上がっていました。そこで、「地下経済規模」を各県毎に色分けしたグラフを作ってみました。それが、下に貼り付けたグラフです。
ここで言う「地下経済」は「日本の地下経済―脱税・賄賂・売春・麻薬 (講談社プラスアルファ新書)」による「申告漏れ所得(脱税所得)」と「暴力団・性産業・窃盗・違法賭博」における非合法所得分の経済活動額を合計した1991年度における(あくまで推定)額です。
こういったデータを眺めるときのコツは、「変な場所」「(周りと)違う場所」を見つけることです。「おや?何だか変だな」「これは単純には説明できないものが隠れているな」と感じるものがあれば「しめたもの」です。そこには、何か(これまで気づかなかった)新しいコトが潜んでいるからです。
今日作ってみた「「アンダーグラウンド(地下)経済」日本地図」を見て私が感じた「(周りと)違う場所」は、たとえばこんなことになります。
(山口組を抱える)兵庫県が低いなんて、アンダーグラウンドな(地下)世界では「県境」なんて関係ないせいやろか〜。
「広島」は「仁義なき戦い」産地だけあって、アンダーグラウンド経済が高いじゃけん〜。ちなみに、(周囲の県に比べて「地下経済指数」が低い)鹿児島県は「地下(アンダーグラウンド)経済」がない日向ばかりの世界かと思いきや、1998年度における推定量では、いきなり県別8位に上位入賞していたりします。…鹿児島県の躍進には(あくまで単なる推定量ですが)何か理由でもあるのでしょうか?
2014-08-09[n年前へ]
■関東を中心にした地震発生分布地図
先週に引き続き、Mathematica 10 で追加された機能を確認しています(Mathematica 10で東京タワーとスカイツリーから見渡せる地域を眺めてみよう!?)。扱うことができる(自動で取り込むことができる)データが増えていたので、使用例を読みながら、関東を中心にした地震発生分布地図を描いてみました。
地震発生分布地図を眺めてみると、「なるほど、確かにTVでよく見かける地震速報の震源地と一致するな(当たり前だけど)」と感じさせられます。たとえば、「震源地は千葉」とか「震源地は茨城」といった地震速報はよく見かけるけれど、確かに(すぐ近くにあるのに)東京の下で起きる地震は(関東内での相対比較では)少ないんだな…という風に見えてきます。