2011-09-30[n年前へ]
■「自分の道を選ぶ方法」と「最後のボスキャラに勝つ方法」
中村うさぎの「ダメな女と呼んでくれ 」から。
自分の可能性を信じるな、とは言わん。もしかしたらホントに、あなたの中には才能があるかもしれない。しかしそれは、誰かに引き出してもらうモノではない。自分でリスクを負い、見失ったり絶望したりしながら、長い時間をかけて探し続けるモノだと思う。
「やりたいコトはあるけど、それで食べてく自信が無い」というあなた、一度視点を変えて、「やりたいコトはともかく、自分の得意なコトって何だろう」と考えてみることをお勧めする。求めていた答えは、おそらく、そこにあるはずだと私は思うのである。
人生に、攻略本なんかいらない。正しい攻略方法すら、存在しない。なぜなら、あなたの人生はあなた自身が作っていくもので、「誰かの決めた道筋を進めば、決まったゴールにたどり着く」ようなものではないからだ。
他の人なら歩かないような道筋を通り、他の人には逆立ちしたってたどり着けないようなゴールに、あなたは自力で到達する。行く先々で待ってる敵キャラは数あれど、最後のボスキャラは、たいてい自分自身だ。もちろん、そのボスキャラに、決まった攻略法などはない。あなたが、あなた自身のやり方で、あなた自身と戦うのだよ。
2011-10-07[n年前へ]
■「自分が選んで、それでも進んでいく」ということ
from 「n年前へ」
自らの欲望の重荷を、これからも背負っていく覚悟はあって?
もちろんよ。それが、私の選んだ生き方だから。
だから、コインには、表裏、その両方…2つの面があるということさ。
Steve Wozniak
誰かが未来をつくってくれると思ったら大間違いです。
2011-10-09[n年前へ]
■「断面形状(発光)表示+長時間露光=未来のアート」という方程式
3次元形状を作った上で、その断面(断面表面)をiPadで(発光)表示させつつ、iPadを動かす。そして、そのようすを長時間露光で撮影するというアートでもあり・ビジネスでもある"Making Future Magic: iPad light painting"が面白い。まるで、逆CTスキャンのようなその発想と実装と、さらに結果としての美しさが実に魅力的だ。(from Radium Software)
さらに何かを作るなら、このグリッド版はどうだろう?たくさんの人が持つiPadに、いや数多くの電子デバイスに個々の場所・時間に合わせてレンダリングされた情報を送る。そして、それを遠く離れたところから撮影する。
…たとえば、人工衛星から、大陸にカメラを向けシャッターを切る。すると、そのカメラで撮影された画像には一つの大きな絵が浮かび上がってくる、というのはどうだろう?
いや、もっと大きなスケールもある。iPadを空に向け一年365日の発光表示を続けてみる。それを、地球から遙か離れたところから撮影してみる、というのはどうだろう?…すると(以下同文)。
2012-01-01[n年前へ]
■「未来を想像する力」で「旧暦のお正月」気分を楽しもう!?
「こんなものいいな、あったらいいな」と思うものを作りたくなることがあります。作れないことも多いけれど、ごくたまに、欲しいと思った時・その瞬間には「なかったもの」を作り出すことができることもあります。
そんな時、ほんの少しだけ「未来」を作り出すことができたような、気持ちになります。「こんなものがあったらいいな」という願いは「未来を見て・感じて・味わいたい」という気持ちに似ていて、そして「何かを作り出すこと」は「未来を一部手元に引き寄せる感覚」に、少し似ています。そんな「ほんの少し先の未来」を思い浮かべ・想像し、そしてそこに辿り着くということを、わたしたちはいつも続けているのかもしれません。
お正月は旧暦に祝いたい、と思うことがあります。旧暦の正月というと、年によって違いはありますが、一月下旬から2月中旬くらいです。日に日に日の出が早くなり、梅の花がもうすぐ咲き始める、そんな頃が旧暦のお正月です。俳句の季語なら一月は「春」の始まりになる、そんなことを実感できる時期です。
けれど、新暦の1月1日には、そんな「春」を実感するのはまだ少し難しく、まだ寒い冬があって・春はもう少し先のこと…とも思えてしまいます。だから、新春という言葉が交わされる正月は、旧暦でこそ祝いたい、と思ったりします。
その一方で、「ほんの少し先の未来」を思い浮かべ・想像し、ほんの少し先の未来「旧暦のお正月」までタイムワープをしてみれば、春の風がもうすぐ訪れる・陽気もほのかに香ってくる「、まさに新春」まっさかり…そんな心地にもなってきます。
2012年、今年の春も間近になりました。さてさて、今年はどんな年になるんでしょう? 今年をどんな年へと、私たちはしていくのでしょうか。
2012-01-10[n年前へ]
■「手に入る(かもしれない)未来」と「もう手に入らない(かもしれない)過去」
「n年前へ」から。
この人さ、いつも着眼点もいいし、作るものも面白いけど、いつもそこで放置しちゃうねw
(VHDLを眺めて思い出したのが)「ビジュアル言語」を触り始めたとき、苦手だったことの一つが、「どこから実行されるのかわからない」…ということだった。
そして、しばらくそういうツールを使ってから、ようやく気づいたことは「どこからも実行されうる」ということを理解していなければダメなんだ、ということだった。逆に言えば、「あらゆる箇所で並列計算が行われている」と普通に思えるようになれば良い…ということだった。
我が国は、高校生に重要な経済問題を理解する基本的スキルを教えなければならない。…高校卒業までに経済学の充実した教育を受けなければ、ほとんどの成人は、経済の機能や富の創造過程における自らの役割を学ぶ機会がまったく与えられなかったことになる。
信じられないかもしれないが、経済学を学ぶとトレード・オフや意志決定に関する「思考法」が身につき、優れた意志決定を行う素地が育まれる。
授業のテキストだから、各所各所に課題がはさまれている。それは、とても具体的で実践的な問いかけばかりだ。たとえば、「今日の放課後のどう過ごすか考え、その過ごし方をしたことで得られるもの、それ以外の過ごし方をしていたら得られていただろうこと」を考えなさい、というようなものだ。
歌川広重の作品は、ヨーロッパやアメリカでは、大胆な構図などとともに、青色、特に藍色の美しさで評価が高い。この鮮やかな青は藍(インディゴ)の色であり、欧米では「ジャパンブルー」、あるいはフェルメール・ブルー(ラピスラズリ)になぞらえて「ヒロシゲブルー」とも呼ばれる。
白馬ジャンプ台のコース上に立つと、あまりの高さに体が思うように動かなくなり、ただただ、雪面と一体化したい(そこから動きたくない)と願います。しかし、そんな中、コースに入った雪をかき・溝を奇麗に整えようとしている人がいます。
そんな人に「スキーのジャンプをされたことはありますか?」と訊ねれば、空から下界を気楽に眺めるような笑顔で、「私もノルディック複合の全日本代表でしたから」とその人は笑うのです。