2008-01-17[n年前へ]
2012-01-05[n年前へ]
■コンパクトデジカメを3D深度撮影可能なKINECTモドキにしてみよう!?
(一万円ちょっとで買った)コンパクト・デジカメを簡易三次元(形状)計測機にしてみました。ピント位置を(輪切り状に)刻々変化させつつ被写体を自動撮影させて、それら(ピント位置が異なる)17枚ほどの画像群から、3次元形状を再構成してみたのです。再構成した3次元形状をグリグリ回してみたのが下の動画(の右の部分)です。参考までに、撮影した17枚の画像をパラパラと眺めてみたようすも、立体グリグリ動画の下に貼り付けておきます。
もう十年近く前になりますが、「ステレオ写真をもとに胸の谷間を三次元的に計測してしまう巨乳ビジョン」や「陰影情報を利用した”巨乳ビジョン Light”」といった「禁断のグッズ」を作ったことがあります。
今の高機能化が進むデジカメ・スマホカメラであれば、当たり前のように、「リアル”巨乳ビジョン”」機能が搭載されていく…のかもしれません!?
2014-04-21[n年前へ]
■3次元データを自作3Dプリンタで出力する手順
立体的な3次元物体を、あたかもCTスキャンのように断面にして、それらを重ねて眺めてみると、元の立体的な姿が蘇ります(参考:「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」、「おっぱい曲面方程式」を立体(モドキ)プリンタで出力してみた!)。
こうした作業をする時は、まさに3Dプリンタの内部で行われているような「こんな作業手順」を行います。
- 3次元ポリゴンデータを作る
- 断面データを作る
- それぞれの断面を描く
- 断面を重ねる
- 立体構造のできあがり!
色んな3次元データをダウンロードして、断面重ね立体プリントをしてみたら、何だか面白そうです(参考:AVで名前が知られた「つぼみ」の3Dプリント用テクスチャ付き立体ファイル)。
2014-05-15[n年前へ]
■幕末から明治にかけての浮世絵師「月岡芳年」の作品を3次元的に眺めてみよう!?
ColorDesigner(分光画像による超高精細・高忠実色再現画像の紹介)に、幕末から明治にかけての浮世絵師である月岡芳年の作品を、正面からや側面からと照明方向を変えて撮影した画像がありました。
複数方向から照明を行った画像や、あるいは、複数方向から撮影した画像があれば、その画像を3次元的に眺めたようすを復元することができます。たとえば、浮世絵表面での反射のさまをCook-Torranceモデルとして仮定して(また、表面凹凸は、左右両側からの同時照明時と片側だけの照明時の違いから、適当に生成させて)、月岡芳年の浮世絵を3次元的に復元してみたのが下の動画です。
黒い衣服の中の模様や、画面に時折配置された漆絵(うるしえ) っぽい艶のある黒部が、眺め方を変えるとリアルに光り輝き「浮かび上がってくる」のがわかるかと思います。黒一色に見える服に、実は緻密な(漆のような)光る模様が描かれていることが見てとれます。
「漆や膠で血の色を出す」という派手な表現をしたともいう月岡芳年の浮き世絵を、こうやって色々眺めてみると面白いかも知れません。
…芳年の絵に漆や膠で血の色を出して、見るからネバネバしているような血だらけのがある。この芳年の絵などが、当時の社会状態の表徴でした。
江戸か東京か「淡島寒月」
2014-05-16[n年前へ]
■見る方向で姿が変わるリアルな浮世絵を3次元的にグリグリ眺めてみよう!?
幕末から明治にかけての浮世絵師「月岡芳年」の作品を3次元的に眺めてみよう!? で月岡芳年の浮世絵の見え方を復元してみましたが、その復元結果を、Three.jsで色々眺めることができるようにしておきました。ポインタ操作やキー操作(Contrlなど)を使い、眺める位置を変えつつ眺めると、見る方向で姿が変わるリアルな浮世絵の姿が浮かび上がってきて、とても面白いかもしれません。
参考までに、幕末から明治にかけての浮世絵師「月岡芳年」の作品を3次元的に眺めてみよう!?で行ったことをメモしておきます。物体表面の反射モデルは、その対象や近似の度合いに応じて種々あります。そのひとつ、Cook-Torrance+Lambertのモデルだと、表面各点の情報は、完全拡散の色情報を表す(たとえばRGB色空間だと)RGBの3スカラーと、表面の屈折率と表面粗さ(をある近似のもとに表すMicro facet係数)という、合計5つのスカラー量で表されます。逆に言うと、5つの未知数があります。さらには、版画に使われる材料では、その屈折率は高々1.5倍程度しか違わないので、屈折率については無視しても大差ないというわけで、未知数は高々4つになります。
そこで、ColorDesigner(分光画像による超高精細・高忠実色再現画像の紹介)のような、正面・側面からと照明方向を変えて撮影した2画像があれば、各点に対してRGB画像×2という6つの情報が得られるので、先の5つ(もしくは4つ)の未知数を求めることができる、反射モデル(に必要な係数)を求めることができる、というわけです。
複数方向から照明を行った画像や、あるいは、複数方向から撮影した画像があれば、その画像を3次元的に眺めたようすを復元することができます。
幕末から明治にかけての浮世絵師「月岡芳年」の作品を3次元的に眺めてみよう!?