2011-12-18[n年前へ]
■300円で作る「スマートフォン・小型タブレット用プロジェクター」
「スマートフォン・小型タブレット用のプロジェクター」を作ってみました。 スマートフォンや小型タブレットの画面を、リアルタイムに、そのままスクリーンに投影し映し出すプロジェクターです。 この「プロジェクター」は、作るのに必要なお金はたったの300円、そして、作るのにかかった時間はあっという間の3分弱、です。
作り方はとても簡単です。 まずは、100円ショップに行き、大きな拡大鏡(レンズ)・鏡・ブックエンドのセット(2個以上であればOK)を買ってきます。 作業にはセロハン・テープも使いますから、もしも家にテープ類がないという方は、接着テープも買っておきます。
さて、工作を始めましょう。 まずは、ブックエンドを繊細かつ力強く、グイッと曲げてしまいます。 曲げるブックエンドはひとつだけ、そして、曲げる角度は、30〜40°くらいです。 さらに、曲げたブックエンドに鏡を貼り付けます。
次の作業は、もうひとつのブックエンドへの拡大鏡(レンズ)の固定です。 ブックエンドの上部に、拡大鏡をテープなどで取り付けます。 …これで「スマートフォン・小型タブレット用のプロジェクター」は完成です。
床や机の上にスマートフォンや小型タブレットを置き、後は2つのブックエンド(鏡と拡大鏡)を適当に置くだけで、白い壁などの(つまりは)スクリーンに、「画面を投影」することができるのです。 スマートフォンの画面をそのまま壁に光学的に投影しているので、「画面を(操作などもリアルタイムに)そのまま」スクリーンに映し出すことができます。 もちろん、それは「良く言えば」の話で、「悪く言えば」ちょっと暗くて・(大画面にすると)ピントが画面全面には合わなかったりします。
たった300円で作ることができる、ちょっと原始的なプロジェクター、あなたもひとつ作ってみるのはいかがでしょうか。 8mm映画の画面のような、少し暗くてぼやけているけれど、懐かしく・幻想的な映像を、あなたの部屋の壁に映し出してみる。 …たとえば、Youtubeから「あなたの好きな音楽が詰まった動画」などを、壁に淡く投影しつつ・音楽を聴く、そんな夜も心地良いかもしれません。
2012-10-12[n年前へ]
■100円で作る「コンパクトデジカメ用背面ルーペ・ファインダ」
背面液晶でしか画面を確認することができないカメラが増えています。しかし、老眼が入ってくると、そんなカメラは使いづらく、デジカメを手に持ち「前にならえ」のポーズを取らないと撮影画面を眺めることができなくなってしまいます。
そんな時に役立つ技が「デジカメの背面にファインダレンズを取り付けてしまう」というワザです。言い換えれば、画面を近くから大きく眺めるための専用老眼ルーペをデジカメの背面に取り付けてしまえば良い、というわけです(デジカメの「背面液晶が苦手な理由」と「背面液晶用フードファインダ」)。
今日は、100円ショップのダイソーで「折りたたみルーペ」を買って「コンパクトデジカメ用背面ルーペ・ファインダ」を作ってみることにしました。
「(折り畳みルーペの関節構造の理由から)デジカメ前面のレンズ前部に、ルーペ・ファインダーが折り畳まれる」という具合にして、折り畳みルーペをコンパクトデジカメに取り付けてみると、サイズを計ったかのようにピッタリジャストサイズにはまります。折りたためば薄型コンパクト、撮影・再生時にはルーペファインダーを広げると少し古道具風の雰囲気に満ちた小道具に早変わりします。使用時には背面に廻る巨大丸レンズが、折りたたみ時には360°移動して前面で存在感を主張するという素晴らしいデザインになっています。
(老眼が入ってきている)人に優しくないカメラしか売っていない…と困り・嘆いている方がいれば、100円玉(と消費税分の5円玉)を握りしめて100円ショップに走り、折りたたみルーペを買って、こんな具合で『100円で作る「コンパクトデジカメ用背面ルーペ・ファインダ」』を作ってみるのはいかがでしょうか。もしかしたら、あなた専用の「人(あなた)に優しい道具」を手に入れることができるかもしれません。
2013-01-31[n年前へ]
■163円で作る「赤外線LEDライト」
163円で赤外線LEDライトを作ってみました。まず、100円ショップ(ローソン100)で9灯LEDライト「ランチャー9」を買い、その足で秋葉原 秋月電子通商に行き「赤外線LED100本入って700円セット」を手に入れて、後はLEDライトを分解し、基板上の白色LEDを赤外LEDに載せ替える、という手順です。
「163円で作る赤外線LEDライト」のお値段内訳は、LEDを9本使っているので100円+7円×9本=163円という具合です。ちなみに、右に貼り付けた写真にはLEDライトが2本ありますが、手前が可視光LEDで奥が赤外LED版です。実はもう一本LEDライトを買ったのですが、それは紫外線LEDライトに作り替える予定です。
さて、赤外線LEDライトを作ったら、あなたなら一体何をしたくなるでしょうか?…まずは、赤外線LEDライトを手に持って街へ出て、どんな景色を見ることができるか確かめてみることにしましょうか。…というわけで、右の写真は163円で作った「赤外線LEDライト」をiPhone4で赤外線撮影してみた写真です。
2013-02-13[n年前へ]
■100円で「ツナ缶開け専用器具」を作ってみよう!?
「ツナ缶が開けづらくて困る」ことが多い…というわけで、今日は100円で「ツナ缶開け専用器具」を作ってみました。
ツナ缶が開けづらい原因を考えてみると、
- 缶開けるのに指・爪では辛い
- 油がなかなか切れない
- 缶の隅にツナが引っかかり・取れない(スプーンやフォークでは形状が合わない) )
そこで、この3つの課題に対して、1・3番目の課題に対しては「専用器具を作る」、2番目の課題に対しては「油の粘性を変える」、という作戦を思いつきました。つまり、こんな作戦です。
- 100円ショップ(ダイソー)でシリコーン素材のヘラを買う
- 先を(缶サイズに合わせて)直角にカットし、ツナ缶開け専用器具を作る
- (できれば、ツナ缶を給湯器のお湯に浸け、粘性を下げておく。ちなみに、缶を熱湯に浸けると、常温時に対して粘性は1/3程度に下がります)
- ツナ缶開け専用器具で缶を少し開ける
- (ツナ缶を傾け、余分な油を出す。油は温めたことによりサラサラになっているので、すぐに出る)
- 専用器具を使うと、綺麗にすくえる!
2013-03-09[n年前へ]
■100円で楽しめる「3Dプリンタペン」遊び
100円ショップのダイソーに行くと、(溶かした高分子樹脂を先端から押し出す)グルーガンと(高分子樹脂である)グルースティックが100円で売られていました。…となると、やってみたくなるのが「3Dプリンタペン(3Doodler)遊び」です。つまり、ペン先から吐出された(溶けた)粘性高分子が空気中で冷やされ弾性固体に変わり、3次元空間中に立体物を描く…という遊びをしてみたくなります。
そこで、100円のグルーガンを使い、ノートの上に「空に伸びるエッフェル塔(おぼろげな想像図)を3時限的に描いてみたのが、右の立体物です。エッフェル塔ってどんな姿だっけ?というあたりがあやふやだったり、いきあたりばったりに描いていったので、少し傾いたピサの斜塔風になっていたりもしますが、そこはご愛嬌。たった、100円でこんな3次元空間を空に描くことができるのは、何とも楽しいものです。
100円玉を握りしめてダイソーに行き、あなたの好きな3次元形状を(自分の手書きで)作り出してみるのはいかがでしょうか?(参考:「おっぱい曲面方程式」を立体(モドキ)プリンタで出力してみた!)