2010-06-10[n年前へ]
■3D AVS Player用アナグリフ・ビュアーを作ろう
「3D AVS Player+YouTubeでお手軽三次元可視化をしてみよう」の続きとして、今日は、3D AVS Player"で視差画像を左右表示させているWindowを、アナグリフ(赤青メガネ)表示で時々刻々と眺めることができるようなソフトを作ってみることにしました。そのソフトウェアの動作画面が下になります。動作の仕組みはとても単純で、「選んだウィンドーの左半分と右半分を視差画像であるとして、アナグリフ用画像として合成したものをWindowに(20msに一回の割合で繰り返し)表示する」というだけのものです。
ところで、良く見ると、上の動作画面ではAVS Playerでなく、ペイントのWindowに対して処理を行っていることがわかります。これは、OpenGLをハードウェア・レンダリングされると、Window描画内容を取得する方法が(私にはわからないのに)AVS Playerはステレオ表示しようとするとOpenGLレンダリングが必須となっていて、私のノートPCではOpenGLのレンダリングをソフトウェアで行うように切り替えることが(スイッチひとつで簡単に、という具合には)できなかったからです。
この問題に対しては…明日にでも対応してみることにしましょうか。これから作るソフトウェアは、ひとまずここに置いておいていくことにします。スタートボタンを押した後、(3秒以内に)任意のウィンドウをアクティブにしてやれば、そのウィンドウの描画内容に対してアナグリフ化を行います。
2010-06-11[n年前へ]
■続 3D AVS Player用アナグリフ・ビュアーを作ろう
「3D AVS Player用アナグリフ・ビュアーを作ろう」の続きです。3D AVS Player"でステレオ表示をした際の画面を常時アナグリフ画像として合成表示するソフトウェアを作りました。
3D AVS Player"では、ステレオ表示をOpenGLレンダリング・モードでないと行うことができません。そこで、ウィンドウ描画内容を3D AVS PlayerのWindowのデバイスコンテキストからではなく、デスクトップウィンドウのデバイスコンテキストから引っ張ってくることで、描画内容コピー&加工を行うようにしました。私の二世代くらい前のB5ノートPCでも50Hzで処理を行うことができていますから、処理速度についても問題なさそうです。動作画面は下のようになります。
作ったソフトウェアは、ここに置いておいておきます。スタートボタンを押した後、(3秒以内に)3D AVS Playerのウィンドウをアクティブにしてやれば、そのウィンドウの描画内容に対してアナグリフ化を行います。
赤青メガネはひとつ持っておくと便利だと思います。できれば、複数個用意して、自分のノートPCを使って他の人にも立体画像を楽しんでもらうのも良いかもしれません。
2010-06-13[n年前へ]
■続々 3D AVS Player用アナグリフ・ビュアーを作ろう
「続 3D AVS Player用アナグリフ・ビュアーを作ろう」で作ったソフトウェアを動かしているようすを VMware workstationでムービーキャプチャしてみました。それが下に貼り付けた動画になります。画面上半分を占めているWindowが3D AVS Playerのもので、画面左下に位置しているのが、3D AVS Player用アナグリフ・ビュアーのWindowになります。残念なことに、VMwareのムービーキャプチャ動画では、カクカクした動きになってしまっていたり、オリジナルのWindowのキャプチャがあまりできていなかったりしますが、およそどんな動作をするかがわかるかと思います。
これまでにも何度もやってきて、そして、いつもポシャり続けている「立体テレビ・立体ディスプレイの波」がまた訪れています。今回の波の行方がどうなるかはわかりませんが、とりあえず、古くからある技術を使いこなして色々と遊ぶことができたら良いな、と思います。