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2011-12-15[n年前へ]

米Microsoftの「Excelによるマッシュアップ技術公開」 

 「米Microsoft、Excelによるマッシュアップ技術を公開

 米MicrosoftのExcel開発チームは15日、ExcelとExcel Web Appを使用したマッシュアップ開発技術を公開した。Excelのワークシートと簡単なJavaScriptを使用することによって、マッシュアップウェブアプリケーションを開発できる。
 (中略)
 Excel公式ブログでは例として、カロリー計算機や地図上の町情報の表示ツールを公開している。カロリー計算機では、食べたい食べ物を検索ボックスに入力すると、ワークシートに保存されている栄養成分等の情報を呼び出し、Excel Web Appを使って計算を行い、カロリー計算の結果をExcelのグラフ機能を使用してウェブに表示してくれる。

2012-01-30[n年前へ]

C++の「i++ と ++i の違い」とExcelの「i++ と ++i の違い」 

 ビール瓶を開けながら「プログラミング言語」の話題をしました。プログラミング…と言っても、思い切り(プログラミング言語的には)低レベルな話ばかりです。ここで言う「低レベル」というのは、ハードウェアに近いとかそういう意味の「低レベル」ではありません。

 たとえば、「C++で書くけど、ほぼFORTRANなんだよね〜」という「一体どんなC++だぁ?」というツッコミをしたくなるコード論であったり、「それって、必ず7文字のインデントを入れてからC++のコードを書くってことですか?」というこれまた低次元な「インデント論」だったりしたのです。

 そんな中、「(C++なら)とりあえず、a++とは書かずに、++aと書きますよね」という話になりました(参考:C++のi++ と ++i の違い)。そして、さらに、「(C++ではなくて)C言語のi++ と ++i の違い」みたいなことをMicrosoft Excelでも気にすることがあるか?という話題になりました。話題が脈絡無くサブルーチンに"GOTO"するのは、それは単にアルコール100%の酔っぱらいだから、です。

 「C言語のi++ と ++i の違い」みたいなことがMicrosoft Excelでもあるか?気にするか?というと、その答えはもちろん「YES」です。…なぜかといえば、たとえば、A1,B1,C1という3つのセルがあった時、それらの各セルに対して、
A1=B1
B1=B1+1
C1=B1
という式を設定する場合など、(自分自身のセルを参照する)循環参照になっているために、その際の計算順序は単純にZの法則にしたがって左→右・上→下の順番で行われるために、計算結果は
 A1,B1,C1=1,2,2
となるからです。A1とC1は、同じ式がセルに入力されていても、実は違う値(タイミング)のB1を参照するがために、違う値になるのです。…それは少しばかり「(C言語の)++iとi++の違い」に似ています。

 C++という言語名は「C++って、(++Cじゃないから)使う時は(前の値と同じというわけで)Cに過ぎないよね?」といった冗談をよく聞いたような気がします。それぞれの言語が抱える「(ちょっと意外にも感じる)++iとi++の違い」にはどんなものがあるのでしょうか?そしてまた、Microsoft Excel で++aとa++の違いを気にする人は、一体どのくらいいるものでしょうか?


参考:AWKの場合

2012-03-16[n年前へ]

エクセル・グラフを綺麗な配色にするアプリでおっぱい曲面を描いてみる!? 

 以前作った「Excel 2010のチャートを綺麗な色で仕上げるアプリ」を使い、エクセルで描いた「おっぱい・バスト(曲面)方程式」を美しい配色で描き直してみました。エクセルのデフォルト設定の「ビミョーな配色」より、いくぶん高尚な香りがする…ことを期待しつつ、おっぱい・バスト曲面を描いてみました。そんな「綺麗な配色のおっぱい曲面」が、下に貼り付けたグラフです。

 そんなくだらない作業をする途中、「エクセルのチャートを綺麗な色で仕上げるアプリ(2010用/2003用)」の使い方を丸っきり忘れていたことに気づきました。そこで、エクセルのチャート配色調整アプリが表示するダイアログ数値の意味も、ついでに書いておくことにします。

  • Min:値(縦軸)の最小値
  • Max:値(縦軸)の最大値
  • Unit:値(縦軸)の(色を分けていく)刻み幅
  • 注意:設定時は凡例を表示しておくこと(設定が終われば、凡例は削除してかまわない)
  • "Change Colors"ボタンを押すと、エクセル上のチャート配色が変更・調整される
こうした機能は、エクセルのアドインとして作ってしまった方が良さそうですね。

エクセル・グラフを綺麗な配色にするアプリでおっぱい曲面を描いてみる!?エクセル・グラフを綺麗な配色にするアプリ






2012-04-08[n年前へ]

エクセルで解く「あみだくじ方程式」と「1次元拡散方程式」 

 「あみだくじ方程式を1次元拡散方程式を使ってエクセルで解いてみる」 from 「n年前へ

 手抜きあみだくじをするときは、アタリの真上近くを選び、そうでない場合にはアタリに近い端っこを選ぶ、というのが、あみだくじ方程式から導き出されるおトク知識と言えるのかもしれません。

2012-04-13[n年前へ]

エクセル(表計算ソフト)の「表空間と値の拡張」を考える!? 

 エクセル(Microsoft Excel)に「型」を追加する機能が欲しいと思うことがあります。たとえば、複素数やベクトルをひとつのセルで扱ったり、さらにはもっと複雑な属性を持つ「値」を扱いたい、と思うことがあります。

 そうした「(独自の)型」に対して、演算子を自由に定義できたり、セル内での表示方法を自由に定義できたり(「条件付き書式」の自由度が高ければ、独自型の表示スタイルをカスタマイズすることもできるのでしょうか)したい、と思うことがあります。

 …とそんなことを書いたら、ささっと @IchiroMori さんがシート(コード)を書いて・送ってくれました。「セルに入っている文字列を"imreal"と"imaginary"関数で処理し、独自定義の複素数クラスで処理した上で、"Complex"関数で文字列に戻すというコードです。

 表計算ソフトというものを考えたとき(エクセルは表計算ソフトという範疇にとどまらないものだと思いますが)、表計算ソフトの基本機能は『「表」上で「値」が簡単に計算できる』ということになります。

 そして、そんな表計算ソフトに対して、次の2つの点の拡張をしてみたいと感じることがあります。

1.「表」という部分
 格子状の座標だけでなく、任意の「位置関係」「座標系」「空間」…を使いたい

2.「値」という部分
 任意の属性・特性を持つ「存在(クラス・インスタンスというか)」を扱いたい(属性・値の演算方法やセル・グラフ上での表示方法も含む)

 表計算ソフト(エクセル)の性質『「表」上で「値」が簡単に計算できる』というものを、『空間が各領域で値(属性)を持ち、それらが空間上で作用し合う・作用させ合うことができる』と捉えるならば、その「表」と「値」の拡張ができたなら、一体どんなことができるようになるだろう?と考えたくなります。…空間が各領域で値(属性)を持ち、それらが空間上で作用し合うというのは「世界」持つ基本的な性質ですから、つまりそれは、表計算ソフトが簡単に世界を表現しうるということになります。

 「値」の拡張という部分に関しては、独自クラスを定義した上で文字列にシリアライズ・文字列からデシリアライズすれば可能だろうとは思うのですが、演算子や関数をオーバーロードできないと、既存関数の再利用ができなくなったり、何より「使い勝手」が悪くなるように思います(たとえば、ある属性に対して+=PLUSを定義したとき、その定義がSUM 関数やAVERAGE関数に反映されないと不便ですよね?)。

 …というわけで、表計算ソフトの「表」と「値」の機能拡張ができたなら?と考えるのです。そうすれば、表計算ソフトは、(ある範囲の)世界を表現するのではないかと考えたりするのです。

エクセル(表計算ソフト)の「表空間と値の拡張」を考える!?エクセル(表計算ソフト)の「表空間と値の拡張」を考える!?エクセル(表計算ソフト)の「表空間と値の拡張」を考える!?








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