2010-05-14[n年前へ]
■RubyでPaSoRi経由でSuicaの乗車履歴を取得し、GoogleMapsやGoogleEarthで表示する
「Ruby を使ってPaSoRi経由でSuicaの乗車履歴を取得し、GoogleMapsやGoogleEarthで表示する」
今回はRubyを使ってPaSoRi経由でSuicaの乗車履歴を取得し、GoogleMapsやGoogleEarth上で表示してみました。以下、その仕組みについて詳しく解説していきます。
いかがでしたか?前回のGainerや今回のPaSoRiといったハードウェアをRubyから制御することによって、アイディア次第で面白い仕組みを比較的簡単に作ることが可能になります。
2010-12-12[n年前へ]
■「京都」の「秋分の日没」に時空間トリップしてみよう!?
「春分と秋分の日には京都に行こう!?」で書いたように、太陽が真西に沈む春分と秋分の日あたりでは、京都の東西に走る道の先に奇麗に夕日が沈んでいきます。
マンハッタン距離を使うことができる街といえば、京都もそういう街のひとつです。東西南北方向に向けて、碁盤の目状に道が作られています。だから、太陽が真西に沈む春分と秋分の日近辺では、何本もの東西に走る道の向こうから夕日の光が差し込んでくる、ということになります。
「春分と秋分の日には京都に行こう!?」
・・・と聞けば、そんな景色を眺めてみたくなることと思います。そこで、Google Earthで京都四条河原町の交差点に行き、太陽を表示するモードにして、今年の秋分の日、午後5時40分に時空間トリップしてみました(Google Earthを特定の時間・場所・向きを指定して起動できる”リンク”があれば、そんな”リンク”を挿入したいところです)。それが、下の映像です。東西に走る四条通りの先の山上に、太陽が沈んでいくさまを見ることができます。こんな幻想的な風景は、液晶ディスプレイの中に見るだけでも、とても魅力的な景色です。
この瞬間、夕日が沈む瞬間に、河原町通りを南北に走れば、どの交差点からも夕日が(東西に走る)道の先に輝いていることになります。そして、どの交差点も、西から差し込む赤い光で照らされ・輝いている、というわけです。
といっても、(地球上からおよそ0.5°の角度に見える)太陽は、ほんの2分たらずで山の向こうに沈んでしまいます。だから、人が溢れる河原町通りをどんなに力一杯走っても、次の交差点にたどり着くまでに太陽は沈んでしまうことでしょう。
路行く人を押しのけ、跳(は)ねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴(け)とばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。
「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。
太宰治 「走れメロス」
けれど、秋分の日、春分の日、京都の交差点に立っている人たちが、みな西にカメラを向けて道の先を写してみたとしたら、そこには一体どんな景色が映るのでしょうか。そんなたくさんの夕日を、少し見てみたいようにも思います。
子どもと同じ方向を向いていた。
久しぶりのことだった。
そうだ 京都、行こう。 2006年 「夏〜三十三間堂」
そんな景色、「京都」の「秋分の日没」を、Google Earthで疑似体験してみるのも面白いのではないでしょうか。
2011-07-25[n年前へ]
■夕暮の空に真っ直ぐ伸びる「雲の影」
7月17日の19時頃、東横線の綱島駅近くの川沿いで夕焼けを見上げていると、西の空と東の空を真っ直ぐ結ぶように、夕焼け空に蒼い力強く太い線が走っています。その線の起点、西の端を見ると、丹沢山地の彼方に夕日が沈もうとしています。そして、もう一端は東京湾の向こう・東北の空に向かい伸びています。そんな景色が、下に貼り付けた写真です。左の端が西の空で、北に向かって景色を眺めていて、右の端が東の空です。
夕暮れちょうどの時間でしたから(右上に貼り付けた画像が、google Earth上で、その日・その時間・その場所から眺めた夕日の方向の景色です)、西から水平方向に差し込む赤い夕日の光を、空に浮かぶ雲が(あるいは、どこかの山が)遮ることで、こんな蒼く暗い影が空に形作られたのでしょうか。
夕暮の空に真っ直ぐ伸びる影の根元には何があるのでしょう?7月17日の19時頃の気象レーダーを見れば、その姿が見えるのかもしれません。あるいは、地図の上に定規で線を引けば、その犯人がわかるのでしょうか。…いずれにせよ、毎日眺める景色の中には「不思議で興味深いパズル」がたくさん隠れているものだ、と思わされます。
2013-08-11[n年前へ]
■Google Earth で眺めた立体景色をダウンロードしてグリグリ遊ぶ!?
Google Earth で世界中に行きプチ夏休み気分を味わいながら、今日はこんなことをしてみました。
まずは、Google Earth で眺めて気に入った3Dな世界をマウスでクリックし、(Google Earth上でダイアログ表示される)3Dショーケース経由で、(*.skpフォーマットとして)ダウンロードします。それを、SketchUp 2013 と SketchUp-STL プラグインでSTLファイルに変換して、手元でグリグリレンダリングしたり、あるいは立体加工してみる…という遊びです。
たとえば、上の画像は、 アメリカ合衆国のラシュモア山の立体形状をダウンロードして、Mathematicaで眺めてみたものです。海の向こうの景色を、手元で立体模型みたいにグリグリ回していると、何だか不思議な心地になります。
立体プリンタがあれば、世界中で眺めた景色を「ホンモノの立体模型」にして遊ぶこともできそうです。
2016-03-22[n年前へ]
■続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?
北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!? で行った秋葉原の街中に吹く風の流れを計算した結果を、同じ視点から・同じ構図で見たGoogle Earth(Google Map)の実写画像に重ね合わせてみました。実写風景に重ね合わせながら、コンピュータの中で計算された風の動きを眺めてみると、風の気持ちや心の動き…ならぬ流体の動きが一目瞭然に見えてきて、面白いものです。
そして、下記のような質問メールの状況における、「危険地帯」が見えてくるような気がします。
数ヶ月に一度くらい「スカートがめくれやすい場所や日時を教えて下さい」とTV番組の(しかもまだ企画中の)ディレクタさんからメールが届いたりします。…そんな時のFAQとして、今日は、日本が誇る電脳都市である秋葉原を例にして、その回答例を書いてみることにします。
北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?
こんなふうに、見慣れた街並みの日常風景に(秋葉原を見慣れてる…のは一般的ではないのかもしれませんが)、直接それを見ることはできないけれど・間接的にしかその存在を知ることができないようなものを、実際に眺めることができるようにしてみると、少し新鮮に感じます。
さまざまな現象をリアルタイムにセンシングして、その計測結果を使ってリアルタイム物理計算を行い、そのシミュレーション結果を実写に重ね合わせつつ表示してくれるVR/AR/MR的な電脳メガネは…あと何年くらい待てば手に入るのだろう?と考えたりします。