2009-11-14[n年前へ]
■「若さ」は勝つ
最先端【ロボマニア】という記事を読んだ。この 鉄腕アトムの腕だけなら! 「ロボットアーム」は手軽で最先端【ロボマニア】という記事を読んだ。このロボットアーム は、非力ではあるが確かに楽しい。
そのMOVE MASTERを思い出させるようなデザインのロボットアームがEK Japanから発売されている「MR-999」です。5つの関節(モーター)で構成されており、専用コントローラーで「ウィ~ン」と動かして物体を持ち上げたり、ピンポン球を移動させる競技などもできるので面白いですね。ドラえもんが好きだという人がいて、その人がこのロボットアームを貴重な小遣いを使い2本買っていた。自分の勉強のために、そして少しの楽しさのためにロボットアームを2本買っていた。その行動力がとてもうらやましく思うと同時に、とても感心したものだった。いつの間にか、彼女がMatLab/Simulinkでそのロボットアームを制御するまでになっていたのには心から驚かされ、感動したものだ。
実は、このロボットアームは手動ではなく、パソコンからプログラム制御で動かすこともできるんです。MOVIT-LAB II(IF-100)という専用のロボット制御インターフェイスボードを使い、アイコンを多様した簡単なアプリケーションでプログラム制御できます。このインターフェイスがセットになった商品「MR-999CP」も発売されています。ちょっとお買い得です。それと純正以外の制御ボードもあって、好きなプログラミング言語でのプログラミングも可能です。共立電子から発売されているリレーボードRBIOシリーズです。このボードは、前回ご紹介したプチロボシリーズと同様な方法で、シリアルポートにコマンドを送る方法で制御できる方式を採用しています。
よく、「若さ」に勝てるものはないよなぁ・・・と思う。私がVBAを教えたはずの人が、もう私には全然わからない次元のVBAマクロを組んでいたり、Perlを紹介した人が、さまざまなことをPerlを駆使して自動化していたりした時には、「若さ」に勝てるものは(なかなか)ないのだな、と実感した。
「愛」は勝たないことも多いからこそ「愛は勝つ」が売れた、と誰かが書いていた。けれど、「若さは勝つ」とは誰も言わない。それは、「若さ」が勝つことが多いから、と信じたいものだ。
2009-11-19[n年前へ]
■MATLABなら、コード1つで分散配列が可能
新しいPCT 4.2では、プログラム内に「distributed」というコードを1つ書き込めば、データ配列を複数のクラスタに分け、ローカル内の複数のワーカー(計算プロセス)に振り分けての計算が自動で行える。既存のアルゴリズムについても、分散化をするためにプログラムをわざわざ大きく書き直す必要がない。
米MathWorks社の日本法人であるマスワークスジャパンは2009年7月1日に設立。それまでサポートを委託していたサイバネットシステムからの業務引き継ぎも順調だったという。またサイバネットシステム内のMATLABサポートエンジニアの移籍の了解も得たとのことだ。
2009-11-21[n年前へ]
■消費者物価指数とポジティブ・フィードバック
景気の変化をわかりやすく眺めてみたくなったので、 日本の消費者物価指数(CPI)のグラフを張り付けてみた。このグラフは、右下部にある小さなボタンを押すことで、表示する内容を切り換えることができるものである。
このグラフには、1ページ目に「主な消費者物価指数(前年同期比)の推移」が、2ページ目に「主な消費者物価指数の推移」が、3ページ目に「消費者物価指数と前年比の推移」が収録されています。
2ページ目や、3ページ目を眺めると、ここ2,3年は、実に単調に消費者物価指数が低下し続けていることがわかる。この消費者物価指数低下が続くことの要因は、一体どんなものがあるのだろうか。新聞記事をしっかり読んでいれば、その要因分析結果などが解析・解説されているのだろうか。
・・・それにしても、と思う。経済社会はどう考えても、制御工学的にはポジティブ・フィードバックの不安定極まりない世界に思えてならない。少しの外乱が、大きな変動を生み、その変動がさらに激しい波を生むようにみえる。もしかしたら、そこには結構長いムダ時間があったりして、意外にセンシティブではないのかもしれないが、やはりポジティブ・フィードバックの不安定な状態に見える。かといって、安定を実現するネガティブ・フィードバックでは、永遠に一定で変わらない世界になってしまう。おそらく、それでは何の発展もなく進化さえしない世界になってしまうかもしれない。
ポジティブ・フィードバックからは安定な状態は生まれない。上がり続けるか、下がり続けるかで、結局は「発散」してしまうことになる。
次に平積みされる本が、もしも「節約ライフ」的な本だとしたら、景気にはまさにポジティブ・フィードバックが働いていることになる。それらの書籍は、不況への後押しをするポジティブ・フィードバックである。「ポジティブ」という名前が付けられた、しかし、それは同時に不況への案内図なのかもしれない。
以前は途中で挫折したが、もう一度、経済学の教科書に書いてあることをMatlab/Simulinkで実装しつつ、学んでみよう。
2009-12-08[n年前へ]
■ 技術革新の三つの潮流に合わせてMATLAB/Simulinkの改良を継続 autoki
「技術革新の三つの潮流に合わせ MATLAB/Simulinkの改良を継続 ―― MATLAB EXPO 2009レポート 《基調講演編》」
1. システムのモデル化 2. モデル・ベースの開発 3. 並列コンピューティング
ここで挙げられている1,2,3、特に何より1,2は因果関係を明らかにした上での・最も適切な制御を適切な塩梅で(ロバストに)行うために、とても重要なことだろう。
2010-01-09[n年前へ]
■pylab-works
小さな子だって簡単に使うことができて、LabViewやMatLabみたいなことをビジュアル開発環境下でできちゃうよ、というpylab-works(Flashによる紹介デモ)。
PyLab_Works is a free and open source replacement for LabView + MatLab, written in pure Python. PyLab_Works is a visual design package, much easier to learn and to extend than LabView. PyLab_Works also supports a MatLab-like environment for doing scientific and engineering calculations but with a much better general programming environment (thanks to Python + Scipy) than MatLab. Even kids can use it!