hirax.net::Keywords::「PukiWiki」のブログ



2004-04-10[n年前へ]

ATOK用perl機能追加プラグイン 

 昨日作った「ATOK用perl機能追加プラグイン」rubyが使えるプラグインやGnuPlotプラグイン(クリップボードの内容がグラフに勝手に変換される)でも引き続き作ってみようかな、という気持ちに(一瞬だけ)なってみたり。しかし、そんな機能を欲しがる人達はAtokをそもそも使っていない可能性も高い。というわけで、ひとまずペンディング。そもそも、perl機能追加プラグインだって、想定されるユーザー層はものすごく少なそう。「Windows上でAtok使っていて、perlのフレーズを指が覚えている」なんていう人がどれだけいるものでしょうか…。

 それでもATOK(& windows) AND perlとATOK(& windows) AND (ruby or GnuPlot)なら前者の方がまだ少しは多そう、ですよねぇ?

2004-04-13[n年前へ]

れっつ! 日本語(ひらがな)プログラミング(ATOKで…) 

 というわけで、ATOKでrubyでもawkでもperlでもなんでも使うことができるソフトウェアを作ってみたわけです。しかも、今度のバージョンはCONFIG.TXTに自分で定義した関数や置換ルールを決めておくことができるわけです(結局どちらもただの「辞書登録と同じ」置換ルールに過ぎませんが)。これで、ATOKの辞書登録は64文字までよルールに縛られずに済むわけです。「にちじ(日時)」でも「じこく(時刻)」でも何でもやり放題です。

 で、このバージョンでは、そのCONFIG.TXTの定義次第で一見ヘンに見える色んなことができます。例えばCONFIG.TXTの作り方次第では

「0」のこさいんをしゅつりょく
なんて入力して変換すると
perl -e "$param=0;$param=cos($param);print $param;"
が実行されて、"1"という計算結果が表示されたり、
「でんたく」をきどう
を入力・変換すると電卓が起動したり、
「かいぎょう」のかずをしゅつりょく
をAMET変換すると、クリップボードに保存されている内容中に改行コードが何回出てくるかを出力したり、なんてことも簡単にできるわけです。もちろん、大阪弁や津軽弁のルールを決めておいて、お国言葉でプログラミングをしてみるのももちろんアリに違いありません。

 というわけで、「レッツ!日本語(ひらがな)プログラミング」です。ATOKユーザーで何かのスクリプト言語や一般的なプログラミング言語を使う方なら、このソフトをインストールして、ぜひぜひCONFIG.TXTをテキトーに仕立ててみましょう。懐かしの「ぴゅう太日本語ベーシック」顔負けの、あなただけの「ひらがなプログラミング言語」を作ってみるのも面白いかも。えっ?全然面白くない…ですか?

ATOKでperlだけじゃなくて、rubyやawk(その他大勢)を使ってみよう! 

 ようこそ「辞書単語登録プログラミング」の世界へATOKでperlスクリプトを使うことのできるソフトウェアを作ってみたわけです。すると、お笑いパソコン日誌のchicさんに

だったら awk版も欲しいとかいいだしたり(いまのマシンは充分に速いので、awkでも勝負になる)Ruby がとか、sed がといった声も出たりして。がはは。
なんて書かれていたわけです。awk使いのATOKユーザーなんてこの世界に実在しているとはとても思えません。rubyユーザーでATOK使いだって、そんなにいそうにありません。いや、そもそもperl使いのATOK & Windowsユーザーだって、何人もいるとは思えないわけです。ですから、そんな「声」が出るとは思えません。

 が、chicさんの「ひとこと」で気が変わったので、作りました。「chicさんのためだけに」ATOKでrubyでもawkでもperlでもなんでもござれのバージョンを作ってみました。というわけで、ATOKでrubyでもawkでもperlでも何でも使い放題です。ハイ。

 さぁ、あなたがruby使いなら、ATOK上でprint Math.cos(0)とでもタイプしてみましょうか、いやそれどころかそれどころか…(次の項目に続く)。

2004-04-14[n年前へ]

ATOKでperl(やその他大勢)プラグインを作った理由 

 麗美さん

わはは。12日のぷらぷら日記に書いたことが聞こえたみたい(笑い)
とツっコまれていました。当然ながら、それは聞こえていて、そのぷらぷら日記の影響も大きいです。ところが、実はATOKでperl(その他大勢)プラグインを作った理由への一つが、そもそも麗美さんたちの影響が大きいです。何故かというと、それはそもそもpukiwikiのプラグインに影響されているからです。

 仕事用のメモや日誌はpukiwikiに書いているのですが、そんな時にはnow?とか#contentsとか#commentとかのプラグインがとても便利で使いまくるわけです。そしてそんな環境に慣れてしまうと、普通のエディタやその他のアプリケーションで作業していても、同じようなコマンドが使えないとどうにもストレスが溜まってしまうようになります。そこで、ATOKにその機能を持たせることにしたわけです。つまり、pukiwikiの作業環境をいつも使いたいから作ったのです。

 最近、私の仕事周りでは各自のノートPCではもちろんpukiwikiが動いていますし、もちろんグループ用のサーバーでも動いているわけです。色んなアイデアメモや作業日誌やエトセトラ・エトセトラが色んなpukiwikiで記録され続けています。もう、使う人の数よりpukiwikiの数の方が多いくらいです。いや、人の数よりタスクの数が多いような環境下では実際そんな感じになってます。もう、pukiwiki無しでは仕事の作業効率が下がりまくりになるに違いありません(じゃぁ、そんなpukiwikiくん達が公認されているか、というのは実に残念ながら別問題なのですが…)。というわけで、各種開発者やドキュメント作成者の方々には感謝感謝の日々なのでした。

2004-04-16[n年前へ]

画像入出力にも対応の「ATOK Perlプラグイン(ruby,awk,その他大勢)」 

 ATOKからperlを始めruby, awkなど色んなスクリプトやコマンドを実行できる、Amet Perlを少し手直ししました。変更点は「インストール時の動きの手直し」と「文字だけでなく画像にも対応した」ことです。「文字だけでなく画像にも対応した」サンプルとして、参考までに「漢字アート(アスキーアート)化」と「美人フィルタ」のコマンド・プログラムとそれを呼ぶスクリプトを付けておきました。perlやスクリプトを使うつもりがない方も、このサンプルソフトだけでも結構遊べるのではないか、とも思います。

 使い方は、例えばクリップボードに画像がコピーされている状態で、エディターで「かんじあーと」なんて入力しAMET変換するとなんど(漢字の)アスキーアートが出力されます。ということは、メールに「漢字アート」の「誰かの顔」を貼り付けるなんて言うことも超簡単です。何かのプログラムを(意識して)操作したりする必要はありません。

ワードパッドで作業中 あるいは、クリップボードに誰かの顔画像がコピーされている状態で、ノートパッドなどで「びじん」と入力してAMET変換してみましょう。ハイ、そうです、その人の顔がもう少し美人になった結果が画像でちゃんと貼り付けられます。それでも足りなければ、もう一回「びじん」と入力してAMET変換してみましょう。ハイ、そうです、もう一段「美人化」されて画像で貼り付けられます。必要な分だけ何段階でも、「美人化」させてみましょうか。えっ?失礼ですか…。

 そう、もう画像処理だってATOKからできるわけです。どんなソフトを使っていても(画像貼り付けができさえすれば)できるわけです。もし、画像貼り付けができないソフトであれば、さらに「漢字アート化」してしまえば良いのです。いや、そこまで行くと、「できるかな?」的だとは思うのですがちょっとヘンかもしれないですね。

 ここに貼り付けた画像はワードパッドで作業中の様子です。データ加工のためにソフトを切り替えたりはしていません。ただただATOKからの普通の入力だけで、画像を取得したり、その画像に画像処理をして結果を貼り付けたり、それを「漢字アート」にしたり、それをさらに文字整形して出力したり…、なんていうことが簡単にできるわけです。 …えっ?「仲間由紀恵」の画像をどうやって貼り付けたかって言うんですか?それは、私のAmetPerlには「なかまゆきえ」というコマンドが登録されていて、ちゃんと仲間由紀恵の画像を返してくれるんですよ。ね、便利でしょう?えっ、どうでもいいでしょうか、そんなことは?

 という具合に、これからは、GnuPlotやGraphVizの出力だって、ATOKからソフトに簡単に貼り付けることがWindowsのほとんどのソフト上でできます。ATOK(とAmetPerl)を使ってさえいれば、どんなソフトウェア上でも、どんなテキストや画像でも自由に取り扱うことができます。と、書いても使い方が少しイメージしづらいかもしれませんから、使い方などは少しづつ書いていくことにしましょうか。もちろん、奇特にも使ってみたくて、「こんな風に使いたい」なんていう面白い希望があればもちろん「言ってみるが吉」です。



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