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2004-06-07[n年前へ]

Photoshop PDLSプラグインの説明資料と最新版 

 先週、「画像技術を扱うPhotoshopを使う人ならPDLSを使わないのは絶対に損をしてると思う」と画像技術を扱う会合の場で言ってしまった手前、Photoshopプラグイン環境 PDLS説明資料PDLSの最新版を置き直しておきます。ぜひ、(これまでの古いバージョンではなくて)最新版をダウンロードし直して、使ってみて下さい。

 もちろん、自分でプラグインを作るのもお勧めです。GUIを作るのがメンドクサイ、という人にもPDLSが自動でパラメータ入力ダイアログなんかは生成してくれますし、ね。

 そうそう、関係ありませんが、シミュレーションの発表資料の中でいかにもエクセルで作った三次元鳥瞰図を使っているのって何だか少し違和感があるような気がしませんか?
Photoshop PDLSプラグインの説明資料

2004-06-13[n年前へ]

PDLS・SurfacePlot・Execバージョンアップ 

 Photoshopプラグイン環境 PDLSをバージョンアップしました。

 主な変更点は「マクロ定義文内自体での変数使用や数式演算ができるようにしたこと」です。また、OpenGLをレンダリングエンジンに使ったSurfacePlotと、プラグインからsystem()を使って各種コマンドを実行できるようにしたExecプラグインを新たに添付しました。

 OpenGLに支えられた綺麗なSurfacePlotプラグインで、あなたの画像をグリグリ回してみるのも面白いはずです。
 また、Execプラグインを使えば、これからはPhotoshopプラグインの中から他のアプリケーションを使うことができます。ということは、Execプラグインは単独で使うのではなくて、他のファイル入出力プラグイン+コマンドアプリケーションとでも組み合わせて、新たなマクロ・プラグインに仕立てておくのがオススメということになります。

 情報量は全然足りないとは思いますが、簡単な説明資料を置いておきます。
Photoshop PDLSプラグインの説明資料

2004-08-07[n年前へ]

メモリ管理機能追加 

SurfaceplotGL Photoshopのプラグインを「通常のDLLを作るのと同じやりかた」で簡易に作成できるPDLSをバージョンアップ(9.6MB)しました。また、導入資料も少しだけ追記しました。添付プラグインも若干バージョンアップしたり、追加したりしています。右の画像はSurfaceplotGLプラグイン処理画面です。

 今回のバージョンアップでの大きな変更点は「New」「Delete」プラグインを追加し、「メモリ管理機能」を追加したことです。処理対象画像のサイズをフィルタ内で変更しつつ処理をしたり、マクロ内(もしくはマクロで作成した関数内)のみで有効なローカルメモリを(元処理対象画像と組み合わせながら)確保し、画像処理対象をそのローカルメモリに変更したり、ということができるようになります。例えば、マクロで(もちろんGUIからでも)

Def{FrameFile=C:\hoege.bmp}New{ // 左上端から128,128ピクセルの位置を原点として // 256*256のサイズ1チャンネル分を流用しながら // 新たなチャンネルを1チャンネル作成して、処理対象 // とする}LoadFromFile{ SourceFile=FrameFile // 新しく作成したチャンネルにファイルを読み込む // プリクラ処理のフレームとして使う}Impose{ // チャンネル間で合成処理をおこなって、プリクラ風の // 処理をする}Delete{ //メモリ解放して、 // プリクラ処理のフレームとして使ったエリアを捨てる}
 なんていう風に使ったりできるわけです。GUIから自動作成されたマクロ内で自由にメモリを確保・解放できるため、DLLとしてC言語などから作成したDLLと同様に、マクロで作成した関数を「それのみで閉じた完結した処理」として再利用することが容易になります。

 Photoshop等が仕事に欠かせなかったり、画像に限らず二次元の比較的大きなデータを処理したかったりする方はきっと重宝するのではないか、と思います。単にSurfaceplot等のプラグインを使ってみるだけでも良いでしょうし、C言語をほとんど知らない人でも、数分でPhotoshopのプラグインを量産できるのもお勧めなポイントです。ドキュメントが不足しているのはいつもの通りですが、使ってみたい方がある程度いるようでしたら、いっそのこと直接デモする説明会開催もアリですし。

 ちなみに、Adobe Photoshop 6.0以降Photoshop Elements, PaintShop Proでの動作を確認しています。

2004-08-28[n年前へ]

エクセルで円グラフを描くPerlスクリプト 

 「エクセル=時間泥棒犯人説」というものもあるが、それに加えて「エクセルのおかげでプログラムを組んだことのない物理・化学系の学生」が増えているような気がする。かつては、イヤでもN88 BASICでGP-IB制御をしたりしなければいけない状況が多かったり、データ解析も手作りでやらなければいけない(既存のものは高価だったり、そういった既存ソフトの情報が入手できなかったりするといった)状況も多かったせいかもしれないが、おそらく今よりはもう少し「プログラムを組んだことのある学生が多かった気がする」
 そして、その傾向を助長しているのが、「便利この上ない使い勝手の良いExcel」のせいではないかと私は少し疑っていたりもする。とはいえ、もちろん「物理・化学系の学生での割合」での話、しかも「曖昧な印象」での話である。

円グラフ それはさておき、AmetMulti用に引数で渡されたデータを元に、「Excelで円グラフを描いて画像ファイルを保存する」小人さんPerlスクリプトを作成。円グラフ作成はGnuPlotでは描けないし、せっかくあるExcelを使わないのも損だし、だけどExcelでのグラフ作成を手作業でやるはもっと損だし、というわけでテキトーに仕立ててみました。ちなみに、サンプルそのままのだと

>excelPiChart.pl USA,102;CANADA,150;日本,340;中国,34 金メダル
という感じで動くはず。Excelはバックグラウンドで(決して表には出さずに、目にも入れずに、意識もせずに)常時立ち上げておくと便利かもしれません。

2004-08-31[n年前へ]

「持ち歩くAirMac Express」と「ブロック・サイン」 

持ち歩くAirMac Express 外出時の打ち合わせに行く時は、ノートPC(とたまにACアダプタ)をカバンに入れるのはもちろんだが、AirMac Expressも同じくカバンに入れて持ち歩いている。AirMac Expressは小さな小さな無線LANのベースステーションだ。重さはたったの189グラムだし、サイズも小さなACアダプタ程度だし、持ち歩くのも(それほど)気にならない。

 LANがあえて排除された閉ざされた会議室でもホールでも、電源コネクタとAirMac Expressさえあれば、LANが完備されたスペースに変身する。これは実に素晴らしい。無線LANを装備したノートPCを持った人達は、(AirMac Expressというものを知らない他の人にはほとんど気づかれぬまま)電脳以心伝心状態になる。会議を聞きながら、ノートPCのキーボードをカタカタと打っている人は(仕事の内職ももちろんしているに違いないが)、案外、同時に発言者の言葉に対してツッコミをチャットで(会議室にいるメンバー内で)入れ合っているかもしれない。Wikiでこっそり(正式版とは別の)議事録を共同作成しているかもしれないし…、発言者の口が言ってることとは違うことを、発言者の指は喋っているかもしれない…。

ブロックサイン というわけで、AirMac Expressは持ち歩いてナンボです。そして、打ち合わせが始まる直前に「(まるで)野球のブロック・サイン」のような手つきをしている人達がいたら、それはIPの確認とかサーバー役の確認でもしているのかもしれません。「オレのマシンは*.*.*.2だから、オレのPukiwikiで場を開こう」とか…。ちなみに、この場合「自分を人差し指で指さし、ピースサインをして、OKサインをする」みたいな感じでしょうか、ね。原始的ですけど。



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