hirax.net::Keywords::「SHOGUN」のブログ



2003-04-29[n年前へ]

首都高速 渋谷近くで 

 首都高速でデジカメを目の前の景色に向けると、まるで近未来に視線を向けているような気持ちになる。しかも、次々と過去になっていくような、次々と過ぎ去っていく近未来にレンズを向けているような気持ちになってくる。
 左手にハンドル、右手にカメラ、首都高を走る車の中で流していたのは「俺たちは天使だ」の主題歌だったSHOGUN歌う「男達のメロディ」。うー、このBGMはちょっと危険かも。

走り出したら 何か答えが出るだろなんて俺もあてにはしてないさ してないさ男だったら 流れ弾のひとつやふたつ胸にいつでも刺さってる 刺さってるどうせ一度の人生さ運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ

首都高速 渋谷近くで






2003-05-17[n年前へ]

2003年のヒットソング 

 2003年の日記に登場した曲を調べてみた。最近、色んな曲を集めたアルバムって多いからこんなワタシの選集も売れるかな。いや、売れるわけがない。

・平井堅 Life is.
・SHOGUN 男達のメロディ
・ゴダイゴ GalaxyExpress999 (英語版)
・ゴダイゴ Holly and Bright (英語版)
・Janis Ian Will you dance?
・SMAP 世界に一つだけの花
・Bangles Eternal Flame(胸いっぱいの愛)
・Buggles ラジオスターの悲劇
・ブルーハーツ TRAIN-TRAIN
・里見浩太郎 あゝ人生に涙あり
・BEGIN 涙そうそう
・夏川りみ 涙そうそう
・斉藤和義 歩いて帰ろう


2005-06-29[n年前へ]

「はてな入社」 

inside outinside out Tech総研の記事冒頭の「ひとこと」にも書きましたが、「はてな」にも入社して働いてみることにしました。「にも」とは書いていますが、今の「気持ち」としては50:50くらいの感じです。もちろん、Perl(+正規表現)は顔文字にしか見えない私ですし、WEB技術自体も全く知らないので(「これくらい読んどけっ」と言われた本をせっせと読んではいますが…)、クビになる日も近いかもしれません。

 そんな私ですから、はてなが次々と出す新機能を消化することができないまま、オチこぼれてしまっています。時折、はてなは意図的に(オチこぼれ組には)理解不能にして、「キミたちとはサヨナラさ」と(私たちオチこぼれ組に)言わんとしているんじゃないだろうか?なんて被害妄想を抱くことすらあります。 …そんなオチこぼれ組の一員として、「はてな」に入社して働いてみることにしました。オチこぼれた自分のために、せっせとノートをとって理解して、仕事ができるようになれば良いな、と思っています。もしも、「オチこぼれ組」の私が理解できれば、「オチこぼれ組」に何かを戻せるかもしれませんし…。もちろん、あっという間に「キミのようなPerlがわからないヤカラとはサヨナラさっ」とあっさりクビになるかもしれませんが…。

 というわけで、10年前に歩き回った渋谷を、もう一度同じような気分で歩いてみよう、と思っているところです。また、少し前にmixiに「メモ」していたものの一部をhirax.netのindexへと数日前に移動させました。

2011-08-03[n年前へ]

「女芸人が憧れる女芸人」と「男たちが憧れるメロディ」 

 ナインティナインのラジオ「オールナイトニッポン」を聴きながら河沿いを歩いていました。「お笑い」という繋がりから、昨夜観たTV番組「ロンドンハーツ」を見た時に感じたことを思い出しました。

 「女芸人198人が、自分が憧れる女芸人を回答する」という内容のコーナーを笑いつつ・同時に少し涙しつつ眺めつつ、「○×さんはお笑いも私生活も充実・安定していて、(私も)あぁなりたいと感じている」という理由が挙げられていることが多いことを、そのことを少し新鮮に感じました。

 なぜ新鮮に感じたかを考えると、私が思う「憧れの対象」というものは「強く心を惹く・奪うものだけれど、そうなりたい・そうしたいかというと、それはとっても大変だから…なりたくないような気もするし、う〜ん、一体どうなんだろう?」と感じるような存在であるように思えたからです。「(私が)憧れる対象のもの」というのは安定とかそういったものとは、少し違うように思われて、「○×さんはお笑いも私生活も充実・安定しているから(私も)あぁなりたいと感じている」という理由が繰り返されることを、意外に感じたのでした。

 そんなことの背景にありそうなことを考えながら、河にかかる橋の上を歩いていると…不意にギターとドラムの演奏が頭の中に響き始めました。曲がランダムに再生されるシャッフルモードにしていたので、脈絡なく突然に「男達のメロディー」の演奏が始まったのです。

走り出したら、何か答が出るだろうなんて、
俺もあてにはしてないさ。

 「憧れ」という言葉を聞いたとき、どんな意味を思い浮かべるものでしょう。心を惹くもの、心を奪うもの、理想的に感じられる何か…人によって違うこと・さまざまなことを思い浮かべるに違いありません。

 憧れるという言葉は、「本来の場所から離れる」ことを意味する「憧(あこが)る」に由来します。心や体が、ふだんいる場所から離れ、どこかを彷徨(さまよ)う」ことを示します。県境いの大きな河を渡りながら聴く「男達のメロディー」は、ソーラーカーに乗り日本全国を旅していたTOKIOが歌うバージョンで、昔の本来の場所から離れ・彷徨(さまよ)う「憧(あこが)る」という言葉を思い起こさせました。「どうせ一度の人生さ〜」と両耳から注ぎ込まれる歌声を聴きながら…そして、私が思う「憧れ」は「憧(あこが)る」に近いものでありそうだ、ということに気づいたのです。

Pick Up Your Head, Throw Away Your Blue's.
The More You Give, Babe, the Less You Lose.

 あなたが「憧れるもの」は、どんなものでしょう?それは古来の「憧(あこが)る」に近いものでしょうか、それとも、それとはまた違うようなものでしょうか。

2013-10-23[n年前へ]

「忘れっぽい人間のアイデンティティ」と「人生の記憶としての火傷跡」 

 仙台単身赴任生活 - 献立10/22から。

 どんどん細胞が入れ替わっているのに、なぜ中学生の時の火傷跡が消えないのか不思議でなりません。…保ってどうすんねん、そんなもん。
 いえいえ、それも含めてのアイデンティティです。人間の脳味噌は忘却が得意なので、経験したことを歴史に刻むために、火傷跡は一生消えないようになっています。
 人生のいいとこ取りしたような人ばかりになってしまったら、アイデンティティに意味は無くなります。だから、それでいいのです。

走り出したら、何か答が出るだろなんて、
俺もあてにはしてないさ。 してないさ。

男だったら、流れ弾のひとつやふたつ、
胸にいつでも刺さってる。刺さっている。

SHOGUN 「男達のメロディー」



■Powered by yagm.net