hirax.net::Keywords::「ThinkPad」のブログ



2013-07-23[n年前へ]

Thinkpad T530 ライフ(2週間)で「道具という存在」を考える 

  Thinkpad を試用することができる「ノートパソコン貸出機プログラム」で、Thinkpad T530生活を2週間ほど体験しました。システムドライブをSSDにした上で、Ubuntu 64 bitをSSDにインストールし、15.6インチディスプレイ(1920x1080)で作業をしていると、ポインティングデバイスとしてのトラックポイントと大画面環境が実に心地良く感じます。「道具」が人の可能性を拡大(あるいは縮小)する装置だったとするならば、眺めることができる世界の大きさと無関係ではない「画面の広さ」や、眺める先を効率良く指し示すためのポインティングデバイス機構は、道具の善し悪しを決める大きな材料だと思います。

 この入力デバイスは1990年にIBMの研究者テッド・セルカー(Ted Selker 正式には Edwin J. Selkar)により発案され、後にThinkPad の生産を行うことになる日本IBM大和事業所へみずから実用化をもちかけたのが起源とされる。セルカーはキーボードのホームポジションから手を離すことなくポインティングを行う装置として、このデバイスを発明した。

 車のフロントグラスは視野が広い方が良いし、車のハンドルは機敏に性格に操作できる方が良い…などということを考えるまでもなく、Thinkpad 530は心地良く使うことができる道具でした。

 Thinkpad T530 は使い勝手の良い「道具」です。強欲に(あともうひとつ)望むなら、自分の思いを具現化する道具という存在は、いつでも自分と共に連れ歩きたい…だから、その道具にはさらに薄く・軽くなって欲しいとも思います。けれど、すべてを満足する道具は(なかなか)存在し得ない以上、「こうあると良いな」と思う条件を複数備えているデバイスは、「良い道具」なのだと思います。

 ちなみに、上のスクリーンショットは SSD にUbuntuをインストールしたThinkpad 上で、Apple iCloudを使っている画面です。iCloud 上でKeynoteプレゼンテーション・ファイルを作っている…そんな作業をしている途中に撮影したスクリーンショット画面です。

Thinkpad T530 ライフ(2週間)Thinkpad T530 ライフ(2週間)Thinkpad T530 ライフ(2週間)






2013-12-30[n年前へ]

卓上タブレット兼用なら「イイ!」かもしれない、仕事に使うなら「将来製品に期待」な「Lenovo IdeaPad Yoga」 

 「Lenovo IdeaPad Yoga(13インチの初代版)」を試用しました(右写真の上がLenovo IdeaPad Yoga、下がLenovo Thinkpad X61 Tablet )。IdeaPad Yoga は、360°広げた状態にできることと、タッチパッド機能を持つディスプレイを備えることを特徴とするノートPCです。そんなIdeaPad Yogaを試用した感想は、卓上タブレット兼用という使い方なら「イイ」かもしれなくて、仕事に使うなら「(現行以降の)将来製品に期待」というものでした。

 どういうことかというと、IdeaPad Yoga は(300°くらい開き・立てた状態で)タブレットとして使うには、結構便利だと思います。何故かといえば、タブレットスタンド無しでも、(そういう姿勢で使うことにより)ディスプレイを強く指でタッチすることができて便利だからです。だから、立てて使う卓上タブレットとしては、悪くない製品だと思います。

 しかし、汎用的に使おうと思うと、なかなか使いづらい製品です。Lenovo Thinkpad X61 Tabletなどと比べると、「360°広げることができる」といった程度ではディスプレイの向きとキーボード配置の自由度が低いですし、360°広げた状態でキーボード面を床に置くのも、キーボード面の収まりが悪くて、使い心地が良いとは言えません。たとえば、下に貼り付けたThinkpad X61 Tablet の自由度の高さや、キーボード面を内部に格納できる機構と比べると雲泥の差です。

 そしてまた、13インチの(かなり)横長というサイズは片手で持ち(もう一方の)手の指で操作するタブレットとしては大き過ぎるサイズ・バランスです。それは、12インチのThinkpad X61 Tabletと比べると、本当に強く実感させられます(下写真は、左がIdeapad Yoga 13インチ、右がThinkpad X61 Tabletです)。もちろん、手に持った際のバランスだけでなく、情報表示デバイスとしてのディスプレイの縦横バランスも、(個人的な感覚からは)あまり適切でないように思われます。

 そんな「(文房具として活用しようとするには)改善点が数少なくある」と感じさせられたIdeaPad Yoga も、最近は11インチ版が出ていたりするようです。つまり、手に持ち・使うことが可能なような大きさの機器としても作られたりするようです。…その勢いで、大きさやバランスだけでなく開閉機構など多くの改善がされていけば良いかもしれない…つまり「将来製品に期待」したくなるのが「Lenovo IdeaPad Yoga」という製品でした。

仕事に使うなら「将来製品に期待」、卓上タブレット兼用なら「イイ」かもしれない「Lenovo IdeaPad Yoga」仕事に使うなら「将来製品に期待」、卓上タブレット兼用なら「イイ」かもしれない「Lenovo IdeaPad Yoga」仕事に使うなら「将来製品に期待」、卓上タブレット兼用なら「イイ」かもしれない「Lenovo IdeaPad Yoga」仕事に使うなら「将来製品に期待」、卓上タブレット兼用なら「イイ」かもしれない「Lenovo IdeaPad Yoga」








■Powered by yagm.net