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2008-12-07[n年前へ]

複数OSをシームレスに使うことができるVMware「ユニティ機能」がWindows上でも動く 

 Windows上で動かしている VMware にアップデートをかけると、「ユニティ(Unity)機能」を使うことができるようになっていた。Unity機能とは、仮想PC上で動かしているシステムのウィンドーをホスト側の画面にシームレスに表示する機能である。これまでも、OS X上で動くVMware Fusionや、(やはりOS X上で動く仮想PCソフトウェアである)Parallelsではこういった機能がサポートされていたが、Windowsでも「ホストPCと仮想PCのウィンドーをシームレスに使うことができる環境」ができた。

 たとえば、下の画像は一見よくあるWindows画面だが、実際には(ホストOSである)Windows Vista上で動いているウィンドーとVMware上で動かしているWindows 2000が表示しているウィンドーが混在している。

 わかりやすいように(下の画像のように)色分けしてみると、水色部分がWindows Vistaのウィンドーで、オレンジ色部分がWindows 2000 のウィンドーである。もちろん、下のタスクバーの中でもWindows VistaとWindows 2000が共存していることがわかる。

 現状ではMicrosoft WindowsとLinux系のウィンドーシステムで動くようなので、Windows上でVMwareを使って作業するような人であれば、重宝する状況が多いに違いない。

 しかし、今のところ、私の環境では(ユニティ機能を使うと)仮想PC側のWindowでは「Ctrl+"hoge"」キーを使うことができなくなる。CtrlとCapsLKを入れ替えていることが原因なのかもしれないが、これでは使いたいけれども使えない・・・というのが残念なところだ。

UnityUnity






2008-12-23[n年前へ]

Ubuntu と WindowsをタブレットPCでシームレスに使う 

 Windows Vista上で動くVmware Workstationの仮想PCにUbuntuを追加した。Vmware toolsをインストールし、/usr/bin/vmware-user を動作させた状態にすると、(ホストOSとゲストOSのウィンドーをシームレスに表示する)ユニティ機能も、ホスト・ゲスト間のテキストのコピー&ペーストも何の問題もなく動く。

 B5ミニノートのX61 Tabletでも、キータイプ主体の作業なら動作感も悪くない。タブレット用のペンも(Windows側で認識しているので)普通に使うことができる。そして、そう驚くことではないような気もするけれど、(コンバーチブルのタブレットPCの画面を回転させ)横長画面から縦長画面に変えると、その瞬間にUbuntu側もそれに連動し画面が調整され、何の違和感もなく使い続けることができる。

 ・・・残る課題は、使う人の側も無意識のうちに「頭」を切り替えて、"ls""dir"などをバイリンガルに使い分けることができるようにする、ということだけかもしれない。あまりにシームレスになると、意外に人の方がついていけなくなるかもしれない。

Ubuntu






2016-03-21[n年前へ]

北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!? 

 かつて、「人生で必要な科学は、全てスカートやブラジャーで学んだ!」などとホラを吹いたというか嘘をついたせいで、数ヶ月に一度くらい「スカートがめくれやすい場所や日時を教えて下さい」とTV番組の(しかもまだ企画中の)ディレクタさんからメールが届いたりします。…そんな時のFAQとして、今日は、日本が誇る電脳都市である秋葉原を例にして、その回答例を書いてみることにします。

 単刀直入に回答例を書くと、この季節…まだ北風が吹く初春には秋葉原愛三ビル前交差点辺りが「スカート」がめくれやすいです。たとえば、株式会社ゼンリンが3Dゲーム・エンジンUNITY用に提供している「秋葉原3Dマップ」を3D形状でーたとして出力した上で、さらに流体計算ソルバOpenFOAMに読み込んで(右図はOpenFOAMに読み込む前に3DソフトBlenderで編集している作業画面です)、秋葉原に吹き付ける北風が「通りを歩く人たち」にどんな力を及ぼすかを計算してみたのが次の図です。

 この計算結果例からわかるのは、北から吹く風が秋葉原UDXビルをを経て、秋葉原ダイビルと住友不動産秋葉原ビルの間、秋葉原ソフマップ本店と(交差点対面の)坂口伝熱秋葉原本店(愛三ビル)との間で(実景色の写真は下図になります)、不規則そうな強烈な渦を巻いていることです。

 もちろん、こうした「風の動き」は「周りの建物配置」や「風向き」などに依存します。…というわけで、その「法則」は次回以降に詳しく書いてみることにします。(続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?

まだ北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りが「スカート」がめくれやすいです!?まだ北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りが「スカート」がめくれやすいです!? 北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!? 






2016-03-22[n年前へ]

続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!? 

北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!? で行った秋葉原の街中に吹く風の流れを計算した結果を、同じ視点から・同じ構図で見たGoogle Earth(Google Map)の実写画像に重ね合わせてみました。実写風景に重ね合わせながら、コンピュータの中で計算された風の動きを眺めてみると、風の気持ちや心の動き…ならぬ流体の動きが一目瞭然に見えてきて、面白いものです。
 そして、下記のような質問メールの状況における、「危険地帯」が見えてくるような気がします。

 数ヶ月に一度くらい「スカートがめくれやすい場所や日時を教えて下さい」とTV番組の(しかもまだ企画中の)ディレクタさんからメールが届いたりします。…そんな時のFAQとして、今日は、日本が誇る電脳都市である秋葉原を例にして、その回答例を書いてみることにします。

北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?

 こんなふうに、見慣れた街並みの日常風景に(秋葉原を見慣れてる…のは一般的ではないのかもしれませんが)、直接それを見ることはできないけれど・間接的にしかその存在を知ることができないようなものを、実際に眺めることができるようにしてみると、少し新鮮に感じます。

 さまざまな現象をリアルタイムにセンシングして、その計測結果を使ってリアルタイム物理計算を行い、そのシミュレーション結果を実写に重ね合わせつつ表示してくれるVR/AR/MR的な電脳メガネは…あと何年くらい待てば手に入るのだろう?と考えたりします。

続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?






2017-04-07[n年前へ]

OpenFOAMの流体シミュレーション世界、手持ちのスマホで没入体験してみよう! 

 以前、OpenFOAMを使ってシミュレーション計算した、秋葉原の街全体に吹く空気流。その時は、Oculusで没入的に眺めてみた。今日は、スマホで普通にVR没入体験できるよう、スマホ用アプリケーション化してみた。

 最初は、最近公開されたばかりのUnity 5.6のネイティブなVR機器サポートを使おうと思ったのだけれど、iOS向けのビルドでリンカエラーが出て回避できなかったので、Unity 5.5.3f1+Google VR SDK for Unity v1.0.3で仕立ててみました。

OpenFOAMの流体シミュレーション世界にスマホで没入体験








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