2013-12-30[n年前へ]
■卓上タブレット兼用なら「イイ!」かもしれない、仕事に使うなら「将来製品に期待」な「Lenovo IdeaPad Yoga」
「Lenovo IdeaPad Yoga(13インチの初代版)」を試用しました(右写真の上がLenovo IdeaPad Yoga、下がLenovo Thinkpad X61 Tablet )。IdeaPad Yoga は、360°広げた状態にできることと、タッチパッド機能を持つディスプレイを備えることを特徴とするノートPCです。そんなIdeaPad Yogaを試用した感想は、卓上タブレット兼用という使い方なら「イイ」かもしれなくて、仕事に使うなら「(現行以降の)将来製品に期待」というものでした。
どういうことかというと、IdeaPad Yoga は(300°くらい開き・立てた状態で)タブレットとして使うには、結構便利だと思います。何故かといえば、タブレットスタンド無しでも、(そういう姿勢で使うことにより)ディスプレイを強く指でタッチすることができて便利だからです。だから、立てて使う卓上タブレットとしては、悪くない製品だと思います。
しかし、汎用的に使おうと思うと、なかなか使いづらい製品です。Lenovo Thinkpad X61 Tabletなどと比べると、「360°広げることができる」といった程度ではディスプレイの向きとキーボード配置の自由度が低いですし、360°広げた状態でキーボード面を床に置くのも、キーボード面の収まりが悪くて、使い心地が良いとは言えません。たとえば、下に貼り付けたThinkpad X61 Tablet の自由度の高さや、キーボード面を内部に格納できる機構と比べると雲泥の差です。
そしてまた、13インチの(かなり)横長というサイズは片手で持ち(もう一方の)手の指で操作するタブレットとしては大き過ぎるサイズ・バランスです。それは、12インチのThinkpad X61 Tabletと比べると、本当に強く実感させられます(下写真は、左がIdeapad Yoga 13インチ、右がThinkpad X61 Tabletです)。もちろん、手に持った際のバランスだけでなく、情報表示デバイスとしてのディスプレイの縦横バランスも、(個人的な感覚からは)あまり適切でないように思われます。
そんな「(文房具として活用しようとするには)改善点が数少なくある」と感じさせられたIdeaPad Yoga も、最近は11インチ版が出ていたりするようです。つまり、手に持ち・使うことが可能なような大きさの機器としても作られたりするようです。…その勢いで、大きさやバランスだけでなく開閉機構など多くの改善がされていけば良いかもしれない…つまり「将来製品に期待」したくなるのが「Lenovo IdeaPad Yoga」という製品でした。