2007-04-21[n年前へ]
■Lunar-Triangle Calculator
Lunar-Triangle Calculator は簡易的に月齢を計算し、太陽と地球と月の位置関係を眺めることができるWEBページです。位置関係が把握しやすいように、太陽や月や地球の大きさや距離は、現実とは大幅に違うようにデフォルメして描かれています。たとえば、冒頭のLunar-Triangle Calculator へのリンクは、2007年4月21日の位置関係へのリンクとなっていて、一番大きな球が太陽で、中くらいの大きさの球が地球を示していて、一番小さな球が月を示しています。ちょうど、この状態は新月をちょっと過ぎたところ、になります。
地球と月は、太陽方向から光が当たるような表示になっていますので、地球上から見た月の形状なども大雑把にわかります。太陽も照明効果がかかっていますが、これは何の意味もありません。照明効果に意味があるのは、あくまで地球と月だけです。上のリンクの場合は、太陽に照らされた月は、地球から見ると三日月のようになっているのがわかります。
この Lunar-Triangle Calculator は Wolfram Technology 社の webMathematica エンジンを用いて作られています。また、星の表示部分はJava アプレットを用いるようにしてありますので、マウスで自由に操作したり。(sボタンを押すことで)ステレオ立体表示もできるようになっています。URI に?year=2007&month=4&day=21 というような年月日指定をすることで、任意の年月日の位置関係へのリンクを張ることもできます。ページ内から、年月日を指定することもできますので、過去や未来や今日の年月日をキーボードで入力し、その日の太陽や月や地球の位置関係を眺めてみると、面白いかもしれません。マウスで地球から見るような位置・配置にし、昼や夜に地球を照らす太陽や月を、アプレット画面を通して眺めてみるのも良いかもしれません。
2007-05-31[n年前へ]
■ウサギの餅つき
友人が言った。
「月のウサギはね、本当に餅つきをしてるんだよ」友人は星を見るのが好きで、箸が落ちても笑い転げる頃には天文部に入っていた。だから、こんな豆知識を私に教えてくれることが多かった。浮世離れして、突拍子もないことばかりだったような気もするけれど、そんな役に立たない話が、不思議に心をくすぐることもあった。
「月はいつも同じ顔を地球に向けてる、って思ってない?」「28日間の周期で、本当はグルリグルリと顔を揺らしているんだよ」私は、月がほぼ同じ顔を地球にいつでも向けていた、ということすら知らなかった。月の上でウサギがモチをついている姿が、いつも地球から見えるのだから、もしかしたら当たり前の話なのかもしれない。…しかも、月が首を振るように地球を見えていたということなんて、全然知らなかった。
「そして、月の模様とウサギの伝説は、不思議なくらい世界中に残っているんだって」「月の模様はウサギが引っ掻いたものだ、というアフリカの伝説もあるし」「インドでは、自ら炎に身を投じたウサギの姿が月の模様になったって言われてるし」月の模様が「お餅をついているウサギ」に見えたことはない。けれど、友人が口ずさんだ話、「月がグルリグルリと少しづつ揺れて見える」という知識は、何だかとても新鮮に思えた。28日間という長い時間をかけ、月が顔をかしげているというのなら、そんな姿を眺めてみたいと思う。
「月の顔が揺れているようすが、餅をついてるように見えたのかもね」
友人が見せてくれた月が揺れ動く姿は、不思議に餅つきのリズムに見えた。頭の真上に浮かぶ丸い満月、地平線近くに鋭く輝く三日月、月上でウサギが餅をつくようすを、いつか現実の夜空で眺めてみたい。月を、時々眺めてみよう。
2008-03-29[n年前へ]
■各種計算サービス用サーバの再起動など
プラネタリウム/色計算/天体座標計算/月面表示…などの遊び感覚の各種計算を行うサービス、「Lunar-Triangle Calculator」「Spectrum Color Conversion」「The Lunar Surface Telescope」「The Lunar Timescope "Mobile"」「Mobile Planetarium」「PC Planetarium」用サーバを再起動しました。
また、キーワードの一覧ページの処理先(キーワードブログ)や、個別記事指定時の関連記事自動読み込み、などいくつかのサーバ処理の手順などを変えました。