2008-11-08[n年前へ]
■ケータイ用 hirax.net 機能追加
先日、携帯電話からhirax.netを眺めることができるようにしましたが(トップページ URL は http://www.hirax.net/mobile/latest で右上のQRコードがそのURLです)、関連記事表示やタグを含む記事の一覧表示といった機能を追加しました。ケータイから使う・読む分にはひとまず使いものになる・・・と良いなと思っています。
あとは、リンク先のケータイ対応化処理や、縮小画像表示機能、あるいは、他マルチメディア機能の記事プレビュー機能でも作ってみたいですね。
2008-11-09[n年前へ]
■凸版印刷、電子チラシサイト「Shufoo!」にて携帯電話向けサービス「Shufoo!mobile」を開始
凸版印刷、電子チラシサイト「Shufoo!」にて携帯電話向けサービス「Shufoo!mobile」を開始
「Shufoo!mobile」では、「Shufoo!」と同様に携帯電話で「電子チラシ」を閲覧できる機能や「店舗情報」、「お得情報」、「地図情報」が得られる仕組みとなっており、今回「Shufoo!mobile」は、株式会社NTTドコモのiメニューサイトとして、2008年11月中の提供開始を予定
■ケータイ版「雑誌DE流行マップ」
ファッション雑誌を適当につらつら読んで、世間の流行=ファッションなどを少し眺めてみよう、という「雑誌DE流行マップ Lite」のケータイ版を仕立ててみました。URL は http://www.hirax.net/fashions/mobile/titles.html (右のQRコード)です。
小悪魔 ageha の最新号の紹介文なんかを読んでみると、
みんなの兄弟姉妹ってどんな人!?ー新事実発見・age嬢の53%がおねーちゃんだった!!なんていう「新事実」が書かれていたりして、東スポ的な語り口がとても新鮮で楽しめます。
あるいは、「好奇心(モバイル用リンク)」なんていう言葉が載っているのはどんな雑誌・・・?という風に好奇心を持って眺めてみるのも面白いかもしれません。「流行」から遠い人ほど、「流行」を知らない人ほど興味深く感じられるのかもしれない、と思ったりするのです。
2008-12-03[n年前へ]
■ハードウェア要らず?の遠隔リモコン制御
「汎用赤外線リモコンI/Fが使えないエアコンを外出先からオン・オフするにはどうしたらいいか?」ということが話題になっていました。
使える材料として「遠隔操作できるPC」がある、ということなので、「(新たに追加する)ハードウェア要らず?の遠隔リモコン制御」を私も考えてみました。それは「CDトレイをソフト制御してエアコンのリモコンのオン・オフをする」という、実に原始的メカニカルな「アイデア」&「実装」です。
思いついたらやってみよう!というわけで、ソフトウェアを仕立て、万力でエアコンのリモコンを固定して、hirax.netが稼働しているサーバのCDドライブを外に引っ張り出し、実際に検証してみた結果が下に貼り付けた動画です。ケータイで撮影した動画ではわかりづらいかもしれませんが、CDトレイの角でリモコンのボタンがきちんと押されて、エアコンがピピッと鳴り、そしてエアコンからの送風が始まりました。
ちなみに、書いたコードはwin32GuiTest.rbを使ったので、こんな具合になります。「書いた」というほどのものでは、ないことが丸わかり…です。
require 'win32GuiTest' sleep 5 gui=Win32GuiTest.new gui.cdAudioDoorOpen動作としては、CDトレイが開き、リモコンのボタンを押し、何かにぶつかったことをCDドライブが検知し、CDドライブのトレイが(勝手に)自動で閉まる・・・という具合です。こういう動作をするスクリプトを外出先からPCを起動させる時に動かせば、あるいは、常時動いているhttpサーバからでも呼んでやれば、遠隔リモコン動作システムのできあがり、ということになります。
というわけで、今日作ってみたガラクタは「ハードウェア要らず?の遠隔リモコン制御システム」です。
2009-01-11[n年前へ]
■カメラ付きケータイで赤外線の世界を見てみよう!?
超ポータブル赤外線カメラを作る
人は、おおよそ380nm~780nmの波長の電磁波を見ることができます。この人が見ることができる電磁波は、可視光と呼ばれ、私たちが日常生活で使う「光」という言葉、狭い意味での「光」は、この380nm~780nmの波長の電磁波です。400nmくらいの波長の光は紫色に見え、それより短い(人には見えない)波長の光が紫外線です。また、700nm程度の波長の光だと赤色に見え、それより長い波長の光は赤外線と呼ばれます。
今日は自分には見えない「赤外線の世界」を簡単に見ることができる道具、しかも、小さくて持ち運びにも苦労することもない道具を作ってみることにしました。道具作成に使ったのはカメラ付きケータイとゼラチン・フィルムです。携帯電話には、赤外線を写すことができるカメラが付いていることが多いものです。たとえば、下の動画は900nm程度の赤外線を照射する赤外線リモコンをケータイのカメラで動画撮影してみたものです。人には見えない赤外線リモコンが発する光が見えています。
そこで、ケータイに付いているカメラのレンズ前に「赤外線を通し、可視光をカットするフィルタ」を付ければ、赤外線で見る世界をケータイのカメラを通して眺めることができる「赤外線カメラ付きケータイ」に変身するわけです。というわけで、右の2枚の写真が、「改造前の”ノーマル”ケータイ」と、レンズ前に820nm以下の光を通さないフィルタを(入手方法)セロハンテープで貼り付けることで「赤外線カメラ」に改造したケータイになります。ケータイですから、もちろん、持ち歩くのもとても簡単です。しかも、片開きドアのように「可視光カットフィルタ」を取り付けておけば、普通の可視光写真を撮るモードと赤外線写真を撮るモードを切り替えるのも簡単です。
というわけで、上の写真が散歩の途中で撮った写真です。左が可視光で眺めた景色で、右が赤外線で眺めた景色です。赤外線で眺めると、上空の青空は暗くなり、暗い空に雲が輝いています。また、その一方地上では、葉緑素(クロロフィル)は赤外線を強く反射するので、木々の葉は眩しく輝いています。まるで、白い綿菓子をまとっているかのようです。
また、普通の街並みを赤外線カメラ付きケータイで動画として眺めてたのが、下の動画です。いつも見慣れている交差点も、赤外線で見てみると、何だか現実感のない不思議な世界に思えてきます。自分がよく知っている可視光の世界とは、違う世界が見えてきます。
赤外線カメラ(付きケータイ)を手にして街を歩けば、そしてさまざまなものを赤外線の目で眺めてみれば、驚くほど違う世界が見えてくるような気がします。四季折々の木々や草花、もしも、超ポータブル赤外線カメラを持ち歩いたとしたら、一体どんな景色が見えてくるのでしょうか。