2005-02-04[n年前へ]
■スプリング・サイエンスキャンプ2005
2005年3月27日〜29日に2泊3日で開催される、「高校生のためのスプリング・サイエンスキャンプ2005 デジタル・プリンティング・テクノロジーの先端技術」 画像出力技術や画像処理技術を「素敵な先生」たちが指導してくれる、とのウワサ。(ウワサによると)内容が面白そうなので、申し込もうと思ったら、「高校生じゃないからダメ」と言われる…。うぅ。
2005-02-19[n年前へ]
■『○×的センス』と「素晴らしい科学」
ちゃろん日記(仮)文体で遊んだときには、寺田寅彦の文章などを比較例に使ってみました。寺田寅彦と言えば、椿の花が落下するようすを描いた「思い出草(やこの件に関する科学論文)」が理研の庭の椿の花を実験材料にしていることは有名かもしれません。その理研が発行している 理研ニュース'05/1の河合隼雄・野依良治特集対談がとても面白く楽しめます。対談の中から、気になる一節をメモし始めると…、全文になってしまいそうですね。
「科学」と「論理」と「情緒」と「言葉(数式と日常語)」
(野依)自然科学者として、文化には4つの大きな要素があると思っています。ひとつは“科学”、それから“論理”、3番目が“情緒”、最後に“言葉”だろう…(河合)言葉の中で、一番はっきりしているのが数式なんですよね。日常語は、あいまいさを持っていますから、サイエンス(科学)はそれをできるだけ排除しようとする。できたことを説明し、記述する場合は数式といったものが強いのですが、新しいものを見つけていくときには、あいまいさの中に入っていかないと駄目なんです。「理系」と「文系」
(野依)日本の教育では比較的若いときから理科系・文科系を分けますが、私は亡国への道だと思っているのです。(河合)私も絶対に反対です。高等学校くらいの年齢で理科系・文科系なんていうのは、本当におかしいと思います。「人を疲れさせない・駄目にしない」
(野依)研究所も大学もそうですけれども、研究を通して人を育てることが大事であって、人を疲弊させてはいけないと思うんです。しかし今の研究所では、評価とか資金調達とかいろいろなものが導入されて、人を疲れさせています。これは研究者だけではなくて、事務方にもいえるわけですが。そういった研究所の職員をエンカレッジ(激励)するには、研究所全体の文化度を上げなければならないと思っています。さもなければ人間が駄目になります。「素晴らしい科学というのは、わかりやすい」
(野依)社会に自分たちがやっていることの意義を分かりやすく話すということは、大変大きな意味があると思います。素晴らしい科学というのは、やはり分かりやすいんです。
2005-11-10[n年前へ]
■「料理のレシピ」は「科学実験の手順書」だ
「サイエンス」が好きという主婦さんにメールを書く。
なるほど、「料理のレシピ」は確かに「理科実験の手順書」ですよね。だって、「料理は理料」、左から読んでも右から読んでも、「りょうりはりか」ですから。もちろん、縦書きで書けば、上から読んでも下から読んでも「りょうりはりか」ですものね。こんな風に、その二つはまったく同じものなんだから、当然のように「理科実験の手順書」と「レシピ」はイーコールなんですよね。さて、こんな文章を液晶画面やCRT画面で見るのと、紙で見るのとは結構違うんですよね。紙だと、こんなトリックは使えないんですよ、なかなか。
えっ? 「一瞬納得しかけたけど、ちょっとごまかしがあるんじゃない!?」ですか…?「料」と「科」は(似ているけれど)違う字じゃないか、ですか…?例えば、こう考えるのはどうでしょう。 ほら、どちらも同じ「計(はか)る」意味ですよね。単に、それが「人が決めたしきり」で計るか「料 = りょう(量)」を料(はか)かというだけの違いですから。「理(ことわり)=人の力では、支配し動かすことのできない世の中にあるコトやモノ」を同じようにはかるんだ、というより深い意味ではニアリー・イーコールですよね。…やっぱり、屁理屈でしょうか…
2006-03-13[n年前へ]
■サイエンス・ウォーカー
「カップルで楽しむ」「デートで使える科学ネタ」を紹介したフリーペーパーというサイエンス・ウォーカー。A4判、十六ページ。百万部作製で、「東京ウォーカー」などにとじ込むほか、首都圏などの駅やコンビニエンスストアなどでも配布。
2006-04-30[n年前へ]
■「学術論文」と「特許」の間に流れる深くて暗い河
Tech総研ブログ平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「学術論文」と「特許」の間に流れる深くて暗い河 〜 特許申請は「検証されてから出すもの」じゃない… 〜 を書きました。事情を良く知っている企業側はただ黙っているに違いありませんからねぇ…「特許はSF(サイエンス・フィクション)みたいなものだよ、ホントはね」なんて言うわけにはいきませんし。
そろそろ、きちんと解説した記事が出てきても良い頃ではないでしょうか。「神戸大の教授」に矛先を向ける記事・対応は間違っています。
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