hirax.net::Keywords::「デジタルカメラ」のブログ



2012-07-27[n年前へ]

電車のLED表示板に「アート風表示」をさせてやる!? 

 電車のLED表示板は一度に全LEDが点灯しているのではなく、時分割的に、つまりLEDが順々に順次点灯表示されています。人の視覚的には、残像により、あたかも全部の素子が光っているように見えます。

 しかし、明るい太陽の下で、デジタルカメラのレンズを電車の表示板に向けると、全然違う映像が見えてきます。 明るい場合、デジカメはごく短い時間に「撮像素子が見た」さまを記録しますし、LED表示板が(時分割的に)順次点灯するのと同じように、デジカメの撮像素子も順次読み出しを行いますから、それらの周期・読み出しタイミングが干渉し、目で見たようすとは全然違う映像が記録されるのです。

 下の映像は、JR中央線のLED表示板を、デジカメを回転させながら撮影した動画です。デジカメの読み出し方向とLED表示版の表示方向が干渉して、あたかもLED表示板がアート風アニメーションでも映し出しているかのように見えます。

 こうした現象が上手く組み合わさると、『鉄道ホームから発車しようとする列車を撮影したら、「なぜか、(行き先や)列車名の表示が鏡文字になっていた」といった鉄分100パーセントなミステリ事件』が起きたりします(参考:鉄分100%ミステリー「列車LED表示の鏡文字のナゾを解け!」)。 駅のホーム、あるいは、日常生活の中でみる風景に、LED表示板を見つけたら、デジカメやケータイのレンズを向けてみると不思議な映像が浮かび上がってくるかもしれません。自分の視覚とは全然違う特性を持つ「人工的な目」が眺める風景は、見慣れた風景とは「少し違う」風景なのです。

2012-08-17[n年前へ]

一眼レフ・デジタルカメラを自由自在に制御する「改造グリップ」 

 カードサイズの「35ドルコンピュータ」 Raspberry Pi を一眼レフ・デジタルカメラ用のバッテリーグリップの中に押し込んで(Raspberry Pi駆動用のバッテリーも入れ込み)、一眼レフカメラを外部から制御したり、撮影した写真を無線ネットワーク越しに外部PCへ撮影後に自動転送させたり…といった一眼レフ・デジタルカメラを自由自在に制御する改造グリップ」"Camera Pi – DSLR Camera with Embedded Computer"

2014-09-17[n年前へ]

XYプロッタを組み立てて、色んな遊びをしてみたい!? 

 月曜日から、Kickstarterでスタートアップした深圳のMakeblockのXYプロッタキットの組み立てをしています。色々やってみたいことがあるのですが、たとえばデジタル・カメラを載せて簡易的に開口合成をして、超々強大なボケ味も作り出せる開口径80cmくらいの超大径カメラをを仕立ててみたい…とか思っています。

 組み立て動かしてみると…何かとりあえず動いてるようでありつつも、怪しい感じ120%です。

XYプロッタを組み立てて、色んな遊びをしてみたい!?






2014-09-19[n年前へ]

フィラデルフィア美術館所蔵のゴッホ「ひまわり」をタブレット上で再現してみよう!? 

 先日、手作りの自動回転偏光フィルタ付きデジカメを使い、ゴッホ「ひまわり」をフィラデルフィア美術館で撮影した上で、WebGLでグリグリと3次元的に眺めてみました(巨匠が描いた絵画の「鮮やかな絵具自身の色」や「絵具の表面が作り出す輝き」を感じてみよう!? )。今日は、ゴッホの「ひまわり」を自分の手元で眺めてみよう!というわけで、「月岡芳年の浮世絵をタブレットでリアルに手にしてみよう!?」でやったのと同じように、iPad miniで、フィラデルフィア美術館所蔵のゴッホ「ひまわり」を再現してみました。この小さな「ひまわり」は、絵を照らす光や眺める角度を反映した色や光を返します。



 日本では美術館内撮影禁止が多いけれど、海外美術館ではフラッシュ・三脚を使わなければ撮影できる美術館が多いものです。気に入った絵画をスマホやタブレットで撮影し、その見た感じ・(受ける光をわたしたちの目に返すそのさま)アピアランスを手元に保存して、自分の部屋に飾って眺めてみるのも、少し心地良いかもしれないですね。

2014-09-21[n年前へ]

手の上に乗る「クリムトの絵画」を作ってみよう!? 

 フィラデルフィア美術館所蔵のゴッホ「ひまわり」をタブレット上で再現してみよう!?と同じく、手作りの自動回転偏光フィルタ付きデジカメで撮影したフィラデルフィア美術館所蔵のクリムト(Klimto )"Frauenbildnis"を、iPad mini上で作り出してみました。実物は高さ2メートルを超えるような大きな絵画ですが、それを掌の上で小さくミニチュアで再現して眺めてみるのも、結構楽しいものです。



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