2014-02-03[n年前へ]
■続 「ギネスビールの下に沈む泡」をOpenFOAMで計算してみよう!?
ビール愛飲家が作成したグラス下部で発生した泡が、グラス内部でどう動くかを計算できるファイル群(参考:「ギネスビールの下に沈む泡」をOpenFOAMで計算してみよう!?)を使って、動粘度係数が違う時の「シュワシュワな炭酸泡の動き方・見え方」を計算してみました(設定値を私が1桁間違えている気もするのですが…)。
左下から、炭酸飲料系モデルな粘度サラサラ系です。次の真ん中が、ギネスビールモデルで(グラスの外から見ると泡が下に落ちていく)ギネスカスケード発生系です。そして、最後の一番右が、粘度ドロドロな炭酸トマトジュース系(そんな飲料あったっけ?)。
こうした解析作業を駆使して動粘度を最適化すれば、ギネスビール以上に華麗なギネスカスケードを魅せる至高・究極の黒ビール(もちろんグラス中央部の上昇泡が見えないような透過率や散乱率設定も必要でしょう)ができあがるかも!
2014-03-05[n年前へ]
■電気学会誌の最新号掲載「ビール飲料」の2軸マップ
電気学会誌の最新号掲載の「ビール飲料」を苦味と酸味の2軸で分類してみた2次元マップ。後はもうひとつ、「お値段」の軸をこのマップに加えたら、エンゲル(ビールっぽい飲料)係数を減らすためのプロトコル(←理研意識)を手に入れることができるかも!
2015-01-07[n年前へ]
■「ビールの泡」で流体力学を実感しよう!?
ビール好きのシミュレーション屋さんが、「ビールの泡」で流体力学を実感するためのコンテンツを作っていました。グラスの中を浮き上がっていく泡が、浮き上がる泡との抵抗がいつしか周りのビールをも動かし始めて、時には(浮き上がろうとする)泡を下方向へ動かしたりするさま…が見ていると、とても面白いものです。こうしたさまを体感することができるビアホールがあったら、毎日満員御礼の大人気店になったりして…。
2015-02-01[n年前へ]
■ パーティで役立つ!?「シャンパンやビールの泡」の科学 Vol.1
パーティで役立つ!?「シャンパンやビールの泡」の科学 Vol.1を書きました。
クリスマス・年末・新年会…シャンパンやビールを片手に立食パーティなどに参加する機会も多い時期です。話をするのが苦手だったりすると、そんな場は「手に持ったグラスを眺め、ただ飲み続ける時間」になったりします。けれど、それはあまりにもったいなさ過ぎる!というわけで、手に持ったグラスを眺める時間を新鮮で楽しい発見・研究タイムに変身させる「役立つ知識」をご紹介します。
2015-03-06[n年前へ]
■流体シミュレーションを活用した「ビールの注ぎ方と泡の立ち方」シミュレーション
流体シミュレーションを活用して「ビールの注ぎ方と泡の立ち方(と美味しいビールの特徴)」の関係を明らかにしよう!という、ビール好きの・ビール好きによる・ビール好きためのOpenFOAMによる、ビールが注がれた瞬間のようすを計算した結果。
これは、軸対象モデルで、中央上部からビールが注がれています。
中心にそっとビールを注いだときの液面と泡の動きを計算してみました。専門的に言うと、自由表面と粒子の連成解析ソルバーをOpenFOAMで開発して、ビールを注ぐ様子をシミュレーション。表示はグラス断面、泡は右断面を表示、液面の色は速度の大きさを示しています。後半は右断面の拡大。中心からビールが流れ込むので、右断面だと反時計回りに泡が大きく回転しています。( masami kadoemon)